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【リレー小説】えなりの奇妙な冒険第9部冨樫の遺産編

1 :作者の都合により名無しです:03/07/07 19:36 ID:NeGWsARR
これはえなり2世の数奇な運命を追った奇妙な冒険である

前スレhttp://comic3.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1056214706/l50
からの続き、行くぜ!!


2 :作者の都合により名無しです:03/07/07 19:36 ID:NeGWsARR
過去ログとか

第1部http://ebi.2ch.net/ymag/kako/1005/10056/1005603546.html
第2部http://ebi.2ch.net/ymag/kako/1006/10062/1006290865.html
第3部http://comic.2ch.net/ymag/kako/1008/10088/1008862285.html
第4部http://comic2.2ch.net/ymag/kako/1022/10224/1022478173.html
第5部http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1043128803/l50
第6部http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1050213697/l50
第7部http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1054732518/l50
(非)公式ログページ
http://isweb43.infoseek.co.jp/novel/enari2nd/


3 :えなりチーム1:03/07/07 19:41 ID:NeGWsARR
えなり二世」
個性のない主人公。
彼が行動するときはたいてい周りに流されている。
必殺技は多く、父の友人から授かった「肉変砲」、武内直子から習った「念」
幽霊の武井で剣を作る「オーバーソウル」などがあり、
他にも武井や板垣を体に取り憑かせて彼等に変身したりすることもできる。
(どうやらその能力はスタンド能力らしい)最近鳥山明にも取り憑かれた。
どうやらオタクらしく、マニアックな戦いの解説などもしたりする。
姉が矢吹の性奴隷にされていると思われているが真相は「えなり姉」の項参照。
人気バンドえなりんのボーカルだとか言う設定は、もはや誰も覚えていない。

「荒木飛呂彦」 ジョジョの奇妙な冒険
波紋疾走(オーバードライブ)や幽波紋(スタンド)で戦う戦士。
スタンドをディスクにして渡したりと補助的なことを担当することが多い。
親友、こせきこうじとの戦いの末、彼からジャンプ五聖人の証を託された。
現在野球で戦っているがその智将ぶりはとどまる所を知らない。
最近パワーアップ用アイテムも得た。

「武井宏之(幽霊)」 シャーマンキング
えなりの持ち霊。過去の戦いで命を落とし、以後えなりに取り憑くことに。
えなりのオーバーソウル用だが、えなりの体に取り憑いて代わりに戦うことも可能。
その際には、同じくえなりに取り憑いている板垣を媒体としたオーバーソウル、
「オーガナックル」で戦う。
 ハオを生き返らせるため大友と赤塚に連れ去られた。

「尾田栄一郎」 ONE PIECE
矢吹のジャンプに対抗するために作られた雑誌「ダッシュ」のメンバー。
悪魔の実の能力を全て使って戦ったり、戦闘力はそれなりに高いはずだけど
なぜか地味な印象な人。和月が守護霊として取り憑いており、
飛天御剣流・武装錬金も使用可能。



4 :えなりチーム2:03/07/07 19:41 ID:NeGWsARR
「岸本斉史」 NARUTO
彼も、「ダッシュ」メンバーの一人。
忍術と見せかけた超能力を駆使して戦うチームのルーキー。
エニックスの荒川(影武者)からサムライブレードを受け取ったが、
いつからか使わなくなってた。
双子の弟に聖史がいたが、戸田に殺され死亡した。

「鳥山明(幽霊)」 ドラゴンボール 、Dr.スランプ
タクシー運転手として登場、そしてなぜか仲間になった。
実力は、五聖人と匹敵するほどで、ドラゴンボールで過去の力を取り戻した。
しかし大友との戦いで命を落とし、現在えなりに取り憑いている。

「車田正美」 聖闘士星矢 、サイレントナイト翔、男坂
えなりチームのエースでありジャンプ五聖人の一人。
鳥山と戦ったあと、えなりの味方となる。
最近ドラゴンボールの力で過去の力を取り戻した。
サガを仲間に加えようとしたが、油断して異次元に飛ばされてしまった。
その後、高田祐三の策略で、一時青山に身体をのっとられたり、
キユに吹っ飛ばされたり、にわのまことと共に時空移動して
荒川の入浴に出くわしたりと、散々な目にあう。
 現在、Aブロックにて昏倒中。

「板垣恵介」 グラップラー刃牙 、餓狼伝、メイキャッパー
五聖人に匹敵する実力の持ち主だったが木城に殺された。
のちに師匠・夢枕獏の体を継承し復活。
一応元チャンピオンチームなのだがチャンピオンチームもそんなこと覚えていない。
現在、謎の組織【チーム・タフ】と浅からぬ因縁を持つ。
 岡田の言霊(ホツマ)流四十八音により『本来の獣性』を取り戻す。
 Dブロック決勝終了後には、えなりチーム離脱の可能性が濃厚。


5 :えなりチーム3:03/07/07 19:43 ID:NeGWsARR
「岡田芽武」 聖闘士星矢エピソードG 、影技、ニライカナイ
少女漫画風な顔をした男。獅子のゴールドクロスを装着している。
立場的には車田の舎弟らしい。
車田、岡田、そしてサガの三人を集めてあの技を使おうと車田に持ちかけた。
実は横山十傑衆の一人。なにげに腹黒いかも。

「宮下あきら」 魁!!男塾等
ジャンプ五聖人の一人。
突然現れていきなり助力していく豪快な人。

「富沢ひとし(放置)」 エイリアン9、ミルククローゼット
対エース戦で突然参戦した。
頭部の寄生生物?で戦う。
ないがしろにされるのが個性。
過去に板垣の弟子(アシスタント)をしていた経歴あり。
現在勝手に魂を抜かれて肉体たらいまわし中。

「永野護(分身体)」 ファイブスター物語
島本和彦とサンライズを通じて縁を持つ不死身っぽい人。
 島本と熱い勝負をするが、男球で敗れた

「大和田秀樹」 たのしい甲子園 警死庁24時
矢吹から、『バーリトゥード野球をやるから来い』と招待を受けた。
現在えなりチームの助っ人・・・の皮をかぶった台風の目。
興味あるのは、ガーデニングと野球。板垣並の腕力の持ち主。
実は野球のルールはろくに知らない。

6 :えなりチーム4:03/07/07 19:44 ID:NeGWsARR
「聖悠紀」 超人ロック
雑誌クラッシャーの異名を持つ男。ゴッドハンドだったが、
矢吹側に裏切り洗脳などをやっていた。
何故か今はえなりの応援団&治療役。

「本多 健志」STOP! ナデシコさん
北条と秋本、モンキーパンチとさいとう相手に
富樫の遺産を取り戻すと言う偉業があったのに忘れられたコスプレ男
股間と額に手を当て最近気になった事を叫ぶと、時を止められる能力の持ち主
現在は聖につられる形でえなりチームの応援団(チアガール)となる。


7 :矢吹一味:03/07/07 20:12 ID:KtiS1Mae
「矢吹健太朗」 黒猫(ブラックキャット)
パクリ四天王の筆頭。
大会の主催者であり、現集英社の事実上の支配者。
漫画界を同人の闇に引きずり込んだ男。
技は見た相手の数だけある。オリジナルはヒッキーと絶対矢吹空間のみ。
絶対矢吹空間は全ての理を矢吹が支配する世界を作り出す能力である。
しかし冨樫の遺産を独創力と引き換えに手に入れ、完全なパクリ漫画家となる。

「福本伸行」 賭博黙示録カイジ  アカギ 最強伝説黒沢
何をたくらんでるのかさっぱりわからないお方。
言うこと全てが嘘のようで、狙いがまったく読めない。
Aとの戦いで負傷したが復活、なおも暗躍を続ける。
トーナメント賭博の胴元。なんか背中が煤けてる人に狙われてる。

「久米田康治」 かってに改蔵 育ってダーリン
小学館の人なのに集英社の化学者。
キユの元管理人だったり安西を再生したり、オリジナル藤田を紅煉(黒藤田)に改造したり、
『同人作家・クリムゾン』、『ニュータイプ部隊』を作ったりと最近活躍中。

「木下さくら(死亡)」 魔探偵ロキ
エニックスの作家。
車田相手に善戦したかと思いきや、魔皇拳→エクスプロージョンの
王道パターンで玉砕。

8 :矢吹一味:03/07/07 20:13 ID:KtiS1Mae
「松山せいじ(死亡)」 エイケン
着替え中の東の部屋に間違ってワープしてしまったため殺されたかわいそうなやつ。

「高橋和樹(死亡)」 遊戯王
井上達を始末する為に送られたが、木多との勝負に敗北し、
情報を聞き出された後に殺された。

「東健太朗(死亡)」
木城ゆきとが矢吹と東(愛人)の遺伝子から作った少年。
東のアンデットを操る能力を持っていたようだが、
復活したての戸田にあえなく殺された。
死際にキユの言葉を残す。

「萩原一至(死亡)」 BASTARD
ケルベロスの1人だった。元は鳥山たちの同士だったが、
連載かったるいという理由で矢吹側についた。
Aにびびって鳥山に助けを求めたが、呆れた鳥山によって消し飛ばされた。

9 :矢吹ボスチーム(クローン兵):03/07/07 20:15 ID:KtiS1Mae
「ハオ(半死)」
クローン戦士4番手。マサヤを持ち霊にしていたが、
マサヤが倒されたらスピリットオブファイアを発動。
強さは原作通りらしい。武井(えなり)に勝利。
あだちに吹っ飛ばされ、ゴッドハンドに拾われるも魂が死にかけている。
 武井の肉体となるか?

「サガ」
クローン戦士5番手。双子座のクロスを装着している。
車田が昔の力を取り戻したのが切っ掛けで黒サガが現れてしまった。
車田を異次元に飛ばして勝利した。

「手塚国光(死亡)」
クローン戦士番外。戦う強さがないという理由でチームからはずされた。
許斐にテニス勝負を申し出るが敗北、そのままどこかに去って行った。
その後、強化改造によって直接戦闘能力を手に入れる。
 「回★転★王」大久保篤と戦うも敗れる。その後ヒラマツミノルに惨殺される。

10 :矢吹ボスチーム(クローン兵):03/07/07 20:15 ID:KtiS1Mae
「大蛇丸(死亡)」
クローン戦士1番手。岸本の遺伝子から作られた。
月刊ジャンプの稲田を襲ったりした(DIOに助けられたが)
対岸本戦の時は弟の聖史を使って戦わせたが、
それが岸本の怒りを買い、暴走した岸本によって消し飛ばされた。

「DIO(死亡)」
クローン戦士2番手。日光や波紋に強く作られている。
荒木との激戦の末、敗北する。

「クロコダイル(死亡)」
クローン戦士3番手。DIOより強く作られているらしいが、
油断が多いため尾田に裏をかかれ倒された。

「範馬勇次郎(死亡)」
クローン戦士大将。板垣の遺伝子から木城の手によって作り出された。
板垣とタメをはる強さを持つ。 が夢枕獏に瞬殺された。

11 :魔界十人集(初期の矢吹部下):03/07/07 20:17 ID:KtiS1Mae
「小栗かずまた(死亡)」 花さか天使テンテンくん 、もののけニャンタロー
復活しては倒される人。
可哀想なのでそっとしておいてあげてください。
でもたぶんまた出ます。

「和月信宏(幽霊)」 るろうに剣心 、GUN BLAZE WEST、武装錬金
死んではやられてを繰り返した人。
今は尾田の守護霊となってマターリしている。

「赤松健(死亡)」 ラブひな 、ネギま
十人衆の中でトップクラスだったらしい。
初期の頃に武井にやられて以後出番はない。

「桜野みねね(死亡)」 守って守護月天
一度武井にやられ、後に復活したが車田の攻撃の余波にて死亡。

「藤崎竜(死亡)」 封神演義 、PHYCHO+、サクラテツ対話編
十人衆最強1人目。荒木に二度やられた人。
死んでなお、そのネタを矢吹にパクられる。

12 :魔界十人集(初期の矢吹部下):03/07/07 20:18 ID:KtiS1Mae
「島袋光年」 世紀末リーダーたけし
ヘリの免許を持っているという理由で十人衆になっただけの人。
一度バンチチームに入るがお縄になる。
 釈放の後、参炉里魂の小野と(なし崩し的に)行動を共にする。

「やまもとかずや」I'm A Faker!
武井を仲間に引き入れる交渉にいったが、軍艦エニッ糞と共に散った。
久米田により老爺の姿で復活。
自分に興味を持たれると嬉しくなってなんでも話す。

「かずはじめ(死亡)」 MIND ASSASSIN 明稜帝 梧桐勢十郎、神奈川磯南風天組
念を送ることで人を気絶させられる能力を持つ。
が、つの丸に倒される。

「東まゆみ」 EREMENTAR GERAD 、スターオーシャンセカンドストーリー
矢吹の愛人兼秘書だが、今では審判になりきっている。
一応死体を操るという能力がある。

「マサヤ(死亡)」 
十人衆最強二人目。
僕の絵を評価してください」スレで少年漫画板の人気者となった絵師
武井と相打ちになるが、後のハオの持ち霊、スピリットオブマサヤとして復活
しかし媒体のカレーを打ち砕かれて再び地獄に直行。

「あずまきよひこ(死亡)」 あずまんが大王
後から入った十人衆。
無謀にも宮下に挑んだが、熊谷カズヒロに狙撃されて死亡した。

13 :KIYU(忌むべき四文字):03/07/07 20:31 ID:0tTZneyW
「キユ 」 ロケットでつきぬけろ
キユドライブを起こした張本人。コードネーム:NUMBER10。
集英社秘密基地地下冷凍庫で封印されていたが木城の手ニよって復活した。
つきぬける力の持ち主で、その力は車田すら天空に吹っ飛ばした。
ガッデムでロックでロケットでデストローイな選ばれた作家だけの雑誌、
「週刊少年ロック」創刊を目論んでいるらしい。
が、その真意は定かではなく、いまだに謎の多い存在。

「木城ゆきと」 銃夢
元ケルベロスだった男。集英社では科学者をしていたらしい。
単分子ワイヤーをつかったり衝撃波で相手の内臓をぐちゃぐちゃにしたり
イッた戦い方をする。プリン中毒者。
現在、内藤と戸土野の再生を同時進行中。

「ゆうきまさみ」 パトレイバー
彼もキユ様崇拝者の一員らしい。猫にした高橋留美子を連れ歩いていた。
が、青山剛昌によって、奪還される。
その後、たなかかなこ、戸田尚伸の両名を差し向けるも、車田に返り討ちに。
その件でキユに釘を刺された。

「浦沢直樹」 MONSTER YAWARA
矢吹に捕まりMONSTERと化した男。
キユと接触後は、共に行動するようになる。
どうやら福本のせいで行動できなくなっているらしい?

14 :KIYU(忌むべき四文字):03/07/07 20:33 ID:0tTZneyW
「岡本倫」 エルフェンリート
キユと志(こころざし)を同じくするものらしい。
パクリ漫画家4人を集めて、命の泉(レーベンスボルン)を発生させ、
ロックでガッデムでデストロイ、そして ロケットな漫画だけの世界を
作るのが目的だそうだ。愛称は倫タン。
同盟を結んだ真島を手駒に使うなど、策謀に長ける。

「戸土野正内郎」 悪魔狩り
元ブレイドチームの漫画家。
金田一連十郎にくわれたところを岡本倫に助けられ、以後忠誠を誓う。
パクリ四天王の1人で、最強のパクリ漫画家を目指している。
現在、木城の手により、イマジノスボディに強化改造中。

「梅澤春人」 SWORDBREAKER BOY
元バガボンドチームの先鋒
車田に倒され船外に放出されたが、突き抜ける力を得て復活。
その後矢吹と戦うが絶対矢吹空間により敗北。
無敵の楯を所持しているが、守護聖石6つは矢吹との戦いで世界に飛び散ってしまった。
キユと同じく、「週刊少年ロック」創刊が夢。
特殊部隊「PSYCLOPS」を編成したり、雷句をビクトリームにするなど、
そのロックさはとどまる所を知らない。

大久保篤 B壱
回★転★王の異名を持つ男。別行動。
梅澤の聖石を回収させるため、岡本が雇った。
手塚国光と戦い勝利。聖石を手に入れる。

15 :PSYCLOPS(梅澤私設部隊):03/07/07 20:36 ID:0tTZneyW
「野口賢」  柳生烈風剣連也 竜童のシグ
梅澤が編成した、キユ配下特殊部隊「PSYCLOPS」の隊長。
ちなみに、「PSYCLOPS」は、片目の者のみで構成されている。

「三部敬」  テスタロト
PSYCLOPSのメンバー。
モノクル(片眼鏡)をかけた、神父服姿の男。
身長より巨大な散弾銃を持つ。

「光原伸」  アウターゾーン
PSYCLOPSのメンバー。
本来は男だが、女の姿に変身している。

「米原秀幸」 スゥイッチ
右目に義眼を埋め込んだ男。
『透明な双剣』が武器。

「みさき速」 特攻天女
左目に義眼を埋め込んだ姐御。
特大のグルカ・ナイフが武器。
梅澤にベタ惚れ。特攻服愛用。

「クォン・カヤ」プルンギル
和服を着こなし、その右目に眼帯をしている精悍な老人。
“捩る力”を使う。

「宇野比呂志」→平野(元ケルベロスの項参照)

16 :平野(元矢吹部隊ケルベロス):03/07/07 20:39 ID:0tTZneyW
「平野耕太」 ヘルシング
元ケルベロスの1人。
横山光輝に「なにか」されてから性格が一変。
矢吹に反旗をひるがえし、戦うことだけのために船艦内に部隊を展開した。
紳士の殿堂オナニールーレットにより、深い精神的ダメージを負うw
死んだ者を復活させる能力を持つらしい。通称「死者の王」
メンバー内に多くの造反者・内通者を抱えつつも余裕綽々。

「内海甲介」 キャラメルリンゴ
ケルベロス一の工作員。えなり達を一時的にDブロックに閉じ込めたが、
岡田芽武の不意打ちで気絶。
その後、見せしめの為、宇野に半殺しにされた。

「三峯徹」 (はがき職人)
成年向け雑誌の幻なやつ。けっこうな実力を持っていたが、
永井豪の圧倒的な力に敗北した。
本人曰く、吸血鬼でもないのに死なない身体らしい。

「刃森尊」 人間凶器カツオ! 、破壊王ノリタカ、ゴリオ
ケルベロスの助っ人。真島が絆の銀で創り出すこともある

「キバヤシ」 MMR等の原作
いろいろな作品の原作を手掛けるある意味伝説の男
『人口無能』刃森尊のメカニック集団のチームMMRとして登場
チームMMRには後3人くらいいるらしい

17 :平野(元矢吹部隊ケルベロス):03/07/07 20:40 ID:0tTZneyW
「宇野比呂志」 天空の覇者Z
平野の側近の1人。 KIYUに連なる者。
梅澤と同じ立場を持つ、影のPSYCLOPS。
散らばった聖石をカモフラージュする為、秘石を艦内各所にバラまく。
自らは、「闇のダイアモンド」を左目に埋め込んでいる。

「有賀ヒトシ」 BIG-O
平野の側近の1人。
戸田達を倒しにいき、返り討ちに会うも吸血鬼の為、生存。
マガジンZ組の1人で、ゴッドハンドのスパイ。
かつて、マガジンZ控え室で何かが起こったらしい?

「熊倉裕一」 王ドロボウJING
全てを盗むドロボウ。真島のドリルを奪って逃走した。
彼も、マガジンZ組の1人。現在はどこへ?

「七三太郎」 ドリームス
川三番地を吸血鬼に改造した人。実は、ゴッドハンド「ちば てつや」の弟であり、
平野の監視の為に送り込まれたスパイ。色々因縁がありそう。

「山本英夫 」のぞき屋、殺し屋1
えなり達のチームに入れてほしいと名乗り出るものの荒木に断られる。
板垣の心に、ごく小さな波紋を残して去っていく。
現在は平野の所にいる。

18 :平野(元矢吹部隊ケルベロス):03/07/07 20:43 ID:0tTZneyW
「長谷川裕一」 クロノアイズ マップス
通称“神の武器(ゴッドフォース)”
有賀、熊倉と同じく、マガジンZ組の1人。
ゴッドハンド内部では、武器製造兼雑用係らしい。
横山の命令で、記憶喪失になっていた村枝を復活させる。

「高橋葉介」 夢幻紳士 学校の怪談
福本を麻雀勝負に引き込む事を計画する、謎の男。
その為に、能条純一を担ぎ出した。
実力者らしいが、決してそれをひけらかす事がない。

「見田竜介(死亡)」 るびくら
「御祗島千明(死亡)」 真女神転生
矢吹に送られた刺客。通称噛ませ犬。

「道元宗紀(死亡)」 A・O・N
内藤に送られた刺客。荻野に常世送りにかけられ死亡。
なんか説教臭い。

19 :ジャンプスポーツチーム:03/07/07 20:57 ID:pSrVwN7i
「許斐剛」 テニスの王子様 、COOL
元えなりチームの人。スポーツをやりたいがゆえにこちらに移った。

「高橋 陽一」 キャプテン翼 、ハングリーハート
元チームハングリーハート大将
五聖人に匹敵するほどの実力を持つ。

「井上雄彦」 スラムダンク 、バガボンド
元バガボンドチーム大将。
鳥山と戦っていたが、ダイ組の乱入でうやむやに。

「森田まさのり」 ルーキーズ  ろくでなしブルース
ジャンプスポーツチームの1人。現在野球の審判。
キレたら変な関西弁になり、強くなるらしい。

「鈴木信也」 Mr.FULLSWING
戦力弱体化になやまされる矢吹の切り札。ひとりノリツッコミ男。
改造手術をうけ、ジャンプスポーツチームに送り込まれる。

「村田雄介」 アイシールド21(作画)
丸々と太った、大人しい巨漢。福本の依頼で、ジャンプスポーツのメンバーに。

「稲垣理一郎」 アイシールド21(原作)
村田とコンビを組む、悪魔のような外見の男。
「芥子」と刻まれたAK-47カラシニコフを装備。
福本の依頼で、秘密裏にジャンプスポーツの後方支援をする事に。
だが、直接殺すことは禁じられている。
「YA-HA-」「糞(ファッキン)」が口癖。

20 :バンチチーム:03/07/07 21:03 ID:0tTZneyW
「北条司」 シティハンター キャッツアイ等
ジャンプ五聖人の一人。レオタード姿の変態中年。
えなりから冨樫の遺産のフロッピーを奪った。
大会の優勝賞金10億円でバンチを復刊するために、地下闘技場へ参加。
徳弘正也と「ヌードフェンシング」で死闘を演じるも敗北。

「原哲夫」 北斗の拳等
ジャンプ五聖人の一人。北斗神拳の使い手。
眼病を患っているらしい。
怒りが、あらゆる物理法則を超越する漢。

「ゆでたまご」 キン肉マン等
すべての常識を超越した男。
二人組なのだが、一人はしまぶーの付き添いにいったきり戻ってこない。
フェイスフラッシュはもはやなんでもあり。
最近、相方が再登場。合流するものと思われるが、セコンド要員との噂が濃厚。

「巻来功二」 ゴッドサイダー
冷静な顔の濃い男。
光の粒子で心臓を破壊する神魔血破弾など、えぐい技を使う。

「三浦健太郎」 ベルセルク
原哲夫の弟子。バンチとの戦いに敗れ、その後バンチチームに合流。

「柴田ヨクサル」 エアマスター
ヤングアニマルの戦士。ゆでたまごの筋肉バスターにより敗北。
その後、バンチチームに。

「柳川喜弘」 眠狂四郎
着流し姿の円月殺法の使い手。試合をスルーされた可哀相な人。

21 :元祖ジャンプ改め元祖変態チーム:03/07/07 21:07 ID:0tTZneyW
「小林よしのり」 おぼっちゃまくん 、ゴーマニズム宣言
えんどコイチをぜっこーもんにて殺害。茶魔語を使う。児ポ法廃止のため闘う男。
勝利の為なら仲間も犠牲にする卑劣漢。卑劣すぎて原哲夫に殺されちゃいました。

「桂正和」 ウィングマン 、ZMAN
ウィングマンに変身した。 一人だけチーム内で浮いているため悩んでいる。
試合をスルーされた可哀相な人。

「みやすのんき(死亡)」 AVないやつら
少年漫画の天敵技、「最後の良心」を使って原相手に善戦。
だが、一緒にいた巻来の神魔血破弾によって死亡。

「あんど慶周」 変態仮面
吉崎のパンツをかぶった男。
矢吹を圧倒する実力の持ち主。

「徳弘正也」ジャングルの王者ターちゃん 、狂四郎2050
動物パワー等の使い手らしい 自称、『元祖』もっこり男。
「ヌードフェンシング」の勝負で、北条に勝利。

「木多康昭」 幕張 、泣くようぐいす、代表人
バガボンドの試合中、矢吹を暗殺しようとするが、返り打ちに。
邪念樹にとりつかれ、妄想体験。
しかしあんど慶周に呼び起こされ、意気投合する。

22 :元祖ジャンプ改め元祖変態チーム:03/07/07 21:10 ID:0tTZneyW
「うすた京介」 すごいよマサルさん  ピュ―と吹く!ジャガー
笛吹いたりギャグフィールドでシリアスを無効化する能力がある。
高橋留美子の攻撃で体をばらばらにされ再起不能に。
しかし復活。ゴリラに投げ飛ばされた。その後、ギャグで生還したらしい。

「古谷実(一応死亡)」 稲中卓球部 グリーンヒル ヒミズ
パンダの乗り物とともに現れた男。重度のワキガだが気がついてない。
三浦健太郎に両断された。

「野中英次」 魁!クロマティ高校 課長バカ一代
なんかもうマスクだったりフレディだったり。多分茶筒ロボだったりする。
ゴリラを預かっていた。ゴリラ強い。

「江川達也(死亡)」 まじかるタルるート君 東京大学物語
第四試合直前に、ついに姿を現し、原・巻来ペアと戦う事に。
が、力を使えなくなった巻来を人質にして降伏を迫るなど、
小物ぶりが目立った為に、小林のぜっこーもんによって処刑された。

23 :GUNG-HO-GUNS(ヤンキンアワーズ):03/07/07 21:13 ID:0tTZneyW
「内藤泰弘」 トライガン
エィンジェル・アームは強烈なインパクト。
作品をパクられたことを根に持ち、虚無の渦を作り出して漫画界を浄化しようとしたが、
結局失敗に終わり、村枝との戦いで敗北。現在木城が保護

「田口雅之」 バトルロワイヤル
→『妖魔王』の項、参照。

「片倉・M・政憲」 GO DA GUN
片倉・ザ・マグナム。GUNG-HO-GUNSの3
大坂弁が素敵なバンダナアイパッチ野郎。藤原との戦いの最中、
田口の銃の巻き添えを喰らって死亡。
その後、田口と共にBブロックの地下洞窟で、魂だけで彷徨っていた所、
修行に来た安西と死闘。その後、妖魔王との戦いを経て、安西と意気投合。
田口を取り戻し、内藤の力となる為、安西の炎になった。
接近戦を得意とするが、実は銃の腕前は、内藤を除いてチーム最高だった。

「萩野真」 拳銃神等
萩野・ザ・ガンスピリット。GUNG-HO-GUNSの4
多彩な技を持ち、道元を黄泉送りにするなどかなりの実力。
トンデモ設定では、ガンガンとタメを張る。

「野々村秀樹」 ファントム零
野々村・ザ・ファントム。GUNG-HO-GUNSの5
不死身の肉体とデザートイーグルが武器。

24 :GUNG-HO-GUNS(ヤンキンアワーズ):03/07/07 21:15 ID:0tTZneyW
「伊藤真美」 JAPAN  ピルグリム・イェーガー
予言者。謎めいた言葉を内藤に告げる。
荒川弘と凄まじくどーしよーもない程に仲が悪い。
非戦闘員のはずだが、「ういきょうの茎」なる謎の能力を持つらしい。

「広江礼威」 ブラック・ラグーン
広江・ザ・ブラックラグーン 。GUNG-HO-GUNSの6。
魔物のようなヒゲメイド。 『ミカエルの眼』からの使者。
一部で、渡辺道明とのカップリングが大人気。どうかお幸せに。

「木葉功一」 キリコ、クリオの男、マリオガン
木葉・ザ・クリオダイバー 。GUNG-HO-GUNSの7。『ミカエルの眼』からの使者。
身体から無限に銃器を生み出す事が出来る美少年。
ちなみに、『ミカエルの眼』のひとりが、キユ陣営に対してスパイ活動を行っており、
その情報を逐一、平野に流しているらしい。果たして、何か関係が?

「寺沢武一」 コブラ
GUNG-HO-GUNS最後のひとり。ナンバーなし。
内藤を凌ぐ力の持ち主?
アーマロイド・レ*ィの所持者。左腕に仕込み銃・サイコガンを持つ。
広江と木葉に追加の武器を与え、さらに木葉と野々村に真の能力の封印解除を命じた。
内藤が意識不明の現在、チームの実質的な指導者。

25 :チャンピオンチーム:03/07/07 21:16 ID:0tTZneyW
「戸田泰成」 s.CRY.ed(スクライド)
本作トップクラスの馬鹿で準主人公。実は、荒木を尊敬している。
主人公であるえなりよりキャラが立っているためよく使われるやつ。
体をガンダム化させて戦うことも、右腕をハイブリットに変えて戦うこともできる けっこう万能な男。
矢吹健太郎、真島ヒロ、永井豪、それに平野耕太は彼の敵リストに記入されている。

「黒田洋介(死亡)」 s.CRY.ed脚本
戸田の相棒。永井との戦いで戸田をかばって死亡。

「鈴木ダイ」 A-DOGS
チームの統括役。右手がバタフライナイフになる。
相手を凍らせたり、毒で腐らせたり、幻覚を見せるなど、多彩な能力の持ち主。

「伯林」 しゅーまっは 、最強委員長
下っ端の人。事あるごとに人工生命「しゅーまっは」を出すが使われない。

「施川ユウキ」 がんばれ酢めし疑獄!!
下っ端の人。漫画のハシラを介して遠くの人と連絡を取ることができる。

「藤澤勇気」BM 、球鬼Z
バラバラになっても死なない男。
バイオミートは全てを喰らう。野球における秘密兵器。

26 :チャンピオンチーム:03/07/07 21:23 ID:V8FtyoU3
「余湖裕輝」 アクメツ、コミックマスターJ(作画)
鬼の仮面をかぶった男。にゅ〜なんぶと書かれたマグナムや、
ごっつい斧などで攻撃する。 なんかいっぱいいる。

「田畑由秋(死亡)」 アクメツ、コミックマスターJ(原作)
コミックマスター。原作家なのに描く方とはこれいかに。
真島と戸土野の作り出した虚無の渦を止めるために奮闘。
その場で命を落とした。

「技来静也」 ブラス・ナックル 、セスタス
遅れて来たアニマルの戦士。過去に矢吹と戦い敗れており、
その際にナノマシンを体に埋め込まれ、どんどん体を蝕まれている。
現在は行方不明の三浦健太郎を探して、チャンピオンチームと共に行動中。

「森恒二」 ホーリーランド
遅れて来たアニマルの戦士2。ホーリーランドはさまざまな規格があり、
町の掟はかけた相手が絶対にタイマンしかできないようにする。
魔獣ワイアルドに変身可能。現在重傷で治療中。

「山口貴由」 覚悟のススメ 蛮勇引力
遅れて来たアニマルの戦士3。 キユの名を持つ者。




27 :チャンピオンチーム:03/07/07 21:30 ID:0tTZneyW
「水島新司」 ドカベン、大甲子園
葉っぱをくわえた関西弁の高校球児。
チャンピオンを統べる男。野球漫画の神?

「藤井良樹」「旭凛太郎」 TWO突風!
ひらがなで話すようになってしまった二人組。
一度悪魔核を植えつけられる。

「島本和彦」 逆境ナイン 炎の転校生
戸田と戦い敗北するが、戦いの中で友情を抱いた。
チャンピオンチームと共に行動しており、
途中で現れた石川賢と現在戦闘。重傷を負う。
永野護と戦い、男球習得。

「漫画太郎(死亡)」 珍遊記等
元チームハングリーハート次鋒。
あっさりと仲間に見捨てられあっさりと忘れられた可哀想な人。

「浜岡賢次」 浦安鉄筋家族  元祖!浦安鉄筋家族
みすぼらしい姿でDブロック決勝会場に現れた謎の男。
読者には正体バレバレ。画太郎に化けてたけど正体出ちゃった。
秋田書店の地下に封印されてた禁断の男。『最凶形態』は世界を滅ぼす。

28 :バガボンドチーム (敗退):03/07/07 21:33 ID:0tTZneyW
「桐山光侍」 忍空-NINKU-
岸本と忍者対決をするが、荒木が岸本にスタンドを渡したため、苦戦。
引き分けに終わる。

「なにわ小吉」 王様はロバ
集団技をつかって多くのキャラを出すことができる。
尾田に空の彼方に吹き飛ばされた。

「尾玉なみえ」 純情パイン
後で合流予定が行方不明。

38 名前:月刊ジャンプチーム(敗退) [sage] 投稿日:03/07/01 05:46 ID:DsW+lbxT
「三条陸(死亡)」 ダイの大冒険
過去に、もっともエニ糞に近いと云われた男。
稲田と共にエニ糞狩りをしていた。
ドラクエワールドはドラクエの能力以外使えなくなる恐ろしい技。
カムイのグランドクロスで死亡。

「稲田浩司(死亡)」 ダイの大冒険
三条の相方。カムイとの戦いには生き残るが、
後から来た大蛇丸、DIOの二人に敗北した。

29 :サンデーGX/ヤングアニマル(敗退):03/07/07 21:35 ID:0tTZneyW
***サンデーGX***

「伊仁完+梁慶一」 新暗行御史
いまだ韓国から到着せず

「イダタツヒコ」 美女で野獣
こっくりさん中に狐に憑かれ理性なし

「小野敏洋」 ネコの王
→参炉里魂の項参照

「えのあきら」  ジャジャ
Bブロック移動中にバイク事故

***ヤングアニマル***

「林崎文博」 VF
出て来た時にはやられてた人。それ以来出番はなし。

他は全員移動…(泣

30 :スプリガンチーム(敗退):03/07/07 21:38 ID:0tTZneyW
「皆川亮二」 スプリガン ARMS
サンデー特殊部隊「スプリガン」筆頭の戦士。
藤原の復活を果たす。だが仲間を大和田にやられたり
藤原が裏切った?りと災難が続く。
現在メンバーのほとんどがガンガン陣営にかくまわれている。
藤原に重傷を負わされたが、復活。
現在、藤原を捜して奔走中。荒川に未完成の『賢者の石』をたくされた。
荒川によると、一回だけなら瀕死から回復できるとのこと。
実はマルチドライバーでもあり、エンジン付きの乗り物ならなんでもござれ。

「河合克敏」 モンキーターン
「椎名高志」 GS美神
大和田に理不尽な一撃をもらい重傷。

「橋口たかし」 焼きたて!!ジャぱん等
「草場道輝」 ファンタジスタ
「井上和郎」 美鳥の日々
藤原にやられて重傷っぽい。井上さん右腕になんか生えてませんか?

「藤原芳秀」 拳児等
えなりチームの若い面々に修行を施した老人。
内藤の野望に気付き彼を止めに行ったが、止めることが出来ず戦うことに。
その時の戦いで命を落としたが若返り復活、裏切った?修羅道バリバリ。
現在、皆川亮二に狙われている。

「曾田正人(逃亡?)」 シャカリキ!
「田中モトユキ(逃亡?)」 鳳ボンバー
二人とも藤原と共に別行動していたはずだが行方不明に。
その後藤田の肉体を取りに行った雷句を助けに来たが敵わず逃げる。

31 :サンデー系いろいろ:03/07/07 21:40 ID:0tTZneyW
「七月鏡一」 ARMS ジーザス 闇のイージス等、原作多数
通称「静かなる原作者」。自称「通りすがりのサラリーマン」
皆川亮二の師匠であり、藤原芳秀の盟友。迷える安西を導く存在。
サイボーグをも吹っ飛ばす体術や、ジャバウォックの爪など、その実力は計り知れない。
藤原にやられたサンデーの漫画家を荒川弘に預け、藤田復活の交渉をした。
安西に修行させた後の行方は不明。現在は、どこにいるのやら。

「山田貴敏」 Dr.コトー
サンデーでも、トップクラスの医者。
藤原にやられたサンデーの漫画家を荒川弘の元に送りとどけた。
現在、負傷中のサンデーの面々(たくさんいる)を治療中。

「安西信行」 烈火の炎 MAR
パクリ四天王の1人。元矢吹の部下、ケルベロスの一員だった。
しかし藤田達の語りかけで、真の漫画家として目覚めた。
岡本倫達が虚無の渦を作り出すために彼等を狙っているが、
今の安西でそれができるかどうかは不明。藤田復活の為に雷句と手を組むが、
その雷句も失う。その後、命がけの試練に打ち勝ち、『癒しの炎』など強大な力を得る。
さらに、雷句も取り戻し、現在はサンデー漫画家を救うべく、同人軍艦と戦闘中。
妖魔王と因縁があったり、七月に聖石を託される等。
もはや、第3の主人公と言っても過言ではない。

「雷句誠」 金色のガッシュ!!
藤田の愛弟子。 安西に操られ、藤田を襲う。
安西が死ぬと同時に洗脳は解除された。それ以後安西と共同戦線を張っていた。
しかし真島に捕らえられ、梅澤にロックを叩きつけられる。
その結果魔人リック(ビクトリーム様)となり、安西を狙う。
その後、安西によって正気に戻る。自らの意志でビクトリーム様になれるようになった。
安西の良き相棒。ガンガンチームに助力を申し出る。

32 :サンデーチーム(敗退):03/07/07 21:45 ID:0tTZneyW
「青山剛昌」 YAIBA 名探偵コナン
少し子供っぽいサンデーチームの戦士。
一度倒したはずの真島のデジョンによって異次元に飛ばされ、
長らく行方不明になっていたが、
高田祐三の強力(実は利用されていた)により、現世に帰還。
現在、安西を倒そうと黒龍号に乗って奔走中(安西の改心を知らない為)。
さらに黒藤田に嘘八百を教え込まれてますます怖い人に。

「藤田和日朗」 うしおととら からくりサーカス
元ケルベロス安西の師承。安西との戦いで命を落とし、
その後体を安西に乗っ取られた。しかし、安西の魂に語りかけ、
彼を真の漫画家として目覚めさせた。
現在≪錬金術≫の知識を求める荒川の手により肉体は復活?。
しかし左腕を失った状態であったため半死人。こちらは現在繭状態で、
過去に飛ぶ妖怪(実は藤田のアシ)に連れられて時空移動中。
久米田研究所にある頭部は「紅蓮」なる黒い妖怪に変貌する。
ふたりの藤田は相容れない。

「高橋留美子」 犬夜叉
サンデーの女帝。昔はやさしかったらしいが、矢吹とつるむように。
実力は高いが、ゆうきまさみに猫にされてしまい戦闘不能状態だった。
青山の頑張りにより悪意の根源・鉄砕牙を砕かれ優しい人に戻る。
人魚の肉を食べた事により不死身に近いが、現在、Aブロック医務室にてお休み中。

33 :ちょっと訂正:03/07/07 21:47 ID:pSrVwN7i
>>28
「桐山光侍(死亡)」 忍空-NINKU-
岸本と忍者対決をするが、荒木が岸本にスタンドを渡したため、苦戦。
引き分けに終わる。
その後、高橋留美子に五体バラバラにされて死亡。

>>30
「皆川亮二」 スプリガン ARMS
サンデー特殊部隊「スプリガン」筆頭の戦士。
藤原の復活を果たす。だが仲間を大和田にやられたり
藤原が裏切った?りと災難が続く。
現在メンバーのほとんどがガンガン陣営にかくまわれている。
藤原に重傷を負わされたが、復活。
現在、藤原を捜して奔走中。荒川に未完成の『賢者の石』をたくされた。
荒川によると、一回だけなら瀕死から回復できるとのこと。
実はマルチドライバーでもあり、エンジン付きの乗り物ならなんでもござれ。
ちなみに、大和田の怪物バイク『パッソル=Γ(ガンマ)ウォルターウルフ』の現・所持者。

>>31
「山田貴敏」 Dr.コトー診療所
サンデーでも、トップクラスの医者。
藤原にやられたサンデーの漫画家を荒川弘の元に送りとどけた。
現在、負傷中のサンデーの面々(たくさんいる)を治療中。


34 :ガンガンチーム(1):03/07/07 21:50 ID:OjqOZyfs
「藤原カムイ」 ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章
エニックス切り込み隊長。
三条、稲田のダイ組と互角にやり合う実力の持ち主。
ガンガンチームの精神的支柱。

「渡辺道明」 ハーメルンのバイオリン弾き
ドクターとやらに超特大バイオリンや純金製グランドピアノをつくってもらったらしい
実力はかなり高いが、いかんせん目立たない。
現在、宇宙戦艦ヤマトにいる。

「土塚理弘」 清村くんと杉小路くんと マテリアル・パズル
戸田の断罪断にて死亡。金田一によって復活。
自分のキャラに変化できる。成長株。

「衛藤ヒロユキ」 魔法陣グルグル
グルグル使い。”ツチヘビ”や”ヨンヨン”を召喚する。

「金田一蓮十朗」 ハレのちグウ
ブレイドチームを食べて和解の方向で勝ち。
スプリガンチームも食べてしまった。
食べた人間は”ドクター”とやらの材料になるらしい。
ナンデモアリの、ある意味ガンガン最強の実力者。
実は、密かに安西のことを気に入ってる?
ちなみに、同人軍艦との戦いの舞台は、彼女の腹の中。


35 :ガンガンチーム(2):03/07/07 21:52 ID:OjqOZyfs
「荒川弘」 鋼の錬金術師
通称ドクター 元同人軍艦エニッ糞船員。
死亡するが、錬成した偽者だった。魔剣サムライ・ブレードを岸本(兄)に託す。
死者をも蘇らせるという賢者の石を錬成中。
藤田を蘇らせるが、まだ不完全。ちなみに少年誌的お色気担当。
現在は、金田一内部の荒野で、サンデー漫画家を治療中。(※シリーズ完結済み。現在は控え室で夕食中)

「夜麻みゆき(死亡)」 刻の大地
「松沢夏樹(死亡)」 突撃!パッパラ隊

「高坂りと」 プラネットガーディアン
ガンガンチーム?
東に特殊なインクのプールに入れられあぼーん

「岸本聖史(死亡)」 666(サタン)
エニッ糞の乗員。 NARUTOの岸本の弟(本当)
戸田の手によって殺されたが、後に大蛇丸の術でかりそめの復活をする。
その後、兄の手によって成仏した。

「大清水さち」 ツインシグナル
現在、同人軍艦エニッ糞にいる。
サンデーの漫画家たちを人質にとっている。
荒川との意見の相違から、対立が激化。遂に、雌雄を決する事に。
人質になったサンデー漫画家達に爆弾を仕掛けたり、
藤田復活をエサにして(おそらくハッタリ)安西を脅迫したり、
かなりエゲツない性格。荒川曰く、言動の全てがウソ。(※現在プログラム体も完全消滅)


36 :ガンガンチーム(3):03/07/07 21:53 ID:OjqOZyfs
「有楽彰展」 東京アンダーグラウンド
同人軍艦側の刺客。藤原カムイと熱戦を繰り広げるも、敗北。
その後、いずこへと去って行った。

「城平京」「水野英多」 スパイラル〜推理の絆〜
通称『ブレードチルドレン』。金田一を除けば、ガンガンでも指折りの銃使い。
同人軍艦側の刺客として、安西・リックと戦闘するも敗北。
実は、大清水さちに操られていた。


37 :ガンガンチーム(4):03/07/07 21:56 ID:OjqOZyfs
「木村太彦」 余の名はズシオ 瀬戸の花嫁 アーティファクトレッド
野良王子。といっても別に王子な訳では無い。
ゼッタイに死なないので、やたら無茶なことをする。
死んだように見えても殴ると復活する。
ぶっちゃけ、肉体派ギャグ担当。

「えなり姉」
ドクターが蘇生させようとしたが失敗したらしく、意識が無い。
“賢者の石”の研究は彼女の力によって行われていた。
ガンガンはチャンピオンチームの後にありますが、
よかったら見本表を貼りましょう>>86

(同人軍艦)

「グゥ」
矢吹に新作を持っていき、没を食らって死亡…したわけではなかったらしい。
大清水さちによって金田一の腹を操っていた。
衛藤たちに新作を見せて、やっぱり没を食らう。
また復活するだろう。


38 :マガジンチーム(敗退):03/07/07 22:00 ID:0tTZneyW
「真島ヒロ」 RAVE
パクリ四天王の1人。チャンピオンとの戦いには破れたものの、
その後坂口の力を吸収して復活。
三種の神器(アルテマウェポン、えいゆうのたて、ドリル)
の三つをあわせるととんでもない力を得る。
矢吹と死なない限り別れる事の出来ない同盟を結んだ。
ドリルは熊倉に盗まれてしまって今は手元にない。
遺産編のラスボスの一人になる予感。
最近、ホントに出番がない。

「綾峰欄人(幽霊)」 Get Backers-奪還屋-
戸田にやられ、その後真島の偵察幽霊に。

「上条明峰(幽霊)」 SAMURAI DEEPER KYO
同じく島本2にやられて以降、幽霊に。

「星野泰視(死亡)」 勝負師伝説哲也
講談社が集英社に送り込んだ刺客。イカサマをえなりに見破られて死亡

「野中英二」 魁!!クロマティ高校→元祖変態チームへ

「山田恵庸」チャンバラ
剣道家。猪熊しのぶにとりつかれていた。田畑に敗北。

「川三番地」ドリームス
十万人いる。全員死亡したが、後に平野によって一部が吸血鬼として復活させられた。
彼らを吸血鬼に改造したらしい七三太郎は、実はゴッドハンドのスパイ。

39 :裏御伽チーム:03/07/07 22:04 ID:0tTZneyW
「本宮ひろ志」 サラリーマン金太郎
ようやく出番が回ってきた裏御伽チームのボス。宴会中だったが、
川原が出奔→石渡と死闘。根性が肉体の限界を凌駕する人。

「にわのまこと」 THE MOMOTAROH 真島クンすっとばす!
≪時空の狭間で遊ぶ男≫愛称はまこリン。レスラー兼柔術家。
変なマスクとモンペ姿。多くのチームにコネを持つのは内緒。
ギャグと格闘技とスポーツとエロ漫画のスキルを持つ気ままな遊び人。
現在車田先生が起きるのをAブロックで待ってるモン。
時空移動能力で、ちょっと未来の【大混乱】を見てきちゃったでヤンス。

「川原正敏」 →チーム・タフへ

「澤井哲夫」 ボーボボボ・ボーボボ
石渡にギャグを無視されてボコられ死にかけるがいつの間にか元気に。
腰の低いいい人。鈴木信也との対戦を読者に期待されている。

「乙一」 ジョジョの奇妙な冒険ノベライズ
荒木にDISKと聖石を渡すためにやってきた。
成り行きで本宮の窮地を救う。
福本(トーナメント賭博の運営責任者)に裏御伽メンバーと認定される。

「真倉翔+岡野剛」 地獄先生ぬ〜べ〜
お前ら飲みすぎです。
というか出番ないです。
真倉は長ラン角刈りサングラスの硬派男・岡野は鬼の手をもつ青年。

40 :作者の都合により名無しです:03/07/07 22:07 ID:pSrVwN7i
>真倉は長ラン角刈りサングラスの硬派男・岡野は鬼の手をもつ青年。

こんな記述、ありましたっけ?

41 :格闘集団チーム・タフ:03/07/07 22:09 ID:0tTZneyW
「猿渡哲也」 高校鉄拳伝タフ
格闘漫画家のみで構成された集団、チーム・タフの首魁。
板垣をスカウトをもちかけたり、川原をチームに引き入れたりと、暗躍。
格闘漫画が最強のジャンルであることを証明する為に、戦っているらしい。
Cブロック決勝で、「クリード・アイランド」を舞台に、三つ巴戦が決定。

「石渡治」 B.B
世界最強の兵士にして、ベスト・ボクサー。
本宮ひろ志に重傷を負わせるなど、かなりの実力者。 乙一と因縁あり。

「川原正敏」  修羅の門 修羅の刻 海皇記
元裏御伽チームだったが、チーム・タフに移籍。
修羅とも鬼天狗とも呼ばれ、強い敵と強い己のみを求めて戦う。

「ヒラマツミノル」 アグネス仮面
副業として覆面レスラーもしているらしく、よく休載する。
その実力は、未知数。現在迷子中。

「橋本以蔵」  軍鶏
数年前に両親を殺して出奔した、凶悪な空手家。 澤井のギャグフィールドを無効化して、
一方的に痛めつけるが、 本宮に敗北。リベンジを狙っている?

「馬場康誌」  空手小公子 小日向海流
準決勝に進出したら登場するらしい。

「青山広美」  格闘太陽伝ガチ
チーム・タフのメンバー。 ひたすらに真剣勝負を追求する男らしい。
どこかの島で修行していたが、チーム・タフに合流。

「能条純一」 月下の棋士
チーム・タフのスポンサー。福本をつけねらう。 かなりの資産家らしい。

42 :アフタヌーンチーム(敗退):03/07/07 22:10 ID:0tTZneyW
「岩明均(死亡)」 寄生獣
三浦健太郎と共に矢吹を襲った男。
決死の戦いで敗れ、死亡した。

「真鍋昌平(誘拐)」 THE END
特に出番もなく、刃森尊に誘拐された。

「トニーたけざき(誘拐)」 岸和田博士の科学的愛情
木城と並ぶ天才らしい。
瀕死の黒田をサイボーグとして復活させた。
彼も刃森尊に誘拐される。

「弐瓶勉(誘拐)」 BLAME!
彼も刃森尊に誘拐された。

「沙村広明(誘拐)」  無限の住人
さりげなく登場していたが、他のメンバーと同じく刃森尊に誘拐される。

43 :少年エースチーム(敗退):03/07/07 22:14 ID:0tTZneyW
「吉崎観音」 ケロロ軍曹
いろいろなところのスパイをしている。ゲロゲロうるさい。
ケロロ軍曹、七人のナナなど、多くの作品の攻撃を仕掛ける。

「安彦良和」 ガンダム
富野監督を狼から元に戻すために大会に出場したらしい・・・
ガンダムに乗って戦う。現在は【東方不敗マスター安彦】と名乗る。
サンライズ社の能力を自在に使いこなせる最凶の使徒。

「貞本義行」 エヴァンゲリオン
矢吹に捕われた庵野監督を救うために今回の大会に参加した。
中身が巨神兵のエヴァに乗って戦う。背中に翼を生やせる。
現在、久米田研究所(地下施設)で変なチップを自ら額に埋め込み、
なんか力不足を感じて修行に出てしまった。

44 :幼女大好き【参炉里魂】:03/07/07 22:16 ID:0tTZneyW
別名・幼女専売サンロリコン(ウソ)。
世界をロリで埋め尽くそうと?新勢力として登場。なんか敵かも。

「小野敏洋」 ネコの王
とっ捕まった後、GXチームから独立?似たような境遇の島袋を巻き込み暗躍中。
現在、メンバー候補最後の一人、武井を捜している。

「島袋光年」世紀末リーダーたけし
ヘリの免許を持っているという理由のみで魔界十人集のひとりだったが、
パクられてお勤めをしていた。現在は小野に色々迷惑をかけられてる。

「万乗大智」 DANDOH!!
小学生のパンツにこだわりのある、心に自由の風を持つ人。
肉体死してなお、魂を『魂収集機』に吸われてしまったが特に気にしない。
カタカナの関西弁でしゃべり、妙に悟ってる。
裏設定で久米田先生にこよなく愛されている。

45 :ゴッドハンド(謎の大勢力):03/07/07 22:19 ID:0tTZneyW
「A(藤子A不二雄)」 笑うセールスマン
ゴッドハンド筆頭。姿は某セールスマン。
熊谷カズヒロによって殺されたが、Fからの天の掲示を受け復活。
その時に四次元ポケットを手に入れ、更に強くなった。
しかし実権は横山に握られているらしい、悩めるゴッドハンド。

「大友克洋」 AKIRA
非常に好戦的なサイキッカー。
車田に一度油断で敗北していらい付けねらっている。
赤塚に連れ戻され、現在は松本と共に武井の手術?に立会い中。
なお聖が(表向き)裏切ってる事を素で忘れている。

「横山光輝」  バビル二世 ジャイアントロボ
軍師と呼ばれるベレー帽をかぶった男。
すべての漫画家の才能(エネルギー)をあの方とやらに送るのが目的らしい。
なにかの影には場合たいていこの人が暗躍している。
ラスボスの噂有り。

「聖悠紀」 超人ロック
雑誌クラッシャーの異名を持つ男。矢吹側に裏切り洗脳などをやっていた。
色々あって今はえなりの応援団&治療役。→>>えなりチームの項

「モンキーパンチ」  ルパン3世
通称TheV。怪盗で、冨樫の遺産のフロッピーを奪って逃走。
しかし、横からフロッピーを奪い取られそのまま本部へ帰還。

「さいとうたかを」 ゴルゴ13
元ビッグコミック筆頭
一度大友に殺されたふりをしてそのままゴッドハンドに
ゴッドハンドで神を見たらしい。

46 :ゴッドハンド(ダイナミックプロ):03/07/07 22:21 ID:0tTZneyW
「永井豪」 デビルマン
ゴッドハンドの中でも上位クラスの強さを持った悪魔。
多少落ち着いた性格をしているが、内面は大友と同じく好戦的。
王の復活を望んでいる?

「石川賢」 ゲッターロボetc
自称魔獣。サンライズを襲った人間の1人らしい。
「食べ残しはよくねえな」のセリフから、
サンライズ本社で蝕が行われたと思われる。永井と組んで何かを企む

「衣谷遊」 AMON〜デビルマン黙示録〜
ヘタレさん。だったのだが、永井豪の力によって悪魔(AMON)化。
以降永井ばりの力を発揮して戸田達に襲い掛かる。
でも結局どうなったんだっけ?


※裏御伽追加
「岡村賢二」宇強の大空
武蔵裏天流の使い手。ずっと、覆面をかぶっていた。
川原と深い因縁が有り、クリードアイランドで決着を付けようとしている。

47 :ゴッドハンド(横山十傑集等):03/07/07 22:23 ID:0tTZneyW
「鈴木央(死亡)」 ライジングインパクト
林崎文博を瞬殺した男、その後山口貴由と戦うが敗北した。

「山口譲司」 BIRTH
十傑衆統括約(だと思われる)

「大暮維人(死亡)」 天上天下
鈴木央を殺した男を探して山口達と対決するが、
その後暴走した衣谷によって殺害された。

「石渡洋司」 フロンティア
矢吹を一撃で倒し、武論尊を取り戻した。

「カンパニーウォリアー→富沢順」  企業戦士YAMAZAKI
ビジネススーツ姿とメガネの男。十傑集の偉い方。

「ロウオブザトゥリー→福地翼」  うえきの法則 
背中にマント、着流しで頭に手ぬぐいという姿の若い男。

「ラストアームズ→高橋しん」  最終兵器彼女 きみのカケラ
手錠をつけたキツネ目の少年。

【横山五虎大将(五虎神)】
山原義人 前川たけし 吉富昭仁 池上遼一 蛭田達也

 横山軍師の信任厚い幹部。
しかし蛭田がサイクロプスの一員という噂は本当だろうか?

48 :最強原作者軍団【三闘神】:03/07/07 22:26 ID:0tTZneyW
「菊地秀行」 魔界都市ハンター等原作
通称魔界医師。洗脳された夢枕獏と武論尊をすくうため、
ゴッドハンドに助力を申し出た。

「夢枕獏」 餓狼伝
板垣恵介と死闘ののち合体。彼の肉体となる。
まだ身体能力が完全には覚醒していない。
そして板垣は三闘神の意思を知らない。

「武論尊」 北斗の拳原作
操られていたが救出された。

49 :追加:03/07/07 22:47 ID:Tg/nsakA
「高屋良樹」 強殖装甲ガイバー
ゴッドハンドのひとり。古武士のような風格の男。
ゴッドハンドに成り立ての安彦良和に釘を刺す。
外見は、ギガンティックダーク。
(※出したの俺なんで、一応こういう設定になってます)

「鷹氏隆之」 風使い アルケミスト
横山十傑集のひとり。通称『風使い』
安彦良和の監視役。
GUNG-HO-GUNSの野々村と、なにやら因縁があるらしい。


50 :妖魔王の勢力:03/07/07 22:49 ID:Tg/nsakA
「妖魔王?」 
今のところ、正体不明(バレバレだが)
かつての大戦で、「神」と相打ちになり、身体を粉々にされたらしい。
時を経て復活したが、まだ全盛期の力を取り戻していない。
「十二使徒」として蘇らせた「夢魔 水希」に、他の「十二使徒」復活を命じる。
現在は、隻腕の子供の姿。矢吹は何故か彼を知ってるらしい。

「河下水希」 いちご100% りりむキッス
Aブロック審判だったが、度重なるセクハラに耐えかね、職務放棄。
途方にくれている所を、妖魔王?と運命の邂逅を果たし、
「十二使徒」のひとり、「夢魔 水希」として覚醒する。
現在、妖魔王?の命により、他の「十二使徒」復活を命じられている。
『伝説のオカリナ』と『目玉のおやじ』を所持。

「朝宮騎亜」 怪傑蒸気探偵団
『濁天使・騎亜』と呼ばれる。「十二使徒」のひとり。

「田口雅之」 バトルロワイヤル
田口・ザ・ロワイアル。GUNG-HO-GUNSの2
パララ語を話していた。内藤をかばって死亡。
妖魔王の手で復活。『邪竜・雅之』と呼ばれる。

「小林ゆき」 あっけら貫刃帖
元Cブロック審判。『刀魔・小林』と呼ばれる。


51 :その他:03/07/07 22:52 ID:Tg/nsakA
「冨樫義博」 H×H 幽々白書
えなりに自分の遺産を託した。
週間連載の後遺症か、精神が幼児化している・・・はずが、
やはりフェイクで突如復活、どこかへ行方をくらます。

「秋本治」 こちらは葛飾区亀有公園前派出所
精神が崩壊しきっていたはずだが、何時の間にか復活。
戦車で北条の助っ人に現れそのままバンチチーム>21に。
ゆでたまごと共に大怪我を負って治療中。

「村枝賢一」 仮面ライダーSPIRITS
藤田を助けに駆け付けた男。 作品のモットーは魂らしい。
ライダーの魂を受け継いでおり、ライダーの必殺技を使いこなす。
内藤との戦いで死にかけたが、聖悠紀の手によって命を拾った
(本人は気絶してて知らない)。
長谷川の手によって、記憶を取り戻す。聖石の一つを持っている。

「つの丸(死亡)」 みどりのマキバオー
初期のころにえなり達を助けた人。
その後えなり達と対立するが、
車田のギャラクシアン・エクスプロージョンによって死亡。

「こせきこうじ(死亡)」 県立海空高校野球部員 山下たろーくん
元ジャンプ五聖人の一人で荒木の親友。
ダイヤモンドの硬度を持ったツバをマッハ2で放つ。
矢吹と戦うが、彼の技【ヒッキー】によって死亡する。
後に荒木に何かを伝えるために幽霊として荒木と戦い、
そして、荒木を五聖人の後継に任命して成仏した。


52 :その他:03/07/07 22:53 ID:Tg/nsakA
「綱島志郎(死亡)」 ジンキ
矢吹の考えに賛同しなかった人物だが、クスリで強制的に味方にさせられた。
しかし、原の百裂拳によって死亡。
「Gファンタジーチーム」 Gファンタジー
予選で、チャンピオンチームの板垣に瞬殺された。
「樫本学ヴ」 学級王ヤマザキ等
コロコロチーム先鋒 吉崎観音に敗北
ガンガンチームをスパイしていた吉崎にやられる。
「武内直子」 美少女戦士セーラームーン
冨樫の奥さん。冨樫の遺産を受け継いだえなりに、念を教える。
「富野由悠」 機動戦士ガンダム(監督)
狼男の正体。矢吹がナノマシンを注入して変化させたらしい。
「水城葵」 スターオーシャンブルースフィア
所属チーム不明。 一回戦で東と戦う(おそらくまけた)。
「えんどコイチ(死亡)」 死神くん
ぜっこーもんにより死亡。やな死に方だ。
「中平正彦」  ストリートファイター2
オーガに殺される。
「かみやたかひろ」 Oh My コンブ
ボンボンチーム。 五人になった原にぼこぼこにされる。
「平松伸二」 どす恋ジゴロ等
二人あわせて平松伸二。
高橋留美子が青山と島本を妨害するために呼び出した。
それなりに強かったが、車田の攻撃によって消滅した。
「八神健(死亡)」 密・リターンズ
チームハングリーハート先鋒
なぜか積尸気冥界波を使うが、荒木にあっさりとやぶれる。
生きてはいたが、漫画太郎にとどめをさされる。

53 :作者の都合により名無しです:03/07/07 22:55 ID:Tg/nsakA
「しげの秀一(生きてた)」 頭文字D
ヤングマガジンチーム
野中と思われるゴリラに気を取られている隙に綾峰にやられ車ごと大破。
しかしどうやら生きていたらしく、六田登と現在レース中
「六田登」 F等
突然現れトラクターを暴走した男
しげのとハチロク対F1エンジン搭載トラクターの勝負中
「かわぐちかいじ」 沈黙の艦隊
本宮ひろ志と未来について熱弁していた。
「山本航暉」 ゴッドハンド輝
福本が療養している病室の前でさりげなく光っていた(意味は不明)
「森川ジョージ(死亡)」 はじめの一歩
週刊マガジン看板男。腐敗したマガジンをただすためチャンピオンチームと共に
真島と戦った。その時の戦いで命を落としたが、真島の手により無理矢理復活させられ、
戸田の手によって再び死亡した。

「坂口博信(消滅)」 ファイナルファンタジー(ゲーム)
ゲーム界から漫画世界を征服するタメにやって来たが、真島に吸収され消滅した。
「熊谷カズヒロ」 サムライガン
明確な出番が一度もないなぞの男。評議会の一員
藤子A不二雄を殺害したりと、戦闘能力は高いらしい。
「海江田四郎」
沈黙の艦隊登場人物。突然現れ艦を占拠したが、 安西の手によって殺害された
「ギャラン=ドゥ」
スクライドのキャラクター 誰かと共に去っていらい出番無し。
「嶋鉄雄」
AKIRAのキャラクター。 永井豪との戦いで命を落とした


54 :作者の都合により名無しです:03/07/07 23:03 ID:pSrVwN7i
「浅野りん」 CHOKOビースト等
元ブレイドチームの1人。
金田一にくわれたが、救出され、天野こずえの代わりにBブロックの審判に。

「天野こずえ」 クレセントノイズ等
元Bブロック審判。
金田一に食べられてしまいそのまま行方不明に。

「克・亜紀」 ふたりエッチ
ヤングアニマルチームだったが原哲夫に秘孔「本部」を突かれ、
解説以外一切できない体になってしまった。
それ以来難解な戦いや第三者の解説、審判が必要なときに現れ、解説をする。
実はDブロックとAブロック掛け持ち。

「安永航一郎」 火星人刑事 A・NA・Lマン 巨乳ハンター
Aブロックの北条vs徳弘戦の直前にいきなり現れ、
2人に「ヌードフェンシング」で雌雄を決することを提案する。
Aブロックにおける悪夢の元凶。現在は肉まんのニセ乳を詰めた変態レオタード男。

「あだち充」   タッチ H2 KATSU みゆき他
久米田に薬を飲まされ海に沈んでいた。通称「不変の大作家」
海を真っ二つにする程の力を持つが、熱血状態になると漫画家最弱になるらしい。
実際150キロ程度のストレートが投げられる、という(他と比べると)ショボイ能力。
パワーの源は≪不変(かわらず)の心得≫、突き抜ける力と対極をなしている。
現在、金田一の腹の中に放置中。しかも、なんか忘れられてるっぽい。

55 :矢吹所属:03/07/07 23:11 ID:0tTZneyW
「紅煉(ぐれん)」
藤田の首と安西の体、ナノマシンとの融合によって誕生。 別名黒藤田。
オリジナルの体を使っているために最強。既に大体の調整は終わっている。
久米田が独自に開発した、霊刀を口の部分に装備。
『黒炎』と呼ばれる分身を無限に生み出す能力があり、
現在サンプルが冷凍保存されている。
黒マントと黒サングラスの、金髪の中年に変身できる。
また、脳にあるデータを使って『同人作家・クリムゾン-O-』も作られたらしい。

56 :その他追加:03/07/07 23:14 ID:0tTZneyW
「奥浩哉(死亡)」 GANTZ〜ガンツ〜
矢吹に黒のコアを植え付けられ無理矢理服従させられた男。
戸田との戦いの最中、乱入してきた永井豪にぼこぼこにやられたが、
体内の黒のコアを爆発させて死亡した。

「永野護」 ファイブスター物語
メカニックデザイナー。師承安彦良和に裏切られ大変な目にあったらしい。
島本と熱い勝負をするが、男玉で敗れた

「原田将太郎(死亡)」 D4プリンセス
オタク漫画家。ドリルを所持していたが、真島に奪われ殺さてた。

「ときた洸一(死亡)」 機動戦士ガンダムASTRAY
戸田のガンダム先輩。平野に操られて戸田を襲った。
戸田の決死の攻撃により目を覚ましたが、暴走した衣谷の手によって死亡した。

「小畑健」 人形草子あやつり左近
「ほったゆみ」 ヒカルの碁
帰書文(きしょぶん)と言う宝貝の生贄。矢吹と真島の契約書に

「士郎正宗」 攻殻機動隊
謎の評議会の一員。実力は不明。

「高田祐三」 3×3EYES
一度登場してすべての獣魔を放った後、裏切りが真島ヒロに露見し、
亜空間の「球城アマラ」に幽閉されていた。
青山を利用し、亜空間を脱出した後は、青山・高橋留美子・車田の三人を
一挙に始末する事を計画。しかし、それは青山の命がけの行動に破られる。
矢吹と手を組んでいるらしいが、現在は何とか復活した。

「冬目景」 羊のうた 黒鉄 イエスタデイをうたって
GUNG-HO-GUNSに幻覚を見せる。謎の言葉を残す。

57 :避難所(ネタ相談所・テンプレ研究所):03/07/07 23:17 ID:0tTZneyW
http://jbbs.shitaraba.com/comic/31/#1(ジャンプ避難所)
http://jbbs.shitaraba.com/comic/bbs/read.cgi?BBS=31&KEY=1057506770&LAST=100(富樫スレ)

58 :作者の都合により名無しです:03/07/07 23:18 ID:Tg/nsakA
乙です

59 :忘れ去られた哀れな者達:03/07/07 23:21 ID:pSrVwN7i
「久保帯人」 BLEACH ゾンビパウダー
元矢吹配下・魔界十人集のひとり。えなりに2度敗れた男。
その後、復讐のために平野と結託。川三番地の総指揮を任される。
『残月』と呼ばれる斬魄刀を持つ死神。
えなりと因縁があるという、非常に希有な男である。
→『平野』の項 

「戸田尚伸(死亡)」 惑星をつぐ者
「たなかかなこ(死亡)」 身海魚
キユの配下で、ゆうきまさみの指示によりテリトリーに侵入した、
青山・高橋留美子・車田の3人を始末しに来る。
重傷の高橋をいたぶったが、復活した車田に一撃で消滅させられた。
通称・ザコ。→『KIYU』の項

「加地君人(一応死亡)」 闇神コウ〜暗闇にドッキリ〜
一部でコメント欄が大人気の男。蔵人と共に、KIYUを頼ってくる。
が、『PSYCLOPS』の米原秀幸によって、一瞬で首を落とされた。
要望次第では、復活もアリか?

「蔵人健吾(死亡)」 SANTA!
加地と同じく、米原秀幸に殺された。こっちは復活のメはなさそうだw

60 :やきう関係データ:03/07/07 23:23 ID:0tTZneyW
Dブロック
えなり VS チャンピョン  試合方式 バーリトゥードベースボール

オーダー
えなりチーム             チャンピオンチーム
宮下  1番 ライト          水島 1番 ピッチャー 
荒木  2番 キャッチャー       旭  2番 レフト(ライト?)
岸本  3番 ショート         鈴木 3番 キャッチャー
大和田 4番 ???          戸田 4番 センター
板垣  5番 セカンド         山口 5番 セカンド
尾田  6番 センター         藤井 6番 ライト(レフト?)
岡田  7番 ???          伯林 7番 ショート(負傷。代打は未定)
富沢→永野→??? 8番 ファースト  島本→技来 8番 ファースト 
えなり 9番 ピッチャー        森→佐渡川 9番 サード
       
          
応援団             ベンチ 余湖(島本とチェンジ)
聖 代走兼治療役            島本(技来とチェンジ)
本多 チアガール            藤澤(秘密兵器)
富沢、鳥山               施川(戦力外の癒しキャラ)
                    浜岡(ラーメン食べてる)
                    馬場民雄(テンプレ忘れました。
                      虹色らーめんの人。ラーメン評論家?)

61 :他のブロック:03/07/07 23:27 ID:0tTZneyW
Aブロック
バンチ       VS 元祖変態 試合方式 総当り戦
○ 秋本&ゆで VS 野中(途中までゴリラ)&うすた ×
○ 三浦&柴田 VS 木多&古谷 ×
× 柳川&北条 VS   桂&徳弘 ○
○ 原&巻来   VS 小林&あんど ×
現在・原とあんどがタイマン勝負開始直前。観客はにわのと安永のみ

Bブロック
×GABG-HO-GUNS VS ガンガン○ 試合方式 廃墟でのバトルロイヤル

Cブロック
ジャンプスポーツ VS 裏御伽  VS チーム・タフ 試合形式:グリードアイランドでのバトルロワイアル

※Dブロックでジャンプスポーツチームの森田が、
 出張のためまだ始まってない。修正ありや?

62 :クリードアイランド対戦法・案:03/07/07 23:30 ID:0tTZneyW

1.クリードアイランドに送られたヤシは、島中にバラバラに飛ばされる。
2.一人に付き☆一つ(一点)が割り振られる。
3・敵チームと遭遇すると、ランダムでバトルフィールドが形成され、
  そのルール(スポーツとか)に乗っ取って勝敗を決める。
4.勝敗が決まると☆が一つ勝者に移動して、敗者は島の何処かに飛ばされる。
  ☆が無い状態で負けるとリタイア。
5.☆を三つ以上集めて、ゴールポイントに辿り着くとクリア。
  最終的にゴールした人数の一番多いチームの勝ち。
  
尚、☆をチーム内でやり取りするのは自由。
いっぱい☆を集めたヤシが、ゴール後に仲間へ☆を譲渡する事も可。

63 :一部訂正:03/07/07 23:35 ID:pSrVwN7i
>>39

「真倉翔+岡野剛」 地獄先生ぬ〜べ〜
お前ら飲みすぎです。
というか出番ないです。
真倉は長ラン角刈りサングラスの硬派男・岡野は鬼の手をもつ青年。
ちなみに真倉は霊体で、岡野と同化している。ふたりで一人。

64 :サンロリコンのココロ:03/07/07 23:36 ID:0tTZneyW
『参炉里魂』
世界で最も純粋で、清らかで、強烈な霊的エネルギー体。
この魂の持ち主は、繋がっている。
どんなに離れていようとも、必ず出会う時が来る。

三つの魂が出会い、望むと、『萌える世界』が作り出される。
世界が、彼らの理想郷である小学生の溢れる世界となる。
しかし、何らかの手段により妨害されると、もう使用することは出来ない。
妨害はたやすい。三つの魂の結合する瞬間が、最も無防備である。

また、三つの炉里魂を別の体に入れると、心に純粋な破壊心を持ち、全てを破壊する
『炉里魔人』が誕生する。恐ろしく、決して尽きることの無い圧倒的な力である。

65 :天をつらぬく巨人達の戦い:03/07/07 23:48 ID:pSrVwN7i
ゴォンゴォン。夜の砂漠の上を一つの影が横切っている。
宇野ご自慢の戦艦”Z"である。
宇野「なるべく、派手な行動はしたくない。ケルベロス内にはスパイがいるかもしれないからな。」
宇野はそう言って、岡本から借りた”聖石レーダー”を見る。一つ弱々しい光がある。
ゆうき「さっさと聖石を見つけて、キユ様に渡せば何ら問題はありません。」
ゆうきまさみがそう言って、勝利と書かれた扇を広げる。
宇野「そうだが、この砂漠の中から見つけられるのか?」
ゆうき「その為にあいつらをつれてきたんですよ。私の可愛いレイバー達をね。」
宇野「それは頼もしいな。と、ここでの反応が一番強いな。とりあえずここから約4キロ内にあるはずだ。ゆうき、頼んだぞ。」
ゆうき「レイバー出撃!」
ゆうきの命令に、格納庫から数十機のレイバーが出てきて、砂漠の周りを調べ始めた。

バベルの塔、防衛本部。山口譲治は焦っていた。
山口「くっ、有賀達からの連絡はあったが、まさかこの塔の近くに埋まっていたとは・・・。」
有賀達から、宇野が聖石を探す為に行動に出たらしいとの連絡は受けて、
準備をしていたが、まさかこの塔の近くで行動を起されるとは思ってもいなかった。
今出撃することは可能だが、出撃すれば、この塔の存在をあかすことにもなりかねない。
長谷川に一応の追撃命令は出していたが、それより先に見つけられたら、聖石はキユ達の手に渡ってしまう。
山口「これは、横山様に命令を仰がなくては・・・。」
そう言って山口は、通信機のスイッチを入れた。

66 :天をつらぬく巨人達の戦い (再録):03/07/07 23:51 ID:pSrVwN7i
ゆうき「なかなか見つかりませんねえ。」ゆうきがレイバーの作業を見ながら言う。
宇野「まだ1時間しか調べていない。気長に待とう。」
そう言って、宇野がレーダーを見る。そこには、なにやら雲みたいな反応ができていた。
宇野「なんだこれは!地面を走っているのか?こちらに向かってくる!」
宇野がそう言い終わったとき、レイバーの一体が爆発を起した。
ゆうき「なにかいるぞ!」
そしてその何かは姿を現した。異形そう言うには少しコミカルな機械が表れる。
それは一応は人の形をしていた。だが特徴的なのは足の裏と肩が繋がるように、巨大な車輪が付いていることだ。
ご丁寧に車輪には棘が付いている。その車輪で次々とレイバー達に体当たりを仕掛けていった。

長谷川「只今到着しました。」
山口「ご苦労!早速だが、敵機を迎撃せよ!」長谷川「了解!」
横山の作戦は以下の通りだ。とりあえずキユ達を退去させて、その後、人海戦術であたりの探索をする。
単純と言えば単純だが、もっとも効率の良い作戦であると言えた。

宇野「くっ!圧倒的ではないか敵軍は!」
このまま押され続けたら、確実に聖石は何者か(彼らは敵がゴッドハンドであることがわからない)に奪われてしまう。
ゆうき「そうはさせません!私もイングラムで出撃します!」そう言って、ゆうきはブリッジを出る。
宇野「頼んだぞ!」宇野はそう言って、レーダーに目を通す。今の所、他に反応はない。今のうちがチャンスである。

出撃したイングラムを、マントを着た謎の機体が前に立ちふさがった。
ゆうき「通してもらうぞ!」長谷川「ここはとおさん!」
今、2体の巨人の戦闘が始まった。


67 :天をつらぬく巨人達の戦い (再録) :03/07/07 23:54 ID:pSrVwN7i
先に仕掛けたのは、ゆうきであった。イングラムの足から拳銃を取り出し発砲する。
長谷川は、大きく後ろへ飛び下がり、左腕につけてあったビームシールドを展開する。
拳銃はビームの熱で蒸発する。そしてビームに焼かれた頭部のマントがはずれる。そこには・・・。
ゆうき「ガンダムだとぉ!」ガンダムの顔があった。
長谷川「クロスボーンガンダム一号機!その程度の射撃武器ならば、ビームシールドで防ぐことができる!」
ゆうき「ならば、こいつはどうだ。」
そう言って、イングラムはワイヤーを投げつける。長谷川はそれをビームサーベルで切り裂く。
ゆうき「実弾は通用しないか?ならばこれならどうだ。カメラ型レーザー砲!」
ゆうきがそう言うと、イングラムのカメラアイからレーザーが発射される。マントにあたりマントが焦げ付く。
ゆうき「くっ!あのマントがじゃまだ!」長谷川「最初からね、それを目的でこのマントはつけられてるのだよ!」
長谷川はそう言うと、後ろのスラスターを全開にして、イングラムに突撃する。
長谷川「悪いがこれで終わりだ!」ゆうき「させるかぁ!」ビームサーベルを転がりながらかわして、ゆうきは拳銃を撃つ。
長谷川は、スラスター推力を変えてそれをかわす。

宇野「Z、全砲発射準備!」
アシスタントA「ですが、まだゆうき様が残っています!」
宇野「聖石を取られて良いのか?構うな!このまま撃つ!」
宇野の命令に意見したアシスタントの意見を瞬時に却下する。
アシB「了解!全砲発射準備!」

山口「長谷川!逃げろ!奴ら味方ごと、お前を吹き飛ばす気だ!」
長谷川「何ですって?」山口「良いから逃げろ!」
長谷川はそう言われて、Zの方へ向かってスラスターを全開する。
山口「何を考えてる!」長谷川「このまま逃げたってあのでか物と勝負しなくちゃいけない!なら!」


68 : 天をつらぬく巨人達の戦い (再録):03/07/07 23:55 ID:pSrVwN7i
宇野「飛んで火にいる夏の虫とは貴様のことだ!全砲発射!」
向かってくるガンダムに対して、宇野がそう叫ぶ。
アシA「全砲発射!」長谷川「このまま終わって・・・ た ま る か ぁ ! 」
長谷川は、左腕のビームシールドをZ向かって投げる。
アシB「その程度のことでZの弾が防げると・・・。」長谷川「もういっちょう!」
と次に右腕のビームシールドを投げつける。
アシA「何!2枚だと!」長谷川「ここまま、一気に・・・接近する!」
長谷川はZの上に飛び乗るが、相対速度の差から、滑り落ちようとする。
宇野「落ちたところを、一斉射撃だ!」アシA「たいへんです」宇野「どうした?」
アシA「敵、ビームサーベルでZを攻撃しています!」宇野「何!」
アシB「上部サブエンジン大破!このまま戦えば、戻ることもままなりません。」
宇野「くっ。だが奴らの部隊にも相当の被害を与えた!ここはいったん退却する!」
敵ガンダムはもう上部装甲の上から落ちている。だが攻撃している時間はない。最初の一斉射撃で敵も十分被害を受けている。
宇野「この戦い、引き分けだな。」宇野はそう言って、デッキへと向かう。
ゆうき「レイバー達は負けちゃったけどね。」いつの間にか戻ってきたゆうきがご飯を食べながら、
宇野をテレスドンの目で睨んでいた。


69 :天をつらぬく巨人達の戦い(再録・終):03/07/08 00:01 ID:wq4Qc9EE
長谷川「敵撃退いたしました。されど命令違反については、いかなる処分も受ける覚悟でおります。」
長谷川がそう言って、山口譲治の前にかしずく。
山口「確かに命令違反は重大な違反だ。3日ほど食事当番してもらう。」長谷川「了解いたしました。」
長谷川はそう言って、立ち去っていく。
横山「話は終わったようですね。」長谷川と入れ違いに、横山が入ってくる。
横山「聖石は確かに我らの手に入りました。ですが我らの中にそれを覚醒できる人材はいないようです。」
山口「では?どうすれば良いのでしょうか?」
横山「探しなさい。その人材を。」横山はそう言って山口に聖石を渡す。
山口「了解しました。」横山「それと、どうも妖魔王が復活した可能性があります。」その言葉に山口は驚く。
横山「妖魔王にも、キユ達にもその聖石を渡してはなりません。
     もし、どちらかが全ての聖石をそろえることがあれば・・・。」
山口「漫画界は崩壊の危機に瀕しますな。」山口が緊張した声で言う。
横山「わかっているのならば、問題はありません。さあ、探しに行きなさい。」山口「はっ!」

山口が去った後横山は一人、考えていた。
横山(確かに、この崩壊の危機だ。だがこの危機さえしのげる人材がいれば・・・。)
横山「それは”神”となりうる人材だ・・・。」横山は独り言を言い、通信機のスイッチを入れた。



☆聖石情報追加
5:名称未定3(山口譲治→???)
何とか探し出す。未だ本来の持ち主は見つからず。

70 :その男、格闘家につき(前):03/07/08 00:03 ID:wq4Qc9EE
原とあんどが、トーナメントとは別次元の、
宿命のリングで向かい合っていた頃。

「おかーちゃーん!」
「ち・・・ちま・・・」
「か、金返せ〜〜!!」
「重傷者はこちらに!」
「うえぇぇぇん」
「変態チームのバカァ・・・」

哀れな無辜の市民――観客たちが、
臨時の救護室となった練習用体育館へ大量に運ばれていた。
どさくさに顔面蒼白で気絶したままの車田正美も寝かされていた。
おぞましい体験が、やがて彼らのトラウマとなり、
あまつさえ性癖になるやも知れないのか・・・と思うと、
一般人避難の誘導を担当していたにわのまことは、
なんだか悲しい気持ちに襲われた。

(ギャグはいいよね。みんなを笑わせてくれる。
ボク自身も楽しくなる。だけど・・・シャレになんない事もあるんだ。
こーなる前に、せめて小林よしりんだけでも、
こっそり倒しておいた方がよかったのかなぁ・・・)

にわのはぎゅっと拳を握ってそれを見つめる。
ただのゲンコツではない。親指を内側に握り込み、
かつ中指を親指の上部に起き先端を尖らせている。
プロレスラーじゃない裏の顔――柔術家。
拳の名は≪鉄菱≫。彼は幻の流派・活殺司る陣内流柔術の使い手でもあった。

と。「いやぁぁぁ!!お兄ちゃん、お兄ちゃーん!!」
重傷者が集まる辺りで悲痛な叫びが。

71 :その男、格闘家につき(後):03/07/08 00:04 ID:wq4Qc9EE
「いかん、将棋倒しの圧迫で心停止だ」
「では心臓マッサージを・・・」
「ダメだ、この人は肋骨を折っている。直接心臓を握って動かすしかない!」
「そ、そんな施設こんな所にはッ・・・」
妹と思われる美少女が、とうとう耐えきれずに泣き出してしまった。
そっと彼女に近づく男が。にわのであった。

「おじょーちゃん、おにーさんが助けてあげるよ。待ってるモン♪」
彼女を泣きやませると、呼吸をしていない彼女の兄を起こして彼の背中に回る。
にわのは軽く呼吸を整え、右手の平を広げ、そして猫の肉球のように形作る。
そこに集中して≪気≫を送る。兄の首筋の頚骨を狙う。
“頚中”と呼ばれるツボがそこにあり、にわのは軽く拳を当てた。

「『圧拳』!!』

気の波動は、頚骨を伝わり一直線に、停まった心臓を刺激した。
そして・・・。

「・・・・う・・・ゴ、ゴホッ!げほげほ・・・。い、痛つつ」
「おにーちゃーん!!」
「おお・・・奇跡、まさに奇跡じゃ!!あ、あなた様は一体・・・」
歓声に包まれる体育館。

「いやーよかった。ウチの流派は色々あるから。将来おじょーちゃんが
(おっぱい)大きくなったらボクとデートするじゃん☆んじゃお大事にー」
照れ隠しか、にわのは桃のエンブレムが入った珍妙なレスラーマスクを、
深くかぶって体育館を去っていった。

(あ、車田センセ置いてきちゃった・・・ほとぼりが冷めるまで試合場にいようっと)
相棒の『どこでもふすま』を小脇に抱え、にわのは再び【戦場】へと戻るのであった。
竜虎がそびえ立つ、あのリングのある場所へ―――

72 :三闘神〜風使い登場編1:03/07/08 00:07 ID:wq4Qc9EE
各ゴッドハンドがそれぞれの任務に動いている頃、
永井豪と武論尊は、基地のひとつに待機していた。
武論尊が、TVのモニターを見ながら呟く。
武論「ほゥ…原め。あそこまで北斗神拳を使いこなせるようになったか……」
2人が見ているのは、トーナメントの各ブロック決勝だった。
そのうち、Aブロックを見ていた武論尊が、原の戦いぶりを満足そうに見ている。
武論「この俺の域に辿り着くのも、そう遠い日のことではないかも知れん。
   北斗神拳・南斗聖拳・元斗皇拳・北斗琉拳の全てを身に着け、極めたこの俺のレベルにな」
永井「そっちは面白そうだけどよ。こっちはひどいものだ」
そうぼやく永井が見ていたのは、Dブロックの野球だった。
ちょうど、6回表 二塁上で板垣と佐渡川が対峙している場面だ。
永井「この板垣……5回裏のときは、山口貴由ごときにあっさりと負け、
   そして今も、萌え漫画家ごときに手こずってやがる。
   とてもじゃないが、『三闘神』夢枕の肉体を継承したとは思えねえ」
吐き捨てる永井に、武論尊は言う。
武論「夢枕の肉体を使っているからこそ、今のヤツは力を発揮できんのだ」
永井「? どういうことだ?」
武論「ゴッドハンドにも匹敵する『三闘神』の肉体……そう容易く使うことは出来ぬ。
   今の板垣は、新しく乗り換えたモンスターマシンを、まだ上手く扱えていないのだ
   現時点で、板垣が発揮できるのは、本来の力のせいぜい30%といったところだろう」」
永井「30%……それだけか」
武論「ああ。だが、それは今だけのこと。
   じきに、肉体にも慣れ、その潜在能力を発揮できるようになる。
   それを早める為に、横山は岡田芽武に命じて、『音』を使わせた」
永井「……」
武論「岡田の『音』は、除々に効いてくる。板垣がより強い敵との戦いを求めれば求めるほど、
   ヤツの潜在能力は解除されていく。それが、岡田の使う『音』の力だ」
永井「だが、ヤツが夢枕の力を100%使えるようになったら、俺達の驚異になりはしないか?」
武論「それは問題ない。なぜなら、板垣が力に覚醒すればするほど、その思考は人間ではなくなっていく。
   力を得るほどに、ヤツは近付いていくのだ。人から、我ら『三闘神』の思考にな」

73 :三闘神〜風使い登場編2:03/07/08 00:11 ID:wq4Qc9EE
永井「へえ、それじゃ板垣が完全に目覚めた暁には、俺達の味方になるってのか?」
武論「そういうことだ。そして、その徴候はすでに現れ始めている。
   板垣本人も気付かぬ内にな。ヤツは元々、仁義に篤い男ではあるが、
   その根底には戦いへの欲求が激しく渦を巻いている。それに逆らうことは出来ぬ」
そう言うと、武論尊はククッ…笑った。
永井「なにがおかしい?」
武論「いや、惜しいと思ってな。俺は夢枕とは、とうとう決着をつけることはかなわなかった。
   だが、ヤツの肉体を継承した、あの男とならあるいは……と考えてしまう」
永井「気持ちはわかるぜ。俺も強い敵と戦うのは、何よりも快楽だからよ」
モニターに映る戸田を見ながら、永井がうれしそうに笑う。
武論「まあ、板垣とはこの戦争が終わった後で、決着をつけてもよかろう。
   さしあたりは、俺の狙いは原だな。そして、あと2,3人ほど気になるヤツらがいる」
永井「へえ、お前のメガネにかなうヤツが、そんなにいるかい」
武論「ああ、ひとりはこの男だ」
そう言って、画面を切り替えると、そこには食堂が映し出される。
その食堂のなかで、ひとりドンブリをかきこんでいる男を指差す。
武論「川原正敏……夢枕の技の系譜を継ぐ男のひとりだ」
永井「このトボけた大飯ぐらいが?」
武論「川原は、夢枕の『餓狼伝』を参考に、独自で格闘漫画の地平を切り開いた男。
   その業、その闘争本能は、板垣と比較しても劣るものではない」
永井「へえ……」
武論「ただ、こいつが本当は板垣以上に義を重んじる男だということは知っているか」
永井「はあ?だって、こいつは裏御伽とかいう、元いたチームを裏切ったんだろ?」
武論尊の言葉に、永井は思わず素頓狂な声をあげてしまう。
武論「それはヤツが純粋に戦いを求める者だからだろう。板垣とてそれは同じ。
   しかし、川原が板垣と違うところは、川原は両手を血に染めていても、
   決して純粋さを、そして自分を見失わぬということだ」
永井「……」

74 :三闘神〜風使い登場編3:03/07/08 00:33 ID:97kjC8wn
武論「しかも、川原は口では薄情なことを言っているが、その根底は甘い。
   人間同士の戦いならともかく、『神』を相手どった戦いなら、最終的には人の味方をする男だ。
   なにせ、あの男は、『神にケンカを売っている』らしいからな。
   ・・・それはそれとして、私は特に山口貴由と佐渡川に悪意を持ってる訳ではないのだ。
   普通の人間から見れば、奴らも相当な手練(てだれ)。だが・・・足りない」
永井「で、他は?」 武論尊「あとは、こいつかな」
また画面を切り替えると、今度は廊下が映った。
そこを、黒ずくめの服を着た男が歩いている。
武論「藤原芳秀……サンデーを代表する拳法家にして、柔術家だ」
永井「こいつか……五聖人クラスだな」
武論「ああ……しかも、今のヤツは、これまでの反動からか、
   暗黒面に取り込まれてしまっている。ヤツほど功夫を積んだ者でも、
   容易く『暴』に飲み込まれることは、よくあること。
   そのせいで、今のヤツは見境がない。今のこいつにとっては、全てが敵だ」
永井「なかなか面白いな。それで、最後のひとりは?」
武論「最後は、やはりこの男だな」
そう言って画面を切り替えると、そこは裏御伽チーム控え室。
武論「本宮ひろ志……あの宮下あきらの師でもある男よ」
永井「こいつは俺もよく知ってるけどよ。でも、こいつチーム・タフの誰かに
   わりとあっさりとヤラれてなかったっけ?」
武論「この男を甘く見るな。こいつは、むしろ追い詰められるほど、真価を発揮するタイプだ。
   いざ、自分や仲間の命がからめば、恐ろしい力を発揮するぞ」
一通り説明を終えると、武論尊はTVの電源を切った。
武論「さて、そろそろ俺達も次の行動に移るとするか。もう見るものは見たしな」
永井「フア〜〜、んじゃそうすっかあ」

そして、2人が席を立とうとした、そのとき。

75 :貞本って毎回キャラ違う・・・:03/07/08 00:33 ID:gmTK+3uf
あのあと(脱出した後)すぐ、貞本の頭の中に自分の思考ではないモノが流れ込んできた。
恐らく、頭に入ってきた矢吹のチップの所為だろう、内容はこうだ。

“お前は力を使えない。力は何かを仲介させることによって漏れずに伝わるのだ。
 武器を探せ。強ければ強いほど良い。地上最強の武器を探せ・・・”

貞本は、ある辺境の村にいた。この村に、世界屈指の刀鍛冶がいると、今は亡き三条に聞いたからである。
村はずれに、こじんまりとしたアトリエ(というのははばかられるようなボロ屋だが)があった。いかにも“男”が住んでいそうだ。
貞本はドアを強めにノックする。反応が無いので、大声で呼んだ。
貞本「いるんでしょ!?出てきてください・・・桜玉吉さん!!」
バアンッ!!家の内側から勢い良くドアが撥ね開けられた。貞本は思い切り吹っ飛ばされた。
玉吉「・・てんめぇぇ〜〜・・・俺が二日酔いでボロボロだと 何 故 気 付 か な い ! ! !」
出てきたのは、熊のような眩しく光るスキンヘッド、桜玉吉その人であった。
貞本「そ、そんなの気付けませんよ!?」
玉吉「黙れ!ぶっ殺す!!!たいした用でもねえんだろ?帰ってせんずりこいてな!!」
たいした用じゃない・・・?貞本のオーラが増してゆく。
貞本「玉吉さん・・・中に入れてもらえませんか?」
ゾクッ! 玉吉の体が硬直する。それで、ようやく搾り出した言葉は
玉吉「・・・入りな」 

76 :まだ過去ログ引越し中なので:03/07/08 00:35 ID:wq4Qc9EE
勘弁してくださいな>>75
やるなら避難スレの相談所で・・・

77 :三闘神〜風使い登場編4:03/07/08 00:38 ID:wq4Qc9EE
2人は、とてつもないプレッシャーを感じた。
武論「む!?」 永井「なんだこいつは…デケえ力だ!!」
そして、2人が振り向くと、いつの間にか男がひとり、立っていた。
マントを羽織り、禍々しい鉄仮面をかぶった男が。

ゴッドハンドと化した、安彦良和である。

安彦「フハハハハッッ!東方不敗マスター安彦!!
   そして、またの名を……
   
    T E K K A M E N 安 彦 ! ! !」

怪しい風体で哄笑する安彦に、永井と武論尊は呆気にとられた。
永井「新参者の使徒が、なにしにきやがった?」
じろり、と永井が安彦を睨んで言った。
永井は、この安彦が苦手であった。
元々は矢吹に復讐する力を得る為に、サンライズの全てを犠牲に、
今の力を手に入れた安彦だが、今や人間だった頃の面影は微塵も残ってない。
今の安彦は、新たなる強大な力を、ただ楽しんでいるだけだ。
安彦は、永井の冷たい視線を気にもせずに、言う。

安彦「実はなあ……今のワタシがどれだけの力を持つのか知りたくてなあ。
   それで、かねてよりのライバルだった、ダイナミック・プロに戦いを挑みに来たのだ!!」
永井「なにい!?」
安彦の傲岸不遜な言動に、永井がキレた。
永井「上等じゃねえか!今すぐ、勝負してやらあ、この変態マスクが!!」
叫び、目を吊り上げる永井。しかし、安彦は待ったをかける。
安彦「そう焦るでない。私が戦いたいのは、石川賢の方だ」
永井「石川ァ?」

78 :三闘神〜風使い登場編5:03/07/08 00:40 ID:wq4Qc9EE
安彦「そうだ、あの男は島本を狙っているのだろう?
   だが、島本と永野護は、ワタシの獲物なのだ!
   だから、力試しを兼ねて、そのあたりを釘刺しておきたくてな。
   ワ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ! !」

永井「調子に乗りやがって……誰のおかげで、その力を得たと思ってる!!」
安彦「下らんな。一度、ゴッドハンドになれば、身分の上下などないはず。
   どうしても力を振りかざしたければ、腕ずくで来るがよいわ!」
安彦の物言いに、永井が臨戦体勢にはいった。
永井「ふざけやがって!ブチ殺してやらあ!!」

怒り心頭の永井。殺気がほとばしる。
永井「もう許せねえ!テメエは、虐殺だ!!」
安彦「フハハハ!無理をするな、怖かろう!!」
2人の力が、急速に高まっていく。その様子を見て、武論尊が制止にはいった。
永井「止めるなあ、武論尊!!」
武論「待て、落ち着け!こんなところでお前らが戦ったら、基地が吹き飛ぶぞ!」
永井「関係ねえ!ここまでコケにされて、こいつを生かしておけるかあ!」
大友よりは幾分理性的な永井ではあるが、短気で好戦的な部分は大差がない。
そして、安彦の言動は、永井の我慢の限界を超えていた。
安彦「存分に来るがよいわ!」 
永井「八つ裂きになって後悔しても遅いぜ、テメエ…」

そして、今まさに両者が激突しようとしていた。
そのとき!

??「うぬら、その勝負待てい!!」


79 :三闘神〜風使い登場編6:03/07/08 00:41 ID:wq4Qc9EE
いきなり現れた男が叫んだ。
生物的なフォルムの装甲を身に纏っている。
その強烈な闘気は、その場の三人に勝るとも劣らなかった。
安彦「むう、貴様は『強殖装甲ガイバー』の作者!!」

        高  屋  良  樹  登  場  ! ! !

高屋「その勝負、ワシが預かる!双方、引けい!!」
有無を言わさぬ口調で、高屋が言った。
圧倒的な闘気に、さしもの2人も気圧される。
その隙に、武論尊が永井の背後に回り、背に手刀を当てていた。
永井「グッ!武論尊!!」
武論「これ以上やるというなら、俺と高屋を敵に回すことになるぞ」
永井「…チッ!」
舌打ちすると、永井は闘気を納めた。そして、安彦も。
2人が落ち着くのを見計らって、高屋が言った。
高屋「安彦、石川なら『バベルの塔』にいる」
永井「!…高屋!?」
突然、余計なことを言い出した高屋に、永井が狼狽した。
安彦「ホゥ……それをワタシに教えてもよいのか?」
高屋「構わん。というよりも、これは横山直々の指令でな。
   貴様を、『バベルの塔』まで連れてくるようにと」
高屋の言葉に、耳を疑う永井と武論尊。
安彦「それはどういう風の吹き回しかな?」
高屋「おそらく、お前の力を確かめる為だろう。
   石川ならば、お前の力を計るに十分すぎる相手だ」
それを聞いて、安彦が笑った。
安彦「ハハハハ!面白いではないか!ならば早速、招待にあずかるとしよう!」
そう言い捨てると、踵を返す安彦。

80 :三闘神〜風使い登場編7:03/07/08 00:42 ID:wq4Qc9EE
その背に向かって、高屋が言う。
高屋「安彦よ。今回は、『試し』ゆえ、貴様の愚行は不問に付そう。だが!」
凄まじい言霊でもって、高屋はつづける。
高屋「忘れるな。貴様がもし、我らが『神』の御心に背くことあらば、
   そのときは、誰よりもまず、このワシが貴様に引導をわたしてくれるわ!」
安彦「……肝に銘じておこう」

刺すような視線を背に受けながら、その場を去ろうとする安彦。
その前に、マントを羽織った別の男が現れた。
安彦「ぬ、貴様は?」
すると、男は一礼を持って答えた。
??「横山様より、貴方様をお連れするようにとの命を受けました。
   以後、貴方には私が付き従うことになります」
安彦「フン、要するにワタシのお目付役というところか。
   で、貴様、名前はなんという?」
そして、男は言った。

??「横山十傑集がひとり、
   
   『風使い』 鷹 氏 隆 之 と申します。
   
   以後、お見知りおきを」
          
                     (つづく)

81 :リターン・オン・・・(1):03/07/08 00:49 ID:97kjC8wn
「そうだ、鍵を開けて中へ入れ。」
独房の中で冨樫が猫の顔をかたどった携帯電話にそう言ったとうり、
焦点の定まらない目をした看守が独房の中へと入っていく。
「よし、ではそこの壁に寄りかかっている『私』を撃ち殺せ。」
その言葉どうり看守が放った銃弾は、まぎれもなく冨樫義博の頭部を貫いた。

冨樫「幼児語をしゃべるキモイおやじだと?今までそう思っていたのか。」
先程『自ら』を撃ち殺した看守に触れ、その記憶を読み取りながら、
冨樫はそう言うと、突如銃を具現化し看守を撃った。
冨樫「これでおまえは、ギャラリーフェイクでつくった『私』を撃ち殺した
こと以外のすべての記憶を無くした。
これで私は矢吹からも行方不明になったというわけだ。」
冨樫は銃を消し、変わりに大きな目玉のついた掃除機を出した。
冨樫「デメちゃん、指輪を出せ。」
デメちゃんと呼ばれた掃除機から吐き出された指輪を冨樫は指にはめる。
冨樫(ここに入る前、さんざん矢吹は私にボディーチェックをさせたが、
全く無駄だったな。
やつはこうゆう便利系の能力を使う頭が無いのだろう、さすがは『知欠』だ。)
冨樫「ブック。」
突然空中に現れた本から冨樫は一枚のカードを抜き出し、叫んだ。
冨樫「リターン・オン・・・」

      冨 樫 義 博 連 載 再 開 ! ! !


82 :リターン・オン・・・(2):03/07/08 00:59 ID:wq4Qc9EE
冨樫がまさかの復活を果たした直後、刑務所を急襲する一団があった。

「一班クリアー!」
「二班クリアー!」
「三班クリアー!」

謎の一団は、瞬く間に刑務所の各区画を制圧していく。
そして、問題の牢獄の扉を、男達のひとりが蹴破った。

「突にゅ…う!?」
小隊長と思われる男は叫ぼうとして、そのまま硬直した。
そこには、拳銃を持ったままガタガタと震えている看守らしき男と、
頭を撃ち抜かれた冨樫の亡骸だけがあった。

「おい、貴様!これは一体どう言う事だ!ここで一体、何があったんだ!」
「ひい!し…知らない!俺はなにも知らないィ!」
問いつめる男の問いに、看守は震えながら、首を横に振るだけだった。

83 :リターン・オン・・・(3):03/07/08 01:00 ID:wq4Qc9EE
<<一一と、こういう事態になっとるのですが、いかがいたしましょう?>>
部下に看守の拷問を任せた傍らで、冨樫を最初に発見した小隊長は、無線でどこかと連絡をとっていた。

<<ほう、するとその看守はこう言っている訳だ。
 『私はまったく覚えがないのですが、気がついたら冨樫を撃ち殺していました』、と>>
<<やはり、なにかおかしいでしょうか?奇妙な話だとは思いますが>>
<<奇妙どころか、こんなあからさまにおかしな話があるか。
 一般人ならいざ知らず、漫画家ならば全ての人間がおかしいと気付くはずだ。
 考えにくい事ではあるが、最悪の事態が発生したと言っていい>>
<<ナルホド。では、この男はどうしましょう。どうやらこれ以上の尋問は無駄のようですが>>

部下の問いに対する、命令を下している男の返答は、そっけないものだった。

<<殺せ。なんなら、『喰って』もかまわんぞ>>

直後、看守の断末魔の声と、肉と血を咀嚼する音が響いた。

84 :リターン・オン・・・(4):03/07/08 01:06 ID:97kjC8wn
「ふむ……どうしたものか」
「どうやら、問題が発生したようですな」
男の呟きに、血まみれの白衣姿の男が応じる。

「ああ、何やら予期せぬ出来事が起きているようだ。
 残念ながら、冨樫の肉体は手に入れ損なったみたいだな」
「そうですか、それは残念ですねえ」
「まあ、よかろう。すでに『代替品』は手に入れてある。どうだい、『彼女』の具合は?」
すると、白衣の男は興奮のあまり、おこりにかかったように震えだした。

「彼女は…彼女は素晴らしい!そして恐ろしい!ここまで研究しても我々はいまだに
 信じられません!あんなものが本当に存在しただなどと!!
 彼女がいなければ、我々の研究など夢想に等しい!あれは…『彼女』はいったいなんなのですか!!」

まくしたてる男の問いに、軍服姿の男はそっけなく答えた。

「彼女かね?彼女はヒロインだよ。始まりの終わり、終わりの始まりだ。
 かつて狂気と正気が、彼女を奪い合い、蹂躙し尽くしたのだ。あれはその、残骸だ」

そして、軍服の男は、作業を再開する。

「ところで、君の作ってくれる料理はいつも旨いな。喰っていて飽きないよ、七三君」
「感謝の極みでございます、平野様」


85 :その男(おまけ):03/07/08 01:10 ID:wq4Qc9EE
3人しかいない試合場。そこへ4人目の人間、にわの到着。
時刻は夕刻が近づいていた。
まだCブロックからの呼び出しがなく、
どこか(Dブロック?)へ運ぶはずの車田も起きない。
にわのはとりあえず観客1号になる事にした。

(審判のおねーちゃん、おっぱい小さいモン〜)
などと、お菓子を頬張りながらにわのが最前列の客席に座ると。
「ひゅーほほほ、貧乳娘はお嫌いですかな?」
・・・奇妙なゴーグルとカツラとレオタード姿に着替えた安永航一郎が来た。
「おげぇっ!しっかり胸までふくらませてあるじゃーん」
「わははは、これは肉まんだ。後で食べられるぞ、人肌だしな!!」
「いらねーでおじゃるよ!」

バカ2人、改めてリングを見つめる。
「・・・あのふたり、いつまでにらみ合ってるだス?」と、にわの。
「ゴング係がいないからでわ?」と安永。
(・・・そんなの、最初からいたっけな・・・)
にわのは気にしない事にした。

そして、時は動き出す―――

86 :再録シリーズそろそろ終わります:03/07/08 01:12 ID:wq4Qc9EE
馬場はふと辺りを見回す。
馬場(・・・?みんなどこか暗いな・・・。一体どうしたんだろう・・・。)

バッターボックスには森が立っている。
馬場(野球かぁ・・・。ん・・・?)
森田「ストラーーーーーイク!!」
森田の威勢のよいカウントが響く。
馬場(今、ボールを放った瞬間ボールが消えたような・・・?)
えなりの投げる魔球に馬場は首を傾げる。

馬場「ねぇ、アレは一体・・・?」
馬場は施川に今の現状を尋ねようとした。

施川「魔球の正体がさっぱりわからねぇ!コロシテヤルゥゥゥゥ!」
伯林「まぁまぁ、僕も一緒に攻略方法考えますから。あ、プロテイン丼食べます?」
ベンチの隅では施川と伯林が二人でのんびりと漫画を読みふけっている。
しかし、その姿はどことなく癒される・・・。

87 :作者の都合により名無しです:03/07/08 01:13 ID:wq4Qc9EE
馬場「魔球?」
施川「あ、馬場さん。
そうですよ、えなりの投げる魔球の正体を調べていたんです。」
伯林「僕たち、戦力になれないから・・・」
プロテイン丼をおいしそうに食べながら伯林が言う。
伯林「馬場さんもプロテイン丼食べますか?」
馬場「え・・?あ、いいや、今はおなかいっぱいだから・・・ありがとう。」

馬場(そうか・・・この絶望感はあの魔球のせいなのか・・・。
あの魔球がある限り・・・

みんなには虹が見えない!!!!!!)

馬場の表情が変わる。
今までの優しい顔から、険しい、悪魔のような顔になる。

そして・・・

馬場「たった今から このDブロック試合場では
         魔 球 お 断 り だ !!!」

馬場の叫びが会場内に響き渡った・・・。

88 :『オーガ』vs『大戦鬼』:03/07/08 01:19 ID:bEgfvfR3
その頃二塁上で、2人の鬼が対峙していた。
片や、『オーガ』と呼ばれる、格闘の魔人・板垣恵介。
片や、『大戦鬼』と呼ばれる、萌え漫画家としては異質な武闘派・佐渡川準。
板垣(おもしれえ奴が出て来たモンだぜ……我慢しきれねえな……)
佐渡川(なんて化物だ……人類と闘ってるという気すらしねえ……)
刹那、佐渡川が跳んだ!
佐渡川「はいいいいいッッ!」
両足を揃えた、砲弾のようなドロップキックが板垣の顔面に炸裂した。
板垣の顔から、鼻血がしぶく。
着地すると、すかさず懐に潜り込んで追撃の中段逆突き!
そのまま足を継いで上段内回し!!
とてつもない連続攻撃だった。
一発ヒットするたびに、身も毛もよだつような衝撃音が轟く。
そのような佐渡川の連打を、板垣は防御もせずに一方的に受けていた。
佐渡川(イケる!なんちゃない!!)
板垣の身体がグラついた瞬間、佐渡川が襟をとった。
一気に板垣の巨体をかつぎあげると、柔道の肩車の要領で投げ落とす!
しかも、佐渡川は通常の逆向きに担いでいる為、板垣は受け身がとれない体勢だ。


佐渡川「鬼   丸   流   葬   兵   術
       
          
大   地   印   “頭”  ! !」


殺人的な角度で放たれた投げは、板垣の脳天を必殺の勢いで地面にメリこませた!
佐渡川「勝っ…!!」
会心の大金星に、勝ち名乗りをあげようとした、そのとき。
佐渡川の背後で、凄まじい鬼気が立ちのぼった。


89 :『オーガ』vs『大戦鬼』:03/07/08 01:22 ID:bEgfvfR3
ぞ く ・・・
佐渡川の背筋を、凍るような悪寒が這い上がる。
はじかれるように振り返ると、そこには板垣の巨躯が、うっそりと立っていた。
場の全員が、その姿を驚愕の眼差しで見つめていた。
板垣「愛がある……哀しみもある……しかし……」
瞬間、常人の20倍はあろうかという声量が響き渡った。

板垣「凌 辱 が な い で し ょ ッ ッ ッ」

し・・・ん。
そのとき、静寂が支配した。
佐渡川「………りょ」
あまりに常軌を逸した言動に、絶句する佐渡川。
板垣「わたしのミスだ……“ヤラセ”てあげた攻撃で泣けるワケがない」
佐渡川「……!(い…今までの攻撃が……ワザと受けていたというのか……)」

板垣「奪 い な さ い。わたしから勝利をもぎ奪り凌辱するのです!!」

佐渡川「ぐう(なら、俺の最高の一撃で)!」
一旦、間合いを空けると、佐渡川が正拳突きの構えをとった。

佐渡川「間もなく18時30分発ひかり235号 新大阪行きがまいります。
    なお1号車から7号車と 11号車 12号車は
       自   由   席   で   す  」

思い込みにより、新幹線のスピードとパワーを得た佐渡川の正拳突きが発動した。
圧倒的な暴力の塊が、無防備に立つ板垣の顔面へと吹っ飛んでいく。

板垣「良きファイターです しかし 
              
         遅   す   ぎ   た   ッ」


90 :『オーガ』vs『大戦鬼』:03/07/08 01:24 ID:bEgfvfR3
佐渡川が放つ渾身の右ストレート。
それが到達する寸前、板垣の両掌がかき消えた。
パ ア ン  !
佐渡川はその瞬間、世界が破裂した音を聞いただろう。
放たれた拳は、板垣の鼻先から数ミリのところで止まっていた。
その直前に、板垣の鼓膜破りが、佐渡川を破壊していたのだ。
『大戦鬼』の一撃が、鬼の反射神経に凌駕された瞬間だった。
佐渡川の両耳からは血が溢れている。おそらく、脳にも損傷が生じているだろう。
そんな状況でもなお、佐渡川は牙を剥き、再度殴りかかった。
爆発的な踏み込みが地をえぐる。
しかし、板垣の右足が鋭く疾ったかと思うと、佐渡川の軸足は強烈に刈られていた。
佐渡川の身体が、ぐるりと大きな弧を描く。
板垣は、空中に躍る佐渡川の顔面に手をあてがうと、そのまま思いきり地面に叩きつけた!
佐渡川「がっ!」
苦痛の呻きを、佐渡川は最後まであげることはかなわなかった。
舌のすぐ後ろまで出かかった声が、喉笛ごと踵に踏みつぶされたからだ。
大量の吐瀉物と血を吐き出し、佐渡川が悶絶した。

佐渡川(なんて強さだ……勝ち目が見えねえ……でも……なんか気持ちいいや)

敗北しても、佐渡川の顔にはどこか晴れ晴れとした笑みが浮かんでいた。
そして、板垣も満足そうに笑う。
板垣「いつでも来な。また好きなだけ遊んでやるぜ」
死闘の後のすがすがしい空気がただようなか、森田がアウトを告げる声が響いた。

板垣(やっぱ、俺の相手になる奴は、チャンピオンじゃお前しかいねえぜ、山口。
   早く、ここまで来い!そのときこそ、ラウンド2だぜ!!)

現在、6回表 王者チーム ツーアウト


91 :ガンガンのその後:03/07/08 01:28 ID:bEgfvfR3
『同人軍艦』との死闘に決着をつけたガンガンチーム一行は、夕食をとっていた。
すでに、時刻は夕刻にさしかかっている。
負傷していたサンデーチームの治療も一段落がつき、
ガンガンの輪に安西・リック・“Dr.コトー”山田も加わっていた。
衛藤「まー、何にせよ、一段落ついて良かったですね。サンデーの人達も大した事ないみたいだし」
山田「本当に、感謝の言葉もないです。おかげで、助かりました。
   ガンガンの皆さんに助けていただかなかったら、治療する事も出来ませんでしたし」
荒川「お礼はいいわ。こちらとしても、邪魔者を片付けただけだから。
   それより、見事な手並みだったわ。流石は、サンデー1の名医ね」
頭を下げる山田に、荒川が珍しく賛辞の言葉を述べる。
しかし、山田は苦笑いしながら、首を横に振った。
山田「ドクターが事前に応急処置をしてくれたおかげですよ。
   それに、僕なんか、まだまだ未熟です。“あの人”に比べたら」
荒川は、山田が誰の事を言っているのか悟った。
およそ、医師を名乗る者ならば、その名を知らぬ者のない男。
荒川「かつて、マガジンで最高の腕を誇った“彼”の事ね。
   野獣の肉体、天才的頭脳、神技のメスを持つ男……
   真島が支配するようになってからは、マガジンを去ったと聞いたけど」
山田「ええ。それに彼は元々、放浪癖のある人でしたしね。今は、どこで何をしているやら」
荒川「一度、見てみたいものね。その“神技”とやらを」
そう言うと、荒川はサンドイッチをかじった。


92 :ガンガンのその後:03/07/08 01:30 ID:bEgfvfR3
土塚「それにしても、これで当分はする事なくなりましたね。準決勝は、2日後だし」
カムイ「今は、英気を養うときだろう。おそらく、次の相手は強豪のバンチだ。
    これまでの相手とは格が違うと見た方がいいだろう」
おにぎりをパクつきながら言う土塚に、壁にもたれかかって瞑想していたカムイが答えた。
衛藤「でも、問題はメンバーですよね。
   渡辺さんがいなくなってしまって、こっちは4人しかいません」
そう、今のガンガンには、それが悩みの種だった。
主戦力のひとりである、渡辺が行方不明になってしまったのは、痛手だった。
このとき、当の渡辺が、宇宙戦艦ヤマトにいるなどと、誰も夢にも思わないだろう。
カムイ「そうだな、それが問題だ……」
呟きながら、カムイがちらりと荒川を見た。
その視線の意味に気付いた荒川は、そっけなく言う。
荒川「残念だけど、私は無理よ。とにかくやらなきゃいけない事が山積してるの。
   それに、長らく実戦から遠ざかってる私じゃ、大清水たちには通じても、
   猛者ぞろいのバンチには、歯が立たないでしょうね」
別段の感情を見せずに、荒川は淡々と言う。
事実は事実でしかない、というのが荒川の持論だ。
カムイ「そうなると、いよいよ4人で戦うことになるか。厳しいな」
カムイが思わず、溜息をついた。そのとき、いきなり立ち上がる者がいた。
雷句「わ…私を使って欲しいのだ!」
安西「お…おい、リック?」
突然の雷句の申し出に、安西ばかりか、ガンガン一同も戸惑った。
雷句「私の為に、お主たちには迷惑をかけてしまったのだ!
   だから、せめてもの恩返しをさせて欲しいのだ!」
雷句が真剣な目で、そう語る。すると、カムイが言った。
カムイ「別にお前らの為にやったことじゃない。あくまで、自分達の不始末を片付けたにすぎん」
雷句「でも…それでも、なにかしたいのだ!
   それに、本音を言えば、私もトーナメントに出てみたいのだ!
   なにせ、気付いたら、スプリガンは負けておったから……」
雷句の叫びに、安西は暗たんとした気持ちになった。
雷句が出場できなくなったのは、他ならぬ自分のせいなのだから。


93 :ガンガンのその後:03/07/08 01:44 ID:wq4Qc9EE
荒川「分かったわ。リック君には、ガンガンの一員として出てもらいましょう」
カムイ「ドクター?」
いきなりの荒川の提案に、カムイが胡乱な声をあげた。
荒川「彼ほどの実力者なら、何の不足もないわ。
   その彼が、無条件でこちらに加わってくれるって言うのよ
   願ってもない申し出じゃないかしら」
荒川の言うことはもっともだ。カムイはうなずくしかなかった。
カムイ「まあ、そこまで言うなら、別に俺に異論はないが……」
雷句「おお、それでは!」
荒川「ええ。歓迎するわ、リック君。こちらこそ、よろしく」
荒川がそう言うと、雷句はウルウルと嬉し涙を流していた。
早速、友達の“バルカン500”に報告している。
その様子を、金田一がニッコニコしながら、眺めていた。
傍目から見て、まるで小動物のように見えるからかも知れない。
安西「良かったな、リック」
雷句「ウヌ!ところで、信行はどうするのだ?」
雷句が無邪気に聞いてきた。安西が思わず戸惑う。
安西「どうって……俺も今は特にすることねえしなあ……」
カレーを頬張りながら、答えに窮していると一一
荒川「貴方も加わってくれるなら、なおさら好都合だわ。
   バンチは人数が多いから、こちらもメンバーは多いに越した事はないもの」
カムイ「まあ、おじけづいたのなら、別に構わんがな。無理することはないぞ」
このカムイの一言が、安西に火を点けた。
安西「俺がおじけづくだあ?上等だよ、固羅!やってやろうじゃねえか!!」
カムイ「無理をするな。相手がかのジャンプ五聖人では、お前が躊躇するのも無理はない」
売り言葉に、買い言葉。安西が、額に血管を浮き立たせながら、立ち上がった。
安西「カムイぃ……お前、一回くらい俺に勝ったからって、調子に乗るなよ」
カムイ「なら…何度でも、分からせてやろうか?」
そうして互いにメンチを切り出す2人。そこへ、思わぬ所から声がかかった。
片倉「安西、ちぃっと待ちいや。俺、メシ喰ってる最中なんやねんから」
そう言って、タコ焼きを口に運ぶ片倉に、安西が怒鳴った。
安西「テメー、炎のクセにメシ喰ってんじゃねえ!」

94 :ガンガンのその後:03/07/08 01:45 ID:wq4Qc9EE
片倉「ええやないか、そうやいのやいの言うなや。
   ところで、“ドクター”ちゅうたかな?アンタに聞きたいことあんねやけど」
荒川「……なにかしら?」
安西とカムイが座ったのを確認すると、おもむろに片倉が切り出した。
片倉「あんさんらが、準決勝行くちゅう事は、GUNG-HO-GUNSは負けたちゅう事かい?」
その台詞に、一同は、片倉がGUNG-HO-GUNSの一員であった事を思い出した。
荒川「ええ、確かに私達が勝ったわね。
   もっとも、あの女にはもっと痛いメ見てもらいたかったんだけど…」
荒川が憎々し気に言うと、片倉が苦笑した。
片倉「伊藤さんの事かい。あん人も、あれで結構可愛いトコあんねやけどなー」
片倉が軽口を叩くと、荒川が凄い形相で睨んできた。
あまりの迫力に、片倉が急いで付け加える。
片倉「も…もちろん、姐さんの方が綺麗やねんけど」
冷や汗を垂らしながら、片倉が言った。そして、ガックリと肩を落とす。
片倉「それにしても、やっぱりのお。いくら内藤様でも、三人じゃよう勝たれへんかったか」
片倉が何気なく言うと、ガンガンは全員、そろって怪訝な顔をした。
荒川「相手は4人だったけど?それに内藤は、参加してなかったわ」
荒川の一言は、片倉は訳が分からないといった顔をした。
片倉「……なんやて?」
カムイ「しかも、相手の内2人なんて、試合前に控え室を襲撃しやがった。
    おかげで、こちらは貴重な仲間を、2人も失うことになった」
カムイの言葉には、怒りがこもっていた。そして、土塚も言う。
土塚「しかし、あんな連中には二度と関わりたくないなあ。
   あのヒゲメイドと、身体から銃出す気色悪い小僧には……」
そこまで言ったとき、片倉の目が変わっていた。
さっきまでの陽気さが影を潜め、眼光がナイフのように細くなる。
片倉「……詳しく、聞かせえ」

95 :情報テンプレ:03/07/08 01:46 ID:wq4Qc9EE
『三種の神器』
ゴッドハンドと妖魔王がそれぞれ、血眼になって探している物。
どうやら、選ばれた漫画家の中に眠る、隠された能力らしい。
以下は、その三つ。()内はその所有者。

一同朋を癒し、不浄なものを滅す『鳳凰の翼』(安西?)
一幾度、その身が滅びようとも蘇る『不死鳥の魂』(不明)
一命亡き者にすら魂を与える神の血を満たした『神の聖杯』(不明)


『聖石』
選ばれし漫画家に、さらなる力を与える聖なる石。
元々は梅澤の盾にはめられていたもの。全部で6つ。
以下は、現在判明している聖石と、その所有者。

1:赤空のレッドエイジア(荒木)
 乙より渡される。
2:黄道のバランス・オブ・ゴールド(安西)
 七月より渡される。
3:名称未定1(村枝)
 一度2つに分かれたが、村枝の力によって復活。
4:名称未定2(大久保)
 手塚と戦って手に入れる。

『秘石』
宇野が聖石をカモフラージュする為に、艦内各所にバラまいた物。
全部でいくつあるかは不明。
現時点で判明しているのは、宇野自身が持つ『闇のダイアモンド』のみ。

96 :作者の都合により名無しです:03/07/08 01:47 ID:97kjC8wn
鯖フカーツ!
なんという徒労!なんという無駄足!
嗚呼!もう寝よう!

97 :お引っ越し完了:03/07/08 01:49 ID:wq4Qc9EE
http://jbbs.shitaraba.com/comic/31/#1【避難所/ネタ相談掲示板(仮)】あります

http://pc4.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1056986536/l50からの続き・・・行くぜ!?

98 :ガンガンな続き(前):03/07/08 01:52 ID:wq4Qc9EE
Bブロック控え室、平和な夕食時に舞い込んだ殺気。
片倉の豹変に気づいた何名かが唾を飲み込む。
「・・・気になるのね、元構成員さん」
「当たり前や!!あんたらが知ってる事、根掘り葉掘り聞かせ・・・」
片倉のセリフは最後まで言えなかった。
戦艦の床が、揺れている。不気味な重低音が壁を伝う。
・・・近くの≪外≫に何かがある?
カムイ達はおにぎりや唐揚げを頬張ったまま、空が見える通りへと向かった。

曲線状の強化ガラスが何枚も貼られた回廊に出る。ふと雷句が天井を見上げた。
きれいなオレンジの空。そこには・・・
「・・・・うわわわわ〜〜!!せ、せ、戦艦なのだー!!」
はっと一同がいっせいに空を見た。そこにはオレンジの空を覆い隠さんと、一機の巨大戦艦があった。
まさか大清水が生きていた――!?青ざめる荒川。しかし、その戦艦は何かが違った。
最新型とおぼしき、二叉槍の先端の如きフォルム。
その上部には巨大な≪天使の羽≫。下部には≪悪魔の羽≫。
そして感じるのは戦艦から発せられる≪魔力≫。あの船は魔法で動いているのだ。
(・・・あれ?これ誰かの漫画で見たことがあるなぁ。誰だったかな〜確か・・・)

衛藤が首をかしげていると、突如空中の戦艦のスピーカーから能天気な声が。
『呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!カレーの妖精・松沢ハリー夏樹、ふっかぁーつ!!』

     ・・・あんた、死んだはずじゃあ・・・(衛藤)

彼の心の叫びはもちろん周りにゃ聞こえない。ハズなのだけど。
ハリーこと松沢夏樹はエネルギー源の『無限カレー壺』を持って、荒川達のいる辺りの屋根に飛び移った。
さすがは仮面の忍者、目隠しに筆で書かれた【カレー】の文字が決まってる。
「んーとね、通りすがりの人に、肉片にお湯かけてこねて3分待って復活したんです。
 ・・・あれ?こねてお湯かけて3分だっけ?お湯かけて3分こねて・・・ええいわからんわぁぁ!!」
ひとりで自爆しているハリーだが、呆れる皆とビビる衛藤をヨソに、
えっちらおっちら壁をこじ開けこちらの艦内に入り込んできた。

99 :ガンガンな続き(後):03/07/08 01:55 ID:wq4Qc9EE
「いやー、荒川センセ!よーやく完成したんで見せびらかしに持ってきましたよ。
遊びに来てください。魔法を動力源とした“無敵戦艦ワルキューレ”改め
≪無敵同人戦艦・無礼ド(ブレイド)≫!!エンジンを魔法使いと『接続』させるのがポイント。
一応定員130名常時住み込み可能です。ただ船員が少なくて機能が使いこなせなくって〜」
誇らしげに語るハリー松沢。ヤツはのーみそこそカレーでできており、
軍隊漫画や戦艦漫画に萌えを持ち込む困り者ではあれどメカ発明のセンスは割とあるのだ。
「はっはっは、実は私の【日本イ○ド化計画】用にこっそり開発していたのだよ」
「すまない松沢、誰も聞いちゃあいない」本当に申し訳なさそうにカムイが答える。

とりあえず戦艦無礼ドは空中で待機しているらしく、
松沢はちゃっかり夕飯に付き合うことになった。夕飯のおかずが一種類増えたのである。

「・・・んでな、話の腰折られてアレなんやけどな。ガンホーのふたりの話をな・・・」
「あ、片倉君。それならこのハリー・・・松沢先生に聞いてみて?殺された当事者だから」
「・・・・・・そか・・・・」
「わははは、どーんと来なさい!ハリー松沢の、なんでも質問コーナー☆」
「・・・めっちゃテンション下がったわ。んでなー、あんたを殺した馬鹿の事なんやけど」
「HAHAHA、実はいの一番で殺されちゃったからじぇんじぇん覚えてないのデース!」
「・・・あんた、もっかい死んでもろてええ?ちゃんとお湯かけたるさかい」
「そうカタイ事言いっこナシ!カレーで乾杯、世界はカレーのために!!」
「なあ安西ちゃん・・・ええやろ?(ピクピク)」
「好きにしろぃ」

乾いた銃声が控え室いっぱいに響いた。

    ・・・夕焼けには、カレーと俺の血が似合う・・・   (夏樹・辞世の句)

「・・・んでなー、話の続き、詳しく聞かせえ」

 ☆戦艦無礼ド資料  正式名称【ハリー艦隊特別決戦艦 GAN2−Wセラフィム級超戦艦『コズミック無礼怒』】
   全長620m 全幅270m 全高280m(羽付きは517m) 総重量20万7千t 最大速度・出力・・・計測不能

100 :作者の都合により名無しです:03/07/08 02:15 ID:zBVrDtR/
どうすんだろ、ここ・・・100。

101 :作者の都合により名無しです:03/07/08 02:17 ID:bEgfvfR3
せっかく苦労して作ったんだし、こっちでやりません?
こっちの方が、テンプレ新しいし。

102 :作者の都合により名無しです:03/07/08 02:18 ID:bEgfvfR3
さーて、ガンガンの続きを、あと20時間後くらいに書くとしますか。
それでは、お休みなさい

103 :寝る前にフォローを:03/07/08 02:58 ID:bEgfvfR3
片倉とガンガンの間で重要な情報交換が為されようとしていた頃。

・・・・矢吹は部下を前に怒鳴りまくっていた。

矢吹「なんだ、あのあからさまに怪しい戦艦は!
   あんな巨大な物体の接近に、なぜこれほどの接近を許したァ!!」

矢吹の剣幕に竦み上がる部下たち。

部下「そ・・それが、あの戦艦からは、一切の熱源もなにも検出されませんで・・・
   レーダーにもまるでひっかからなかったのです・・・まるで『存在しない』かのように・・」

その部下の報告を聞いて、矢吹は考える。

矢吹(あらゆる計器でも観測できない・・・
   すると、あれは『科学』で作られたものではない・・そういうことか・・・)

部下「どういたしましょう・・これほど接近されては、もはや撃墜は不可能です・・」
矢吹「そんな事くらい、言われんでも分かるわ!
   こんな超至近距離で攻撃などしたら、この艦も到底、無事ではすまん!!」
ひとしきり怒鳴ると、矢吹はきびすを返した。
矢吹(科学ではない・・すると・・まさに『魔法』だな・・・
   フフフ・・・魔法・・・ここまで残った事といい・・・
   私は少々、『ヤツら』を見くびりすぎていたようだな・・・)
そして、矢吹は愉快そうに笑う。
矢吹「ハハハッ!おもしろい・・我が牙城に挑もうとするものが、またひとつ・・・」


104 :貞本受難(自業自得):03/07/08 03:33 ID:zBVrDtR/
玉吉「で?どんなのが欲しいんじゃ?」
貞本は玉吉のアトリエの中に入れてもらった。勿論実力行使ではあるけれど。
貞本「最強の武器」
玉吉「そういわれてもな・・・」
貞本「グングニルの槍のような」
貞本の知る限り、グングニルの槍は、最強だ。
貞本「頼みますよ、玉吉さん・・・」
貞本は出ていった。
玉吉(ふん・・・少し遊ぶか。あいつの言うとおりにはやりたくねえ)

貞本は再び玉吉のアトリエを訪ねた。
貞本「玉吉さん、どうです?完成しましたか?」
玉吉「おうよ!見てくれ、自信作なんだ!」
貞本「どんな出来かなぁ、楽しみですよ!」
期待に胸膨らませブツを見る。ところが・・・
貞本「グングニル違う!!!!」
玉吉「なっいいモンだろ!!」
貞本「いや、ちょっとコレ!グングニルの槍を作れと・・・」
玉吉「材料が足りんかったんだ」
貞本「・・・」

という訳で、これからの貞本を支える武器
『コブラの杖』が完成したのであった。
                    続く・・・

105 :95改:03/07/08 09:18 ID:8niRfb0l
 聖石情報追加(カッコ内は現在の所有者)

 1:赤空のレッドエイジア(荒木)
 乙より渡される。
 
 2:黄道のバランス・オブ・ゴールド(安西)
 七月より渡される。
 
 3:名称未定1(村枝)
 一度2つに分かれたが、村枝の力によって復活。
 
 4:名称未定2(大久保)
 手塚と戦って手に入れる。

☆5:名称未定3(山口譲治→???)
 何とか探し出す。未だ本来の持ち主は見つからず。
 
 6:?

106 :ゴッドハンド追加 :03/07/08 13:10 ID:rXxWnnSX
「ちばてつや」 明日のジョー 他
ゴッドハンドの一員、七三のアニキである。横山と対等の立場らしい。
ゴッドハンドトップの強さか?

ちなみに山口譲治でなく譲司ですよみなさん。


107 :参炉里魂 動く1:03/07/08 13:11 ID:cJgDtvk8
島袋と万乗(魂)は、まだ公園にいた。だべっていた。
「あーー・・・暇っすね」
(アンチャン、ジョウホウシュウシュウセンデモエエンカイ?)
「いっすよ。そこらの人が知ってるワケないんですから・・・」
島袋やる気なし。

そんな時、小学校低学年くらいと見られる少女がとたとたと走り寄ってきた。
パンツがすこし見えるその少女は二人の前でピタッと止まると
「おじさんなにしてるの?」
島袋は優しく
「ん?ちょっとひなたぼっこをね。キミは何してるの?」(可愛い子だなー)
勿論、島袋にはそっちのケは無い。ただ常識的に『可愛い』と思っただけである。
しかし、こっちは違う。それでは終わらない。
(ヨウジョ!!ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ!!!!)
(!!何か万乗さんが異様なまでに興奮してる!さすが参炉里魂・・・)

魂だけになろうとも、彼は昔から魂で萌えていたので、関係無かった。
「おじさん、こっちのビンに入ってるのなに?」
島袋は少し驚いた。魂は普通の人間には見えないはず。何故だかこの無垢な少女には見えるのだ。
(ハァハァハァハァハァハァハァハァ、ウウウッ!!!!パンツ!パンツミセンカイッ!!モット!!)
「なっ、なんだこれ!?萌え過ぎにも程が・・・」
      
           「島袋!!ビンの口を塞げ!!!」


108 :参炉里魂 動く2:03/07/08 13:12 ID:cJgDtvk8
小野が猛スピードで駆け寄ってきた。かなり焦っているようで、噛みながら叫んでいた。
万乗を見て驚いた。何か、変わってきてる!?
「えっ!!あ、ああ・・・」
島袋は右手をビンの口にあてた。それと同時くらいに万乗の姿が変わった。島袋は
「にっ、人間に戻った!!!」
人間の姿に戻った万乗は、ビンを出ようとしたが、島袋の手が邪魔で出られなかった。
「間に合ったか・・・」

三人は空港にいた。
小野は島袋に説明した。
「万乗は、近くに好みの幼女がくると、体に化学反応が起こり、姿が変わるのだ」
「だから、人間に戻ったのか・・・」
ビンの中には小さい万乗があぐらを掻いて座っていた。ビンの中だから体が小さくなっているのだ。
(別に俺は外に出る気は無かったんだよ、ホント。ただ、パンツが)
関西弁じゃなくなっているが、気にしないことにした。
島袋は、畏怖の念を持って万乗を、そして小野を見た。
(一度死んでなお復活するとは・・・小野も、それと同等の力を持っているんだろうか・・・)

島袋は、小野に尋ねた。
「武井は、どこにいるんだ?」
「あいつは、ここだ」
そういうと小野は印刷した画像を見せた。
「この飛空挺は・・・」
「矢吹の飛空挺だ。お前は、動きにくいか」
「・・いや、もう、流されるだけだ」
たとえかつてのマスターが相手でも、島袋に戸惑いは無い。参炉里魂ならどうにかなりそうな気がした。
  


109 :作者の都合により名無しです:03/07/08 13:35 ID:ZSwGx2Fv
http://pc4.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1056986536/l50
このままこれ↑使わないのもなんだし、書き手の相談所かなにかにしないか?

110 :作者の都合により名無しです:03/07/08 13:39 ID:B4SWM3JX
>>109
テンプレ練習所や消えたログの貼り場所でもいいしね。上手く活用しましょう(避難所も)

111 :作者の都合により名無しです:03/07/08 18:51 ID:hrCd4TSM
武井「いやー助かった。みきお君ありがとう。
ヤマト内部のみきおの仕事部屋。直径二十メートルほどの広さだがバス、キッチンも付いている。
そこに武井達はいた。

いとう「いえいえ、いいですよこれくらい。同じ場所で働いた仲でしょう。そのうちハオから細胞とってクローンの体作ってあげますから
武井「でもさ、君が来なかったらどうなってたか。
いとう「まず間違いなく炎にされてたでしょうね。
武井「ん・・・・まあそうだろうね。ところでみきお君て和月先生のところでアシやってたんじゃなかったけ?
いとう「そうだったんですけど・・・何ヶ月か前に和月先生がお亡くなりに・・・・

武井は思い出した。和月は記録上数ヶ月前に死亡してるのだ。だが本当は・・・・

武井「実は和月先生トーナメントの途中で尾田君の守護霊になってずっと僕達と一緒にいたんだよね・・・
いとう「え・・・そうなんですか!ていうかそうならそうで連絡くらいくださいよ。そしたら僕も喜んでトーナメントでたのに。
    あ、でもそしたら今ここで働いてないか。
武井「・・・ところで気になってるんだけどなんでこんなところで働いてるの?
いとう「それがですね、仕事無くなった頃にスカウトされたんです。仕事しないかって
武井 「みきお君だけが?  
いとう「いいえ。僕の他にもいたみたいです。僕はずっとここで仕事してたからよくわかりませんけど。
武井「 ふーんそうなんだ・・・・ところで気になってたんだけどあの人誰?
武井が指したのは本を読んでいる福地翼だった。
いとう「さあ?艦長の知り合いの人の部下らしいですけ詳しくは・・・
    ところであの約束は大丈夫なんですか?いくら助かるためとはいえあの約束は・・・・
いとうはハオの方を見ながら言った。
武井「うん・・・・一寸難しいかも・・・・・
いとう「・・・・難しいどころじゃないとおもいますよ。

      ハ  オ  を  生  き  返  ら  す  な  ん  て

112 :作者の都合により名無しです:03/07/08 18:55 ID:hrCd4TSM
ハオは死だ方がよかったですか?
武井はこのままクローン体で復活って事もできるんですが。
あと1レス分続きがありますがもうしばらく後

113 :作者の都合により名無しです:03/07/08 18:59 ID:hrCd4TSM
http://www.ktr.to/Comic/assistant.html
とりあえずジャンプのアシスタント系統図
資料にどうぞ


114 :作者の都合により名無しです:03/07/08 19:08 ID:0dsg9KBC
>>112
漫画のキャラをなくしてくつもりだったから
できればそのままいなくなって欲しいところだけど……

115 :作者の都合により名無しです:03/07/08 20:00 ID:bEgfvfR3
>>112
普通に、ハオの肉体に武井の魂を入れた方が良かったような。
そうすれば、武井もスピリットオブファイア使えるようになるし。
というか、武井って独自の能力で戦った事が全然ない・・・

116 :作者の都合により名無しです:03/07/08 21:01 ID:aRTAjoR4
藤澤「ふぁ・・・」
生欠伸を噛み殺し、藤澤はベンチから出ようとする。
水島「はよーないか?藤澤あ」
藤澤「・・・」
水島は急に寡黙になった理由を察した。
水島「いや、もう『Z』か?なんや、待ちきれんのか。で、誰や?」
藤澤、いや、『Z』と呼ばれたそれは、歯を剥き出し、笑う。
Z「荒木と、板垣。」
水島「二人もか!大豊作やないか!そーかそーか!
    しかし何や、二人相手にするんやったら、最低でも四打席は
Z「投げ勝ちたい」
水島「投げ勝つやて!?
    気に入った一流バッターに、しかも一打席しかよう投げんお前が!?」
再び、笑う。
<1番、ピッチャー 水島選手>
東のアナウンスが響く。
水島「わーった。ワイが野球の神の名にかけて、 荒 木 を 引 き ず り 出 し た る !」

えなり「・・・はい、はい、わかりました。全球例の魔球ですね。はい」


117 :作者の都合により名無しです:03/07/08 21:41 ID:aRTAjoR4
二塁で鬼どうしがぶつかりあい、『大戦鬼』が敗れ、ベンチで鬼が一匹目覚めつつあったそのとき
もう一匹の鬼が牙を剥く!
人外の形相の馬場!叫ぶ!
馬場「 だ か ら 魔 球 は 禁 止 だ と
??「 こ の ラ ー メ ン を 作 っ た の は 誰 だ ! ! ! 」
さらにもう一匹チャンピオン側ベンチに出没!
恰幅のいい和服姿。
しかし、和服に包まれたその中身は、 有 り 余 る 程 の ふ て ぶ て し さ !!
勝手にベンチに上がりこみ勝手に出前のラーメンを喰らい勝手に怒鳴りつけるという 傲 慢 さ ! !
馬場「な・・・何だアンタ!」
たじろぎつつも食ってかかる。
??「貴様の店ではこの犬の餌以下の物をラーメンと称して売っているのか!!」
馬場「何だと!」
??「はっきりと言ってやろう。 こ れ は 下 賎 の 食 い 物 で す ら な い !!」
馬場「〜〜〜〜〜っ!!」
??「ほら、何も言えないのか?これだからラーメン屋は・・・」
馬場「 上 等 だ ! ! アンタに僕のラーメンで虹を見せてやる!」
そういって馬場はベンチ外から珍妙なロボット?を持ち出した。
馬場「ラーメン製作ロボ『麺機王』だ!審判機能もついている!
   こいつがいる以上僕が居ない間も魔球は使わせない!さあ、アンタも来い!」
??「わしには 花 咲 ア キ ラ という名がある!貴様の究極のラーメンとやら見せてもらおうか!!」
凄まじい殺気とともに野球場を去った鬼二匹。残されたロボット一台。
水島「・・・電源切っとき」
 魔 球 解 禁 !!

118 :某所でツッコミ入ったので本当の小説風味:03/07/08 21:48 ID:yd7F8sEy
【久米田研究所@地下】

小畑健は暇だった。
用意してもらった詰め碁集はプロと同等の棋力を持つ少年にとっては暇つぶしにもならない。
かといって研究所を探検にも行く気にはなれない。それは広すぎて今いるこの場に帰れる
自信も無いし何より自分は監視役。動いてはいけない。

「はぁ〜、錬金術ね。そんな大昔の方法で何ができるんだが。」
少年は盛大に溜め息をついて、その場に寝転がった。研究所の地面は小畑にひんやりとした冷たさを伝える。
本来なら背中が痛くなり到底寝転がってられないが小畑はただの少年ではない。
「素晴らしきは大いなる宝貝の力、パクリの力ってか。」
誰に言うでも無く、皮肉を込められた音が虚しく空に消えていく。宝貝。およそ聞き慣れない言葉だが小畑は
その言葉の意味を痛い程知っている。
なぜなら自分自身がその宝貝だからだ。

キユドライブが起こったあの時、確かに矢吹に拾われていなければ二人は死んでいたかもしれない。
だが、その代償は結果的には漫画家小畑健とほったゆみを死なせたと同じだった。
1+1=2。小学生、いや幼稚園児では分かる事だ。矢吹は自分達の魂を肉体から分けさせて
一つの器に押し込めた。仙人がその尋常ならざる英知を結集させ作る神秘の道具、宝貝に。     カラダ
確かに二人は死なない、怪我もしない、道具ゆえ毒や病気も効かない。およそ無敵と呼ぶに相応しい殻。
矢吹自身、自分達を壊せないだろう。しかし・・・
「俺たちは・・・そんな事望んじゃいねぇ・・っっ」

少年が決して人には見せない負の感情を宿した言葉。小畑とて卑しくも漫画家なのだ。例え矢吹の下でも
それさえ出来れば二人ともそれで良かった。だが、それすら奪われた。          ジブン
死ぬ権利は奪われた。怒りを込める拳は奪われた。自由に動く足は奪われた。そして、漫画を奪われた。
口だけが残った。嘘・虚勢・ハッタリ・・・口撃だけは許されている。
「・・・・・・矢吹、お前の強さは認めても。お前にかなわないと思った事は無い!」
           

119 :作者の都合により名無しです:03/07/08 21:51 ID:hrCd4TSM
そもそも矢吹の師匠だし・・・・

120 :作者の都合により名無しです:03/07/08 22:16 ID:VD1flRg5
【帰還U】

下駄を鳴らしながら、校舎の中へ入っていく妖魔王。
その後に続こうとした麻宮の視界の隅に、動く影が映る。
その影は、一生懸命、非常階段を駆け上がっていた。
麻宮「あいつは……はぁ。」
それを見た麻宮は、思わずため息を漏らし、その場に留まる。
待つ事しばし。その影は屋上に辿り着くと、手摺に飛び乗りポーズを決め…

??「妖魔十二使徒が一人、『化け猫・伊藤明弘』!
   人呼んで―――紅の流れ星!!!」

そう叫ぶと、手摺を蹴り、空中に身を躍らせる。
落下する伊藤。だが、空中で一回転すると綺麗に足から着地した。
伊藤「任務完了。地獄の淵から舞い戻ってきたぜ。」
帽子をかぶり直しながら、麻宮を一瞥する。

麻宮(相変わらず恥ずかしい奴だなぁ、誰も居なかったらどうしたんだろう)
そこはかとない、むず痒さを感じながらも尋ねる。
麻宮「ああ、ご苦労様。で、どうだったんだ?
   最後の三種の神器『神の聖杯』の持ち主は判ったのか?」
伊藤「うむ、矢吹のデータベース内の、漫画家データの中から、該当者を発見した。」
そう言って、スーツの内ポケットから、メモを取り出し、麻宮に手渡す。

121 :作者の都合により名無しです:03/07/08 22:16 ID:VD1flRg5
麻宮「――萩野真、こいつがそうなのか?」
伊藤「ああ、こいつの封じられた能力に、
  『自分の血をかけた物を生物に変える』ってのが有る。
   これは『神の血』の力その物だろう?」
麻宮「ふむ、確かに間違い無さそうだな。
   ん?所属……GUNG-HO-GUNS?」
メモに書かれた、荻野の情報に目を通していた麻宮は眉をひそめる。
麻宮「たしか、田口も同じチームだったな……」
しばらく、何か考えていた麻宮だったが、その表情に、笑みが零れる。
麻宮「……これは、使えるな。妖魔王様に報告しなくては!」
そう言うと、二人は校舎の中へと消えていった。

122 :某所でツッコミ入ったので本当の小説風味:03/07/08 22:27 ID:yd7F8sEy
存外熱くなっていた事に気づき、小畑は冷静になろうと努めた。
そして、何も語らないドアに目を向ける。
真島研究所。ドアには乱暴な文字でそう書かれていた。
ネタもパクって、次は研究所のスペースまでパクるのかよ、と心の中でそう思う。
最新ネタをパクるために云々と言って研究所に缶詰状態になったのはアレからすぐ。
雷句が魔人になってからすぐである。
「錬金術なんて、昔のもんだろ?それで何ができるんだか」
錬金術。小畑が先ほどから口にしている言葉を真島も入る時に口にしていたのだ。
小畑は詳しい事は知らないが、鉛や鉄などの卑金属から金銀を作り出そうとした技術
という事は知っていた。だが、それ以上は分からない。ただ、FFのネタだとは思うが。

ガチャ。ようやく出て来た真島は人間だった。
おかしな話だが真島は人間だった。腕は確かに2本だし。背中には何もついていない。
至って普通の・・・真島ヒロだった。
「へぇ、そっちの方がモテると思うけどな」
「フン。流石に作業中に盾と剣を持ちながらはやり難いからな。」
真島は再び研究所に入ると、次に出てきたのは小畑がよく知る真島だった。
「それで。成功したの?」
「さあな。それをこれから実験する。」
「そのピンクのカードが?」
真島の手には数枚のピンクのカードがあった。一体、そのカードにどんな力があるのだろうか。
「矢吹が時を支配する。ならば俺は法を・・・ロウを支配する!」



123 :作者の都合により名無しです:03/07/08 22:48 ID:YNYmC3kE
前スレで「ハリー松沢は、お湯かけてこねて3分待てば生き返る」とか言ったら・・・

 ホ ン ト に や り や が っ た 

懐かしいネタありがとう書き手さん
ビビリつつワロタ

124 :『ミカエルの眼』の謎(1):03/07/08 22:48 ID:bEgfvfR3
哀れな肉塊と成り果てた松沢に、雷句がコポコポとお湯をかけている横で、
片倉と荒川たちの会話がつづけられていた。
やがて、話が一段落つくと、おもむろに片倉が言った。
片倉「・・そら、木葉と広江やな。なるほど、あのバカ共のやりそうなこっちゃ」
カムイ「やはり知っているのか」
すると、片倉が苦虫を噛み潰したような顔で言う。
片倉「ああ、よーくな。アイツらは、『ミカエルの眼』ェや」
荒川「ミカエルの・・眼?」聞き慣れない単語に、怪訝そうな声を出す荒川。
片倉「元々は、ガンアクション漫画狂いが出資して創り上げた、漫画家養成機関や。
   もちろん、ガンアクション漫画専門の、な」
安西「なんだか、エラく偏った組織だな」
片倉「いわゆるフェチってヤツやな。ん、ちょっと違うか?」 
荒川「それで?」
片倉「ん?・・あ、ああ、でやな。最初は、普通の組織やったんよ、あそこも。
   やが、ガンアクション描こうっちゅうヤツは、どっかイッテるヤツが多いんや。
   次第にエスカレートしてってな。終いには、キレた殺し屋共の吹きだまりみたいになってもーた」
荒川「・・なるほど。それで、そこが内藤と結びついたと?」
片倉「銃撃戦の熱狂と歓喜に狂ったジジイ共にとっちゃ、
   内藤様は何十年にひとりの逸材やからのお。
   最初のうちは、内藤様を引き入れるつもりやったようやが、
   いつしか内藤様の為に殺し屋を提供する組織になってたわ」
カムイ「逆に、内藤に魅入られてしまったということか」
荒川「でも、良く知ってるのね。さすが、構成員」すると、片倉が意味ありげに笑った。
片倉「いんや、こんだけあそこについて知っとるのは、ガンホーでも俺くらいや。
   俺は、ちょっと特別やさかい」
荒川「特別?」
一拍おくと、片倉は言った。

片倉「なぜなら、俺も昔、『ミカエルの眼』に所属しとったからの」



125 :紅煉誕生秘話1:03/07/08 23:39 ID:T6mKoAy6
久米田総合研究所地下のカプセルのなかで藤田は目を覚ました。
藤田「私いったい?、安西君はどうなったんだ。」
久米田「藤田先生お気付きになりましたか、『おぼえておきたいユーモア話法〜男のパーティジョーク集』読みましたよ。これで人に会うのが苦手な私も藤田先生みたいな人気者になれますね。」
藤田「久米田ここはいったい何処だ、私は安西は、雷句はいったいどうなったんだ。」
久米田「藤田先生、あんまり力むとお体に触りますよ。なにせここにきたときは生首だったんですから。そぜよりぜひ先生に見てもらいたいものがあるんですよ。」
そういって久米田が指差した先には藤田が入っているようなカプセルがあり、その中で一見かわいらしい容姿の少女が眠っていが。
藤田「くっ久米田あれはいったいなんだ、あまりにどす黒い闇を放つあれは?」
久米田「彼女はわたしのクローン体にして、漫画のキャラ、そして闇の部分の結晶、なまえは名取羽美。藤田先生には今から彼女の『真心』すなわち深層心理の中へ入ってもらいます。」
藤田「ままさか、久米田やめろ、やめるんだ。」
久米田「気付きましたかなにをするつもりかを、でも残念ながら私のつくった人工知能じゃ、あんなイカレタ悪役は完全に再現できないんでね。それじゃあいってらしゃーい。」
藤田の意識は深い闇へとおちていった。


126 :紅煉誕生秘話2:03/07/08 23:40 ID:T6mKoAy6
気がつくと藤田の周囲は股を裂かれたうえ首を吊るされたヌイグルミや、友達畑と掲げられ人間がさかさまに首だけ埋まっている畑など、不気味なものに囲まれていた。
藤田「これが久米田の闇の精神世界…。」
「わー、にげろー。心の闇がくるよー。」
30センチほどの背丈をしたおっさんたちがそう言いながら藤田の足元を走り去っていく。
藤田「心の闇?。」
そういってゆっくりと振り返るとそこには…





藤田「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーー。」





久米田「彼に届け・私の『真心』(はあと)。」
断末魔の叫びは一昼夜続いたという。


127 :作者の都合により名無しです:03/07/08 23:41 ID:T6mKoAy6
サンデー28号253ページからの『かってに人生相談室』を読み返してこの2人の会話をやりたくて書きました。
何で男のクローンから女ができるんだとゆう突っ込みやめてください。
都合の悪い部分だけうまくいぢくったんですよ。たぶん…
あとキャラをまただしちゃいましたがこいつはこのままゴボゴボ言ったままで放置ということにすれば問題無いと思います。


128 :後日談:03/07/08 23:42 ID:T6mKoAy6
冨樫が復活したり、各勢力が暗躍したりしている頃、久米田は紅煉、サガの2人と和やかに夕食を囲んでいた。
もっとも実は、久米田が一方的に鉄道について語るという、他の二人にとっては退屈極まりないものだったが。
紅煉「久米田、私のなやみを解消してくれ『私は若手フレッシュカスタム漫画家なのですが先輩漫画家のk・k先生によくネタとしてつかわれてしまいます。一度 あんちくちょーをぎゃふんと言わせたいのですがどうしたらよいでしょうか?』。」
久米田「今度、会った時に教えてやら…。」
「ピィィス」
金髪の中年に変身した紅煉が久米田に『チョキ』を見せる。
「これは勝利のVサインであると同時に2とゆう数字でもあるんだ。2秒待ってあげるからその間に考えてね。1、…」
久米田「ちょっちょとま…。」
それ以来久米田が夕食の席で、鉄道の話をすることはなくなっという。


129 :『ミカエルの眼』の謎(2):03/07/08 23:44 ID:bEgfvfR3
内藤様と初めて逢うた時や。そんときの俺は、内藤様の命ィ狙う、『ミカエルの眼』の刺客やった。
アメコミフィギュアの山に埋もれた簡素な仕事場に、あの人はおった・・・

内藤「ZZZZ・・・・」

眠りこけてた。さも、のどかそうに。俺は一瞬、拍子抜けしたもんや。
が、次の瞬間には、それがとんでもない間違いだと言うことに気付いた。

とぼけた顔に銃口を突き付けたまま、俺はトリガーにかけた指をわずかも動かす事が出来へんかった。
わずかでも指に力を込めれば、目の前の男の頭は、スイカみたいに爆砕する。
やが、その一発がどうしても撃てなかった・・・
圧倒的な圧迫感。俺に出来たことは、唾を飲み込むことだけ・・・
すると、つい今まで寝とったはずの男の眼が、俺を見た。

内藤「………」

そこには威圧も殺気も込められてはいなかった。
ただ、寝ぼけた眼で、俺の顔を見ていた。
その何でもないはずの視線は、俺の感情をひとつに縛りつけよった。
考えてしまったんや。生き残りたい、と。

内藤「『ミカエルの眼』の手合いか。ならば、契約に準じて俺の言葉に従え」

今思えば、あれが生物としての圧倒的な格の違いだったのかも知れへん。
あのとき、俺の感情はたったひとつになった。
それは、これまで感じた事もないような、桁外れの・・・・

片倉「人類の運命を左右するほどの・・・・化物か・・・・」

“恐怖”・・・やった・・・



130 :作者の都合により名無しです:03/07/08 23:45 ID:jT87yFbr
紅煉のほうはそうきましたか。ではこちらはもう一方のほうを。

131 :作者の都合により名無しです:03/07/08 23:49 ID:bEgfvfR3
>>128
現在のサガは、高田祐三とどっかの廊下で対峙してるはずでは?
実は、そのうちあれの続きを書こうと思ってます。

132 :誰が再び動くと思っただろう:03/07/08 23:54 ID:6PqNGkIA
キキキキキキキィッ!!!フゥアアアンッッ!!!
「俺の前を走るものはあぁっ!!許さなあああいっ!!!」

「俺の峠テクには、勝てんっ!!」

夜の峠(下り)を攻めるもの二人。皆忘れていた六田登としげの秀一。
「世界で俺より速い男などっ・・・認めないっ!!!」

「大人になれよ六田!!分かっているだろう?世の中 売 れ た モ ン 勝 ち だ !!!!」

レースは進み、最終コーナー。わずかにしげの先行。
「くっ!俺が・・・負ける!?俺が俺が俺が俺が」

「ふん、狂ったか六田。そう、それが現実。お前の妄想断ち切ってくれる!!!」

             ミ ゾ 落 と し ! ! ! 

ミゾ落としはしげの究極の技。ハチロクを勝たせるために必死で考えた技。
落とし穴は、ここにあった。


133 :誰が再び動くと思っただろう:03/07/08 23:55 ID:6PqNGkIA
ガコンンッ!!!ハチロクのタイヤが思い切りミゾに嵌った。

「なっ、何いィィ!?ミゾには、ちゃんと蓋が・・・」

「お前は、熱くなりすぎた・・・俺につられてな。お前が本来の冷静さを保っていれば、勝てた」

ミゾには、確かに蓋が嵌っていた。しかし、それは途中まで。コーナーの傾度の関係で見難かったが、
しげのが慎重に――いつも通りに――確認すれば、見落とすことは無かっただろう。

「俺はその事実を知っていた。頭も実力の内だぜ、しげの」

「くっ・・・ちくしょう!!!」

六田ゴール。彼の目の前に、一人の小さい男がいた。
「僕を、乗せて行ってはくれませんか?速い人」
「いいだろう・・・矢吹の飛空挺までだな、 ゆ で た ま ご 」

セコンドのほうのゆでは、六田の車に乗り、目的地へと向かった。

134 :128 :03/07/09 00:00 ID:cPs3DQuu
そっそうだったんですか?じゃあ脳内削除おねがいします。
他だ単に2人で飯ってゆうのはあまりにさびしいかと思っただけなんで・・・

135 :作者の都合により名無しです:03/07/09 00:09 ID:HXp5aRFZ
水島「さ〜てと。灸を据えてやらなあかんの〜」
バッターボックスに立ち、わざと荒木に聞こえるように呟く。
水島「いっくらバーリトゥードと言ってもなぁ〜度が過ぎた悪戯は叩き潰さんとな〜」
荒木「・・・」
水島「やっぱり 本 人 が 投 げ な き ゃ なぁ〜」
荒木「・・・・・・!」
水島「こりゃ〜ワイが魔球を一発スタンドに放り込まんとあかんのかなぁ〜」
荒木がこれ見よがしの挑発にのる男ではないのはわかっていた。
しかし、荒木の唯一の弱点も水島はわかっていた。
『荒木はプライドの高さゆえ相手を完膚無きまでに叩き潰すのを望む』
だったら・・・荒木のパシリの球を放り込んでやるだけや。
目いっぱいバットを掲げ上げる独特の打法。キリ・・・キリ・・・と握ったバットが軋む。

えなり「とぅるるるるるる・・・・・・るん!」
えなりが振りかぶり、投げた。
投げた途端に、球場は、支配された。
森羅万象も、過程も、一切意味を持たない。
そこは、スタンドと、その持ち主の支配する世界。
『時間を消し去るスタンド』キング・クリムゾンの支配する
『直球ストライク』という結果のみが真実となる世界。

だった。


136 :作者の都合により名無しです:03/07/09 00:12 ID:/StkbY0g
>>133
なんというタイミング!!
今まさに俺もそいつらを書こうとしてた。てか書いてたところだ!!
なんだか感動を覚えてしまったぞ

ちなみに俺は飯田ゆうすけと長田馨の二人を出そうとしてた。
まあマイナーすぎるから誰も知らないと思うけど

137 :『ミカエルの眼』の謎(3):03/07/09 00:15 ID:rCmJxZ+v
片倉「あの日以来、俺は銃を捨てた。同じジャンルで戦えば、
   絶対にあの人を超せんちゅうことが、良く分かったからや。
   そして俺は、究極の格闘技『銃闘技(ガンシュートアーツ)』を編み出した。
   銃を使うたのは、安西と逢うた時が、久しぶりやった・・・」
ガンガンの面々はシ〜ンと静まりかえった。
片倉の言葉が誇張でもなんでもない事は、片倉自身の反応を見れば分かる。
特に、片倉の強さをその身で思い知った安西には、にわかに信じられない事であった。
カムイ「どうやら一筋縄ではいかない男のようだな、連中の頭は」
沈黙を破るようにカムイが、次いで荒川が言った。
荒川「その内藤については分かったわ。それで、他のメンバーはどんな連中なの?」
片倉「それは実際に闘っとるアンタらが、よく分かってるやろ?」
荒川は首を横に振る。
荒川「あの戦い・・どうも私にはフに落ちないわ。わざわざ不利な状況で戦ったり・・」
片倉「フム、じゃまずは、その試合内容を聞かせてくれへんか」
そうして、Bブロック決勝の様子が、ガンガン各メンバーから語られた。
一通り聞き終えると、片倉がほくそ笑んだ。
片倉「な〜る、そりゃアンタら、運が良かったの。ホンマ、よう勝ったもんや」
その一言に、カムイ達が色めきたつ。
カムイ「聞き捨てならんな。俺たちの勝利を愚弄するつもりか?」
すると、片倉は手を顔の前でひらひらさせながら、つづける。
片倉「いや、言い方が悪かったの。
   ただ、ホンマのところ、アンタらは相性的に負け濃厚のハズやったんや。
   なんせ、ガンホーには荻野がおるさかいの。
   下手したら、ヤツひとりに全滅させられとったで?」
言われて、カムイは荻野を思い出す。
カムイ「あの男か・・・確かに、ヤツらの中では一番の手練だった。
    だが、ひとりで俺たちを全滅させられるほどとは・・・」
しかし、片倉は指を左右に振りながら、舌打ちする。
片倉「やから、運が良かったんや。
   なぜなら、アイツには全ての魔法を無効化する能力があるさかい」


138 :133:03/07/09 00:22 ID:mRDLGRZk
>>136
マジ?(Wなんだ、俺とあなたは発想が似ているのか?(吼えペンでこんなネタあったな)

139 :『ミカエルの眼』の謎(4):03/07/09 00:43 ID:rCmJxZ+v
片倉の説明を聞く内、カムイの頬には冷たい汗が流れていた。
カムイ「それが本当だとすれば・・あのまま戦えば、負けていたのは俺の方だったというわけか・・」
今さらになって、荻野の恐ろしさが良く分かった。
片倉「聞く限りやと、荻野が戦ったのは、金田一の姉さんと、アンタだけや。
   もし他の誰かが遭遇してたら、個別撃破されとったな。
   しかも、運がええ言うたのは、それだけが原因やない」
荒川「!?」
片倉「野々村・木葉・広江の3人についてやが……連中は本気を出しとらん」
カムイ「なに!?」
片倉「聞いてると、ヤツら、得意の武器とか能力とかを全然使っとらんもん。
   もっとも、ヤツらの能力は、封印されとったから、仕方ないんやけどな」
カムイ「どういうことだ?貴様らの目的は、大会の優勝ではないのか?」
片倉とカムイの視線が交錯する。緊張が高まっていく。
だが、先に折れたのは、片倉の方だった。
片倉「こうなったらしゃあないの。特別に聞かせたるわ、俺たちの真の目的をの」

片倉の口から伝えられた真実は、ガンガン一同を戦慄させるものだった。
カムイ「き…虚無の渦、だと…?」
土塚「バカな……」
それはあまりにも、想像を絶した真実だった。
安西「俺をヤツらが捕えてたのは……そういうワケだったのか……糞!」
床に拳を叩きつける安西。
荒川「でも、なぜ貴方が、それを教えてくれるの?
   まだ貴方は、完全に私たちの味方になったワケではないでしょう?」
荒川が聞くと、片倉は悄然として言う。
片倉「俺にもよう分からん。実際、以前の俺は、
   内藤様のやる事に何の疑問も持ってへんかった。だが、もしかしたら……」
そこで言葉を切り、片倉が周囲を見渡す。
片倉「……アンタらのせいかも知れへん。内藤様の計画は、この世の全てを消し飛ばすシロモノや。
   しかし、俺はアンタらに死んで欲しくない……そう思ったからかも知れん」


140 :野球漫画だから長い会話も平気:03/07/09 00:55 ID:HXp5aRFZ
水島「野球はおもろいもんや。聞こえとるんやろ、荒木。」
荒木「・・・・・・!」
消し飛んだ時間に存在する異物がいた。
水島「球投げて打って捕って走るだけのスポーツや。せやけどこんなにおもろい。
    投手と打者が対峙したときの緊迫感。相手の全力の球をスタンドに放り込んだときの開放感。
    特訓、駆け引き、逆転、神の気まぐれまで、何でもおもろいもんや。
    ワイはそんなおもろい野球の漫画を創れることを誇りに思い、今までやってきたんや。
    何年も・・・何十年も・・・そしたらどうなったと思う?」
荒木「・・・・・・」
水島「あくまで沈黙か。まぁええ。野球漫画をひたすら愛したんや。
    そしたら、野球がワイの愛に応えてくれたんや!
    嘘やと思うやろ。ハハ。せやけど嘘やったら『今』の状況はなんや?
    いや、時間が消し飛んどるから『今』なんて無いんやろけど」
荒木は必死に堪えていた。何も喋るまいと噛んだ下唇から血が流れる。


141 :作者の都合により名無しです:03/07/09 00:55 ID:HXp5aRFZ
水島「ワイは野球場の全てを識ることが出来る。
    ワイは野球場の事象を全て意のままにすることが出来る。
    つまりなあ、ワイは野球場の 全 て を 支 配 しとるんや
    普段はその力を使うことなんてようせえへん。
    筋書きのある野球なんて野球や無いもんな。
    ただなぁ、荒木。お前はちいっとオイタが過ぎた。
    ボールくらい、手前で投げんかい。
     野 球 を な め る な 」

     グ  ワ ァ ラ ゴ ワ ガ キ ィ ー ン  ! ! ! 

キング・クリムゾンの世界は打球の快音とともに崩れ去った。沈黙から、観衆の大歓声の渦巻く世界。
その中心は、悠々とダイヤモンドを回る水島新司その人。
水島「あ、そうそう」
確認するようにホームベースを踏みしめ、荒木に語りかける。
水島「次からその球投げさせても打ち込まれるだけやで
    うちの漫画家は勢いつくと止まらん連中ばっかりや
    マウンドに立て。荒木。」

チャンピオン2−0えなり

142 :『ミカエルの眼』の謎(4):03/07/09 01:09 ID:rCmJxZ+v
安西「なんだ、お前いいヤツだったんだな」
片倉「茶化すな。それに勘違いするんやないぞ。俺は、内藤様を裏切ったワケやない。
   ただ今となっては、あの人が暴走するかも知れんのを止めたい…今は、そう思とる」
幾度目か、静まりかえる一同。雷句に至っては、なにやら目をウルウルさせている。
その沈黙を破ったのは、荒川だった。
荒川「なら、貴方は私たちに協力してくれると考えていいのかしら?」
片倉「一応は、そうとってもろて構わんよ。それが、あの人の為になるなら、やが」
荒川をねめつけ、釘を刺す片倉。荒川は、神妙に肩をすくめた。
荒川「分かったわ。ところで教えてくれないかしら、『ミカエルの眼』について?」
片倉「?」
荒川「話を聞く限りでは、『ミカエルの眼』の2人だけが異質のような気がしたから。
   あんなのが、まだ他にもいるのか、ちょっと気になって」
聞かれて片倉は、思わず暗い顔になる。そして、ポツポツと語られる。
片倉「ちょっと前なら仰山おったんやが……今は、木葉と広江をいれても……」
右手が、4本の指を立てる。
片倉「4人だけや」
意外な数字に、荒川が思わず聞き返した。
荒川「4人!?」
片倉「ああ、いわゆる『首のすげかえ』が起こったんや」
安西「……もうちっと分かりやすく言うと?」
片倉「クーデター」


143 :『ミカエルの眼』の謎(5):03/07/09 01:47 ID:rCmJxZ+v
安西「クーデタァー!?」
片倉「せや。それを起こした連中が何を考えてそんなことしたのかは分からん。
   そもそも、そんときには、俺は組織を抜けてたからの。
   せやから、これから話す事は、俺が知る限りのことや」
荒川「いいわ、つづけて」
片倉「分かった。クーデターを起こしたのは、4人。木葉と広江、そしてあと2人おる」
土塚「って、たった4人で!?」
片倉「ヤツらを、見くびったらアカン。木葉と広江だけでも相当やさかい」
カムイ「あいつらか……しかし、そこまでの実力者か?」
片倉「確かに、単純な強さのみやったら、対抗できるヤツはいくらでもおるやろ。
   だが、アイツらの怖さは、それとは別のとこにある。
   アンタ、何か妙だと思ったことはないか?」
衛藤「そういえば……」
試合の勝敗を決めた、あのとき。
広江は、渡辺の最大奥義『聖女殺人伝説』の一撃を、モロに浴びている。
その威力は、会場の廃虚群の一部を跡形もなく消し飛ばすほどの威力だ。
カムイ「あのときは、状況が状況だったから、気にもとめなかったが……
    今考えるとおかしな話だ。いくら力が弱まってたとはいえ、
    まともに喰らえば、死は免れない威力のはず」
片倉「そこや。アイツは、不死身なんや」
その単語に、一同がざわめいた。
荒川「不死身?あの変態は、そんな漫画を描いてるの?」
それに対し、片倉は首を振って答える。
片倉「いや、ヤツはああ見えて、船戸与一の『山猫の夏』とか愛読する男や。
   シビアなガンアクションこそが、アイツの作風。
   だから、不死身の怪物なんてのは、出て来けえへん。
   せやけど、なぜか広江は、決して死ぬことがない」
カムイ「その秘密……お前にも分からんのか?」
片倉「残念やが、そこまでは知らん。ヤツの漫画の中に、あるいはヒントがあるかも知れへんけど」

144 :作者の都合により名無しです:03/07/09 02:28 ID:qlJD0wpl
大友「あれでよかったのか?
武井の手術を中止し、松本の実験室から基地内の居住区へと戻る途中大友は言った。
松本「なぜそう思う?
大友「だってよ、あの武井って奴は別にハオの仲間ってわけじゃねえだろ。だからあいつが生き返んなくたって困りゃしねえ。
    てことは約束をすっぽかして逃げちまうかも知れねえじゃねえか。それに一緒にいる奴のうち、いとうって奴は仲間なんだぜ!
    もし二人がかりで逃げ出したら福地が止められねえかも知れねえじゃねえか!
その言葉に対して松本はゆっくりと答えた。
松本「それも計画のうちだ。
大友「は?
松本「それも計画のうちだと言っている.
大友「・・・・じゃあなにか?武井が約束すっぽかすのもいとうが裏切るのも福地が止められないのも承知だっていうのか?
松本「そういうことではない、はっきりというと・・・・あの二人は逃がすつもりだ。
大友「逃がす?
松本「ああ、そもそもあいつらにもう利用価値はない。武井は協力する気はないようだしいとうはもう依頼していた仕事はやってくれた。
そういって松本はいとうが書いた設計図を大友に見せた。
松本「そもそもハオも助からん、あとせいぜい一日程度命だろう。武井は霊関係の専門家だが魂自体が消滅しては何も出来まい。  
    つまり約束が守られることはありえない。福地にも多少の攻撃はしても殺すことはないように言ってある。
    無事逃げおおせるだろう。
大友「・・・・んなことして意味あんのか?利用価値無しならとっととぶっ殺しゃいいだろ。
松本「そうすることも出来るが如何せん状況がな。下手に行動して敵を増やさないほうがいい。とくに武井の仲間達は鳥山を殺したお前を憎んでいるだろう。
    このままでは矢吹攻撃時に邪魔な存在になりかねん。今は敵を増やしてはならない時なのだ。わかったか大友。
大友「へいへい・・わかったよ・・・・ならもっと感謝されるような事でもやったらどうだ。武井の体でも作ってやるとかよ。
松本「体か・・・それもいいな、よしそうしよう。
大友「・・・・ほんとにやんのかよ・・・・

145 :作者の都合により名無しです:03/07/09 02:31 ID:qlJD0wpl
一応武井復活予定です。
復活したらブローバック型の銃でも撃たせようかなと思います。
(わかんない人はマンキンスレへ)


146 :【漫画家大紀行】:03/07/09 03:11 ID:PU86C5bb
ゴゴゴゴゴ・・・・!!

   究極と呼ばれた漢(おとこ)二人、雌雄決さんと四角い荒野に降りたたん・・・。

Aブロック。すでに試合としての意味はなさない。
ただぶつかり合う男の意地か。
原哲夫、あんど慶周。リングの上で熱い視線を交わす。
・・・ふと、あんどが目をそらした。畏怖したのではない。
リング下の観戦者を見据えたのだ。

「フォォォ・・・!!そこのお二方。たとえ我々のどちらか、
または両方が死地にまみえようと、あなた方には最期まで見届けていただきたい。
我らの生き様、散り様を後世の歴史家に伝えていただきたいのだ」
あんどの目は真剣そのものだった。彼らは、本気だ。
その想いを強く受け止める、観客二人。にわのまことと安永航一郎。
彼らもまた、コテコテのギャグ畑と血みどろのバトル畑双方をこよなす愛す熱血馬鹿どもであった。

にわの「よかろう受けて立つモン!ボクはゴング係で、安永先生はレフェリーをお願いします!!」
安永 「セコッ!!」

うまく死地から逃げおおせるにわのと、貧乏くじ安永。
レオタードからはみ出したすね毛が切ない。
「すぺぺぺ、致し方あるまい。このワシがあんたらの死に水を取ってくれよーぞ。双方カマーン!」
半ばヤケクソの安永が、リングに上がって両腕を顔の前に上げる。
試合開始の意思を、原とあんどは受け取り、やがてにわのが「どこでもふすま」よりゴングを取り出す。

   カーーーーーーーーーーン・・・!!      「ふぁいっ!!」

安永の腕が交差され、リング上でバトルが開始される。
そういえば特にルールは決まっていないのだが、
追々安永が決めてくれると信じたい(にわの・談)。

147 :【漫画家大紀行】:03/07/09 03:14 ID:PU86C5bb
原とあんどは互いに距離を置いて睨み合っている。
そうだろう、彼らの力は互いに計り知れない。≪たった一撃≫で、決まる。
そんな気さえするのだ。安永は自然と生唾を飲み込む。
剛と剛の拳が激突した時・・・何が起こるのか。
恐ろしい想像が、彼の脳内に渦巻く。そして。

           原「北斗神拳奥義・人中極ッッ!!」
        あんど「変態秘奥義・ジャンピングオイナリプレスホールドォォォ!!」

               光が・炸裂した。

光が圧倒的な量を持ち、渦巻く風が真空となり、破壊光線と化して安永を襲う!!
「ひゅーーーーーーーほほほほほ!!そんなモン食らってたまるかっ、盆地胸バリアーーーー!!!」
安永は一瞬にして胸の詰め物を抜き出し、そこにモロに光線が当たった。
人並み以上に薄っぺらいやさ男の胸板が、シャトルループとなって光線を元の位置に滑り返した。
エネルギーが交錯したその瞬間、時空が、歪んだ。

試合場が。応援席が。審判席が。席にいた少女が。リングが。ゴング係が。レフェリーが。原が。あんどが。

               光の中へ消えた。

やがて光が収まった時、リングの半径10メートル四方にぽっかりと黒穴が開いていた。
審判席の少女・イブはそれまでと同じく、ただただぼんやりと虚空を見つめていた。


(ナレーション)

我々は白亜紀の広い内湾へ出てみた。海面は強い日差しを照り返し、緑色に輝いている。
微小生物を大量に含んで、やや白くにごった海水。そして―――喰う者と、喰われる者―――
それらの数が微妙なバランスを保ちつづけている限り、生命は何度も何度も誕生する。

148 :【漫画家大紀行】:03/07/09 03:15 ID:PU86C5bb
漫画家は人類知的財産の頂点に達した生物であり、
小説家 アニメーターなどのクリエイター・・・また、
時には声優や造形作家さえも餌食にしていた。
敵であるハリウ○ドたちは今はこの内湾に存在しない。
まさに人類の覇者であった。

漫画家たちはまるでこの世の春を謳歌するかのごとく繁栄を楽しんだ。
                       
                          ―――そしてX年後のことだった―――

漫画家たちは異常繁殖してしまったのだ。
もとより繁殖力の強い生物であるのに加え、敵がいないので、
大量発生してしまったのだ。やがて最大の恐怖≪食糧難≫が訪れる。
飢えのために死んでゆく者たちが増え始めた。
または共食いという手段に出る者もあった。
漫画家たちは絶滅の危機に瀕してしまった。

その翌年のことだった。どこからともなく、○リウッドの群れが帰ってきたのは・・・・

大量発生した漫画家を、ハリ○ッドは腹一杯詰め込んだ。喰いまくった。
やがて漫画家は5分の1に減り、内湾には再びクリエイターが増え始めた。
そして漫画家たちは飢えから救われたのである。

 ―――ず・・・ず、ずるいじゃねェか!
    ハ○ウッドは喰いまくってるだけじゃねえか!!
    不公平だァ!同じ生き物なのに・・・
    エサはやだ、エサにはなりたくねェ―――


149 :【漫画家大紀行】:03/07/09 03:15 ID:PU86C5bb
・・・しかし、どんなに健康で強い存在であっても「老い」というものが訪れる・・・

・・・体力は衰え、動きも鈍くなり、かつては、ものともしなかった相手にさえ襲われ・・・

・・・そのとき。バラバラになった最強の動物の体は、もう一度他の動物たちに分け与えられる・・・


野生の漫画家が
寿命によって死ぬということは
まずありえない

最後はいつも敵に襲われ
敵の血肉にならなければならない
――それは誕生の時から
定められている運命なのだ

いや―――

あるいはそれこそを
漫画家の天寿と呼ぶべきなのかもしれない

食う者と喰われる者―――
共に栄えるそれらの絶妙なバランスの中で

あらゆる≪創造者≫が生きているのだから


                          漫画家大紀行  【完】


にわの「完結すなっ!!」


150 :作者の都合により名無しです:03/07/09 03:25 ID:xP26HgEc
がんがれ

151 :【漫画家大紀行】:03/07/09 03:33 ID:P9EoKMzF
ふとツッコミの終わったにわのまことが辺りを見渡すと。
目の前にしろいリングと、立ったまま動かない漢(おとこ)ふたりと、
なんか肉食恐竜かなんかに食われかかっている安永がいた。

「・・・きょ、恐竜〜〜!?こりゃまた大スクープだモーン!!」
慌ててにわのはふすまからカメラを取り出し、漫画の資料用にと写真を撮り始める。
「こらー!!こーのバカタレがー!!とっととワシを救わんかっ」
「おおっこりゃまた失敬。同じダイエーファンのよしみで助けてさしあげましょーぞ」
今にも死にそうな安永を助けるべく、にわのが背を向け尻を突き出し変な踊りを始める。

    おし〜り   
     ふりふり    
      もんが   
       もんがー♪

『ギャオオオォォォオオンンッ!!(気絶)』
「それ効くんかーい!!」

にわのがあっさりと恐竜の牙から安永を救い出すと、ふたりはとにかく現状を把握しようと努めた。

「どーもこーもないわい。ここは原始肉の聖地・恐竜さんがカッポレカッポレな時代なわけでー」と安永。
「そのよーですなぁ。まあ帰る分にはボクもいるし、ふすまもあるし困らないけど。でもねぇ・・・」とにわの。
そう。このまま帰っても。またどっかに飛ばされる。
あのふたりのバトルは時空を捻じ曲げるほどに熾烈なのだから。

 結論。
       「 あの2人には、この時代で飽きるまで闘っていただきましょう 」


152 :【漫画家大紀行】(終):03/07/09 03:35 ID:P9EoKMzF

にわのは「どこでもふすま」にマジックペンで注意書きをしたためた。

『原先生 あんど先生   帰る時はこのふすまに入ってください。
             コツがいるから迷子にならないでくださいね。
             なお、ボクの代わりにボクの分身『もんがー』を
             置いていきます。しゃべらないけど審判です。
             帰りの案内は彼に任せてください。
             おふたりが無事に帰る事を祈ってます。        にわのまこと』

「さてと!そんじゃあ現代に帰りますか安永センセ!ダイエー話でもしながら」
「おおーワシにダイエーを語らせたら、商業誌コードぎりぎりアウトまで行けちゃうぞ〜」
「アウトじゃダメじゃーん!そんなんだから火星人刑事の新刊が出ないんでヤンスよ!!」
「ぬぺ!?そいつぁ禁句でしょーが。Cブロックの審判乗っとっちゃろかーい♪」
「やめちくりゃー!!」
「ぬはははは」

やがて彼らは白亜紀の大地と同化し、そして消えていった。
四角いリングで真っ白に燃え尽きた、漢二匹とふすまと変な生き物を残して。

153 :作者の都合により名無しです:03/07/09 03:39 ID:P9EoKMzF
鬼の連続投稿規制に引っかかったのでTAぶち切って対処。執筆者の皆様お気をつけ下され・・・

誰か続きをよろしく(爆)

154 :作者の都合により名無しです:03/07/09 08:58 ID:/P7KqoA1
その頃、藤田和日郎はトミー逆とジョニー順から安西信行や雷句誠などについてのいきさつ、
荒川弘による藤田錬成、現在のトーナメントの状況、紅煉誕生秘話、などを
時を旅することによって伝えられていた(詳細はもう過去ログで)。

藤田「そうか、僕の首を久米田が利用したというわけか…、
   だとしたらどうして僕は今ここにいるんだ?」
藤田の問いにトミー逆が答える。
トミー「その理由は簡単です。
   紅煉を作るのに藤田先生の魂が必要なのはあくまで誕生するまでの触媒としてです。
   そして取り残された魂が復活したのがあなたなのです。
   紅煉が誕生した原理は明白ですから。
   知っているでしょう。
   先生の漫画、うしおととらでは魂を全て削られた人間は字伏(あざふせ)になります。
   よって、魂の無い藤田先生の体は…」
藤田「闇の魂と融合して黒い字伏(あざふせ)──紅煉(ぐれん)──となったわけか…」
トミー「そうです。
   しかも、藤田先生の頭部に残っていた闇の部分が一部融合しているようですね。
   かなり手強いですよ…しかし、先生にお伝えすることはさらに手強いと思われる相手に
   ついてなのです。」
ジョニー「その通りです。もっと強い敵に対してのことなのです。」
ここでジョニー順も付け加えた。
藤田が見せられた時間の旅から答えを導き出す。
藤田「安西君が修行するときに現れた『妖魔王』のことだね。
   君達もひどい目に遭ったという…。」
ジョニー「そうです。ボクたちが妖魔王と出会ったとき、彼は自らの姿を隠すため人間に──
   そう、『妖魔王の恋愛相談室』など開いてその姿を隠していたんです。」
トミー「そしてつい、甘い言葉に乗って彼に恋愛の相談をしたことが間違いだったのです!」
藤田「その前にちょっとはおかしいと気付きなさいよ、君たち…」
とりあえず藤田は半眼で弟子達に告げたりした。

155 :作者の都合により名無しです:03/07/09 09:02 ID:/P7KqoA1
トミーとジョニーが続ける。
トミー「結果として、愛のメロディー1発で女の子をとろけさす歌を教えてくださいと
   言ったボクは妖怪の液で溶解させられるし…そーゆーとろけるじゃないっつーの!」
ジョニー「『実はボクはとっても耳の長い女の子が好きなんです、そして一緒に旅に出るんだ!』と
   告白したボクに妖魔王は妖力で耳の長い女の子を作ってくれたけど、
   笑顔が出来ないから失敗ってボクの目の前で分解するし…職人肌だろーが迷惑だっつーの!」
藤田「そういう相談するほうもどうかと思うが、まあそーいうやつっているよね。」
トミー「それでボクたちは腹立ち紛れにそいつのはずかしい過去でもあさってやろうかと思って
   時を巡っていたのですが…」
ジョニー「そこでそいつの正体が恐ろしい妖魔王だと気付いたんです。」
藤田「なんだかなあ…」
トミー「妖魔王は自分のことをあまりに知りすぎた漫画家は殺しにかかるでしょう。
   ボクたちのように時を巡ることで逃げることが可能な能力などを持っていれば別ですが、
   普通の漫画家では時が来るまで石になっていることで妖魔王から目を逸らすことが
   必要です。」
ジョニー「藤田先生は結構うかつだから妖魔王にかなりの知識を持っていることを
   ばれてしまいそうです。だからしばらく石になったほうが便利かと。」
藤田「そうはいっても安西君には置かれている危機を伝えなくてはいけない。
   漫画も描きたい。
   いくら妖魔王が相手でも、人間やりたくないときには理由なんていらないんだ。」
トミーとジョニーはしばらく考える。
そして──…、
トミー「…では、仕方ないですね。それでは藤田先生、あなたは武装する必要があります。」
ジョニー「そうです。妖魔王の妖力に対抗する武器が必要です。
   これはもっと後に渡そうと思っていたのですが…」
そう言って、トミーは懐からガラス瓶のような容器に入った石を見せた。
藤田「これは──…?」
トミー「ああ、藤田先生は錬金術の知識はほとんど欠けているんでしたね。
   ではボクがお教えします。これは、 
   『 柔 ら か い 聖 石 』 といいます。世界中に広がる聖石は6つ──、
   これが最後のひとつなのです!」

156 :作者の都合により名無しです:03/07/09 09:05 ID:/P7KqoA1
藤田「柔らかい聖石…」
藤田は息を飲む。
トミー「そうです。藤田先生なら扱うことが可能なはずです、触れてみてください。」

藤田がその石に触れる、すると──その石からはバラ色の光が瞬き、そして
槍の姿へと変化する!!

ジョニー「藤田先生の持つ心に反応して聖石を巡る“気”が変化したのです。
   柔らかい聖石は触れるもの次第で形を変えます。
   藤田先生の漫画に登場する『操り人形』などにも形を変えることが出来るでしょう。」
トミー「しかも聖石なので通常の状態でも消耗しない優れものなのです!」

藤田「そうか!ありがとう!!」
槍を手に持ち、藤田は叫ぶ。

トミー「さあ、その槍を使って安西先輩たちを助けてあげてください!!」
ジョニー「そして、戻ってきたらボクたちの給料上げてくださいね!!」

藤田は手に持つ新たな獣の槍を見ながら、
槍を自らを囲う繭に向ける。そして──

 パキイイイイイイイイイイイン!!!!

自らを覆っていた繭を一振りで粉々にして、ガンガンチームの控え室に足を下ろした。


    藤  田  和  日  郎  復  活  ! ! !


157 :作者の都合により名無しです:03/07/09 09:05 ID:/P7KqoA1
柔らかいというのは性質なので別の名前が何かありそうです。

158 :作者の都合により名無しです:03/07/09 09:09 ID:/P7KqoA1
──Bブロック控え室──

荒川は溜め息をついた。
荒川「ま、結局試合ではお互いが出し惜しみしていたってわけね。」
片倉「お互い?」
荒川「まあ、土塚先生も藤原先生も相手を殺すつもりじゃなかったし、
   奥の手も見せていなかったから、という意味よ。
   私たちの強さはあなたが考えているよりももう少し高いところにある。
   まあそれはどうでもいいとして。」
苦笑してから荒川は続けた。
荒川「とりあえず、いくつか確認しなければいけないことがあるわ。
   あなたは──」

そのとき、轟音が響いてきた。

荒川「なッ──!」

音のする場所、ガンガンチームのもうひとつの控え室に駆け込む。
そこは繭化した藤田がいるはずの部屋だった。
ドアは開いている。
そして既にその部屋には藤田はおらず、ただ、繭の欠片だけが散乱していた。
安西「どういうことだっ──おい!?」
安西は荒川弘に事情を聞こうとするが、彼女はさらに気付いたことがあるらしく、
せわしなく駆けた。
周りを見回した土塚が告げる。
またモードが変わったらしく、顔色が悪くなっていた。
<アダラパタ>のモードである。
土塚「えなり姉もいやがりませんねぇ。藤田先生の失踪と同時に起こったとも限りやがりませんが。
   キャきゃきゃけケケキャキャキャきゃきゃ!!」
荒川がしばらくすると戻ってくる。
安西たちに事情を話すかと思ったら、それが目的でもないらしい。
安西たちを通り過ぎ、復活したばかりの松沢に向かって話しかける。

159 :作者の都合により名無しです:03/07/09 09:13 ID:/P7KqoA1
荒川「『戦艦無礼ド』には『同人軍艦』と連絡が取れるの?」
荒川は松沢に簡潔に聞いた。
松沢「カレーならありますがなにか?」
荒川「……後で付け加えるしかないか…」
荒川は踵を返すと金田一に向かって歩いていく。
安西「おいっ!?」
片倉「どういうことや!?」

  バフッ!!!

音と共に──、荒川、駆けつけた安西と片倉、そして近くにいた土塚、カムイは
金田一に飲み込まれていきました──。

160 :作者の都合により名無しです:03/07/09 09:18 ID:P9EoKMzF
どーなりますやら

161 :作者の都合により名無しです:03/07/09 09:22 ID:/P7KqoA1
荒川弘が顔を青くして控え室から同人軍艦に戻るのに藤原カムイが
ついてきた理由は大して理由のあることではなかった。
そこに片倉を連れた安西もついてくる。
大した理由も無く、と言ってしまうのは薄情だといえるのかも知れないが、
えなり姉についても、藤田についてもそれほど事情を知るわけではないのだから仕方がない。

カムイは土塚理弘が後からついてくることを目で確認する。
彼に任せてもよかったのだろう。とはいえ、さすがに何の理由も無く引き返すことにも気が引けて、
カムイはそのまま土塚や荒川らとともに同人軍艦の中を歩いていくことになった。

無人となった同人軍艦を荒川を先頭にして小走りに進む。
全力ではないとはいえ、荒川は明らかに急いでいる。
だからそれほど余裕があったわけではないが、周りを見回すぐらいのことは充分に出来た。
そこには強力な破壊跡が点在されていた。もちろんカムイ自身がつけたものだったが。
ひとつ──カムイには気付いたことがあった。

“同人軍艦”は確かに彼の呪文によって夥しい破壊跡がついていた。
装飾や、部屋を区切るために作った内壁などは確かにそうだ。
だが、艦の基本構造それ自体には一切、傷がついていない。

唐突に、いやそうでもないのだろうか──荒川が立ち止まる。
それは大きな扉のようなものだった。扉の両側にはそれぞれ石がはめ込まれたあった。
それは赤い石と青い石──。

カムイ「これは──」
荒川「“赤い秘石”と“青い秘石”よ」
荒川が答えた。

162 :作者の都合により名無しです:03/07/09 09:27 ID:/P7KqoA1
荒川「秘石はそれ自体が強い力を持っている。
   ただし、それは漫画家の実力自体を強化するようなものではなく、またそうしようとしても
   手に余るものよ。これはパプワワールドに伝わる、
   “方舟(はこぶね)”を動かすための二つの秘石。
   秘石とはそれ自体集めても意味のあるものではなく、それぞれ限定された対象でしか
   操作することが出来ないもの──ただ、石自体に力を持っていることから“聖石”と
   間違えられて、いろいろな事件が合ったらしいわね。
   私は専門外だから、そこらへんはそれほど詳しく知らないけど。」
言葉を続けながら彼女は扉を開ける。

扉の奥には複雑な機械が並んでいた。用途も、何もわからない。
だが、機能的で近未来的な、だがどこか古めかしい──そんな印象だった。

荒川「誰にも作り変えることの出来ない、そのままの場所よ。
   ──ここが“方舟”の中枢──。」
荒川は囁くように呟いた。


163 :作者の都合により名無しです:03/07/09 09:30 ID:/P7KqoA1
秘石の設定については、宇野にばら撒かれてはいるもの以外にも
それぞれ力のある石として既に使われているものの2種類あるものと考えています。
何か辻褄の合わない箇所は訂正します。

164 :その頃の藤田:03/07/09 09:42 ID:rCmJxZ+v
轟音に驚いて、藤田たちの部屋になだれこみ、
そして、金田一に飲み込まれたガンガン一行。
その一部始終を、藤田和日郎は、物陰から見ていた。

トミー「いいんですか、先生?今、安西君たちに会わなくても……」
トミーとジョニーが怪訝そうに言うのに対し、藤田は答えた。

藤田「ああ、どうやら今の安西くんには、頼もしい味方がいるようだ。
   ならば、今僕が会う必要はないだろう」
ジョニー「でも、安西くんはずっと気に病んでましたよ、先生のこと。
     せめて、無事な姿だけでも見せた方が一一」
藤田「いや、これも彼の試練さ。そして、僕の試練でもある。
   僕自身、もっと強くならなければ、来るべき驚異には立ち向かえない!
   そして、もうひとつ……」
いったん言葉を切り、義手の調子を確かめる。そして、つづけた。
藤田「えなり姉というのも、気になるな。僕が目覚めたとき、すでに彼女は何者かに連れ去られた後のようだった。
   それも調べる必要があるが……なにより、今の僕にはしなければならない事がある」
トミー「確かに……そうですね」
藤田「ああ、僕は君たちのおかげで、おおよその真実を知った!
   GUNG-HO-GUNS!平野!キユ!虚無の渦!レーベンスボルン!僕は行かなくてはならない……まずは…」
眼に強い決意をたぎらせる藤田。
藤田「キユ…この争乱の元凶のひとつ……僕は会わなければならない…彼に……」
そうして、藤田は踵を返して、その場をあとにする。
藤田「もうしばらくは、再会はおあずけだ。だが、僕はいつも君たちの事を案じているよ」

そして、藤田はひとり、姿を消した……

←TO BE CONTINUED

165 :作者の都合により名無しです:03/07/09 09:45 ID:/P7KqoA1
安西「なあ、さっきから方舟(はこぶね)ってなんなんだ?」
安西が荒川の使った単語を聞きとがめて言う。
荒川「かつて、漫画家同士の間に大きな戦いが起こったのよ。
   どの漫画家もその争いに巻き込まれざるをえなかった。
   この艦はそのとき無所属の漫画家たちを乗せる方舟として創られたの。
   それだけの話よ。」
荒川は安西の問いに対し、歴史だけを簡単に説明した。
土塚が後を続ける。
土塚「“戦艦ヤマト”ですらこの艦の装甲それ自体を破壊することは出来なかった──。
   伝説の方舟、というわけでありやがります。」
荒川「──材質が全てオリハルコンで出来ているらしいからね。
   ま、“同人軍艦”になったあと、内側から弁を壊されてあっさり沈没したから
   多少価値が下がったかもしれないけど。」
荒川は機械を操作しながらつけ加える。
そのうちにスイッチが入り、そして機械が明滅を始めた。
部屋そのものの照明は消され、代わりに部屋全体に何重にもスクリーンが浮かび上がる。
そして、いつの間に仕掛けてあったのか、いろいろな場所が映し出され、いっせいに走査される。
カムイ「こんな仕掛けをいつの間に──」
荒川「大した仕掛けじゃないわ。矢吹の飛空艇の通信回線をケーブルで直結しているだけ。
   前に倉庫で、安西先生が藤田先生の体を使っているとかいう話をしたでしょう。
   それも、ここからの情報で手に入れたのよ。
   私と土塚先生が“同人軍艦”では矢吹に仕えてたって話はしたっけ。
   その間、無駄に過ごしていたわけじゃ無かったということよ。」

166 :作者の都合により名無しです:03/07/09 09:54 ID:/P7KqoA1
驚く安西と片倉に対して土塚が続ける。
カムイも驚いてはいたが、ただ、役割が違うのだろうと割り切ることにした。
土塚「けケキャキャきゃケけきゃきゃきゃ!!
   飛空艇だけでは無く、矢吹に属する場所、属していた組織に対してなら
   全て操作網を張り巡らせてありやがります。もっとも、これをやっているのは
   我々だけではありやがりませんがね。
   少なくとも矢吹、真島、平野、キユ、そして未確認ですがゴッドハンド。
   この辺りの手段はわかりやがりませんが、我々と大差の無い設備を持っていやがるはずです。
   そしてそのどれもが完全な機能を持っているというわけではありやがりません。
   大清水さち先生もこの機能に頼りすぎてやられたようなものですからねぇ。
   けケキャキャきゃケけきゃきゃきゃ!!」
土塚がけたたましく笑う。
荒川「まあ弱点を挙げていったら切りが無いのだけれど、
   まず、私たちが知らないものは探せない、ということがあるわね。
   今回は対象がはっきりしているから、走査にはそれほど時間はかからない…もしも、
   彼らが映っていれば、という話になるけれど。」

荒川は機械の操作に集中するため言葉を区切った。

167 :作者の都合により名無しです:03/07/09 10:08 ID:/P7KqoA1
Bブロックの控え室のある建物から若干離れた場所で、
青山剛昌と藤田和日郎は向かいあっていた。
同じサンデーチームの仲間ではある。だが、二人の間にある空気は冷たい。

藤田「青山先生のことも…トミーとジョニーから聞いている。」
藤田は重々しく口を開いた。
青山「その先の建物の控え室の中に安西がいるんだろう?
   どいてくれないか、藤田先生。」

藤田「青山先生、そんなに殺気をまとった状態で安西君と会わせるわけには行かない。」
青山「どうしてだ。安西はサンデーチームをスパイしていた。
   雷句誠を洗脳してあなたに襲い掛かり、助けに入った同人軍艦とガンガンチームも
   全員洗脳したか、殺したそうじゃないか。藤田先生、あなたが言ったことだぞ!」
青山の目はこれまでに藤田が見たどんな彼の目よりも厳しかった。
藤田「違う!確かに安西君はひどいことをした。
   でも青山先生、あなたの認識は間違っている。それは違う!」
青山「…情にほだされて、俺に追いつこうと引き返したというわけか。
   それは、ただの弱さだ…」
青山は黒王号から降りて、雷神剣を構える。
青山「俺や高橋先生が表看板、あなたや皆川君が裏看板、そうやってサンデーは
   ずっとやっていくと思っていたよ…」
青山に対し、獣の槍を構えて藤田は彼を見据えた。
藤田「確かに安西君はひどいことをしてしまった。
   でも、もう違うんだ。君にはわかってもらわなくてはいけない。」


 お互いは武器を構え、牽制する。

168 :作者の都合により名無しです:03/07/09 15:13 ID:2g4qrNUw
Bブロックの控え室ではテーブルで
雷句誠や衛藤ヒロユキたちがとりあえず所在なさげにしていた。
雷句「藤田先生を探しに行かなきゃ行けないんだけど、困ったな。」
山田「どこにいるかわからないのに探しても仕方ないし、
   さっきみたいなことがあった以上、
   ここに誰もいなくなることは不安なんで…落ち着くまで待ってもらったほうがいいのですが…」
雷句「そうか…」
ただ待っているということは苦痛ではあったが、
確かに安西らが戻って来るのを待ったほうがいいのだろう。
金田一に飲み込まれて何も得るものがなかったのならば、すぐに戻ってくるだろうし、
もしもすぐに戻ってこないのだったら何らかの情報を金田一の腹の中で手に
入れられたということだろう。
目の前にいる金田一はいつものように無表情で何を考えているのかもわからない。
雷句はとりあえず手に持っていた食べかけのサンドイッチを口の中に押し込んだ。

四人も人が減ったのに部屋が広く感じられなかったのは
木村と松沢がテーブルにあったカレーの取り合いをしていたからだった。

169 :作者の都合により名無しです:03/07/09 15:15 ID:2g4qrNUw
荒川はしばらくして、えなり姉を見つけ出すことに成功する。
モニター上にえなり姉が大写しになる──その回線から探し当てた場所は。
荒川「…元ケルベロス…平野耕太の拠点…!」
荒川は苦々しく呟いた。
彼らがかなりの強敵であることは荒川も承知していたことだった。


えなり姉を荒川たちが探していた丁度その頃、
七三太郎は自らの研究のためにえなり姉のいる部屋に戻ってきていた。
全くとんでもない被検体をもってきたものだ、と七三は思う。
七三(まるっきりの抜け殻が、これだけの力を出すのだからな…)
平野の下に置くことは危険すぎる──“ゴッドハンド”の誰かに託せれば一番いいのだが。
しかし、任務を優先させるならば今しばらくはこのままの状態を保つことも重要だろう。
とりあえず七三は“ゴッドハンド”に通信し、判断を仰ぐことにして、再び席を立つ。



ここから先は──平野も、七三太郎も、えなり姉を捜す荒川も当然知ることではなかったのだが──
えなり姉はこのときうっすらと、ほんのうっすらと目を開けた。
そのまま起き上がるでもなく、周りを見回すでもなく。


    ココハ…デハナイ…

    …モイナイ…


たったこれだけを認識して、また目を閉じた。
そして、またいつ終わるとも知れぬ眠りについた。

170 :作者の都合により名無しです:03/07/09 15:17 ID:2g4qrNUw
さらに数分後、荒川弘は藤田和日郎の走査にも成功する。
モニターにその姿が映し出された。
藤田和日郎は獣の槍を持って構えている。
荒川「控え室からそれほど遠くない公園ね…青山剛昌先生もいるようよ」
安西「藤田先生っ!!」
安西が叫ぶ。
カムイ「どうも険悪な雰囲気だな、会話も聞き取れるのか?」
ついでにカムイが何事か告げる。機械を動かしながら荒川は答えた。
荒川「ええ、いくつかは…どうやらまた安西先生がらみみたいね。」
安西「──!」
安西は一瞬、苦しそうな顔を見せる。
片倉「悩んでいる暇なんて無いで!すぐにいかんと。」
安西「ああ」
土塚「まちやがれってんです。」
土塚が扉の前に立ちふさがる格好で妨害する。
片倉「なんやっちゅうねん。」
片倉が講義する。
荒川「もうちょっと待って………OK、と。これ誰?」
荒川がモニターのひとつを指差す。

GUNG-HO-GUNSの控え室では全身を赤で包んだ、筋肉質の男が敗退してきた
チームメイトに何事か言っているところだった。
片倉「寺沢…様!まさかあの人まで…。」
荒川「彼もGUNG-HO-GUNSなの?」
片倉「ああ…あの人は別格や…けど、何で…」
荒川「ちょっと前にガンガンチームの控え室に尾行をしていたやつがいたそうなんだけど、
   カムイがそいつのいた場所と時間を覚えていて、そのときのモニタに
   映っていた画面の人物を走査して見たのよ。」

荒川「まあ、これはついでだったんだけどね。
   答えて欲しいのは私が藤田先生の騒動の直前に聞こうとしたことよ。
   忙しいからとりあえずひとつだけだけど。」

171 :作者の都合により名無しです:03/07/09 15:21 ID:2g4qrNUw
片倉「なんやねん。今、藤田先生のところへ駆けつけるよりも大事なことか。」
荒川「ええそうよ。あなたは未だに内藤のことを慕っているようだけれど、
   彼を殺す度胸はある?」
片倉「………」
荒川「虚無の渦のことを私たちに話した以上、私達は内藤の敵になるしかないわ。
   もっとも彼は今、話せる状況ではないから
   まだそんなことを考えているのかどうかはわからないのだけれど。」
片倉「覚悟をきめい、そういうことか?」
荒川「端的に言うとそうね。
   あなたは安西先生の炎よ。あなたが迷っていると安西先生に危険が及ぶ。」
片倉はしばらく考えていたが、やがてぼそりと呟く。
片倉「…正直、俺は内藤様が怖いし、裏切りとうない…」
荒川が呆れ顔で纏めた。
荒川「怖いから慕ってんの?」

片倉が吠えた!
片倉「なにいうとんのや!わいはお前らのためを思うて恥ずかしいのも我慢してだな…ええい、
   もういいわ!お前らなんか知らん!いこ、安西!」
安西「あ…?なんだ?」
強引に土塚を押しのけて安西が出て行く。
土塚は特に抵抗するでも無くあっさり引いた。
片倉を連れて安西が出て行く。
この場合片倉が安西を連れて、と言ったほうが良さそうだったが。

荒川「…なによ、あれ…」
怪訝そうな顔で見送る荒川。
カムイはなんとなく、とにかく強いものには憧れてしまうような気持ちが男にはあるものだ…などと
考えたりもしたが、言ってみて間違っていた場合がイヤだったので黙っていた。

土塚「けケきゃきゃキャけケキャキャきゃ!!」
とりあえず用事の済んだ方舟(はこぶね)の中枢では──土塚の哄笑がしばらく鳴り響いたりした。

172 :作者の都合により名無しです:03/07/09 16:10 ID:qlJD0wpl
ものすごくどうでもいいことだが

戦  艦  ヤ  マ  ト  は  建  造  中  だ。

富沢順が来たとき建造中の艦でって言ってる。
まあ、あれが二世号だって事にする事も出来るが。

173 :藤田vs青山(1):03/07/09 16:26 ID:rCmJxZ+v
対峙する、かつての同志。藤田和日郎と、青山剛昌。
互いに、『獣の槍』と『雷神剣』という得意の武器を携え、互いを牽制する。
しかし、なにかに気付いた藤田が、青山に言う。
藤田「その剣は『雷神剣』……だが、君の最強の武器は『覇王剣』と『魔王剣』だったはず。
   そして、よもや君が僕を相手に、手加減をするようなヤツではない事も知っている。
   ……とすると、答えはひとつだ…………青山先生、アンタは本調子ではない。
   おそらく、かなりの深手を負っているのだろう。
   だから、100%の力を発揮できないんだ。違うか……?」
藤田の指摘に、青山がほぞを嚼んだ。
青山「さすがですね、藤田先生……コナンも真っ青の洞察力ですよ……。
   ですが、それがどうだと言うんです!
   俺にはなんとしてもやらねばならない事があるんだ!」
藤田「それは、安西君を倒す事では断じてない。
   どうやら、今の君には何を言っても無駄のようだ……いいだろう」
そのとき、青山は藤田の身体から夥しい気が流出しているのを感じた。
藤田「ここは、僕が少し、君の頭を冷やさせてあげよう」
青山「ほざくな、裏切り者!」
激昂した青山が、『雷神剣』を構えて、藤田にとびかかってくる。
猛烈な殺気。青山は、本気だった!
青山「イ ナ ズ マ 斬 り ィ ィ ! !」
雷を帯びた、必殺の斬撃が、藤田を襲う。
しかし、藤田は動ぜずに、獣の槍に変化させていた聖石を、2本の錫杖へと変化させる。
そして、2本の錫杖を交差させて構えると、高らかに呪文を唱えた。
藤田「木気『雷』!『己』になる『戊』を方角西南より東北へ!!」
すると、雷の斬撃が、2本の錫杖に吸い込まれるように当ると、
その威力はすべて、青山へと跳ね返された!
青山「うああああ!!」
かろうじて致命傷は免れたものの、青山の小柄な身体は、もろくも吹き飛ばされる。


174 :作者の都合により名無しです:03/07/09 16:34 ID:T7R2rvfR
確か漫画のヤマト未来編みたいなのでは
1000年後に旧ヤマトを海底からサルベージして
改造して使っていました(コミックGATTA)

175 :藤田vs青山(2):03/07/09 17:28 ID:rCmJxZ+v
吹き飛ばされた青山が、よろけながら立ち上がる。
服はズタズタになっていたが、ダメージはそれほどでもない。
青山「くっ、藤田ァァ!」
怒りを燃やす青山が吠える。
藤田「『力』で押してくる敵に、『力』で対抗するのは愚か。
   『力』を逸らし、『力』を殺し…あらゆる角度から攻撃する。
   これは、何も戦いだけの基本じゃない。全てにおける基本だ。
   名探偵の貴方が、そんな初歩的なことも忘れてしまうとは……」
やり切れないといった風に、藤田が溜息をつく。
藤田「これはいつか安西君に教えようと思っていた事だが、彼にはもはや必要がない。
   今の彼は、戦いに必要な心得を全て会得している。頼もしくなんたものだよ。
   しかし、今の冷静さを欠いた貴方では、今の安西君に勝てはしない」
青山「なにおお!」
プライドを刺激され、さらにムキになる青山。
藤田(そういえば、こういう性格だったっけ…どうも子供っぽさが抜けないというか……)
どうやって、この場を納めようか思案している藤田の耳に、声が届く。
それは別次元から話しかけている、トミー坂とジョニー順のものだった。

トミー(大変です、藤田先生。安西君と片倉という男が、こっちに向かってます)
それを聞いた藤田は、思わず顔を強張らせた。
藤田(それはマズイ!今の青山先生を、安西君に会わせるワケには断じていかん!)
そして、藤田は決断する。
藤田(こうなっては……アレをやるしかないな……)


176 :その男の名は『Y』:03/07/09 17:46 ID:fK/d8T1U
カムイ「で、どうする? すぐに藤田さんのところへ向かうのか?」
荒川「……そうね。彼1人を行かせるのは危険だし。
  すぐに追い掛けた方がいいわね」
カムイ「そうだな。じゃあ――」
行こう。
カムイがそう言いかけた刹那――
カムイ「!! なに――!?」
カムイは思わず大声を上げた。辺り一帯が、覚えのある違和感に包まれたのだ。
衛藤「カムイさん、これは――!?」
それに気付いたカムイと衛藤、そして木村とカレーの取り合いをしていた松沢の三人だけだった。
三人の顔に緊張が走る。間違いない。カムイは確信した。
カムイ「ドラクエワールド……一体誰が展開したんだ!?」

ドラクエワールド。
それはドラゴンクエストの漫画に大きく関わった者だけが使える特殊能力のことである。
その能力の射程距離内では、ドラクエの能力以外なにも使えなくなってしまうのだ。
今いるメンバーの中でこれに対抗できるのはロトの紋章の藤原カムイ、
そしてかろうじて4コマでかかわったことのある衛藤と松沢の三人だけである。

荒川「カムイ先生……どうしたんです?」
荒川が怪訝そうに呟く。今起こっていることにまったく気付いていない。
当然だ、彼女はドラクエに関わったことがないのだから。
カムイ「誰かが辺りにドラクエワールドを展開した!
   気をつけろ、通常の能力は一切使えんぞ!!」
その能力の恐ろしさは荒川も充分に理解していた。とっさにその場で身構える。
荒川「一体誰が?」
カムイ「分からん。だが通常のドラクエワールドよりも禍々しさを感じる。
   こんなものは今まで感じたことがない……」
いや。カムイは頭を横に振った。この感じ、前にもあった気がする。
そう、あれは確か、ガンガン隔週戦争の頃――

177 :その男の名は『Y』:03/07/09 17:47 ID:fK/d8T1U
木村「一つ聞きたいのだが」
カムイの思考は彼の一言によって中断された。
衛藤「どうしたんです?」
衛藤が聞き返す。木村は荒川に指をさし。
木村「荒川、そなたなぜ下着姿なのだ?」
木村の言葉に全員が一斉に荒川の方を向いた。そして数名が鼻血を流す。
荒川「え? 嘘!? なんで!? きゃあああっ!!」
荒川は胸を隠してその場にしゃがみ込んだ。間違いなく、彼女は下着姿だった。しかも黒。
それは、まぎれもなくドラクエのエッチな下着だった。
木村「それは上半身裸でとってもセクスィーな余に対抗してのことか?
  ならば余はいつでも勝負を受けるぞ。こんなん、もしくはこんなポーズでどうだ!?」
体をくねくねと動かしてポーズを取る木村。一方の荒川は恥ずかしさの為か、そんな木村に怒りを覚えた。
顔を真っ赤にし、怒りの形相で近付いて行き、
荒川「死・ねぇぇぇぇぇぇぇ!!」
彼女の拳が、木村の眉間を捕らえた。
眉間――それは致命的人体急所の一つ!!
木村は目を虚ろにし、その場に倒れた。
木村「……エースの皆に伝えてほしい……太彦は最後まで太彦でしたと……」
衛藤「はいはい」
適当に受け流すガンガン組。誰も彼の心配をするものはいなかった。

178 :その男の名は『Y』:03/07/09 17:49 ID:fK/d8T1U
カムイ(そんなことより――)
カムイは再び思考に入った。彼はこんな状況に覚えがあった。
確かあの時も、どういうわけか女性作家が強制的にエッチな下着すがたにされて――
ぞくっ! 彼の背中に悪寒が走った。
あいつが――まさかあいつが生きていたというのか――!?
カムイ「荒川! 君は『Y』という文字に覚えがあるか!?」
普段冷静なカムイが必死な顔をしている。荒川は思わずそれに気押されてしまった。
荒川「わ、『Y』ですか? い、いえ知りませんけど……」
衛藤「カムイさん、『Y』ってまさか――」
松沢「あの男……ですか?」
知っているのはやはりこの三人だけだ。過去のガンガン――いや、エニックスに関わっていた者だけ。
カムイ「間違い……ないだろう」
カムイは再び荒川に向き直った。
カムイ「荒川君、これは緊急事態なんだ。もしこのドラクエワールドの使い手が我々の想像通りなら、
   これをそのままにしておくわけには行かないんだ。
   下手をすれば、キユ以上の驚異になりかねない」
キユの言葉に、荒川の表情がさらにこわばる。これが、そこまでの事態だと言うのか――?
カムイ「だからなんとしても思い出してほしい。
   この中で、現在のガンガンの内状に詳しいのは君だけなんだ」
カムイに言われ、荒川は再び『Y』という文字に関連することを記憶から探し始めた。
荒川「……そう言えば、エニッ糞の最も奥に封印された部屋がありました。
  たしかそこのドアに大きく『Y』の文字が書かれてたような……」
カムイ「エニッ糞の奥底か……」
恐らく、あいつはまだそこから出ていないだろう。
やつなら、あそこからここまでドラクエワールドを展開することくらい簡単なはずだ。
カムイ(しかし何故今行動を始めたんだ? 大清水が倒されたことで封印か何かが解けたのか?)
考えてる暇はない。すぐに行かねば――
カムイはとっさに走り出した。同人軍艦エニッ糞の奥深くへ。
衛藤「カムイさん! 僕達も行きます!!」
カムイ「いらん! 君たち程度のドラクエ能力では足手纏いだ!!」
ぐっ……と言葉につまる衛藤と松沢。確かにそうだ、自分達など行ったところで、やくに立たない。
衛藤「カムイさん、お気を付けて……」

179 :作者の都合により名無しです:03/07/09 18:00 ID:6lIHG3uJ
まさか山ザ・・(ry

180 :作者の都合により名無しです:03/07/09 18:02 ID:M3Oq3UJi
やっぱりだんだんと平仮名表記に変換されてゆくのかな?

181 :作者の都合により名無しです:03/07/09 18:04 ID:fK/d8T1U
>>180
ベースがDQ6なので無問題

182 :藤田vs青山(3):03/07/09 19:03 ID:rCmJxZ+v
青山「なにをブツブツ言っている!」
豪を煮やした青山が、怒って言った。
すると、藤田は、懐から大量の尖ったなにかを取り出す。
それは、独鈷と呼ばれる、仏教の法具である。
藤田「独鈷よ、飛んでさされっ!」
叫ぶと、独鈷が一斉に藤田の手元を離れ、青山に向かって飛来した。
青山「くっ!」
あまりの数の多さに、さしもの青山も対処しきれない。
ほぞを噛む青山だったが、あろうことか独鈷はすべて、青山を逸れていく。
あらぬ軌道を描いて飛んだ独鈷は、すべて青山の周囲に突き刺さった。
青山「どうしたんですか、藤田先生。まさか、俺に情けをかけてつもりですか?」
苛立ちまぎれに、喰ってかかる青山。しかし、藤田は意味ありげに笑うと言った。
藤田「やはりなあ…普段の貴方なら気付きそうなものだが……この程度の仕掛けは」
その瞬間、青山はハッと身を強張らせた。慌てて、周囲を見回す。
果たして、青山の周りをかこむように、独鈷は突き刺さっていた。
青山「これは…まさかっ…」
藤田「いけないなあ、ちゃんと周りを見なくては……坎(かん)!」
気合いをこめて叫ぶと、たちまち独鈷から強力な法力が噴出した。
青山「しまったっ…」
気付くが、もう遅い。凄まじい法力に青山の周囲の床はもろくも崩壊した。
青山「うわあ!」
青山の身体が、宙に投げ出された。その無防備な一瞬をついて、藤田が新たな術を完成させる。
今までで最も巨大な法力が、藤田に集まり、そして開放された。
藤田「これが光覇明宗最強単独降魔捨法……

        月        輪  (が  ち  り  ん)! ! 」



183 :藤田vs青山(4):03/07/09 19:03 ID:rCmJxZ+v
青山「ぐああ…なんだこれはっ!」
強力な結界に縛り付けられ、青山は空中に浮かんだまま身動きひとつとれなくなる。
そこへ、藤田が近付いてきて、言った。
藤田「これは、僕の技の中でも最高級の威力を誇る……『月輪』という技だ。
   これには、僕の渾身の法力が込められている。今の君には、これは絶対に解けない」
青山「くそ、俺をどうするつもりだ!」
藤田「どうもしない。ただ、今の君をこのままにしておくのは危険だ。
   だから君には、ここから最も遠い場所……Dブロックより先の戦艦最後尾まで吹っ飛んでもらう」
青山「なんだって!?」
藤田「そこには人なんてまずいないはずだ。
   しばらく、療養も兼ねて、そこでゆっくり頭を冷やすといい」
そう言うと、藤田は法力を込め、青山を遥か彼方まで吹っ飛ばした。
青山「おぼえてろよおおおおおお!!」
ドップラー効果で遠ざかっていく絶叫を響かせながら、青山の姿はあっという間に見えなくなった。

藤田「やれやれ、世話の焼ける……これでひとまずはよし、と。
   それにしても、僕の分身……紅煉め……厄介な真似をしてくれる……」
ひとりぼやいていると、突然藤田の背に、大きな声が浴びせかけられた。

安西「藤田先生!!」


184 :藤田の思い(1):03/07/09 19:05 ID:rCmJxZ+v
懐かしい藤田の背中を見た瞬間、安西は思わず叫んでいた。
罪の意識、恩、敬愛、郷愁……様々な感情が浮かんでは消える。
再会したら言いたい事は沢山あったはずなのに、いざそのときになってみると、
なにも言葉が出なくなってしまう。
安西が硬直していると、藤田は歩き出した。
安西達とは、逆の方向へと。
それを見た安西が、目を見張り、叫んだ。
安西「藤田先生ェ!どこ行くんだよォォ!!」
だが、安西が懸命に叫んでも、藤田の歩みは止まらない。
いまだ、もうもうと破壊の名残である煙が立ちこめる中に、藤田の背中は消えていく。
安西「ま…待ってくれ!俺には、アンタに謝りたい事があるんだ!伝えたい事があるんだ!」
安西の血を吐くような叫びは虚しく、藤田は無言で姿を消していった……
安西「藤田先生ェェェ!!」
狼狽した安西が、一目散に後を追おうとする。
しかし、走り出そうとした直前で、安西は片倉に止められた。
安西「なにをっ…」
片倉「アホォ!死にたいのか、おんどれ!」
文句を言おうとした安西だが、逆に片倉に怒鳴られる。
そして、あらためて煙の晴れた前方を見ると……
安西「こ、これは……」
そこには、藤田が空けた大穴が広がっていた。
片倉に止められなければ、そのまま真っ逆さまに落下していただろう。
その穴を飛び越え、藤田を捜すも、すでにその姿は何処にも見受けられなかった。
安西(あれは……夢だったのか?いや、そんなはずはない……)
片倉「おい、安西ィ!」
安西が考え事をしていると、片倉がいきなり叫んだ。
安西「なんだよ、俺は今考え事っ……て、これは……」
片倉の指した壁には、なにか文字が刻まれていた。
その文面は……

185 :作者の都合により名無しです:03/07/09 19:44 ID:PWV9wBL0
小畑「へぇ〜法律をね。いよいよ支配者にでもなるつもりか?
何も言わず、真島は足を進めた。もうこの程度の言葉では真島には意味が無い。
小畑「それで、実験って何するのさ。
真島の横に仲の良い親子のように小畑は引っ付いて歩く。他人が見ればそう思うだろう。
その質問にも真島は足を止めなかった。ただ短くこう答える。
真島「来れば分かる。
しばし歩いた後、何やら広い所に真島は入っていった。小畑はその部屋を一望できる部屋・・・
実験室内での戦闘データを収集する研究室で高みの見物を決め込んだ。
研究員「真島・・・様。実験室内では危険かと思われます。実験室は一度トビラを閉めると中からは
     決して開きません。実験室の内壁は矢吹様の戦闘データを元に強度を設定しています。
     つまり、矢吹様を越える力の持ち主以外では破壊は不可能です。勿論、能力等での脱出も・・・
真島「自分の身ぐらい自分で守る。よもやこの俺が強化同人作家の程度に傷を受けるとでも?
研究員「・・・失礼しました。それでは実験を始めます。
研究員がボタンを押すと実験室に同人作家クリムゾン――それも旧タイプの――が2体入ってきた。
片方は火炎放射器を持っていた。
真島はそれを確認するとおもむろに一枚のカードを中に投げた。投げられたカードは光り輝き、消滅した。
ただ、それだけだった。
小畑「何も起きない・・・失敗か?
普段の口調とは違う、大人びた声色の呟きは幸いにも誰の耳にも入らなかった。
しかし真島は続けて二枚のカードを投げた。その二枚も先ほどと同じく光り輝き消滅する。
真島「よし、準備完了。オイ、そこの何も持ってない方。俺を殴れ。
二人のクリムゾンは驚き向きあった。かなりうろたえているようだった。
真島「おもっきりで構わんぞ。俺を殺す気でこい。もし、俺を殺せたらお前を自由にしてやろう。
暫く2体は向き合い続けたが、覚悟を決めたのか素手の方が勢いよく殴りかかった。
ドンッと鈍い音が響き、拳は間違いなく真島のボディーに入った。だが、真島にはダメージはないようだ。
真島「フフフ、ロウ「肉弾戦禁止」と「マガジン愛護」の二つに違反だ。よって、イエローカード二枚となり・・・

             キ サ マ は プ リ ズ ン 送 り だ ! !

186 :藤田の想い(2):03/07/09 21:44 ID:rCmJxZ+v
<すまない、安西君。僕にはやらなければならない事がある。
 だから、君も自分のやるべき事をしろ。それから、『妖魔王』に気をつけろ。
 ヤツは、己の存在を知り過ぎた者を狙う。その第一目標は……君だ!>

文面はこれだけで、終わっていた。いや、よく見るとそのに下最後の一行がある。

<君の成長が見れて嬉しかった>

安西「藤田先生……」
ぐっと拳を握りしめながら、食い入るように壁の文字を見る安西。
その目尻には、こころなしか涙が光っているように見えた。
しばらくその壁の文字に見入ると、安西は踵を返した。
藤田が去ったのとは、逆の方向一一ガンガンの控え室へと。
片倉「お…おい、安西。追い掛けんでええんか?
   もしかすると、もう2度と会われへんかも知れんのやで?」
片倉が言うも、安西は静かに首を横に振る。
安西「いや、今は会わねえ。藤田先生がそう言ってるって事は、
   きっとまだそのときじゃねえって事なんだろ。だったら、俺は俺に出来る事をやるまで、さ」
安西は晴れやかに笑った。

安西「さあ、帰ろうぜ。俺たちの居るべき場所に、よ?俺たちに出来る事をやる為にな」




187 :作者の都合により名無しです:03/07/09 21:45 ID:S8ZGb1Ff
安西ちゃん(´Д⊂
成長したねぇ・・・

漫画はともかく(死

188 :藤田の想い(3):03/07/09 21:46 ID:rCmJxZ+v
先に歩き始めた安西に引っ張られながら、片倉はその背中を見つめる。

片倉(こいつ…見る度に成長していきよる……それに引き換え、俺は…)
安西を見ていると、自分の抱いている悩みが、ひどく矮小なものに感じる。
片倉は、そう実感せずにいられなかった。
そして、ウジウジ悩んでいたのが、何やら馬鹿馬鹿しくなってきた。
片倉(そうや、俺は何も内藤様を倒したいから、戦うワケやない。
   あの人が好きやから……だからこそ、間違った道を進もうとしている、
   あの人を止めたいんや。……そう、田口にまで約束したってのに…俺は…)
片倉「つくづく、度し難いアホウ……やな」
思わず呟き、苦笑いする片倉。

安西「ンだとォ?今、テメエなんて言った、固羅!」
耳聡く片倉の呟きを聞き付けた安西が、自分に言った台詞と勘違いしてキレた。
片倉「い…いや、ちゃうって!お前に言ったワケやない…って、聞けや!」
聞く耳持たない安西は、氷の魔道具『閻水』を取り出して、なにやら構えている。
片倉「そ…それシャレにならへんぞ…ってヤメいーーー!」
そんなやり取りをしながら、片倉は思う。

片倉(俺はもう迷わへん。そして、田口、お前は絶対助けたるで。
   そして、内藤様も、俺が絶対救ったる!この拳でな!)

今、安西と片倉の心には、涼やかな風が吹いていた。

189 :作者の都合により名無しです:03/07/09 22:23 ID:yFi/GLdF
Cブロック決勝マダー?(・∀・ )っノシ凵 ⌒☆チンチン

190 :藤田の想い(4):03/07/09 22:34 ID:rCmJxZ+v
一方、安西と無言の再会をした藤田は、ひとり廊下を歩いていた。
藤田(すまないな、安西君。本当なら、今すぐ引き返して、君に何か声をかけてあげたい。
   だけど、今それをやってしまったら、せっかく成長した君の中に、
   僕を頼る感情が芽生えてしまうかも知れない……
   だから、再会は“来るべき時”までお預けだ。
   このトーナメントが終わった時……それは、大いなる戦争の幕開けだ。
   その渦中で君たちが自分たちだけでは乗り越えられない……
   真の危機に陥った時こそ、僕は君たちの元に現れるだろう)

藤田の目には、使命感が溢れていた。
一度は死んだ身。ならば、これからの自分は、漫画界の為に生きる!
そのような使命感である。
と、それはそれとして……

藤田「さしあたりは、そのキユという者に会ってみるか。
   キユドライブの元凶となった者……果たしてどういう存在なのか?」
だが、その前にやらなければならない事があった。
藤田「問題は、僕の行動が筒抜けだということだ。
   おそらく、ガンガンの彼らが持っているシステムと同じ物を、他勢力は有しているだろう。
   ということは、このまま行動するのはマズイ」
荒川達の持つ監視システムの事は、ジョニーとトミーの口から聞かされている。

藤田「どうするか……そうだ!」

なにか妙案を思いついたのか、藤田は周囲を見渡しはじめる。
すると、近くに『御手洗』と書かれた扉があった。

藤田「ちょうどいい、あそこでやるか」

ひとりごちると、藤田はそのままトイレに入って行った一一

191 :審判交代:03/07/09 22:48 ID:C5d7YNhF
Dブロック審判、森田まさのりは焦っていた。
森田(まさかこんなに長引くなんて……)
頬に冷や汗が流れる。かるい気持ちで引き受けた野球の審判が、思った以上に長引いてしまったのだ。
森田(もうすぐCブロックの試合が始まってしまう!
  だが、いきなり俺が抜けるわけにもいかないし)
いらいらのしすぎで、彼はたちながら貧乏ゆすりを始めた。
森田(どっちの勝ちでもいいから、早く終わってくれよ!!)
??「あの、ちょっとすいません」
誰かに声をかけられ、森田はそちらに振り向いた。
森田「誰だね? 今は試合中だ。勝手に中にはいっちゃ――ってあなたはもしや!?」
困った顔で森田に声をかけてきたのは、軍艦エニッ糞の中で行方不明になっていたあだち充であった。
あだち「試合中ってのは重々承知してましたけど
   ……私と似た感じのするあなたくらいしか声をかけられなくて……」
あだち充は、はははと苦笑いをした。
あだち「ところでここは一体どこです? 実はとあるところで迷子になってしまって、
   気付いたらここにいたんですよ。教えて貰えませんか?」
森田「はあ……ここはDブロックの決勝会場ですよ」
あだち「Dブロックですか? 空中闘技場の?
   おかしいな……さっきまで別の空中戦艦の中にいたはずなんだけどな……」
ぶつぶつとつぶやきながら自分が走って来た道のりを思い出そうとするあだち充。
一方森田は、ちょっとしたことを思い付いていた。
森田「あだち先生、今すぐにしなければいけない用事ってありますか?」
あだち「用事ですか? う〜ん……すぐにってのはないかもしれないですね」
森田「だったら、この試合の審判を交代してくれませんか?
  実は用事がありまして、すぐに行かないといけないんですよ!」
あだち「そうですか……」
あだち充は数秒黙考し、
あだち「分かりました。そう言うことなら引き受けましょう」
森田「ありがとうございます!!」
森田はそう言うと、すぐさまCブロックのジャンプスポーツチーム控え室へと向かった。
森田「今すぐ行くからな! 待ってろよ!!」

192 :作者の都合により名無しです:03/07/09 22:51 ID:WnR+Y5ZE
誰も知らない何処か――――

深遠なる闇を満たした空間に、輝く球体が浮かんでいる。
その球体の表面には、様様な光景が、浮かんでは、消えてゆく。
喜びに満ち溢れた光景、悲しみに沈む光景、怒りに震える光景、恐怖に怯える光景。
恐らく、人が一生の内で体験する事柄を、映し出しているのであろう。

球体の輝きに照らされ、四つの影が浮かび上がる。
それは、球体の四方を囲むように浮かんだ、椅子の様だ。
その椅子は楕円形で、そう、卵をくり貫いたような形をしていた。
それには、ツバサを模した装飾がなされ、背もたれの上には王冠のオブジェが飾られている。

椅子に座っている人物の一人、『白くて丸い謎の生物を抱えた少女』が、球体に向け手をかざす。
すると、球体の表面に波紋が起こり、全ての光景が混ざり合い、輝きをましてゆく。
そして、その光の中に一つの光景が、浮かび上がる。
それは、巨大な飛行艇――矢吹の飛行艇の姿だった。

「この艦を中心に、運命の流れが、渦を巻いている。」
手をかざした少女がそう言う。
「この渦は、螺旋となり、運命の奴隷たちを、高みへと押し上げるだろう。」
体中に、コードを絡ませた少女がそう言う。
「その頂きに辿り着いた者だけが、自由を得る事が出来る。」
肩に、人形を乗せた少女がそう言う。
「だが、それも俣、運命の歯車の一つに過ぎない。」
数枚のカードを手にした少女がそう言う。

「例え、神や悪魔で在ろうとも――」
「誰も、運命に逆らう事は出来ない――」
「絶対不変の宇宙の摂理――」
「その運命を、司る―――」

「「「「それが、我ら『評 議 会』」」」」

193 :作者の都合により名無しです:03/07/09 22:51 ID:hMgGP280
あだちの唐突さにワラタ。

194 :作者の都合により名無しです:03/07/09 22:58 ID:mtAOaav0
酔っ払って、友人の妹にアナルセックス。

しかも友人の前で押し倒していきなりズブリと。
「大丈夫アナルだから」
なにが大丈夫だゴルァ!と張り倒された。
……らしい。


195 :必ず出会えるカリスマサイト!:03/07/09 22:59 ID:d9bNFCDP
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196 :作者の都合により名無しです:03/07/09 23:06 ID:S8ZGb1Ff
☆えなり執筆陣ネタ相談所→http://jbbs.shitaraba.com/comic/31/#1

197 :藤田変身!:03/07/09 23:10 ID:rCmJxZ+v
藤田「僕の漫画に登場する妖怪…『雲外鏡』の能力!
   これを使えば、ごくわずかの間だけ『鏡の中』に入る事が出来る。
   それは水が湯に変わるだけのわずかな間……だから、急がなくては」
そうして完全に『鏡の中』に入ると、藤田は作業にとりかかった。
藤田「あのシステムの弱点は、『知らない者の動きはトレース出来ない事』!
   ならば、僕が今と違う姿に変化すればいい。
   よもや、トイレにまで監視システムが働いてるとは思えんが、
   念には念をいれておかねばな。その点、ここなら安心だ」
藤田が気を集中し始めた。その気が次第に変容していく。
人間から、“妖”のそれへと一一
そして、変化が完成した。そこには、人間の藤田はなく、一匹の獣がいた。
“紅煉”に良く似た……だが正反対の姿の獣の姿。
その全身は、髪も身体も長く伸びた爪すらも、気高い黄金に輝いていた。
藤田「この姿になるのは久しぶりだな。身体能力なら最高なんだが、
   この身体になると、他の能力が一切使えなくなるからなあ…さて」
藤田にしては少々、語気が荒い。どうやら、性格も多少変化するらしい。

と一一
“とら”となった藤田の身体凄まじい勢いでさらに別の形態に変化していく。
ギルアア!

198 :藤田変身!:03/07/09 23:20 ID:rCmJxZ+v
そして、全てが終わると、藤田であったものが言った。
藤田「久しぶりだが…こんなもんかな……」
見れば、藤田の姿が、今までのどの姿よりも小柄になっている。
それもそのはず、藤田の外見は、傍目からは『女子中学生』にしか見えなかった。

藤田「ふむ…」
身体の具合を確かめるように、首を回してみる。
その姿は可憐そのものだが、身体を動かす度に、

グリュ…ゾリュ…

といった、奇怪な音が鳴る。

藤田「まだカオがしっくりこないけど『慣れ』だからな」

口を ヂ パ と獣のように大きく開けると、牙が覗く。
外見が美少女だけに、それはなおさら奇怪であった。

藤田「この姿なら、誰も俺が藤田和日郎だとは気付かんだろう。
   さて、それでは行動を開始するとするかい!…って、あっ!」

鏡から出た瞬間、いきなりコケた。
慣れないスカート姿だから、仕方がないといえばそうだが。

藤田「動きづれ〜」


 藤 田 和 日 郎 『 井 上 真 由 子 』 バ ー ジ ョ ン ! !

199 :訂正というか追加:03/07/09 23:24 ID:rCmJxZ+v
トイレに入ると、藤田は一直線に洗面所の大鏡の前に立った。
そして、おもむろに鏡に触れる。
すると、どういうワケか、藤田の手が鏡の中に吸い込まれていく。


すいません、>>197の頭にこの3行が入ります。イージーミス。

200 :作者の都合により名無しです:03/07/09 23:55 ID:WwScgIgd
>>192よ…とにかくサムライガンを一冊でもいいから読むんだ

201 :作者の都合により名無しです:03/07/10 00:12 ID:1S9XDCmE
>>200
まあいいじゃないすか。
俺もサムライガンは知ってるが、こっちの方がこのスレらしくていい。
どうしてもそのあたりにこだわるなら、熊谷だして補完すればいいのでは?

202 :作者の都合により名無しです:03/07/10 00:14 ID:1S9XDCmE
ちなみに、俺は>>192ではないです。
さっきまで藤田を書いてた者。

203 :作者の都合により名無しです:03/07/10 00:37 ID:D8FuTWvS
真由ちゃん(漫画キャラ)じゃなくて西森“天使 恵”博之に化けてもよかったかもよ(謎

204 :作者の都合により名無しです:03/07/10 00:51 ID:i85nt4aX
どでーもいいが矢吹編終わるまで新勢力出すなよ。
あまりこういう事言いたく無かったから妖魔王の時は黙ってたけどさ。

205 :作者の都合により名無しです:03/07/10 00:53 ID:1S9XDCmE
>>204
評議会のこと言ってるのか?
あれは新勢力じゃないぞ。
過去ログ読め。

206 :作者の都合により名無しです:03/07/10 00:57 ID:1S9XDCmE
ダイアモンドを一周し、王者ベンチに戻ってきた水島が、審判の交代に気付いた。
水島「なんや、審判代わるんかい。森田はんは、いい野球漫画描くさかいの。
   審判としては非常に信頼しとったんやが……あんなマンネリ漫画家で大丈夫かいの?」
そのぼやきを、耳聡く聞き付けてきたあだちが、近寄ってきた。
あだち「何を言うんです!僕は、一生懸命、野球を描いてきたんですよ!?
    そう!俺は、審 判 に 命 を か け て い る ! !」
久々の野球に関わった事により、あだちは使えない熱血モードになっていた。
水島「…ホンマに大丈夫か、こいつ?」
そんな会話をしていると、いきなり妙な歌が聞こえてきた。

??「しがないシャークハンターがぁーー♪
   子連れのバーテン連れて来たぁーー♪ ハ イ ッ !!」

野球のユニフォームを着たその男は、背にタイヤを担ぎ、
両手にダンベルを結び付けたまま、汗だくになりながら走ってきた。
??「わっはっはっは!いいぞいいぞ、このゲームは面白くなりそうだゼッ!!」
そう言って、男は大笑いする。
??「しかしまぁ、盛り上がりとしてはまだまだ65点ッてトコだな!!わっはははー!!」
謎の男の台詞に、戸田が色めき立った。
戸田「なんだァ、てめえ!偉そうに人の試合にケチつけやがって!」
水島「やめい、戸田!おまえは、もしかして……」
戸田を制すると、水島が男に話かけた。
すると、男は野球帽をとって一礼する。
その帽子の裏には、『男は黙ってレッドソックス』と書かれていた。

??「水島御大、レッツゴーバディ!」


『ワ イ ル ド リ ー ガ ー』 渡 辺 保 裕 登 場 !!



207 :200:03/07/10 01:03 ID:dVQNq6qF
こだわるつもりは無いけど…あらゆる腐敗の敵の暗殺部隊?が
いきなり方向転換されたんでサムライガン知ってるのかと聞きたくなった

>>204
既に出てるよ
混乱するから遺産編終わるまで出さないって事になってたけどな

208 :作者の都合により名無しです:03/07/10 01:09 ID:1S9XDCmE
>>207
「あらゆる腐敗の敵」なら「すべての漫画家の運命を司る」と介錯できなくもないような。
そこらあたりは、書く人によって変わるのでしょうけど。

あと、評議会の連中も今回は顔見せだけなので、別にかまわんでしょう。

209 :作者の都合により名無しです:03/07/10 01:14 ID:dVQNq6qF
…いや本人に聞きたかったのだが
ちゃんと熊谷を熊谷を活躍できる組織にしてるれるのか?とね

折れも顔見せや組織として動くのでなければ問題無いと思うし

210 :作者の都合により名無しです:03/07/10 01:21 ID:KMpvS6La
アンタのサムライガンへの熱意は伝わったぞw

211 :『Y』の胎動(>>178の続き):03/07/10 01:22 ID:GvO+S6rv
キユ「悪魔が蘇るよ」
とてつもなく広い部屋の中央で、彼は独り言のように呟いた。
近くにいた梅沢だけがキユのその言葉に気付いた。
梅沢「どうしたキユよ。また新たな『突き抜けた者』でも現れたか?」
梅沢の言葉に、キユは首を横に振って応えた。
キユ「違う。僕らの力、突き抜けた力とはまったく異なった力。
  神達の持つ大いなる力とも違う。
  矢吹君達の持つ負の力とも違う」
梅沢「おいおい、じゃあ一体なんだってんだ」
梅沢は笑いながら言う。彼は半信半疑でキユの言葉を聞いていた。
キユの表情は変わらない。
……いや、ほんの少しだけだが、いつもと変わらぬその落ち着いた顔に硬さが感じられた。
キユ「純粋な魔の力。天使の表情で悪魔の所行をする者の力。
  全てを荒し場を混沌とさせる者の力」
梅沢「なんなんだそりゃ? そいつは一体誰なんだ?
  俺達の敵なのか? 味方なのか?」
キユは目をつぶり、一呼吸置いてから応えた。
キユ「彼の名は『Y』……  山 崎 渉
  彼は敵だけど、僕達だけの敵じゃあない……

     全 て の 漫 画 家 の 敵 だ 」

212 :作者の都合により名無しです:03/07/10 01:53 ID:sX93Exaj
山崎渉は漫画家だったのか!!
どこかのコテかと思ってたよ・・・

213 :『Y』始動:03/07/10 02:18 ID:GvO+S6rv
光が届かぬ漆黒の空間に、奴はいた。
山崎「暇だ、なー」
その男、山崎

214 :やきう(>>206のつづき):03/07/10 02:28 ID:1S9XDCmE
渡辺「ベースボールは”祭り”!会場を巻き込んでのお祭り騒ぎ!
   ましてや、こんな面白い祭りは滅多に見れるモンじゃない!
    来て良かったぜぇ!」
水島「んで、来たはいいが、おまえ何するつもりや。
   確かにおまえは、ワイに次くらいの野球漫画家やけど、
   今さら、どっちかに加わる言うワケにもいかんやろ?」
水島が言うと、渡辺は答えた。
渡辺「いや、別に俺は、試合を邪魔するつもりはないよ。
   ただ、こんなマンネリよりは、俺の方が審判にふさわしいんじゃないかと思って」
その台詞に、あだちが激昂した。
あだち「なにを小僧!おまえとは年季が違うわ!」
渡辺「面白い!ならどっちが審判にふさわしいか、
   選手の皆に判定してもらうってのはどうよ?あーーーーー!?」
あだち「受けてたとう!」
なんだか、勝手にそんな事が決められていた。
水島「期待してええのんか、渡辺ちゃん?」
不安げに言う水島に、渡辺は自信を持って答える。
渡辺「任せな、完璧な”仕事(ジョブ)”ってもんを見せてやるぜ!
   サ テ ィ ス フ ァ ク シ ョ ン ギ ャ ラ ン テ ィ ー ド !
      (満  足  は  保  障  し  ま  す  よ) 」

こうして、野球の試合の裏で、壮絶な審判対決が始まろうとしていた。

一方、野球本番の方も、大きな動きを見せる。
黙々と捕手に徹していた荒木が、キャッチャーマスクを脱ぎ捨てたのだ。
場内がどよめく中、荒木が言い放った。

荒木「えなり、ポジション交代だ!ここから先は、すべて…

   俺  が  投  げ  る  ! ! ! !」



215 :途中で書き込む押してしまった:03/07/10 02:32 ID:GvO+S6rv
光が届かぬ漆黒の空間に、奴はいた。
山崎「暇だ、なー」
その男、山崎渉は退屈そうに呟いた。
山崎「僕の封印が解けたっていうのに、さちちゃんどうしたんだろ?
  ひょっとして誰かにやられちゃったのかな?
  あ、だから僕が目覚めたのか」
山崎は手をポンと打った。そしてその場に立ち上がる。
山崎「じゃあここにいても仕方ないな。
  せっかくさちちゃんから初オ○ニーはいつだったかとか、
  まだ処女なのかとか聞き出そうと思ってたのにな」
とんでもないセクハラ発言をしながらやつは部屋の入り口へと向かって歩き出した。
山崎「これからどうしようかな。
  また前みたいにファンレターに書いてある住所からファンの女の子の家に行ってみようかな……」
完璧に犯罪なのだが、やつはまったく悪びれもなく言って退けた。
と、そこで彼は気付いた。誰かが部屋に近付いて来ている。
山崎の目が期待で輝いた。
山崎「誰かな? 女の子かな? 女の子だといいな〜。ナンパしてホテルに誘ってみたりして〜。
  あ、待てよ? ここまで来てるってことは、僕のドラクエワールド内にいるわけだから……
  エッチな下着姿ってか!? いや、たまんねーなー(^^)!!」
山崎の鼻の下が伸びて顔が見にくく歪む。

ドアにかけてある三重、四重――いや、五重以上あるロックが次々と解除されていく。
解除しているのはむろん藤原カムイなのだが、中にいる山崎渉にはそんなこと知る由もなかった。

216 :作者の都合により名無しです:03/07/10 03:27 ID:Ad3Lr381
矢吹は悩んでいた。
(なんで、とっくにトーナメント敗退したガンホーとかまで活動してるんだ?)
しかし、絶対的に人員の足りない矢吹は、彼らの活動を阻止したりはできない。
(誰か、金で雇える漫画家はおらんのか・・・)
「矢吹ってあんたか?」
矢吹の前に、金髪の男が立ちふさがった。
「だれだ?お前は」
「オレは藤沢とおる。腐った世の中に爽やかな風を巻き起こす超かっこいい正義の漫画家だ!!」
(なんか頭の弱そうなヤツが来たな・・・)
「オレを雇わないか?」
「お前・・・強いのか?」
「当たり前だろ。かっこよさと強さはおんなじことなんだよ!!」
(ふむ・・・。私と同じ理念だな・・・。よし。人もいないし試してみるか。)
「いいだろう。お前を雇おう。私に楯突く漫画家一人につき1000万でどうだ?」
「1000万?・・・それは100万より偉いのか?」
(こいつ・・・100万までしか数えられないのか。大丈夫かな。)
「もちろん、偉い。超偉い。」
「そうか。それならそれでOKだ。オレは前から狙ってたヤツがいるんだ。そいつの首、すぐに
ぶら下げてきてやるぜ!!」
「時に、それは誰だ?」
「・・・荻野。荻野真だ。」
そう吐き捨てると藤沢は矢吹の眼前からすっと消えた。


217 :作者の都合により名無しです:03/07/10 03:29 ID:Ad3Lr381
Bブロック。売店。
荻野はチームへの差し入れがいっぱいに詰まった袋を持って、廊下を歩いていた。
「・・・たく、寺沢さん話長いんだよな。えと、野々村はカルピスで、伊藤はネクターのピーチと・・・。
あれ?そんなマニアックなヤツだったっけか?まずいなあ。間違えたら今度はツメと肉の間を針で
刺されるくらいじゃすまないかもなあ。」
袋をのぞきこみながら、荻野はぶつぶつと呟く。
それゆえか、荻野は周りの風景が揺れ始め、じわじわとその色を失っていくのに気づかなかった。
荻野が顔を上げたとき、彼は見たこともない廊下を歩いていた。右手には窓がずらっと並び、左には
ドアの列と、その上にかかった札・・・3−A、3−B、3−C・・・
「・・・なんだここ?まるで学校・・・」
「荻野先生ですね。お待ちしておりました。」
目の前で、頭の禿げ上がったスーツ姿の男がお辞儀する。
「先生?はあ?」
「先生は3−Aの担当ですね。ささ、どうぞ」
荻野はわけのわからないまま、3−Aと書かれた教室に押し込まれた。
中には、ぎっしりと学生たちが座っている。
荻野の横で、勝手に男が紹介を始めた。
「今日からみなさんの数学を受け持つ荻野先生です。」
「え?数学?」
戸惑う荻野の耳に生徒たちの冷たい反応が飛び込んできた。
「なに?アイツ・・・きもっ」
「バカそうな顔してるよね」
「マザコンって感じ。」
心ひそかに荻野は大ショックを受けた。足元に穴が開いて、落っこちていくような気持ちだった。
口の悪い伊藤にすらそんなこと言われたことない。


218 :作者の都合により名無しです:03/07/10 03:29 ID:Ad3Lr381
一人のガラの悪そうな生徒が立ち上がって荻野の方に歩み寄ってきた。
「おめえ、なんかムカつくんだよ。殴らせろ。」
そう言って生徒はいきなりパンチを打ってきた。一般人にしてはいいセンをいっているパンチだろうが
もちろん、荻野に通じるはずもない。荻野は軽くさばいた。
いや、さばこうとした。しかし、なんでもないはずの生徒のパンチは荻野をガードごと教室の外へ
ふっ飛ばした。
「・・・・・・・!!」
廊下の壁に叩きつけられて、信じられないという表情を浮かべる荻野の前に、金髪の男が立ち
ふさがった。
「どうした?荻野。」
「誰だ?お前は」
「どうだ?オレのGTF(グレート・ティーチャー・フジサワ)の世界は!!」
「何だそれは・・・」
「オレはいつも、学歴がいいからっていばってる奴らをけちょんけちょんにしてやりたいと思ってた。
それで作り上げたのがこの世界だ!!この中ではオレはグレート・ティーチャー!お前はヘッポコ・
ティーチャーだ!!」
「・・・要領をえない説明だな。だから何なんだ?」
「うっせーよ。このタコ」
藤沢はいきなりキレて、荻野の腹を殴りつけた。とっさにガードした荻野だが、またそのガード
を破って藤沢の平凡な打撃が腹部に食い入ってくる。
「げほおっ・・・」
「いい気味だな。学歴がいいからっていばってるからだ。ええ?名古屋大卒のインテリさんよお」
藤沢は得意げにニヤつく。
「教えてやろうか。この世界では、一般社会でのエリートほど弱くてダサくてキモい。そんで学歴
がなければないほど、強くてかっこよくて最高なんだよお!!よーするに逆ピラミッドってやつだ。」
「ぐ・・・」


219 :作者の都合により名無しです:03/07/10 03:30 ID:Ad3Lr381
「そんでなあ。オレはこの世界で起こることを自由に作れる。たとえば・・・」
藤沢はポケットからメモ帳のようなものを取り出して何事か書いた。
すると、向こうの方で悲鳴があがった。
「あれ?由紀子のブルマがない!!」
女子生徒が何人もこちらに駆けてくる。
「あ、藤沢先生。由紀子が・・・」
そう言って、彼女たちは、凍りついたように黙った。
荻野は自分の手に不吉な感触を感じて、おそるおそる視線を下げた。案の定、荻野はしっかりと
ブルマを握っていた。
「いつの間に・・・?」
「きゃああああ!!へんたーい。」
女子生徒たちの叫び声に、そこら中のクラスから、生徒たちがわらわら飛び出してくる。
「あ、あいつだ。あのキモ野郎だ!!」
「いやあああ。ロリコンよおおお」
口々に荻野の悪口を叫ぶ生徒たちに向かって、藤沢が力強く言い放った。
「みんな!!ここはこのグレート・ティーチャー藤沢とおるに任せるんだ!!このキモ野郎は
オレが退治してやるぜ!!」
荻野は藤沢が誇らしげに語っている間に素早く印を切った。
「臨兵闘者階陳列在前 !!」
荻野が念を込めた瞬間、周りにいる女子生徒のスカートがめくれ上がった。
「きゃああああああ」
「なにー?」
「ムダなことしてんじゃねえよ、荻野。この世界ではお前の行動は全部、キモくなるんだよ。
そして最後はバカにされつくして、精神ほーかいして死ね!!」
荻野はなすすべもなく、藤沢の蹴りを食らって廊下の端まで吹っ飛んでいった。
「藤沢先生かっこいいー!!」
「さいこー!!」
藤沢は生徒たちに胴上げされながら、満面の笑みで、うずくまる荻野を見つめるのだった。

220 :紅蓮誕生詳細1:03/07/10 04:45 ID:CLPChGPY
久米田康治の心の闇、名取羽美の『真心』の中

目を見開き、歯を剥き出しにしながら「友達」という単語をつぶやき続けながら
腹の裂けた人形と牛刀を手にした少女は藤田に近づいた。

羽美「あなた、私と友達になりましょう。今から私とあなたは親友同士よ。
   親友同士であるからにはお互いに一切の秘密を持つことなく心の、魂の
   結びつきを何よりも重視して行きましょうね。そんなことはないと思うけど
   もし私のことを裏ギるようなことをしたら私は許さないわわたしとあなたは
   しんゆうどうしなんだからシんゆうをうらぎるということはいノちをかけて
   でもつぐなわなクてはいけないことなのだカらそれがゆうじょうというも
   のであるとわたしはおも・・・・」
藤田「君、ちょっと待つんだ。落ち着きたまえ。そもそも親友というものは
   突然に宣言してなるようなものではないだろう。相手に求めるばかりではなく、自分からも・・・」
羽美「うらぎるのねしんユうのわたしをうらぎるのねゆるさナいわゆるさなイわ
   しんゆうであルわたしをうラぎるだなんてとてもじゃないけどゆるされ
   ることではないわうらんでやるわこのうらミハらさでおくべきか・・・」

藤田の言葉をまるで耳に入れる様子もなく続ける少女の周りの闇がより一層
濃密に、一切の光を拒むように垂れ込めていく。
まるで固体のように濃厚な闇はまるで自らの意思を持っているかのように
襲い掛かると、藤田を飲み込んでいく。

羽美「彼に届け・私の『真心』(はあと)。」
藤田「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーー。」

221 :紅蓮誕生詳細2:03/07/10 04:46 ID:CLPChGPY
・・・叫びは一昼夜ほども続いただろうか。藤田に奇妙な変化が生じ始める。
無類の熱血漢でありながら、同時に人々に妙な安らぎさえを感じさせる優しげな
丸顔が徐々にイビツに歪み角張りはじめる。
やや薄くはあるが黒々としていた髪は生え際から白銀色に変化していき、
常に上を見つめ、燃えていた瞳もまた闇を漂わせる銀色へと変わる。

一切の変化が終わると「それ」は一際イイ笑顔を浮かべた

羽美「な、なに?いったいどうしたの、あなたはいったい誰・・・」
藤田「ふふふ、ありがとうお嬢さん。僕が何者かって?
   君の闇のおかげで僕は表に出てくることができた心の闇。
   一際明るく輝く藤田の心の片隅でひっそりと育ち続けていた藤田の半身さ。」
藤田「でも僕は昔から思ってたんだ・・・表の藤田和日朗は、なんてバカなんだろうってな。
   すべての読者を楽しませられる創造力を持ち、その気になれば全てを手に入れられる
   だけの力を持ちながら他人のために死ぬ。
   ふははは・・・なんて滑稽なんだ!間抜け以外の何者でもない!」
藤田「さて折角表に表に出られて上に自分の体まで用意してもらっているんだ
   こんな場所からはさっさと出るとしようか。
   悪いねお嬢さん君の友達にはなれないねえ」

そういうと藤田、いや紅蓮の体は闇の中に溶け込むかのように消えていった。



222 :紅蓮誕生詳細3:03/07/10 04:47 ID:CLPChGPY
久米田総合研究所地下室
久米田がカプセルの中を覗き込むと藤田の体は消え去っていた。
狼狽した久米田はあたりを見回した。

久米田「!?いったいどこに!?」

と、背後から瘴気の様なものが垂れ込めてくるのを感じると久米田は振り向く。
そこには全てを燃やし尽くして、それでも平然としてゆらぎもせずに、
どす黒く燃える太陽のような闇を湛える男の姿があった。

紅蓮「やあ、康治。」


黒藤田・藤田の心の闇・・・紅蓮

223 :220:03/07/10 04:49 ID:CLPChGPY
駄文ですんません。
ただ藤田の心の闇が実体化するくだりはどうしても簡単に流してもらいたくなかったもんで。
もっと臨場感のある良いネタがありましたら、入れ替えちゃってください。

224 :もうひとつの戦い:03/07/10 11:01 ID:1S9XDCmE
荒木「審判、ポジションをえなり君と交代だ。ここから先は全球、俺が投げる!」
あだち「え…え?ちょっと待て……ポジションの交代なんて出来るのか…」
渡辺「お も し れ え じ ゃ ね え か。(ピーー)な事しやがるぜ、荒木!
   い  い  だ  ろ  う、 俺  が  許  可  す  る」
あだちの言葉をさえぎるように、渡辺が言った。
あだち「おい!そんな 勝 手 に
渡辺「水島さん、ちょっと電話帳持ってきてくんねえ?」
あだちが何か言うのを無視して、渡辺が言う。
水島「電話帳?何使うか知らんけど、ええわ。おい、誰か電話帳持って来いや」
わずかな間を置いて、施川が分厚いタウンページを持ってきた。
施川「どうぞ」 渡辺「おう、サンキュー」
すると、渡辺がタウンページの両端を、両手で握る。
あだち「お…おい、な に を

  べ  リ  ッ  ! !

なんと渡辺は無造作に引っ掴んだタウンページを、力任せに破り捨てた!
あだち「!!!」
渡辺「闘いから逃げるようなヤツは男じゃねーーーーーーッ!!
   闘 っ て 闘 っ て 闘 い ぬ け ーーーッ!!
   それがベ ー ス ボ ー ル プ レ イ ヤ ー ってもんだろうがッ!!    えーーーーーーーーーーーーーーーーッッ ! ! 」
あだち「ひいっ!」
同じ熱血でも、あだちと渡辺では、その格が違った。
渡辺の凄まじい迫力に押され、あだちは何も言えなくなる。
戸田「へえ、いいこというじゃねえか、あのヤロー。気に入ったぜ!」
水島「決まりやな」
審判対決、第一幕は、渡辺保裕完勝!
そして一一

ピ ッ チ ャ ー 荒 木  マ ウ ン ド に 立 つ ! !



225 :第3の翼!!:03/07/10 11:03 ID:1S9XDCmE
荒木「えなり、君は代わりにキャッチャーをやってくれ」
キャッチャーマスクをえなりに放ると、荒木はグラブを左手にはめた。
静かにマウンドに立つその姿は、山のように頼もしく映る。
えなり「それはいいんですが…荒木さん、サイン交換とかは?」
プロテクターをいそいそと身に着けながら、えなりが心配そうに言う。
それに対し、荒木はこう断言した。
荒木「サイン交換は必要ない。そして、投球予告をするッ。
   これから俺が投げる球は、全 球 ド 真 ん 中 ス ト レ ー ト だ」
この一言に、場内は割れんばかりの熱狂に包まれた。
そして、チャンピオンチームには、火が点く。
戸田「なんだと、荒木!」
しかし、水島だけはひとり、冷静だ。
水島「おーおー、大層な大口やのお、荒木。やが、もうあの魔球は無駄やぞ」
がっはっはと笑いながら、挑発する水島。葉っぱの伸びも絶好調だ。
しかし、荒木は不敵に笑うと、驚愕の一言を口にした。

荒木「俺が一度でも破られた手を2度も使うマヌケに見えるのか、水島ァ。
   心配しなくても、期待以上の投球を見せてやろうッ!」

水島「なんやと……おまえ、まさか…」

水島の表情に動揺が走ったのを見て、荒木は宣言した。

荒木「そうだッ。見せてやろう、 第 3 の 魔 球 ! !」


226 :作者の都合により名無しです:03/07/10 13:03 ID:nZE7KYGx
荒木イイな!!
野球面白くなってきたage

227 :作者の都合により名無しです:03/07/10 17:54 ID:Onr9XIeH

「まってましたよ。冨樫先生」
監獄から帰還した冨樫が立ち上がると、自分を呼ぶ声に気づいて振り返る
振り返った先には、道化のような格好をし、顔に奇妙な張りぼてをつけた男がいた。
「藤崎先生。久しぶりだな」
「ようやく復活されましたね。…あぁ、忘れないうちにこれを渡しておきます」
そういうと、藤崎は冨樫に向かって歩き出し、一枚のディスクを彼に渡す。
「これは…たしか私の記憶を収めたディスクか。たしかえなり君に渡した記憶があるが…どうしてキミが?」
藤崎は一瞬黙って言った。
「話せば長くなりますよ?」
「かまわん、詳しく聞かせてくれ。」
「では、コーヒーでも飲みながらゆっくり話しましょうか」



228 :作者の都合により名無しです:03/07/10 17:55 ID:Onr9XIeH
…数時間前、矢吹の私室
矢吹は栄養ドリンク片手に一人ごちていた。
ほったはや武器の後に守護霊のように浮遊している
「えなり、キユ、ゴットハンド、ケルベロス、ガンガン…。くそっ、やつらはどんどん力をつけているというのに、こちらの手勢は漫画家から作り出した人工生命ばかり…今はまだトーナメント中だから良いものの、これが終われば、どうなるか…」
彼はそう愚痴りつつ、手にもっていた栄養ドリンクを飲み干す。
「せめて、魔界十人衆のうちの何人か残っていてくれれば…」

「よびましたか?」

背後から聞こえた声に、慌てて振り向くと、そこには奇妙なハリボテを顔につけた漫画家が片手を挙げて立っていた。
「!!おまえは藤崎竜! 荒木に殺されたと思ったが、生きていたとはな…」
「はい。確かに私は荒木先生に殺されましたが、それは私であって私ではない別の者です」
謎掛けのような藤崎の言葉に、矢吹は首をかしげる。
「どういうことだ?」
「魂魄分裂ですよ。私の能力のひとつです。まぁフジリュー3といったところですか。ところで、矢吹先生」
「な、なんだ」
「冨樫ファイルを渡していただきたい」

229 :作者の都合により名無しです:03/07/10 17:55 ID:Onr9XIeH
「どういうことだ、藤崎!」
藤崎の尊大な態度に、矢吹は若干苛立ちを覚えつつ怒鳴り返した。
「アレは、あなたのような人間が持っていてもどうしようもないものです。」
藤崎は表情の見えぬ顔でそう告げる。
「黙って渡せば、何もしません。素直に渡してもらえませんかね。」
そして続けた言葉が破きの神経を逆撫でした
「主に向かって、その言葉遣いはなんだァ!!」
矢吹は、即座に攻撃をしかけようと試みたが、どの技で攻撃しようかと一瞬躊躇した。
完璧なパクリ漫画家となった矢吹にとって、自分がコレと決めた技は最早無い。
そのため、攻撃に使う技を選ぶ時間と、その技をロードするのにタイムラグが起きる。
それを見逃す藤崎ではなかった。

「精神宝具・山河社稷図」

藤崎の手からミミズのような生物が無数に飛び出ててきて、ほったと矢吹がいる空間を食い始めた。


230 :作者の都合により名無しです:03/07/10 17:56 ID:Onr9XIeH
「覚えていろ、藤崎ィーー!!」
言葉を最後に、矢吹とほったは、無数のミミズに空間ごと喰われ、次の瞬間にはさまざまな呪式が描かれた黒色の球体の中に封じられていた。
「心配しなくても、1時間もすれば出してあげるよ…ただ、その中では時間は3600倍の速度で進むから、出てくるときにはずいぶん経ったように感じるだろうけど。」
藤崎はそういうと、矢吹のノートPCからディスクを取り出し、空間転移でその場を離れた。


231 :作者の都合により名無しです:03/07/10 17:57 ID:Onr9XIeH
....時間は戻る

「と、言うのが現在の状況です。」
藤崎は、冨樫に彼が眠りについていた間のことを話した。
「ゴットハンドに妖魔王、そしてキユ…か。ふははは、悪夢だな。」
話を聞き終えた富樫がつぶやく。
冨樫が「キユ」の名前を出したとき、一瞬トーンが変化したのに藤崎はきがついたが何も言わなかった。
「ところで、藤崎君。キミの目的はなんだ。はなぜ、矢吹を裏切ってまで、私にコレを?」
藤崎はコーヒーを飲み干すとゆっくりと語り始めた。
「冨樫先生、私はかつて、仙人達の戦、仙界大戦を漫画にしました。ご存知ですか」
「封神演技か」
「そうです。トーナメントが終われば仙界大戦のような…いやそれ以上の大規模な争いが人知れず起きるでしょう。私はそれを漫画にしたい。」
藤崎は続ける
「私が冨樫先生にディスクを渡したのは、矢吹先生などでは役者不足だからです。冨樫先生が表に出てこないと面白くならないのです。だからですよ。」
冨樫は、それをコーヒーを口に含みながら黙って聞いていた。




232 :227-231:03/07/10 18:03 ID:Onr9XIeH

このスレ読んでたら、猛烈に執筆意欲…というか、なんか書きたくなってきて
勢いで勝手に書いてしまいました。
流れを止めてごめんなさい。あと、変だったら脳内あぼーんしてください。

233 :第3の翼!!:03/07/10 18:09 ID:1S9XDCmE
荒木が、帽子のつばを持ち、深くかぶりなおした。
ただ立っているだけで周囲をピリピリと刺激する緊張感は、荒木の言葉がハッタリでない事を如実に示している。
渡辺「荒木の奴……聖域(ゾーン)に入ってやがる……さすがだな」
施川「聖域(ゾーン)?」
水島「人が100%の力を発揮できる、極限の集中状態のことや。
   それに入れる事が一流の条件でもある。
   そこへ行くと、荒木は超がつく一流ってとこやろ。
   おもろいやないけ、第3の魔球……見せてみい、荒木!」

一方で、えなりは第3の魔球について考えあぐねていた。
なにしろ、これは荒木がいきなり言い出した事だからだ。
えなり(第3の魔球……僕が思い付く限りだと、『アクトン・ベイビー』の能力で
    球を透明にすることくらいか……でも、その程度じゃ、
    2番目の魔球と比べて見劣りする…するといったい……)
打席に立つのは、2番レフト・旭。
愛用の鉄パイプを構え、荒木の一投を待つ。
そして一一
場内の全ての視線が固唾を飲んで見守る中、運命の一投は投げられた!

それは本当に、何の変哲もないストレートだった。
えなりよりは若干速いが、打ちごろの棒球な点では同じだ。
水島でなくとも、容易に打てるレベルの球である。

旭「が つ ん」

旭の鉄パイは、完璧な軌道を描き、確実にその一球を捕えた!

はずだった。

234 :作者の都合により名無しです:03/07/10 18:14 ID:hXoC9mV0
>>232
いいと思いますよ。頑張ってください。

235 :第3の翼!!:03/07/10 18:28 ID:1S9XDCmE
あだち「ストライクッ!」
一同「なッ!!??」
それはえなりや打者である旭、水島、いやその場の誰もが呆気にとられた瞬間だった。
旭のスイングは、タイミング・軌道すべてにおいて、完璧と思われた。
インパクトの瞬間、誰もがボールがフェンスを超えることを想像しただろう。
そう、荒木を除いて!

藤井「こらぁ、あさひ!おめー、うちそんじてんじゃねえぞ!!」
TWO突風の片割れ、藤井が相棒の旭を叱咤する。
一方で、旭はワケが分からず、首を傾げている。
水島(あれが打ち損じやて……違う……なにか変やで、あの球)
荒木「ドンドン行くぜ。次もド真ん中にストレートだ」
旭「うおお、やきゅうはぷれすてじゃねーぞ!」
続けて、第2球目が放たれる。
今度も、やはりジャストなタイミング。しかし一一

あだち「ストライク、ツー!」
大歓声。水島が、やおら立ち上がった。
水島(偶然やない…!荒木は何かをしとる…!)
旭「ぼ、ぼーるがばっとをすりぬけた!?」
今度は、確かにミートしたように思えた。
だが、実際は、ボールはまるで実体が存在しないかのように、
バットをすり抜けて、キャッチャーミットに収まったのである。

水島(時を吹っ飛ばしたのとは違う!いったい、なんやこの魔球は!?)

236 :第3の翼!!:03/07/10 18:46 ID:1S9XDCmE
あだち「ストライクバッターアウト!スリーアウトチェンジ!!」
結局、三球目も、旭のバットにはかすりもせず、三球三振となった。
その光景を、水島は冷や汗を流しながら、見つめている。
水島(どうなっとるんや……時を操作した気配はない……なのに、
   ボールは旭の鉄パイプをすり抜けていきよる。
   分からん、皆目見当がつかんわ……荒木め…)
歯ぎしりする水島を尻目に、荒木は余裕の表情でマウンドを降りる。
そして、ちらりと水島を見ると、こう言った。
荒木「その様子じゃあ、俺が何をやっているか、まるで理解できていないといったところだな。
   いいだろう、では一つだけ、ヒントをやる」
水島「ヒント…やと?」
荒木「水島……お前の『野球の場を支配する能力』は確かに驚異だ。
   だが、一見完璧に見えるお前の能力でも、どうしようもない事がひとつだけある」
水島「なんやて!?」
荒木「それは……『決着した過去』だ!例え、時間すら支配できる能力でも、
   唯一、『すでに起こった事実』だけは変えようがない!
   時計の針は、決して逆向きに回転する事はない。
   過ぎ去った事象を石に例えた者がいるが、まさにその通り!
   この世で不変にして無敵なものは、『決定した過去』なのだ!」
そして、荒木は背を向けると、付け加えるように言った。
荒木「そして、それこそが『第3の魔球』の秘密!
   この魔球は、たとえお前の能力であろうとも破る事はかなわない!」
そう言い捨て、ベンチに引き返そうとする荒木に、島本が訊いた。
島本「荒木、その魔球の名前はなんだ!?」
すると、荒木は数秒考え、そしてこう答えた。

荒木「あえて名付けるなら、『親 父 球』。そう呼ぶといい」


237 :作者の都合により名無しです:03/07/10 18:54 ID:hXoC9mV0
荒川「ここでちょっとCMよ。
   私の漫画、『鋼の錬金術師』は10月からアニメ化するの。
   http://www.sonymusic.co.jp/Animation/hagaren/
   時間帯もわりといい位置につけているわ。
   暇な人は見てくれたりすると参考資料にもなって良いかもしれません。
   以上、CMでした。」
土塚「誰に言ってやがるんですか…?」
衛藤「はぁ〜〜〜、サッパリサッパリ。」
荒川「では、引き続きえなりをお楽しみください。(ぺこり)」

238 :作者の都合により名無しです:03/07/10 18:58 ID:hXoC9mV0
うざければ脳内スルーしてください。スマソ。

239 :作者の都合により名無しです:03/07/10 19:03 ID:1S9XDCmE
6回裏、えなりチームの攻撃。
各々が守備につく中、王者ベンチにて『鬼』が動きだした。
『Z』と化した、藤澤勇希である。
歯を剥いてマウンドに向かおうとする『Z』を、しかし水島が制した。
水島「落ち着け、『Z』。気が急くのは分かるが、お前の出番はもうちょい後や。
   まだここは、ワイが投げる。お前が投げるのは、相手の打陣一巡だけや。
   たった一打席では、お前の球を見切れる者は誰もおらん。念には念や」
Z「………」
水島の言葉に、『Z』はしぶしぶベンチに腰を下ろす。
水島(ホンマは、この荒木と一回だけでええから、投げあってみたいちゅうのもあるがの)
そして、水島は、おそらくは最後になるだろうマウンドに向かう。
ついでに、ベンチの施川に言う。
水島「おい、施川!この一回だけでええさかい、伯林の代わりに、ショートの守備につけ」
思ってもいなかった水島の命令に、施川が驚いた。
施川「え、ええ!?僕なんか、無理ですって、絶対死んじゃいますよ!」
水島「つべこべ言わんと、早くこんかい!この一回だけ、我慢せい言うとるやろが!」
施川は、殊の外、頑強に抵抗した。
しかし、結局のところ、フア〜と滂沱の涙を流しながらも、守備につくことになる。
合掌。

そして、えなりチーム、この回の先頭打者が打席に立つ。

東<<7番レフト 岡田選手!!>>

その涼し気な顔のうちに、黒い計略を秘める、獅子心中の虫。
今度は、いかなる手を打つのか。


240 :作者の都合により名無しです:03/07/10 20:17 ID:1S9XDCmE
渡辺「ストライクツー!!あーーーーッ!!」
水島の投球が冴え渡る。渡辺の雷鳴のようなコールが響く。
ちなみに、あだちと渡辺は、それぞれ表と裏を担当するようである。
現在、カウントは2ストライク2ボール。
水島にしては、制球が落ちている。
その様子を、岡田は冷徹な視線で観察していた。
岡田(平然としているが、その実、かなりの疲労が蓄積されているようだな。
   球の切れも衰えている。他の者は騙せても、俺の『黒眼(ブラックアイ)』
   には通用しない。俺の眼は、人の『姿』ではなく、『心』を見る)
これまで、岡田は一回も打つ意志を見せていない。
ひたすらに、観察をつづけているのだ。
水島(ちっ…いや〜な眼ェしたガキやで、ホンマ……ワイの事を見透かしとる)
心の中で舌打ちする水島。それも、岡田には見えている。
岡田(かつては、『神』とも肩を並べて戦った貴方が……今ではその様か。歳はとりたくないものだな)
互いに、心理戦がつづくなか、水島が5球目を投げた!
しかし、その球は、わずかにコースを逸れている。失投。それを、岡田は見逃さない。

岡田「ク ル ダ 流 交 殺 法 『影  技』

      爪      刀 (ソ  ー  ド) 」

刹那、岡田の回し蹴りから、強烈な『カマイタチ』が発生し、ボールを弾き返していた。

241 :作者の都合により名無しです:03/07/10 20:22 ID:FVt64dc9
藤崎がその場を離れた後、ほんの僅かの時間の後――1時間も経たずに――空間がゆがみ始めた。
そのゆがみから、ほったと矢吹が顔を出す。矢吹の顔には怒りの表情が浮かんでいた。
矢吹「藤崎め・・・この私を裏切るとは愚か者がァァァァ!!
ほったの能力はありとあらゆる空間を繋げる。それは宝貝が生み出した空間とて同じ事だった。
怒り心頭の矢吹を横目にほったは一人今の出来事を整理していた。
ほった「(なるほど、藤崎という者。決して矢吹よりは強いわけではない。だが、矢吹の一瞬の迷いを
      見逃さなかった。この辺りから矢吹は崩れていくに違いない・・・)
矢吹「ふん。やはり私の下にお前を置いて正解だったわ。小畑ではこうはいかん。
ほった「ありがたきお言葉。
聞くものが聞けば見事な棒読みだったが、今の矢吹は気づかない。と、その時鈴木信也から連絡が入った。
信也「矢吹さーん。ジャンプスポーツチーム全員揃いました〜〜
矢吹「何?・・・・まぁいい。それでは始めるとするか。
信也「ところで、僕は普通に戦っていていいんですか?
矢吹「そうだな・・・その辺りはお前に任そう。ただし、生きて帰って来い。
信也「いやん。生きて帰って来いだなんて、明美超うれピー。
モニターの向こうにはおぞましい女装をしている変態が居るが、矢吹は見なかった事にした。
そして、裏御伽・スポーツ・タフの3チームにCブロック会場に来るよう放送を流した。

ほった「そういえば、何故あなたは矢吹…様に仕えてるんですか?
信也「悪には悪の救世主が必要なのさ・・・なんてね。これ、JOJOの台詞だったり。

242 :作者の都合により名無しです:03/07/10 20:32 ID:1S9XDCmE
水島「ぬうおおっ!」
猛烈な勢いで迫り来る『爪刀』のカマイタチを、水島はかろうじてバットで相殺した。
直接的な攻撃は凌いだものの、ボールを捕る余裕がなく、打球はショートへと転がっていく。
岡田(ちっ!やはり、そう簡単には行かないか……なら、最低限の仕事だけでもする!)
施川がモタモタしながら、捕球している間に、岡田が地を蹴って駆け出す。
岡田(しかし、このままでは一塁にしか行けない。俺の次は下位打線。
   ここで点を取っておかなければ、勝ち目はない!
   ならば、アレをやるしかないか…!)
決意すると、岡田が両足の全筋力をフル稼動させる。


岡田「ク ル ダ 流 交 殺 法 『最 源 流 技』
         
         カ    ム    イ
       『 神         移 』  ! ! ! 」



243 :作者の都合により名無しです:03/07/10 20:42 ID:wA+Tm4iV
板落ちの時にもどうぞ えなり小説ネタ相談所→http://jbbs.shitaraba.com/comic/31/#1

244 :作者の都合により名無しです:03/07/10 20:45 ID:1S9XDCmE
岡田の技が発動した瞬間、場内は驚愕に包まれた!

一同「岡 田 が 消 え た !?」

観客はおろか、えなりチームの面々も驚いている。
ましてや、それを迎え撃つ立場のチャンピオンの心中はいかほどか。

東<<岡田選手、完全に『消失』してしまいました!克さん、これは…!?>>
克<<『クルダ流交殺法』の中でも口伝でのみ伝えられる『最源流技』のひとつ『神移』
  『姿』も『音』も『気配』すらなく…
  『目』や『耳』一一『心』ですら捕えられない…まさに究極の移動術です!>>

克・亜紀の完璧な解説に、場内は沸き返るが、チャンピオン側はそれどころではない。

技来「バカなっ!」 
山口「迎撃の用意…なし!」 
施川「フア?」 
佐渡川「何も見えんニャー」

岡田の姿は完璧にかき消え、ただ塁を踏む音だけが小さく響く。
そして一一

ザ  ン ッ ! !

ダイ「な……」
ようやく岡田の姿を、全ての者が認識したとき一一

すでに岡田は、ホームベースを踏んでいた一一   

渡辺「ホームイン!」


245 :作者の都合により名無しです:03/07/10 20:55 ID:1S9XDCmE
東<<と…とんでもない事が起きました!岡田選手、なんとランニングホームラン!!
  えなりチーム、ここにようやく一点を返しましたァ!!>>

ワアアアアアア!!!

東のアナウンスが響くや、場内のボルテージは沸点に達した。
えなりベンチは全員、総立ちで岡田を出迎える。
それを横目に、水島がグラブを地面に叩きつけた。
他のチャンピオンのメンバーは、あまりの事に唖然としている。

荒木「よくやった、岡田君!」
宮下「大儀であった!」
岸本「やったってばよ!」
尾田「ようし、ようやく一点だぜえ!」
味方からの、手荒い歓迎を受ける岡田。
岡田は表向き、嬉しそうな笑顔を見せている。
その内心は一一
岡田(フフ…ここでえなり達に負けられると、『仕込み』が無駄になるからな)

やはり、腹黒かった一一

6回裏 無死  えなり 1 - 2 チャンピオン

246 :作者の都合により名無しです:03/07/10 20:58 ID:dVQNq6qF
神移キタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(。  )━(A。 )━(。A。)━━!!!!
神すら姿を捕らえる事が出来ない技だったよな

ブラックハウリングの死にざまには燃えた…

247 :作者の都合により名無しです:03/07/10 21:11 ID:1S9XDCmE
>>246
え〜……一応、ツッコンデおきますが……

死んだのは ブ  ラ  ッ  ク  ウ  イ  ン  グ  だ

ブラックハウリングってガウ(主人公)じゃん……

248 :作者の都合により名無しです:03/07/10 21:14 ID:dVQNq6qF
あ…



















読み直してきます。

249 :作者の都合により名無しです:03/07/10 21:20 ID:tElfif1K
誰にも見えないって事は、回ったと証明できないのでは?
カメラに写ってそうも無いし

250 :作者の都合により名無しです:03/07/10 21:21 ID:1S9XDCmE
>>249
今から、フォロー入れます。

251 :作者の都合により名無しです:03/07/10 21:21 ID:wA+Tm4iV
ベースに足跡がついてればいいんだよ確か

252 :作者の都合により名無しです:03/07/10 21:36 ID:1S9XDCmE
水島「ちょい待てや、審判!」
えなりベンチが喜びに沸き返ってる所に、水島が吠える。
渡辺「なんだ、何か俺の裁定に問題が?」
泰然とした態度の審判・渡辺に、水島がつっかかった。
水島「大有りや!だいたい、ランニングホームランゆうても、どうやって証明するんや?
   もしかすると、あれはトリックかも知れへんで。
   なにせ、ワイら誰も岡田がホームベース踏むとこ以外、見てへんのやからな」
水島の一言に、えなり達の笑顔が硬直した。

東<<えー、VTRにはどう映ってますか?>>
克<<どうやら何も映ってませんね。何せ、『神すら捕えられない移動術』ですよ?>>

水島「どや?証明できるんか?証明できない以上、得点は認められへんで」
このあたりは老獪と言うしかない。実に巧みと言えよう。しかし。
渡辺「文句を言う前に……各塁を良く見てみたらどうだ?」
水島「塁って……こ…これはッ!?」

施川「フア〜、これ血ですよ!」
なんと、各塁には、血の足跡がベッタリと刻印されていたのだ。


253 :作者の都合により名無しです:03/07/10 21:41 ID:1S9XDCmE
荒木「ま…まさか!」
ふいに思い至った荒木が、岡田の足の聖衣を外す。
そして、それを見たえなり達は、思わず息を飲んだ。
えなり「こ…これは…」 岸本「足が…血まみれだってばよ!」
すると、岡田が苦笑した。
岡田「『神移』が足の筋肉にかける負担は、
   それ以外の流派の奥義にあたる『死殺技』の数十倍だからな…
   足の筋肉が断ち切れて、血管が破裂してる。
   俺でも、一日に使えるのは、せいぜい2回が限界なんだ…」
一点の為に、これ程までに己の肉体を酷使してくれた岡田に、えなり達は感動を禁じ得なかった。
大和田「お前の男気……確かに見届けた!」
宮下「男子の本懐……これに勝るものなし!」

戸田「やってくれるぜ……見 事 な 反 逆 だ な」

水島「………」
渡辺「老獪も結構だが……あまり無粋な真似は慎んだ方がいいぞ。あーーーーーッ!」
水島「ちっ!」

これにて、岡田のランニングホームランを疑う者は、もはや誰もおらず一一


え な り チ ー ム、 遂  に  一  点  奪  取 ! !

254 :【漫画家大紀行・第二章】(前):03/07/10 21:47 ID:wA+Tm4iV
(ナレーション)

 白亜紀(約8000万年前〜)
地球の表面で起こった ふたつの巨大なエネルギーの激突は
あまりに強烈過ぎたためか地球内部のマントル対流に異変を生じさせ
激烈に変動を始め 地磁気すら反転させてしまった
激しいマントルの運動は急速な造山活動につながり
ジュラ紀にはじまった地球規模の大変革がいよいよ勢いを増してきたのである

ロッキー・アルプス・アンデス・ヒマラヤ 地球は絶え間ない変貌を重ねる
地盤隆起で浅い海はいっせいに干上がり そこに住む多くの動物たちが死滅した

おだやかだった気候が寒暖の差が激しい気候に変わってしまった
変化に対応できなかった多くの動物たちが 次々と滅んでいった

特に生命力の強かったいくつかの種は生き残り つかの間の繁栄を楽しむ
だが―――遅かれ早かれ 彼らにも同じような運命が 待ち構えていたのである

間断なく続くふたつのエネルギーから起こる地表の振動はやがて
造山活動のピークとあいまって 各地の火山が噴火をくり返すようになった
そして その日は来た

  ある夜 エネルギーを放ちつづける 2体の動物の上の 空が一瞬 真昼のように かがやいた

巨大海底火山の爆発―――
噴火エネルギーは水爆1000個分にもおよんだ
彼らの目に 赤々とした火柱が空高くのぼるのが 見えた
悲劇は ついにその最終的な様相を見せはじめた


255 :【漫画家大紀行・第二章】(後):03/07/10 21:49 ID:wA+Tm4iV
そのすさまじい破壊力は大気を震わせ 地殻を砕き あたりの生物をせん滅した
そして地上最強の生物 恐竜たちを まるでチリのようになぎ払った
しかし それら以上に強かったと言われるふたりの≪ニンゲン≫は最期まで地球そのものに闘いを挑み――――

        やがて 力尽き 火山灰の底に
          
                  まるで 抱きしめ合うように 埋もれていった

―――そして、現在。ガンガン控え室にて。

松沢「うわーん!この変なおいちゃんがオイラのカレー取ったー!」
木村「ウム、実に美味であるぞ。よきにはからえ」
松沢「なんじゃそりゃ!ぶー、いいよもう。テレビ観るから・・・」

愛用のカレー壺を木村王子にぶん取られてむくれるハリーは、
気晴らしにと控え室の備品である14型テレビのスイッチを入れる。
こんな非常時に呑気なものだった。幸いテレビ画面はドラクエワールドの影響を受けていない。

矢吹戦艦内の専用放送と、いくつかの民放と、現在殆ど存在意義がないと言われる国営放送と、
チャンネルをコロコロと変えている。すると。

  ☆ニュース速報☆ (♪ぴろーんぴろーんぴろーりーん♪)
『恐竜の滅亡の原因? 古代研究調査機関が発表 アメリカ大陸で今日の未明
 約8千万年前の地層から 本来存在しないはずの人間の化石が 2個発見される
 最新鋭クローニング技術で復活を行う予定 現在行方不明の漫画家2名との説もあり』

松沢「ふぅ〜ん、漫画家って恐竜時代にも生きてたんだなー。
   “はじめ人間”ってヤツだな!くー、オイラも原始肉食べたいじぇー」
        
                             原哲夫  あんど慶周   〜そして伝説へ〜


256 :作者の都合により名無しです:03/07/10 22:10 ID:W5VeN/PF
突然ですが誰か第六部のスレがどの板にあるか教えてください。
1のリンクからは何故か飛べないし、ログページからは人大杉だし・・・専用ブラウザで探して、第七部は週間少年板で発見したんですが、六部だけは見つからないんです。
早く全部読んでリレーに参加したいのでどなたか教えてください。

257 :冨樫と藤崎:03/07/10 22:11 ID:oefUhIBM
「ところで、藤崎君は、なぜそんなにいろいろ知っている?」
冨樫が話を聞きながらずっと疑問に思っていたことを口に出す。
「あぁ、それですか。コレですよ。」
二杯目のコーヒーを飲みながら藤崎は自分の額を指す。
そこには、楕円形の宝玉が妖しい光を放っていた。
「これは千里眼です。私はこの能力を使って、今起きているすべてを知ることが出来るのですよ。たとえば、矢吹先生が必死の形相で私への罵詈雑言を放っているところとかね」
そういって藤崎はくくっと笑う。
「いいのか?藤崎君。矢吹はこれから本気で君を殺しに来るぞ。」
冨樫が淡々と言う。
「かまいませんよ」
自信たっぷりに藤崎は言う。
「矢吹先生本人は単純な人間です。私は格闘戦さっぱりダメですが、そのぶん遠距離攻撃はそれなりに得意ですし、逃げに関しては定評もあります。彼がどう頑張っても私を殺せるとは思いません。むしろ殺そうとムキになる度、彼は泥沼にはまっていくでしょうね。」
そう藤崎は言うと、口元をわずかにつり上げて「面白くなってきた」とつぶやいた。
「君も私と同じく頭を使って戦うタイプだな。的を出し抜くのが楽しくて仕方ないだろう」
冨樫が感想をもらす。
「そういうわけではありませんよ。私は私が描くであろう漫画が少しでも面白くなるように、これでもいろいろ気を遣っているんですよ。それだけです」
藤崎は冗談とも本気ともつかない台詞を言って、コーヒーを飲み干し、明細を手に立ち上がる。
「私は身を隠しつつ、再び観察者に戻りますが、冨樫先生はこれからどうするんです?」

258 :作者の都合により名無しです:03/07/10 22:16 ID:S96q8cLq
>>256

ログページの過去ログ倉庫にあるよ。

 ttp://enari2nd.hp.infoseek.co.jp/logno6.htm
 ↑ここ

259 :作者の都合により名無しです:03/07/10 22:21 ID:oefUhIBM
とりあえず、冨樫どう行動するのがいいか分からないので、
後の人、冨樫よろしくです。

藤崎は、魂魄分裂や千里眼、封神台、移動要塞、
変化、超能力、伝染病、デジタルウィルス、空間操作、
時間操作、確率変化など便利そうなな能力を多く持ってるので、
物語をかき回したりするのに使えるんじゃないかなぁと思ったり。

260 :256:03/07/10 22:25 ID:TtQw0L47
>>258
本当だ・・・トップページからいけないから中のコンテンツまで見るの忘れてた・・・どうもありがとうございました。

261 :『Y』対峙(>>215の続き):03/07/10 22:34 ID:cm62afSq
藤原カムイは巨大な門の前に立っていた。
分厚い肉圧の鉄板を何重にも重ねた巨大な門。
そして、その門にはでかでかと『Y』の文字が刻まれていた。
ごくりと、ツバを飲み込むカムイ。
この、まるでシェルターのようなそのドアの向こうに、ヤツがいる――
数年前、醜悪な事件を起こしエニックスを混乱させ、
そしてたった1人でエニックスを相手に戦争を起こしたあの男が。
カムイ(しかし……何故生きていたんだ? あいつはあの時、
   確かにこの手で――)
幾人もの作家を犠牲にしてヤツに近付き、カムイは幻魔剣をヤツの心臓に突き立てた――
カムイの手には、まだその時の手ごたえが残っていた。
カムイ(幻魔剣の傷はどんな魔法や薬だろうと絶対に治らない。
   ましてや、普通に再生することができない心臓ならなおさらだ。
   誰かが手を加えない限り……)
カムイはそこでハッとした。誰か――それはもしや大清水さちなのではないか?
カムイ(いや……彼女もあの時の戦いを体験したはずだ。
   やつの危険さは重々承知のはず……
   しかし彼女以外にあの状態の山崎を助けることが出来るとは思えん。
   だとしたら何故……?)
カムイは知らなかった。内面が最低の下衆とは言え、
神に匹敵するほどの力を持ったあの男の力を、彼女が利用しようと思っていたこと――
その為にここに監禁してコールドスリープさせていたこと――
そして、彼女が倒されたことでスリープ装置の封印が解けたことを――
大清水が倒された今、もはやそのことを知る者は誰1人としていなかった。
カムイ「やはり考えても始まらんな……俺のやることは一つ。
   ヤツを倒す。それだけだ」

262 :『Y』対峙:03/07/10 22:36 ID:cm62afSq
カムイは決心新たに、ドアの横に設置されたロックを解除するための装置に近付いた。
カムイが近付くと装置が起動し、設置されていたディスプレイに電源が入った。
??「はーい! どちら様でしょうか〜?」
ディスプレイに十代後半くらいの女の子が映し出された。髪の長い、活発そうな娘だ。
左の頬にEの文字が画かれているのがカムイに印象として残った。
カムイ「言えば聞こえるのか? 私は……」
??「あ、人に名前を聞く時は自分から名乗らないと失礼でしたね? すいません」
舌を少し出して自分の頭を軽く小突く。なかなか凝ったCGだ。
??「申し遅れました、私は<A-E>EMOTION ELEMENTAL ELECTRO ELEKTRA、
  エモーション、もしくはエルとお呼びください」
カムイ「こ、これは御丁寧に……私は藤原カムイと申します」
思わず頭を下げるカムイ。自分はCGに何をやってるんだと思わず自問してしまう。
エル「まあ、あなたがカムイ様ですか? ロトの紋章や雷火の!?」
手をポンと叩いて目を輝かせるエル。カムイはその動作の細かさに驚きながら、
カムイ「ええ、そうですが……」
エル「すごいですわ! お会いできるなんて!
  最近のドラゴンクエスト7、いつも楽しく読ませていただいてますわ」
カムイ「よ、読んでるのか!?」
エル「ええ、毎月。……ああ、そうですわね、驚かれるのも無理はありませんわ。
  私は大清水さち様にプログラミングされた完全自立の人格プログラムですの」
へぇ、とカムイは素直に感心した。流石はこの戦艦を牛耳っていただけのことはある。
カムイ(彼女もその力をもっと別の事に使えれば……)
カムイは頭をぶんぶんと横に振った。過ぎたことを思ってもしょうがない。


263 :『Y』対峙:03/07/10 22:36 ID:cm62afSq
エル「それで、ご用件は一体なんでしょうか? ここは危険な場所ですので、
  あまり長居するのはお勧めできませんが」
っと忘れていた。カムイは緩んできていた気を再び引き締め、再びエルに向き直った。
そして、言う。
カムイ「このドアを、開けてほしいんだが」
その言葉を聞いた途端、エルのほわほわした表情がこわばった。
エル「…………言っている意味が分かってますか?」
カムイ「分かっている。俺は、この中にいるヤツを始末しに来たんだ」
エル「………………………………」
エルはしばらく下を向いて黙っていた。しかし、決意を固めたのか勢いよく顔を上げ――
エル「分かりました。ドアを開けます。……さち様がもう居ない以上、
  この中にいる者はエニックスに……いえ、
  漫画界全体にとって危険であるこの男をそのままにしておく必要がありません」
カムイ「……知っていたのか? 彼女が倒されたことを……だったら俺達のことも……」
エルは首を横に振った。
エル「あなた達が彼女を倒したことは知っていました。
  ですが……彼女は最近になっておかしくなってきていました。
  これでよかったんだと思います……」
エルはドアのプログラムに干渉し、ロックを次々と解除していった。
エル「この中にいる者のことはあなたにまかせます。
  どうか、御無事で」
カムイ「ありがとう」
哀しそうに微笑むエルにそう言い、カムイは開き始めたドアの方に向かって行った。

264 :ゆで げんなり:03/07/10 22:51 ID:rJCZEqg3
キキキィィ・・・ッ
ゆでは六田の改トラクターに乗り、遂に飛空挺に到着した。
でかい。二人の第一印象はそれだった。
「ここまできたはいいけど・・・どうやって入りましょう?」
「ふふふ・・・」
まずい・・・ゆでは、ここまでの六田の無茶な行動を思い出した。
あの笑い声は、暴走の合図といっていい。何をするつもりだ・・・?

「燃えてきたぜ・・・不可能こそ、俺に無限の力を与えてくれる・・・!
 それこそがモチベーション!!それこそが頂上(てっぺん)!!!」
(うわ〜・・・ワケ分からないですよ・・・彼に会うまで死ぬ訳には・・・)
「・・なんか、また無謀なこと考えてません?」
「わかるか?さすがdでも漫画家だな」
「dでもは相方のほうです!」
「同じだろ。だってあんたも ゆ で た ま ご じゃん!」
(ダメだ・・・)「・・で、どんなとんでもないことをするつもりです?別に驚きませんよ」
「あの飛空挺に飛び乗る。 こ の 恋 人 で ! ! 」
「ええ〜〜〜〜!!!?」

265 :『Y』対峙:03/07/10 23:08 ID:cm62afSq
縦に、横に。いろいろな方向から重ねられたドアが次々と開いて行く。
山崎「誰が来たのかな〜♪ 女の子だといいな〜(^^)」
五枚目の――最後のドアが開き、逆光が山崎の目に映った。
眩しそうに手を掲げる山崎の目に映ったのは――
山崎「なんだ男か」
カムイの姿を確認した山崎は、がっくりと肩を落とした。
山崎「俺みたいな大作家に会いに来るなら、女の子の1人や2人くらいつれてこいよな」
機嫌が悪そうに言葉を吐き捨てる山崎。それを聞いてカムイは思わず苦笑し。
カムイ「四コマした描いたことのないやつが大作家か……片腹痛いな」
カムイの言葉に山崎はさらに機嫌を悪くし、
山崎「……今なんて言いました? 名誉毀損で訴えますよ?」
カムイ「……変わってないなその言い方。あの時のまま――下衆のままだ」
カムイは鞘に納まった幻魔剣「呪われたハヤブサの剣」を取り出し、地面に突き立てた。
カムイ「覚えていないか? この剣を。
   あの時お前の心臓に剣を突き立てた男のことを」
言われてじっくりとその剣と目の前の男を見る山崎。
しばらく見て――ああ、と呟いた。
山崎「カムイさんでしたか。お久しぶりです。あの時はどうも(^^)」
笑いながらも、ヤツは憎悪の殺気がびんびんと発していた。
しかしそこはカムイ、それを平然と受け流す。
カムイ「思い出したか。じゃあ俺がここに何をしに来たのか、分かるよな?」
多少言葉に棘を乗せた言葉を山崎に向ける。しかし、ヤツは笑った顔で、
山崎「謝罪ですか? いいですよ許してあげても(^^)
  そのかわり賠償金を払って下さいね。百億くらい(^^)」
むちゃくちゃを言う山崎。カムイはヤツの言葉を無視して、呪いのハヤブサを手にとって構えた。
カムイの目が、口が、表情が――全て怒りで染まった。
カムイ「あの時に残した遺恨を……あの時死んだ漫画家たちの恨みを、
          今ここに晴らしに来たんだ!!」

266 :作者の都合により名無しです:03/07/10 23:18 ID:wA+Tm4iV
第6部は伝説の≪餓狼伝≫編があるのねナツカスィ

ところで旧9部がもったいないので、
こっちが終わったら旧スレに行きませんか?
なんかすっごいペース速いし・・・

267 :完全に暴走:03/07/10 23:49 ID:rJCZEqg3
六田は、彼の恋人を小高い丘のてっぺんへと進めた。
そこは丁度飛空挺の真ん前で、二人の視界はそれで一杯になった。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やるんですか?」
「やるともさ!!」
グギュギュギュギュン!!!!明らかに通常のトラクターが発することのないエンジン音。
グバアアアッッ!!!!六田は思い切りアクセルを踏みつけた!
ドウウウゥーーーーン!!!!!!!F1エンジンを積んだ恋人は、スタートダッシュ抜群だ。

「ははははははっ!!!!不可能に挑戦!!なんと気持ちがいいものだろう!!!!」
「カタルシス!!それは、どう考えてもそうはならないだろう、という凡人思想を超えて初めて得られる
 ものだ!!!!それはっ!どんな快感にも代えがたい!!!そう、 圧 倒 的 な 優 越 感 !!!!!」
(・・・死んだ・・・)トランス状態の六田の隣で、ゆではもう泣くしかなかった。
「それを得るためにはっ、死ぬことも厭わぬ!!顧みぬ!!飛べっ!!俺のエンジェル!!!」
「そこにしびれるぅっ!あこがれる・・・かこのボケェェ−−−−!!!!」
悲痛なゆでのツッコミ虚しく・・・ドオオオンッ!!!エンジェルは、空に羽ばたいた。

優雅に空をかっとぶエンジェル。その数秒間ゆでの頭の中は走馬灯が写し出されていた。

生まれたころのこと。物心ついたときから、相方と一緒に絵ばかり描いていたっけ・・・
ジャンプではすぐにデビューできたっけ・・・あれは、異常だったなあ。
キン肉マンは大ヒット。充実してたな。恐らく、人生で一番楽しかった時期だ。
だが、その後は悲惨だった。誰からも必要とされない男・・・周りは僕のことを羨望の眼差しで見つめた。
違う!あれ以降は、そうじゃない・・・!!だが・・・
だが、今は、必要とされている。

「矢吹様の為にも、まだ死ねない!!必要としてくださる恩に報いなければ!!!」
「死ぬものか死ぬものか!!だが・・・ 死 ん だ ら 許 せ よ 」


268 :完全に暴走:03/07/10 23:50 ID:rJCZEqg3
「許すか!!突き抜けろ!!あの鉄の壁を!!!」
ゆでは、あまりの状況に、言葉使いも変わっていた。

エンジェルは、飛空挺まであと数メートルの所まで飛んだ。しかし、その車体は徐徐に失速を始めていた。
「くっ、不可能を、破れないのか・・・?」
「いや、もう大丈夫だ」
「策があるのか?グレイトな策が!」
「アレが使えるようになった・・・ フ ェ イ ス フ ラ ッ シ ュ !!!」
フェイスフラッシュ――それは、全ての現象がゆでの思い通りに動く、彼ら兄弟にしか使えない大技――
「トラクター!鉄の壁を突き抜けろ!!!」
クククッ・・・失速したはずのトラクターが、再び元の軌道を取り戻す。
「よしっ!イイぜぇぇっ!!!不可能を突き破れ、俺のエンジェェル!!!!!」
ズガガガガガアッッッ!!!!!!!!
エンジェルは、降臨した。矢吹の超巨大飛空挺に。


269 :完全に暴走:03/07/10 23:51 ID:rJCZEqg3
崩壊した一角に、トラクターは引っかかっていた。ぶらぶらと・・・
「・・・・・カタルシス」
「いててて・・・生き残りましたよぉ、矢吹様」
「おっと、もう落ちちまう・・・ゆで、早くおりな」
「ぶらぶらしてる・・・急ぎましょう!」
ドアを開け、ゆではトラクターを降りた。だが、六田にトラクターを降りる気配は無い。
「六田さん!!何故降りないんです!?死んでしまいますよ!!」
「もうカタルシスは得られた・・・それに、俺にはエンジェルを見捨てることは出来ねえ」
「そ、そんな・・・」
ゆでは、泣いた。ひたすらに、泣いた。
六田は、笑顔でゆでにこういった。
「泣くなよ!俺は嬉しいぜ、最後にあんたみたいなヤツと走れて。
 ・・・あーっ、幸せな人生だった・・・」
ガガン!トラクターは、落ちていった。
「あなたにとって、それが幸せなのなら、僕には何も言えない・・・
 少しの間だったけど、さようなら、六田さん・・・」
ゆで、無事飛空挺到着。
六田登 死亡


270 :作者の都合により名無しです:03/07/11 03:06 ID:UCHZANJL
まあ死んでないんだろうけど(w

あと、ゆでの片割れが矢吹側でもう一人がそうでないとすると、ゆでvsゆでに
なってカオス状態だ。

書き忘れてたけど、木村が面白い。
あと荒川のCMも面白かった。
このスレ読んでるとガンガンの漫画家が好きになってくるよ。
まったく読んだことないんだけどね。

271 :作者の都合により名無しです:03/07/11 10:43 ID:eIuDRjJF
フェイスフラッシュを使ったって事はマスク被ってるって事だからいっそのこと、
ブタ面マスクと迷彩マスクでわけてみたら?あるいは黒いブタ面か。
でも運命の五人のゆでとか絶対やるなよ(w

272 :作者の都合により名無しです:03/07/11 17:42 ID:TqcHblwR
>>270
木村はけっこう好評のようで、出したものとしては嬉しい。
作者さんがうまく生かしてくれてるおかげです。ありがとう。

273 :高田、暗躍:03/07/11 18:06 ID:oxZAUWWB
久米田研究所から、少し離れた通路で、2人の男が対峙していた。
ひとりは、車田のクローン体にして矢吹の配下、双子座の黄金聖闘士・サガ。
ひとりは、青山剛昌たちとの死闘をからくも生き延びた・高田祐三。
サガは、目の前に立つ男に、ただならぬ戦慄を感じていた。
サガ(この男……なんという巨大な小宇宙(コスモ)!
   あの車田と比肩しても、ほとんど遜色がない……!)
高田「どうした、聞こえなかったか?俺は、矢吹の元に案内しろ、と言っているんだが」
サガ(何者かは分からぬが……この男を矢吹に会わせるのは危険だ…!)
そう判断したサガが、高田祐三に攻撃を仕掛けようとした、そのとき。
ふいに、一羽の鳥らしき影が飛来し、高田の肩に止まる。
それを見て、サガが思わず目を見張った。
サガ「な…なんだ、その鳥……いや、それは鳥なのか!?」
サガが驚いたのも無理はない。
なぜなら、その鳥の頭部には、人間の顔が代わりに乗っていたのだから。
高田「フッ…こいつが珍しいか?こいつは『タクヒ』と言って、俺の大切な『ダチンコ』だ。
   偵察ご苦労だった、タクヒ。それで、どうだった?」
前半は、サガに。後半は、タクヒに向かって、高田が言った。
すると、タクヒと呼ばれた人面鳥は、サガにはよく分からぬ言葉で、高田に何かを伝え始めた。
少しの間、言葉を交すと、いきなり高田の様子が一変した。
高田「クク…ハハハハッッ!そうかそうか、なるほど。
   岡田と言う男、そんな事を企んでいたのか!こいつは、面白い事になってきた!」
ひとしきり哄笑すると、高田の真紅の瞳が、強烈な殺意をたたえ始めた。
そして、高田はサガに向き直ると、こう言った。
高田「状況が変わった。矢吹は後回しだ。代わりに、サガ!貴様に用が出来たぞ!」


274 :高田、暗躍:03/07/11 18:33 ID:oxZAUWWB
サガ「俺に…用だと?」
突然の高田の言葉に、サガが胡乱気に聞き返した。
高田「クク……そうだ。貴様には、『我々』の道具になってもらおう」
ただならぬ台詞に、サガの表情が変わった。
目に闘志を宿らせると、小宇宙を燃やし、戦闘体勢にはいる。
サガ「何を言っているのか、要領を得ぬが……敵対するなら容赦はせんぞ!」
語気を荒くして威嚇するも、高田は口元に余裕の笑みを張り付かせたままだ。
高田「同じ漫画家ならいざ知らず……たかだか車田の劣化コピーごときが俺の相手になるか」
高田が嘲弄すると、サガの小宇宙が爆発的に燃え上がった。
サガ「……ならば思い知るがいい!このジェミニのサガ・最大の拳!!」
クワアアア!!
サガ「ギャラクシアン・エクスプロージョン!!!」
瞬間、銀河の星々さえも破壊する、サガ最大の拳が発動した。
その圧倒的な威力は、高田の肉体を跡形もなく消滅させた一一一はずだった。

高田「四天聖精奉還(スティエンシヲンチンフヲンホアン)!!」
叫ぶと同時に、高田は小型の獣魔を4匹召喚し、己の周囲に展開した。
すると、高田の周囲を覆うように三角錐型の防御結界が張り巡らされ、
サガのギャラクシアン・エクスプロージョンの威力は、ことごとく遮ぎられた。
サガ「なにィ!?このサガ最大の拳が……全く通じないだと!?」
驚愕するサガを尻目に、高田が含み笑いを浮かべる。
高田「やはりな……クローンと言っても所詮、この程度か。これでは、車田には遠く及ばぬ」
サガ「なにい!?」
高田の呵責ない言い方に、サガが激昂した。
サガ「バカな!俺は、その車田に勝利した……オリジナルを超えたのだ!」
しかし、それを聞いた高田は、さらに嘲るように真実を突き付ける。
高田「フン、つくづくおめでたい人形だな。貴様が、あの車田を超えただと?
   笑わせるな!貴様が勝てたのは、単に車田が手加減していたからに過ぎん!
   そう、誤って貴様を殺してしまわないように、な」

275 :その頃の車田:03/07/11 18:42 ID:FJoAZ/g0
(うう・・・うむぅ・・・ やめるんだ、北条・・・徳弘ォォォ・・・!)       ――ただいまAブロック臨時救護室にて昏倒中――

276 :高田、暗躍:03/07/11 20:14 ID:oxZAUWWB
サガ「貴様……いい加減なことを言うな!なぜ車田が、俺に手加減する必要がある!」
プライドを傷つけられ激怒するサガに、高田が嘲りの笑みを浮かべながら、近寄る。
高田「それを貴様が知る必要はない。貴様は、意志を持たぬ道具となるのだから」
サガ「クッ!なめるなッ、ダイヤモンドダスト!!」
刹那、とてつもない凍気の嵐が、高田に襲いかかる。
だが、高田は歩みを止める事なく、サガに向かって右手を突き出す。
高田「高田祐三の名において命ずる!いでよ、凍血球(ドンシュエチウ)!!」
呪文が完成するや、高田の掌から巨大な氷の塊が吐き出される。
その氷は瞬く間に広がり、ダイヤモンドダストの威力さえ飲み込むと、そのままサガに叩きつけられた。
サガ「うおおおおッッ!?」
高田の放った獣魔は、サガの下半身を完全に氷らせていた。
サガ「バカな……黄金聖衣を凍らせるには、絶対零度の凍気が必要なはず!それが…」
高田「甘いな…それはあくまで車田の纏う物ならば、だろう?
   貴様程度の能力では、黄金聖衣の強度を完全に再現することは出来ん!」
サガ「ぐうう…だが、まだ俺は…!」
残った上半身だけで、なんとか技を繰り出そうとするサガ。
それに対し、高田は、再び掌をかざすと、叫んだ。
高田「見苦しい真似はよせ。呪蛇縛(スペルスネークバインド)!!」
すると、高田の掌から強力な波動が迸り、たちまち巨大な蛇のような姿へと変化する。
通路を埋めつくすほどに巨大な蛇は、あっという間にサガの胴体に絡み付き、拘束してしまう。
サガ「ぐああ!?」
両腕も封じられ、万力のように締め上げられるサガ。
苦悶の表情を浮かべるサガに、高田はズボンのポケットに両手を突っ込んだまま、悠々と近付いた。
そして、目の前で来ると、ゆっくりと掌をサガの頭部にあてがい、言った。
高田「貴様の負けだ、サガ。これ以上の抵抗は無用と知れ」
サガ「フッ…貴様の勝ちだ。殺すがいい」
そう言うと、観念して目を閉じる。
しかし、高田は笑ったまま、こう言ったのだ。
高田「言ったはずだ、貴様は殺さん。貴様には、まだ利用価値があるのでな。
   だが、せめてもの手向けだ。貴様に話してやろう、事の真相というヤツをな」


277 :高田、暗躍:03/07/11 20:38 ID:oxZAUWWB
サガ「真相……だと?」
高田「そうだ。なぜ車田が貴様を殺そうとしなかったのか?その真相だ」
サガ「……聞かせろ」
高田「フン、口の聞き方がなってないな。まあいいだろう」
不敵に笑うと、高田がもったいつけたように話し始めた。
高田「車田が貴様を生かしておきたかった理由はひとつ。
   それは、三人の黄金聖闘士が必要だったからだよ。
   ちょうど、私の作品である『3×3EYES』において、
   三只眼が人間になるには、三人の三只眼が必要だったようにな。
   貴様も聖闘士ならば、これが何を意味するかくらい分かるだろう」
それを聞いた瞬間、サガは背筋に凄まじい悪寒が走り抜けるのを感じた。
目が限界まで見開かれ、絶句する。
サガ「ま…まさか……あの禁断の『影の闘法』!
   それを使った者は、死してなお、咎人の烙印を押されるという…あの…」
サガの反応に気を良くしたのか、高田が上機嫌になって続ける。
高田「御名答。そして、それを使うよう車田に提案した男こそ、
   かつて車田の舎弟であり、三人目の黄金聖闘士でもある……岡田芽武という男だ」
サガ「まさか、そんな事を……何の為に…!」
高田「決まっているだろう、ゴッドハンドに対する、切り札としてだよ。
   現時点における、ヤツらとそれ以外の漫画家達の戦力差は、あまりにも大きい。
   このままでは、間違いなく、漫画界はヤツらによって征服される事になる。
   だからこそ、岡田はなり振り構わぬ手に出たのだろう……というのは、あくまで建て前だがな」
サガ「なんだと…それはどういう
高田「教えてやるのは、ここまでだ。これ以上は、意味がないのでな。では、そろそろお別れだ」
冷酷に宣告すると、高田は掌から膨大な『精』を放出し始めた。
サガ「き…貴様ァ……おおおおおおおおお!!!」
 

278 :高田、暗躍:03/07/11 21:17 ID:oxZAUWWB
断末魔にも似た、サガの絶叫が無人の通路に虚しく響きわたった。
やがて、作業が終了すると、高田がゆっくりと掌をどける。
サガの様相が一変していた。
黒く染まった髪は金色に戻り、赤く濁った目も正常になっている。
いや、正確にいうと、正常にはなっていなかった。
サガの目は、まるで夢遊病者にように、うつろになっていた。
光が失せた眼差しからは、およそ意思と呼べる者は感じ取れない。
高田「俺の『精』は、『龍精波』といってな。
   他者の精神を蝕み破壊するほどのパワーがある…ってもう聞こえてはいないか」
呟くと、高田は、サガを拘束していた『呪蛇縛』を解除する。
途端、力なくよろめいたサガを、高田が抱きとめた。
高田「おっと、それでは…」
サガの頭部に手をかざすと、その脳に呪印を刻み付けた。
高田「呪的命綱(スペルライン)。これで、例え貴様が何処にいようとも、
   俺の意思ひとつで、いつでも呼び寄せられるようになった」
そう言うと、サガを抱えていた手を放す。しかし、今度は、サガはしっかりと立っていた。
高田「もはやサガという男の魂は消滅した。
   ここにあるのは、我が『操演術』によって操られるだけの、哀れな人形にすぎん。
   岡田芽武の描いた、真の絵図。これを利用させてもらう」

そして、高田は踵を返すと、その場を後にした。
その後ろには、もはや意思持たぬ操り人形と化した、サガの成れの果てがつき従う。
高田「これで、我が主もお喜びになる。
   『神』の下僕たちを皆殺しにし、我が主がすべてを支配する時が来たのだ。
   我が偉大な主、すべての妖(あやかし)たちの王……
   我らが、『妖魔王』様の支配する時がな!フハハハハハハハハハハッッ!!!!」

279 :作者の都合により名無しです:03/07/11 21:20 ID:Mm5tm5zG
熱戦が続くDブロック野球対決。
その様子をいつのまにか観客席に座り込み静かに眺める一人の男がいた。
その男はぶつぶつと小声で何かを呟きながらグラウンドからベンチへその視線をさ迷わせた。
えなり、荒木、宮下、大和田・・・岡田のランニングホームランにベンチを飛び出し喜び合う面々をよそにベンチに座り不敵な笑みを浮かべる一人の男、板垣恵介の所でその視線は止まった。

??「見た所、完全に調子は戻っているようだが・・さっきの話、虚言じゃないだろうな、福本」
男の背後には髪が白く染まり、心持ち雰囲気が変わった福本伸行が立っていた。
福本「ククク・・・他人よって取り戻した虚仮の力・・エセの自信・・・そんなものが本当にあの男の完全だと?笑わせるっ・・!」
そう激しくいいきった後、まるで何事もなかったかのように表情を元に戻し言葉を続ける。
福本「満足かい?・・何の工夫も無い探りの言葉・・・そんなんじゃ俺は釣れないよ・・俺の目的をチームの為に探ろうとでも思ったのかも知れないが・・余計な発想・・!惰性・・・!本気で板垣とやる気なのかい?そんなんで?なあ・・・柴田ヨクサル?」


280 :作者の都合により名無しです:03/07/11 21:22 ID:Mm5tm5zG
柴田「ああ、本気だよ・・」
挑発的な福本の言葉に、その男、柴田ヨクサルはあっさりとそう返しただけだった。
福本「やはり釣れないか・・・ククク・・・ゆでたまごや木多と戦った時とはまるで別人っ・・・!面白くなってきたっ・・・!」
福本は内心で笑みを浮かべる。
福本(今の柴田が板垣とやれば勝てぬまでも十分な時間稼ぎになるっ・・・!Cブロックの戦闘に板垣は確実に間に合わないっ・・・!)
Aブロックにいたはずの柴田が何故Dブロックにいたのか、何故板垣との戦いを望むのか、そんなことは福本にとって瑣末なことだった。
彼には彼の、ギャンブラーとしての戦いがある。その戦いに勝利する為には板垣がチームタフ入りする可能性の芽を完全に摘み取っておく必要があった。
今までの板垣の動向などを柴田にかいつまんで教えてのもその為だ。
多少は柴田の変貌に興味があったことは否定できないが。
柴田「人の中の本当は、ほんと他人じゃわからない」
福本「!?」
いつのまにか柴田は立ちあがり福本の横に立っていた。
柴田「あんたは俺がどうして板垣と戦いたいかなんて関係は無い、だが興味はあるそうだろう?」
福本「ああ、それはその通りだよ」
柴田「俺もそうだ、あんたがなんで俺にここまで協力的なのか?興味がある・・だが・・・」
そこで柴田は言葉を止めて空を仰ぎ見る。
柴田「それは余分な感情だ・・あたまんなか空っぽにして戦いのことだけを考える・・そうしないとあいつには勝てない・・」
柴田はもう福本を見ていなかった。夢遊病者のように呆けた目で空を眺めながら一人で呟いていた。






281 :作者の都合により名無しです:03/07/11 21:23 ID:Mm5tm5zG
福本(クク・・なんて顔だ・・理由はわからないが・・どうやらこいつも漕ぎ出したらしい・・「まとも」を放れた人生に・・・!」
自分にとって良い方向に流れている今の状況に自然に福本の顔に笑みが浮かぶ。
柴田「スイッチ入れないと・・・そうだ・・・一度目を閉じてみよう、そうしよう」
福本はそんな柴田の様子をじっと見つめている。
柴田「俺が、目を空けた時、目の前には板垣恵介がいる・・『板垣恵介を徹底的に破壊する』それだけ覚えて俺は目を閉じる」
柴田はそういって目を閉じた。そしてそのまま福本に背を向けて歩き出した。
福本「って・・おい!?そっちはっ!!!」
ズルッ、ガン、ゴロゴロゴロ!!!
階段だ!!福本がそう言おうとした瞬間、柴田は盛大に階段ですべって転んで一回まで雪崩落ちていった。
福本「柴田・・・大丈夫っ・・・!?」
慌てて柴田に駆け寄ろうとする福本は固まった。
なんと、柴田があっさりと起きあがったのだ。・・・目を閉じたままで
そしてそのままふらふらとえなりチームのベンチのほうに歩いていく。
いろいろな物に時折ぶつかったりつまずいたりしながら・・・
福本はその光景を呆然とした表情で眺めながらぽつりと呟いた。
福本「アホだ・・・柴田ヨクサルはアホだ!」

282 :作者の都合により名無しです:03/07/11 21:41 ID:Gy6a7Zqm
柴田ヨクサルいきなりだしちゃいましたが、とにかくCブロックの面子はせっかく面白くなりそうなのに板垣が入るとチームタフの優勝が決定してしまいそうなことと、柴田のキャラがあまりにも薄いことを憂慮してこの流れを考えました。
無論Cブロック決勝が終わるまでにはちゃんとAブロックに戻しますし、板垣の行動ベクトルをむやみに修正したりもしません。
仕掛けるのもDブロックの戦いが終わってからですし、その後の話に差し障りがでないようにちゃんと考えてあります。
最悪Cブロックに板垣がでるような流れになっても柴田の行動はAブロックに戻すところまで責任持ちますので。



283 :高田の思考(前):03/07/11 21:46 ID:oxZAUWWB
横山十傑集・岡田芽武の描いた絵図とは、次のようなものだ。

そもそも岡田が車田たちに近付いたのは、横山の命令による。
目的は、黄金聖闘士三人によって、なし得る『影の闘法』。
そのとてつもない破壊力は、たとえゴッドハンドいえど、跡形もなく灰燼に帰するほどのシロモノだ。
これを岡田の口から進言させれば、車田も最終的には首を縦に振る。
ゴッドハンドを倒す方法としれば、例えいかなる犠牲を払ってでも実行するだろう。
そう読み切った上での、岡田の…ひいては横山の作戦だった。

横山の真の狙い一一それは我らが主『妖魔王』様を滅ぼすことにあった。
妖魔王様の復活を、その能力で事前に察知していた横山は、これを再び滅ぼすことを考えあぐねていた。
そこへ、矢吹がクローンを作ったという情報が舞い込む。
ここまで言えば分かるだろう。
そう、この作戦の主眼は、ゴッドハンドにではなく、妖魔王様を討つ為のものだった。
車田たちは、まだ妖魔王様の存在を知ってはいない。
さすれば、ゴッドハンドと偽り、妖魔王に向けて『影の闘法』を発動させるよう仕向けることは、さほど難しいことではない。
よしんば上手くいかなくとも、岡田には『音』という最終手段がある。
これによって車田とサガを操れば、すべての条件は満たされるということだ。

以上が、岡田と横山の描いた、作戦の全容だ。
この事を、俺はタクヒを通じて、知ることが出来た。
そして、俺はホッとしている。
目覚めるのがもう少し遅れていれば……すべてが台無しになるところだった。
あのとき、車田を始末し損ねたのは、不幸中の幸いというべきだろう。

284 :高田の思考(後):03/07/11 22:08 ID:oxZAUWWB
あのとき。
青山剛昌たちとの戦いに敗れ、身体のほとんどを失った俺は、完全に絶望していた。
そんな奈落の底にいたとき、あの方が現れたのだ。
強く、神々しく、そして禍々しい。
まさしく、この世のすべての混沌を支配する、まさしく人ならざる者たちの王。
そして、俺は自分がこの世に生まれ出た真の意味、真の宿命に目覚めたのだ。

俺たち『十二使徒』は、覚醒する事によって、覚醒前の数十倍の戦闘力を発揮できるようになる。
他者の誘惑が取り柄である、最低ランクの実力しか持たない『夢魔 水希』ですら、
並の漫画家では、束になっても太刀打ちできない強さを得るのだ。
だが、それを持ってしても、『神』の下僕たち一一ゴッドハンドとの個体性能は埋めようがないほどの開きがあった。

それを打開する為の、妖魔王様の作戦であった。
横山・岡田の計画を逆手にとり、これを利用する。
なんのことはない。岡田が車田に言った通り、『影の闘法』を撃ってもらうだけだ。
ただし、当初の予定通りに、ゴッドハンドたちに対して……だが。

最後に、あらためて名乗らせてもらおう。
俺の名は、『聖魔 祐三』。
またの名を、『龍皇』とも呼ばれる、『十二使徒』の一柱。
『ネオヒューム』の全能力を駆使する『邪龍 雅之』とは、対を為す存在。
全ての魔の頂点に君臨する、真の王の手足たる、忠実な下僕。
それが、俺だ。

285 :作者の都合により名無しです:03/07/11 22:39 ID:oxZAUWWB
というわけで、岡田が十傑集と判明した為に、
無駄なってしまいそうだった『影の闘法』の伏線に、フォローいれてみました。


『十二使徒』 6/12

286 :作者の都合により名無しです:03/07/11 23:01 ID:OIPMy7fe
>>285
ご苦労、大儀であった(ノΘ..ヾ)ノ

287 :『Y』勝負(>>265の続き):03/07/11 23:06 ID:+FQHBOMX
カムイはハヤブサの剣を横に構え、相手の様子見に入った。
カムイ(……やつの周りに『アレ』がいない……
   完全に覚醒はしていない、ということか……?)
だとしたら、一対一でも勝つ見込みがある。カムイはこの戦いに勝機を見い出した。
山崎「どうしました? こないのならこっちから行きますよ(^^)」
そう言うと山崎はどこからともなく剣を取り出した。
ラミアスの剣――別名、天空の剣だ。しっかりと装飾による強化もなされている。
カムイ「勇者の持つ剣か……これほどお前にに相応しくない剣はないな」
山崎「酷いこと言いますね。じゃあ、そんなこと言う口から切り刻みましょうか」
山崎の動きは素早かった。言うや否やカムイに飛びかかってくる。
その動きはカムイと互角――もしくはそれ以上だった。
カムイ「くっ!!」
山崎の一撃をハヤブサの剣でとっさに受け止めたカムイ。重い剣の重量が両手にのしかかった。
カムイ(剣の破壊力は向こうの方が上だ! このまま競り合ってたら剣が折られる!)
とっさに判断を下すと、ハヤブサを斜に向け相手の力を受け流した。
体制を崩す山崎。その隙にカムイは跳んで山崎との距離を引き離した。
山崎「逃げる? 僕を倒しに来たんじゃないんですか?」
カムイ「別に逃げるつもりなんてないさ!」
カムイはニヤリと笑い、手に持った剣に力を込めた。
カムイ「剣王震空呀!!」
振り上げた剣から巨大な衝撃波のようなものが二重で発生し、山崎に襲い掛かる!

剣王震空呀、剣から衝撃波を発して遠距離から攻撃する技である。
なお、ハヤブサの剣を使っている時に限り、その衝撃波は二重で発生する。

高スピードで飛んで行く衝撃波は、有無を言わさずうちに山崎に直撃した!!
 ご ぉ ん っ!!!
その時に起こった爆発はエニッ糞全体に振動を起こした。
これで――決まったか?
カムイはそんな期待を膨らませたが――それは一瞬で裏切られた。
山崎「痛いじゃないですか、カムイ先生。そんなオリジナルの技卑怯ですよ」

288 :『Y』勝負:03/07/11 23:07 ID:+FQHBOMX
軽い口調でそう言いながら、山崎は平然とした様子で爆煙の中から歩いて来た。
カムイ「効いて……ないのか?」
唖然と――呟くカムイ。山崎には、ダメージを負った様子がなかった。
カムイ(どういうことだ!? 防御力が昔より遥かに高くなっている!? そんな馬鹿な!!)
山崎「さて、カムイ先生の攻撃は終わったことだし、今度は僕の番ですね(^^)」
ラミアスの剣を構えてこちらに歩いてくる山崎。近付けるわけにはいかない。
カムイは剣を地面に突き刺し、呪文の詠唱に入った。
カムイ「右手からメラゾーマ……左手からベギラゴン……」
カムイの両手に炎の固まりと高熱の光が現れた。そして、それを融合する――

カムイ「合体!! 閃熱大炎、メゾラゴン!!」

巨大な熱の固まりが山崎を襲う。しかし、カムイはそれで安心しない。続けて呪文を詠唱する。
カムイ「火炎竜巻、メラゾロス!! 爆裂疾風イオナロス!! イオナズン×2!!!」
カムイの放つ合体魔法が次々と山崎がいる場所に向かって解き放たれる。
その破壊力は、山崎を封印するためのこの部屋の障壁を粉々に打ち砕く程だ。
カムイ「氷刃乱舞、マヒアロス!! メラゾーマ×2!!
   ……ついでだ、三条さん……稲田さん……呪文お借りします」
カムイは右手にメラゾーマ、左手にマヒャドを出し、それを合体させた!!

カムイ「対消滅呪文!  メドローア!!!」

光が――全てを包み込んだ。
音にならない音が空気を振動させる。

全てが終わった後、そこにはエニッ糞はもう動かないのではないかと思えるような巨大な穴が広がっていた。
山崎渉の姿がないことを確認し、カムイは安堵のため息をつく。
ドラクエワールドも解除されている。と言うことは……
カムイ「…………今度こそ……終わっ…………た」

289 :『Y』勝負:03/07/11 23:08 ID:+FQHBOMX
がっくりと膝を倒すカムイ。呪文を連発しすぎて疲労したようだ。
しかしその表情は安心に満ちあふれている。
カムイ「……これで……お前達も浮かばれるな……待たせて、すまなかった……」
彼の脳裏に、過去の戦で亡くなった漫画家達の顔が浮かんだ。
誰もが、笑顔でカムイを見ている。
カムイ「…………さて、いつまでもここにいるわけにはいかんし、そろそろ帰……」

ギンッ!!

空間が、再び変わった。
ドラクエワールドが再発動されたのだ。
カムイ「そ……んな」
緊張と、絶望がカムイに襲い掛かる。倒して――いなかった!?
山崎「ルーラ!!」
目の前の巨大な穴から山崎の声がエコーで響いた。
そして、光の固まりが穴から飛び出してくる。
山崎渉は――生きていた。
山崎「一ターンに二回以上攻撃するなんて、ずるくないですか? カムイ先生(^^)」
にっこりと笑うヤツは、カムイには悪魔にしか見えなかった。

290 :作者の都合により名無しです:03/07/11 23:13 ID:oAe46dml
やぁまざきぃぃぃぃ(´゚Д゚`)

291 :作者の都合により名無しです:03/07/11 23:24 ID:Vr583eIo
どんな奴なんだ?山崎って。
このスレでは知名度とか、漫画の面白さに強さが比例してると思うけど。
正直さっぱりわからん。


292 :作者の都合により名無しです:03/07/11 23:31 ID:OnRfRLqE
>>291
知名度という点では、この中でもトップクラスだ。
AAはどこに行っても見るし、漫画家だということを知らなくとも、奴の存在自体は知ってるはず。
ちなみに、本人のキャラも強さに含まれると思う(好例:キユ)
その点でも、奴は最狂。


293 :292:03/07/11 23:32 ID:OnRfRLqE
なんか、微妙に間違ってる気がすると、書いてから思った。スマソ

294 :作者の都合により名無しです:03/07/11 23:43 ID:BXGlW0mS
ところで山崎渉ってドラクエ関連で何描てるの?
ヤフーブックスだと
宙出版
書籍名 CAPCOM VS.SNK 2 4コママ
シリーズ名 ミッシィコミックス 笑コミックスシリーズ
著者名 山崎 渉 他
出版年月  2000年12月
ISBNコード 4-87287-469-2
価格 619円 (税別)
としか出なかったが
http://books.yahoo.co.jp/bin/detail?id=07073652

295 :作者の都合により名無しです:03/07/11 23:45 ID:Vr583eIo
そうなんだ。
自分が言ってる知名度は漫画家としての知名度だったんだが…。
どんな漫画かいてるんだろう…。探してみますね。

296 :作者の都合により名無しです:03/07/11 23:49 ID:0DjFwI1z
>>294
四コマ漫画らしい。
俺は四コマの作者の名前なんざ気にした事は無いので知らないけど2ちゃん知名度は高いみたい。

297 :289:03/07/12 00:05 ID:YFt/kDYn
あい、2ちゃんの知名度を強さにしてます
なんでドラクエなのかは、>>296の言う通りなのと、あともう一つある
googleで山崎渉を検索してみればわかると思う

ちなみにこの人、いろいろ問題起こしてエニを追放されてたりする
なかなかとんでもない人だよ

298 :294:03/07/12 00:21 ID:fCmG+kte
ああなるほどgoogleで検索したらわかった。
こういうことやってるからなんだ。
よくわかった。

299 :とりあえず起きました:03/07/12 01:46 ID:JfJxlKv5
頭に響く、声。
『さあ、眼を開けて。君の出番だよ――』

彼女は、目覚めた。白いベットの上。
何故眠っていたのかは、分からない。
彼女の眼は、生気を失っていた。
ただ、この言葉のみ延々と呟く。
「私は、行かなければ・・・」

そこはパプワワールドだった。(つまり、彼女は金田一の腹の中で眠っていた)
海岸に、小型のモーターボートが置いてあった。かなり古いがまだ使える。
彼女は、エンジンを入れた。ブルルゥン・・・ドッドッドッ!!!

シャア―――――・・・順調に水を切って向こう岸へと向かう。
ところが。
ブクブクブクブクブクブクブクブクブクブクブクブクブクブクブク・・・
水面が、騒がしい。水泡が踊る。浮上してくる。目に毒な赤い・・・
ギョギョギョギョギョギョギョギョギョ―――――!!!!!
網タイツを履いた鯛らしきものが、大量に浮上し、飛び跳ねた。
彼女のボートは、とばっちりを受け、沈んだ。
彼女は海に跳ね飛ばされた。溺れる。
「・・・・」
彼女は沈んでいった。そして見えなくなった。その時
ズド―――――――――――ンッ!!!!!
海底から上空へ向けて、光が突き抜けていった。そして彼女が現れた。
「ちくしょう!こんなに濡れてしまったよ・・・しかし、ここはどこかねえ?」
彼女――柴田亜美――は、意識を取り戻した。


300 :作者の都合により名無しです:03/07/12 03:06 ID:dvdLB4QH
オレ、柴田亜美って、ファミ通の漫画のイメージしかない。
なんかタヌキみたいなかっこで、プヒーとか言ってる感じの。

301 :山崎 渉:03/07/12 08:10 ID:I/0wcZI1
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\.|__________|/  ......┗━━━━━━━━━━━━━━┛

302 :作者の都合により名無しです:03/07/12 08:32 ID:dhJdsJ5i
各試合会場のモニターは大会主催者からの連絡の他、災害情報など緊急の折には自動的に電源が入るよう設定してある。
Aブロック会場ではこの突然モニターに映し出されたニュース速報を、全員が呆けたように見ていた。

『恐竜の滅亡の原因? 古代研究調査機関が発表 アメリカ大陸で今日の未明
 約8千万年前の地層から 本来存在しないはずの人間の化石が 2個発見される
 最新鋭クローニング技術で復活を行う予定 現在行方不明の漫画家2名との説もあり』

モニターには上記のテロップと、一方は拳法のような構えをとり、もう一方は海老反状態の、
二体の人間の化石の映像が流されいた。
北条「これってさー、もしかして・・・」
柳川「・・・うむ、信じがたいがそう考えるのが妥当であろうな」
徳弘「しかし化石になるまで戦うとは、奴こそ新しい元祖変態チームのリーダーに相応しいのかもしれないな」
桂 「そもそも何で化石になってんだよ!」
三浦「しかし、あの二人が化石になったのはいいとして・・・いや、よくないがこれでは・・・」
徳弘「結局どっちが勝ったのかわからないなー」
イヴ「詳細は彼に聞いて見ましょう」
彼?イヴの言葉に全員がその視線の先、リング上を見る。
徳弘「にわの・・・!?いや、もんがーか」
北条「本物のにわのがどこいったのかは知らないが、こいつなら何かわかりそうだな」
そこには何故か無事に戻って来ていたもんがーがいた。
と、もんがーの目が光り前方に立体映像が映し出された。。 
北条「あ!あれは原とあんど!」
映し出されていたのは二人の漢(おとこ)が巨大なシダ植物が生い茂る林で対峙している場面。
見ると周りをノシノシと恐竜が歩いている。
徳弘「二人のぶつかり合いが時空を歪め、恐竜時代へ飛ばされたって事・・・か?」  

303 :作者の都合により名無しです:03/07/12 08:32 ID:dhJdsJ5i
北斗神拳と変態秘技、互いに一触即死の技。勝負は一瞬で決まる。
誰もがその瞬間を逃すまいと、立体映像を凝視していた。
遠くで何か大きな火山噴火のようなものが見えた刹那、あんどと原が動いた。
あんどが飛び掛り、原が拳を突き出す。
次の瞬間二人の姿は降り注いだ何か――おそらく火山灰――に覆い隠され、見えなくなってしまった。
徳弘「結局わからんじゃん!!」
三浦「わかったのはあの化石はあの二人に間違いないということだけか」
北条「で、この試合はどういう扱いになるんだ?」
呆れたように北条は審判イヴに判断を仰ぐ。
イヴ「そうですね・・・両者K・Oと判断して第四試合はドロー、二勝一敗でバンチチームの勝ちになります」
桂 「ちょっと待ったーっ!!」
桂が叫びながらリングの上に登った。そしてバンチチームを指差し、
桂 「第五試合を始めようじゃないか、なあ?」
まるで桂の言葉を待っていたかのように柳川が立ち上がった。
北条「おいおい、第四試合没収で俺達の勝利なんだからわざわざ戦わなくても・・・」
状況を察した北条は柳川を止めようとするが・・・
柳川「すまん北条のダンナ、このままでは俺は何のためにここに来たのかわからん。
  どうか俺のわがままを許してくれ」
北条「うーん・・・」
三浦「いいじゃねえか北条さん、どうせ勝てば問題ないんだ」
考えていた北条だが三浦の言葉に顔を上げた。
北条「それもそうだな、目に毒な試合にはならなさそうだし。
  よし、柳川!やるからには勝って来いよ!!」
柳川「かたじけない!!」
チームに頭を下げると柳川はリングへ跳び登った。
桂 「これはチームの為だけの戦いではない」
柳川「ああ、お互いの存在意義を証明するための戦いでもある」
男二人睨みあいながら、試合が出来る喜びに打ち震えているようだ。
イヴ「準備はよろしいですか?それではAブロック第五試合、
   柳 川 選 手 v s 桂 選 手 ! 試 合 開 始 ! ! 」

304 :作者の都合により名無しです:03/07/12 13:25 ID:kgW6VIp2
苦労してるなーこの地味な2人(ノ兪)
そしてYの能力がこんなところにまで・・・

305 :作者の都合により名無しです:03/07/12 13:28 ID:kgW6VIp2
あ、でも>>61見てみてそ。
どないしましょー

306 :フォローになってないフォロー:03/07/12 15:26 ID:4iLJepnK
??? 『ちょーっと待ったァァァ!!』
突如もんがーの映す立体映像に、行方不明のにわのまことが現れた!!

北条「あ、にわの先生ご無事でしたか!それにしても何でもアリですねー」
にわの「ふふふ、伊達に室町時代にテレビクルーを出す漫画は描いてないんだば。
    そりわともかく!!この自前オーロラビジョンをとくと見てください!!」
もんがーの映像から放たれる文字の羅列。(>>61

 Aブロック
バンチ       VS 元祖変態 試合方式 総当り戦
○ 秋本&ゆで VS 野中(途中までゴリラ)&うすた ×
○ 三浦&柴田 VS 木多&古谷 ×
× 柳川&北条 VS   桂&徳弘 ○
○ 原&巻来   VS 小林&あんど ×
(空白)

にわの『ほらー♪“第5試合”の原先生とあんど先生は本来無効で・・・』

柳川「せんせー!原先生たちの試合は第4試合の続きです!
【リレー小説】えなりの奇妙な冒険〜冨樫の遺産編第9部
http://pc4.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1056986536/117での決着が、
たった今ついたところです!その表はちょっと気が早いです!!」

にわのは笑顔のまま沈黙した。

突如もんがーからの光が消え、近くからチッチッチッと時計の針が動く音。
桂「わー!もんがーの背中に時限爆弾が!ってあと5秒ー!?」

      BAGOOOOOON!!!(効果音)

かくしてもんがーは消滅し、にわのまことは再び行方不明となったのであった。(はよかえれ)
イブ「・・・ケホケホ。第5試合、はじめてください」

307 :久米田の野望:03/07/12 16:51 ID:TdyEe/7C
久米田研究所地下施設のさらに地下深く。
ここは久米田しか存在を知らない機密部屋。

久米田は、眼の前にある巨大な試験管をただ眺めていた。
その中には、金髪の屈強な戦士が居た。
久米田が呟く。
「この世に星の数ほどあるバトル漫画。この中で最強の作家は、誰か?
 これは人によって意見が分かれるところだろう・・・しかし私はこう思う。
 客観的、冷静な目線で見ると、あの男しかあるまい・・・
 鳥 山 明 奴は死んだ。本来の力を発揮するまもなく。ところが、だ。
 魂はまだあるのだ。えなりのもとに・・・これを利用しない手はあるだろうか?
 私は『無い』と即断する。ゆえに、超機密をもってしてコレを作っている。
 鳥山の為に、奴の為だけに作られた肉体。世界一の強度をもち、鳥山の全力にも
 耐えるであろう肉体・・・
 私は奴を解き放つ。私の自由に、矢吹他邪魔な漫画家共を一掃し、世界を私の自由に
 するために・・・」

ここまで言うと、久米田は微笑した。
「ふふふ・・・私がこんなことを言っているのが東にでもバレたら、命は無いな・・・
 はははは・・・あ〜っはっはっはっはぁ!!!!」

試験管の中には、怪物が一匹、胎動していた。

308 :作者の都合により名無しです:03/07/12 17:25 ID:Ext7hF7N
板垣、武井に続き、鳥山まで居なくなるのか…

えなり大変だなw

309 :作者の都合により名無しです:03/07/12 17:35 ID:TdyEe/7C
>>308
大丈夫!書き手さんはなんとかするさ!きっと・・・

310 :ドッキン記憶喪失アニマル 1/3:03/07/12 18:13 ID:Pw6YOA5S
そこは見覚えのあるような場所ではあった。あったが、
彼女の意識の中では果たしてそれが何処で見たものであったかをイメージできないでいた。
決して他人とは共有できそうにも無いこの独特の既視感(デジャ・ビュ)。
「島……よねぇ?」
そこがどこかは分からない。だが、そこは紛れも無く大海原に浮かぶ孤島であった。
あてもなく海岸線をさまよう柴田。彼女が今知り得ることでは無いが、
本来なら居るはずの「彼ら」の気配は何故か、無い。

辺りを逐一確認しながら歩く。最も、それで何が分かった訳でもないのだが。
そうして数分が経ち――ふと、柴田は後ろを振り向く。「彼ら」の気配では無い。
海岸線の彼方――そう、丁度柴田が漂着していた辺りだ。二つの影が見える。
その影が何やら話し込んでいるのが聞こえる。やがて影はこちらの姿を認め、
こちらへと向かって……もとい、爆走してきた。

「おぬしがそう簡単に逃げられると思うてかぁ〜!」
「見つけたぜオラこのクサレ漫画家ァ〜♪」

「イヤァァァ!!なんだか見た目ネコの着ぐるみで可愛いかと思いきや
 妙に言葉使いが荒んでるのと、見た目着物姿の純和風成人女性かに見えて
 顔と体格だけ妙に原哲夫チックなのが追ってくるゥゥゥ!!」
「オッシャー☆思いっきり説明的なセリフサンキューゴクツブシ♪」
何故か殺気渦巻く海岸線で三人……いや、二人と一匹?は、走り続けた。
こんなビーチじゃカップルがアハハハーと追いかけっこする事もできまい。
せいぜい神様神様と祈り続けるぐらいが関の山だろう。というか、彼女もそうしてた。
「神様神様アタシなんかしましたっけとりあえず考える時間と逃げ切る脚力ぶげっ」
「……普段ロクに運動もせん貴様が逃げる無敵アイテムの真似事とは天晴れじゃのぅ〜……」
「うう……マリオだってスターともに心中はせんのにのォ……」

311 :ドッキン記憶喪失アニマル 2/3:03/07/12 18:14 ID:Pw6YOA5S
『記憶が無い!?』
「ええ……確か何かに呼ばれて……海に……痛ッ!……駄目だね、ここまでしか思い出せないねぇ……」
しばし、顔を見合わせる追跡者二人。お互い、深く頷くと、
集合ッ!と意識で伝え、柴田から少し離れた場所でヒソヒソ話し合う。

「……どう思う、オザワ」
和服の女が、猫の着ぐるみをきた男に話し掛ける。
「ノリコっち、あいつ、自分の仕事スッカリ忘れてるニャ〜」
「いや、そもそも何で急に目覚めたのじゃ?今までずっと眠っておったのに……」
「秘石の影響じゃね?」
「同人軍艦が解放されたからか?」
「たぶんそうだね。ま、僕の推測だけど。オマケに、ドラクエワールドが展開されただろ?
 それがヘンな風に影響しちゃったんだよあの記憶喪失先生」
「うむ……あやつの源流はニセ勇者だからのぉ……致し方ないと言った所か」
「でもどうするニャー?ロクデナシ先生の記憶取り戻さないとまともに仕事してくれね〜ぞぉ♪」
「うむ……『赤と青の秘石の正統後継者』は奴しかおらんのだからな……さて、どうするか……」
「こうなったら――」

      『や る か』

312 :ドッキン記憶喪失アニマル 3/3:03/07/12 18:15 ID:Pw6YOA5S
「……オザワッ!ネオジオじゃぁーっ!!」
「ダメだコイツ!座布団と勘違いしてその上に座りやがったァッ!」
「ならばカエルの置物特大サイズ!」
「煮込んで食おうとしてやがるッ!」
「水木しげるロードの戦利品ッッ!!」
「ちゃんちゃんこをパレオ代わりにするのはファッショナブルなんだかそうでないんだか微妙だよ先生ッ!」
「おりゃあ最後の希望じゃパプワ扇子ッ!!」
「絶妙なテクで鳥を撃ち落してんじゃねーよ不器用先生ェっ!!」
「…………!!」
「……!!」
―――
――



「――さて、どうするオザワよ……(ゼェーハァー)」
「なんというか……もっと……決定的な何かが無いとダメだねこれは……(ゼェーゼェー)」
「探す、か……」
「そうだね……」
二人は、柴田を連れて密林の中へと消えた。きっと、どこかにあるであろう、その「切っ掛け」を探しに――


「……え、これって引く(※)の?」

※引く…業界用語で「続く」の意。

313 :作者の都合により名無しです:03/07/12 18:32 ID:Ext7hF7N
>>310
誰かと思えば、担当編集者かよ!


314 :作者の都合により名無しです:03/07/12 19:03 ID:TdyEe/7C
さて、パプワとドキバクどっちのベクトルへと向かうのか?

315 :作者の都合により名無しです:03/07/12 20:54 ID:n417Qbus
>>308
というか、ここまで他力本願な主人公も珍しい・・・って主人公なのか?(W

316 :作者の都合により名無しです:03/07/12 22:56 ID:qgGIsdIt
高田は久米田研究所近くの通路で考える。
完全な計画だった。
主の計画は完全だった。
つまりそれは自分自身に揺らぎがないことを意味する。
俺は勝ち組に居るんだ!
ひとしきり哄笑した高田祐三は、ふと自らの召喚した獣魔がまだその場に居ることに気がついた。
高田「む、ついうっかりしていたのか。あまりに簡単だったせいで拍子抜けしたからか…?」
だが、高田はそんな可能性などはありえないことに気付く。
おかしいところは他にもあった。
獣魔は明らかにこちらに攻撃の気配を見せている。
高田「そんな馬鹿な!」
それでも高田は自らを防御すべく、呪文を唱える。
だが、何も起きなかった。
代わって、四体の獣魔、四天聖精奉還は高田に向かって凍血球を放つ。
高田「馬鹿な、ありえない…!!」
だが、氷は高田を飲み込み、そして凍結したところから高田の体は粉々に分解していく…
その痛みと恐怖に高田は絶叫した。
高田「ぐああああああっ!!」

高田は我に返った。
そこは今まで居た通路だった。
だが、自分が凍り付いてなどはいなかった。
高田の目の前には一人の男が立っている。
輝くばかりの黄金聖衣を着た一人の男。
その男の名前は双子座のサガ!
金色の髪になってはいたが、目には先ほどの傀儡ではない、意志の光が溢れている。
高田「馬鹿な!!」
サガ「貴様ごときにこのサガを倒せるとでも思ったのか?
   フッ、笑わせるな。」
サガは高田に向け、尊大に言葉を吐いた。

317 :作者の都合により名無しです:03/07/12 23:02 ID:qgGIsdIt
高田「ふざけるなっ…どうやって…!?」
サガ「貴様は俺の幻朧魔皇拳にかかっていたのだ。
   強きものの配下になったからといって、尻尾を振って吹き上がるような人間などに俺は負けん…!」
サガは軽蔑をこめた眼差しで高田を見据える。
高田「なんだとおっ!?」
高田は激昂する。言葉よりもその眼差しに対して。
サガ「岡田や車田が何を考えていようが、俺にはどうでもいいことだ。
   神も悪魔もどうでもいい…」
高田「まがいものごときが何をほざくかぁ!!」
サガは高田に対して構えを見せる。
サガ「フッ、確か貴様は誰からも無視された末、亜空間に居たのだったな。」
高田「だからどうした!?俺に貴様の技が通じるかぁ!!いでよ、四天聖…」
サガ「無駄だ!アナザーディメンション!!」
グアアアアアアアア!
先ほどまでただの通路だった世界が変わる!
そこは、高田がずっと封印されていた亜空間だった!
サガ「獣魔ごと消し飛ぶがいい!高田よ!!」
高田「あじゃぱァ〜っ !!」
異空間へと消えていく高田を尻目にサガは踵を返した。
騒動が終わってみると、そこな変哲も無いただの通路に過ぎない。
サガ「覚醒したばかりだからだろうが、扱う力に対して隙がありすぎたな。
   妖魔王とやらによって力を得ているなら自力で戻ってこられるかもしれないが、関係ない。
   来るならば何度でも迎え撃つだけだ。それだけだ。俺には関係が無い…」
再び、サガは高田に見せたような表情を見せる。
それは苦笑にも見えて、どこか自嘲的な。
サガ「俺がここに居る理由ははっきりしている…。ここに属していれば、いつか車田と再戦する日も来よう。
   ハオよ、俺にとってはもうそれだけが…」
理由は任務のためだけだった。それでも横にいる人間が居た。
いや、彼は自分と同じく人間かどうかすら分からなかった。
それが居ないことだけを確かめると、サガは振り返らずに通路を去った。

318 :作者の都合により名無しです:03/07/12 23:02 ID:oNmSIFya
あんまり漫画キャラを前面に出すのはなあ・・・折角減ってきたのに又書き出す人出てくるかもしれないし・・・てか実際イブとか出して審判に据えた奴が居ることだしさ、そろそろ全滅させようよキャラは

319 :作者の都合により名無しです:03/07/12 23:04 ID:qgGIsdIt
なんとなくハオとサガは特別のような気がするのです。

320 :257の続き:03/07/12 23:08 ID:QQPs7zsG
「私は身を隠しつつ、再び観察者に戻りますが、冨樫先生はこれからどうするんです?」
冨樫「しばらくの間は君と同じだよ、そのためにわざわざ面倒な手段で行方をくらましたんだからね。」
藤崎「しばらくの間というのはトーナメントの間とゆうことですか。」
冨樫「いや、それはどうなるか分からないが。どっちにしろ今派手に動くことほど馬鹿まことは無いからね。
まあ、多少の『伏線』を張ったり、目をつけていた『青い果実』の熟れ具合を確かめたりはするつもりだが。」
そういって、クックと笑う冨樫の『ふきだし』が心なしか大きく膨らんだように見えたが、藤崎は気にしないことにした。
藤崎「冨樫先生、あなたの目的はなんなんですか?」
冨樫「目的か、動機の言語化は苦手なんだが、まあオーソドックスに金と名誉と地位ぐらいしておこうか。
それより藤崎君一つゲームをしないか」
藤崎「ゲームですか?」
冨樫「ああ、お互い暇なとことだし「おにごっこ」でもしようじゃないなか。わたしの念能力のひとつに『命の音』とゆうものがある、
対象者の体に触れて『爆弾魔』と言う…!する触れた箇所に爆弾をとりつけることが出来る!
とりついた爆弾を解除するためにはわたしの体にふれて「『爆弾魔』捕まえた」と言わなければならない。セットされた爆弾はタイマー式で時間がくれば爆発する。」
藤崎「冨樫先生まさか…」
「そのとうりだ。」
その声は藤崎竜の真後ろから聞こえてきた。


321 :作者の都合により名無しです:03/07/12 23:08 ID:NWAOzLcp
気がするだけだね。
まぁ、サガは合体技を出すまでは存在意義があるけどさ。
キャラは全滅に賛成。

322 :320 :03/07/12 23:09 ID:QQPs7zsG
ふきだしの位置はもちろんk(r

323 :320:03/07/12 23:10 ID:QQPs7zsG
「えっ?」
突然真後ろら聞こえてきた声に驚き、藤崎が振り返るとそこにはもう一人の冨樫いて、藤崎のかたに手を乗せ、
「『爆弾魔』に気をつけろよ。」
そういって突如消えた。
藤崎があわてて振り返るともう冨樫一枚のカードを取り出していた。
冨樫「ハハハハハ、健闘を祈る!リターン・オン・・・」







藤崎「ボッ爆弾魔捕まえた。」
疲れきった藤崎が解除に成功したのは、ちょうどカウントが1000を切った頃だった。


324 :作者の都合により名無しです:03/07/12 23:11 ID:kevCaDhp
>319
ハオはもう死亡フラグたってるっぽいので余計な延命はマジ勘弁なんだが・・・まあこれから増えなければそれでいいといえばいいんだがね。
ただ前の人が書いた話強引に軌道修正するのは止めた方がいいんじゃない?さすがに失礼でしょ。

325 :作者の都合により名無しです:03/07/12 23:14 ID:EjF6MCVM
>>324
ま、リレー小説だからなあ・・・
マンガキャラは要らんけど。合わないし。

326 :『Y』援軍(>>289の続き):03/07/12 23:14 ID:4ehFPMIN
山崎「じゃあ、今度こそ行きますよ(^^)」
山崎の持つラミアスの剣が稲妻を帯びた。それを見てカムイが焦る。
カムイ「まずいっ!!」
とっさにロトの盾を取り出して防御する。山崎はかまわず、その光を解き放った。
山崎「ギガスラッシュ!!」
先程カムイが放った剣王震空呀の数倍はあるのかと思われるほどの衝撃と電撃が疾る。
回避不能のその技はカムイを直撃し、ロトの盾ごと彼を吹き飛ばした。
轟音は先ほどの比ではなかった。エニッ糞どころか、隣に浮いている空中闘技場の一部にまで振動が届いた。
カムイ「…………!」
カムイの悲鳴は振動にかき消されてしまう。手に持っていたロトの盾は粉々に砕けていた。
カムイ「……そんな……馬鹿な…………」
カムイは体を壁にめり込ませていた。
半径十メートルはあるのではないかと思われる背後のクレーターがその威力を物語る。
カムイ「まだ……覚醒していないはずなのに…………これほどの力が出せるとは……」
ひょっとしたら、もう覚醒しているのではないか。そんな絶望的な考えをカムイは即座に否定した。
カムイ(そんなはずはない……もしそうなら、ヤツの回りに『アレ』がいるはずだ)
『アレ』が出現した状況に比べれば、今の攻撃力の差など屁のようなものだ。
もし『アレ』が出現したりしたら――
カムイ(その前に倒さなければ全て終わる……だからこそ――今、私が諦めるわけにはいかないんだ!!)
カムイは体を前に倒しクレーターから抜け出た。ダメージは大きいがこの程度――
カムイ「ベホマ」
カムイの体が緑の光に包まれた。みるみるうちに傷が治って行く。
山崎「回復呪文まで使いこなすなんて、さすがはカムイ先生ですね(^^)
  でも、さっきの呪文連射のせいでもうMPが残り少ないんじゃないですか?」
当たっていた。まったく残っていないというわけではないが、
先程のように呪文を連射するなどという芸当ができるほどは残っていない。
だが――

327 :『Y』援軍:03/07/12 23:15 ID:4ehFPMIN
カムイ(まだ……切り札を使う程度のMPは残っている)
彼にはまだ策が残されていた。最強の合体魔法が――
しかし、それには大きな欠点もあった。
発動するのに、時間がかかりすぎるのだ。それまで相手が待ってくれるわけもなし。
カムイ(手詰り……か?)
しかし他に方法はない。彼は即座に呪文を詠唱し始めた。
山崎「まだなにかやるつもりですか?
  でも、もう終わりですよ(^^)」
山崎が再び剣に力を込め始めた。剣が再び稲妻を帯びる。
カムイ(やはり駄目だ――時間が足りなすぎる!!)
山崎「さよならです(^^)」
山崎が再び稲妻を放とうとした、しかしその刹那――

??「メラゾーマ・ベス!!」
山崎の体が、紅い炎の塊に包まれた。
あまりに突然のことに、唖然とするカムイ。
カムイ「メラゾーマ……? いや、それにしては威力がデカい」
??「当然よ。私のは特別製ですもの」
思わず声がした方を振り向くカムイ。そこにいたのは、一匹のドラゴスライムだった。
カムイ「モンスター……? なんでこんなところに……」
??「僕の、仲間ですよ」
今度は別の方向――背後の暗闇から声が聞こえた。
1人の男――竜王の杖を持った少年のような男1人が、更に二匹のモンスターを引き連れ歩いて来た。
天上に空いた穴から漏れる光がその顔を照らす。
カムイ「君は……何故君がここに――」
三匹のモンスターを引き連れた男。彼の名は、吉崎観音。かつて、エースに与しえなりと戦った男だった。

328 :作者の都合により名無しです:03/07/12 23:21 ID:4ehFPMIN
キャラがどうこうの話題になってるのでちょっとフォロー入れとく。
吉崎はモンスターマスターという職業なので、
彼の連れてるモンスター達は吉崎にとって仲間であると同時に技であると。
まあ、吉崎の分身みたいなものと思って下さい。

329 :高田vsサガの執筆者:03/07/12 23:22 ID:n417Qbus
>>319
正直、カンベンしてくれ(怒)
書いた話がほとんど無駄になったつーか、そもそもアンタ、サザンアイズ知らないだろ。
サガを雑魚扱いした事に腹立ったのか知らんけど、ここは漫画家が主体なんだからさー。
そこらへん、もうちょっとわきまえて欲しいと思った。
まあ、サガが逆転する余地を残しておいた俺も悪いんだけどさ。
こんなことになるなら、『見えない学校』に連行するところまで書いておけばよかった。
以上、愚痴。


330 :作者の都合により名無しです:03/07/12 23:27 ID:9wwLZDJQ
>325
うん、確かにリレー小説だから次の人が書きたいこと書いたらいいとは思うんだけど、自分の好きなキャラがへたれたからって他人の書いた話を無効化するようなことやってたら書き手としても気分が良くないんじゃないかあと思って。
やっぱもうちょっと他の書き手のこと考えてかいたほうがいいと思うんだよなあ・・・ああいうことされたほうは結構書く気うせると思うし。


331 :作者の都合により名無しです:03/07/12 23:29 ID:qgGIsdIt
>>324
軌道修正は済まないと思うが、前の話自体、
かなり活躍したキャラクターに対してあまりにひどい扱いだったからな。
一応、初めに考えていたセリフに付け足しして使徒の顔は立てた。
サガは最終的には死ぬキャラクターだとは思うけれど、
もう少し大物然としていてもらいたい。

332 :作者の都合により名無しです:03/07/12 23:33 ID:4ehFPMIN
その辺の議論はこっち↓
http://jbbs.shitaraba.com/comic/bbs/read.cgi?BBS=31&KEY=1057506770&LAST=100
でやろうよ

333 :作者の都合により名無しです:03/07/12 23:33 ID:qgGIsdIt
>>329
サザンアイズは何年か前に読むのを止めたけれど
20巻ぐらいは読んだことがある。
サガは試合ではかなり活躍していたし、今までの高田の扱いから
スレの流れで考えると簡単に倒せる相手ではないと思う。
>>330
へたれる方向に書くのも今までの扱いを無効化していると思うがどうか。

334 :作者の都合により名無しです:03/07/12 23:34 ID:qgGIsdIt
>>332
すみません。移動します。

335 :作者の都合により名無しです:03/07/12 23:38 ID:y/M4zsPj
>331
つーか結局自分の好きなキャラがへたれたのが嫌だから高田vsサガの執筆者さんが話の中で複線貼りまくってるのも無視して軌道修正した、とそういうことを主張してるのか?
大物でもへたれてる話は何回もあるだろーがよ・・・いやだなあ・・・俺も書き手だからやる気無くなるよこういうの・・一時期の板垣争奪戦を思い出しちまったよ。

336 :作者の都合により名無しです:03/07/12 23:41 ID:EjF6MCVM
流されて楽しむリレー小説スレですから・・・






それでも語りたいならしたらばで、ね。

337 :だいじょーぶ:03/07/12 23:44 ID:Bcn1XqNB
妖魔王先生がなんとかしてくれるよ(きっと)

とゆーわけで続きは>>332
ちなみにCブロックの試合形式の相談中です

338 :作者の都合により名無しです:03/07/12 23:48 ID:NWAOzLcp
まぁ、高田自体が結構大物を手玉に取ってる時期もあって
ハァ? って感じがしたこともあるが。

339 :作者の都合により名無しです:03/07/12 23:54 ID:EjF6MCVM
>>337
妖怪漫画読んだが、面白かった、何か。としかいいようがねえ。
虫語とかすげえなと。

340 :作者の都合により名無しです:03/07/13 00:59 ID:tnUURg4G
そろそろ次書こうかね。今の雰囲気を吹き飛ばすためにも。


341 :『Y』邂逅(>>327の続き):03/07/13 01:12 ID:64QutyXh
数カ月前――
エニックスを出て行こうとする吉崎観音。
彼に、先に出口で待っていたカムイが声をかけた。
カムイ「やはり行くのか? エースに……」
吉崎はカムイの前で足を止め、
吉崎「ええ。ケロロの連載もありますし、
  それにモンスターズ+が打ち切られた以上、ここにいる理由はないですから」
カムイ「そうか…………そうだな」
他に言葉が見つからないカムイ。吉崎は困ったように苦笑して、
吉崎「そんなに気にしないでください。
  最初からガンガンの看板レベルになれなければ打ち切りって決まってたんですから。
  僕の力不足だったんですよ」
カムイは何も答えない。吉崎はにこりと笑うと、エニックスを出て行った。
吉崎「お元気で、カムイ先生」
カムイ「君もな」
そしてエースに行った吉崎は、いろいろな方面のスパイとして活躍し、
数日前に、エースチームの一員としてえなり達と戦ったのだった。

342 :『Y』邂逅:03/07/13 01:12 ID:64QutyXh
カムイ「吉崎君……何故君がここに……?」
吉崎「…………今、いろいろ話してる暇はありませんよ、カムイ先生」
彼の視線はカムイに向いていなかった。その先の、炎に包まれた山崎に向けられている。
山崎は、やはりダメージを受けていなかった。炎の中で余裕の表情をしている。
山崎「今のはそっちの人の攻撃ですか?
  いやまいったな〜、ドラクエの漫画家が2人も集まっちゃうなんてさ。
  僕って人気者(^^)」
確かに。カムイは心の中で頷いた。今はヤツを倒すのが先決だ。
カムイは吉崎から遠く離れ、呪文を唱え始めた。
カムイ「吉崎君。細かいことは後回しだ。今はなんとしてもヤツを倒さねばならない。
   すまないが、十分程時間を稼いでくれ」
吉崎「十分ですね。分かりました」
吉崎は竜王の杖を山崎に向けた。同時に三匹のモンスターが臨戦体制に入る。
吉崎「その前に――カムイ先生、これだけは聞いてください」
杖を構えたまま、吉崎はカムイに話し掛けた。
吉崎「確かに僕は漫画を打ち切られエニックスを出ました。しかし――」
吉崎は、カムイの方を向いて笑った。
吉崎「ドラクエは好きなんです。これだけは、ずっと変わりません」
それだけで充分だった。
カムイの心に残った蟠りは消え失せた。全力で呪文の詠唱に入る。
吉崎「いいな皆、油断なんてするんじゃないぞ。
  全力であいつを、ぶっ倒せ!!」

343 :作者の都合により名無しです:03/07/13 01:27 ID:tnUURg4G
カムイかっこええ・・・

344 :作者の都合により名無しです:03/07/13 02:11 ID:01R7HEsd
あの二人出ないかなあ。
オレが殺しちゃったんだけどね。
実はファンだという。

あと、柴田亜美のとこワラタ。
まさかどきバグ方面に走るとは。

345 :忘れたころにやってくる:03/07/13 02:26 ID:tnUURg4G
空港。インフォメーションが流れる。
『・・・ソウル便到着です』
ソウルからの乗客が次々に降りてくる。
その中に、明らかに異彩を放つ者達がいた。

その二人は、韓国語で会話しているようだ。
「来るのが遅れちまったなあ、伊」
「仕方ないさ。連絡来たの昨日だし・・・シマモトには悪いと思うが」
「日本の漫画家達と闘うなんて、ワクワクするな!」
GXチームはとっくの昔に敗北しているのだが
「ああ、ところで・・・梁よ」
「なんだ?」
「場所はどこだ?」
「・・・・・よく読まなかったな・・・招待状」
「・・・・・ドタバタしてたから、置いてきてしまったな」

『新暗行御史』の伊仁完と梁慶一は、ただ途方に暮れるしかなかった。

流す気満々。他の方に任せます



346 :作者の都合により名無しです:03/07/13 02:26 ID:yRmXWR7W
カムイは何気に、美味しいとこ一人占めのキャラだなあ。
ギャグが主体のガンガンにあって、1人だけシリアスキャラを維持してるし。
登場初期に、三条・稲田コンビに殺されるんじゃないかとヒヤヒヤしてた頃がウソのようだ。

347 :作者の都合により名無しです:03/07/13 03:03 ID:1Y48TEFh
個人的には柴田亜美、どきバグノリで続けて欲しいが・・・
元ネタをどう説明していいものか分からんw

348 :大丈夫か久米田!?:03/07/13 03:34 ID:tnUURg4G
久米田はコソコソと研究所に戻った。
「誰もいないよな・・・?」
「あ〜れ、久米田先生何やってるっぺ?」
「うわっ!・・・何だ、お前か」
「お前なんてよしてくだせえ、やまもと、って呼んでくれぞなもし」
相変わらずウゼえ。ん?だが、こいつなら、使い勝手がいいか・・・
「やまもとかずや」
「うっわ〜〜!下の名前までつけてくれたっぺ〜〜うれす〜〜!!」
「(・・・この性格付け、失敗かなあ)・・・頼みたいことがある」
「なんだっぺ?『君、なにかいてたの?』って聞いてくれたらいいっぺ」


349 :大丈夫か久米田!?:03/07/13 03:35 ID:tnUURg4G
うっ・・・聞きたくねえ、しかし・・・しょうがねえ
「き・・君、何書いてたの?」
「『アイム ア フェイカー』だっぺ!ストリートバスケの醍醐味を詰め込んだ秀作だっぺよ!!」
大嘘だ!!しかし、ローマ字で書けないところも、また悲しくしょぼいな・・・
「じゃあ、これから俺がいうことを行ってくれ。ちなみにこの事を外部に漏らすのは禁ずる」
「なんでだっぺ?」
「とにかくいかんのだ!・・・まず、これを渡す」
「この機械なんだっぺ?おらあ機械わけわかんねえんだけども」
「蓋を取って、このボタンを押すだけだ!簡単だろう?」
「・・・機械って、信用できねえなあ。壊れても俺の責任じゃないっぺよね?」
こ〜〜〜の〜〜〜〜・・・ ア ナ ロ グ 人 間 が ! ! ! !
久米田は大人なので、表に怒りは出さなかった。
「・・ああ。で、その機械をもって、えなり達のところへと向かえ。そこで・・・」
「この新たに作った『魂収集機』を使うわけだ」
やまもとは、自分の手に握り締めているものを見、
「これだっぺ?」
「そう。で、どこで使うのかというと・・・」
「分かったっぺ!ゴミを吸い取るために使うんだべ?いんや〜〜久米田先生は出来た人だっぺ!」
・・・お前をゴミとして吸い取りたい。
「・・違うぞ。えなりの肩に向けて使うんだ」
「・・肩・・・?」
「お前は深く考えんでよろしい。行って来い」
「は〜い、一生懸命任務遂行するっぺ!!」
だだだだだっ・・・・やまもとは嬉々として走り去っていった。
「・・・・俺、やっぱり負け組だ」
久米田は、己のしでかした大きな失敗に気付き、元のネガティブ兄さんに戻ってしまった。

350 :作者の都合により名無しです:03/07/13 03:55 ID:FMiIALcf
☆貴方の見たい娘がいっぱいです☆
http://endou.kir.jp/yuminet/link.html

351 :作者の都合により名無しです:03/07/13 06:56 ID:paDWY9LK
サガが久米田研究所に戻ってみると、なにやら騒がしかった。
また久米田が新しい兵器でも作ったのか。それとも他に何かあるのか。
だが、サガは騒ぎに干渉する気にもなれず、地下への階段を通り過ぎる。
既に消火こそされていたものの、サガの目の前にはあだちに研究所を破壊された跡がまだ残っていた。
幾ばくも時間は過ぎていないのだからそれは当然とも言えたが。
自分の部屋があったはずの場所を見つけ、しばらくその瓦礫の上に立ち尽くす。
もともと何があるわけでもない。だから瓦礫のほかには見るべきものもなかったのだが。
空には夕闇が迫っていて、風に冷たいものが混じる。
サガはまだ目的を持っていたはずだった。
少なくとも、いくつかは。
だが、それすらも今は見失ってしまったように思える。
景色には彼が生を得てからの僅かな期間にそれでも見慣れた光景と、
破壊で様変わりしたことにより、大きく外観を変貌させた風景とが混在していた。
彼自身が立つその場所は、かつて自分と、自分と同じ境遇を持つ存在が住んでいた場所があった。
もちろん、もう誰も居ないということは分かっていたが。
(俺はとうに失くしてしまったと言うことか…ハオよ)
初めから何かを持っていたというわけではなかった。
だが、喪失したのだろう。
そしてもうそれは還って来ない。
サガはこの場所が既に自分の居るべき場所ではないことを唐突に自覚した。
それは、研究所だけではなく、矢吹の所有する飛空挺。いや、その先までも。
行わなければならないことも彼にはなかった。
いや、あると思い込んでいたが、既にそれは必要ではなくなっていた、というだけの話だが。

「これも、もう俺には必要のないものだな…」
そう言った次の瞬間、サガは自らの聖衣をはずす。
選ばれしものだけが身に纏うことが出来る、黄金聖衣。
それはあらゆる攻撃から彼を守っていてくれた。
だが、そういった強さも彼にはもう必要のないことだった。
夜を待たずにサガはいなくなった。
サガの部屋がかつてあった場所には、双子座の黄金聖衣が置かれていた。
少なくとも、このときから漫画家たちの間でサガの姿を見たものは誰も居なかった。

352 :やきう:03/07/13 08:12 ID:mSvkEZGt
渡辺「えなりチーム8番出てこーい。」
鳥山「おらのからだー。」富沢「かえせー。」
まだ喧嘩している。
渡辺「もう良い!8番はアウトで9番出てこい!」
水島「そりゃないやろ、もう少し待ったらどなんや。」
渡辺「うるさい!これは 
 バ ー リ ト ゥ ー ド ベ ー ス ボ ー ル
だろうが!俺のルールじゃ5分以内に出てこないんだったらアウトだ!」
一同「審判もバーリトゥードかよ!」
えなり「それじゃあしかたありませんね。」
しかたなく、バッターボックスへ向かうえなり。
水島「行くでぇ!」
バス、ボス、ガス。渡辺「アウトォ!」
えなり「しくしく。」
いじいじとベンチに戻っていくえなり。
渡辺「次!1番!」
宮下「男塾塾長!宮下あきら。いざ参る!」
鎧武者の格好をした宮下がバッターボックスへ向かった。

353 :やきう:03/07/13 08:40 ID:mSvkEZGt
水島「いくでー!」
水島が投げたボールは、宮下のバットに吸い込まれるように当たる。
水島「なんやてー!」
ボールは2塁−3塁線上の上をかすめるホームランコース!
水島「戸田!時間を止めて受け取れぇ!」
戸田「俺は空間は操れても、時間までは無理だぁ!」水島「なにぃー!」
戸田「だから。久しぶりに行くぜ。人間ワープ!」
戸田の姿が消え、ボールのすぐそばに表れる。
戸田「今度はミスらねえぜ。捕球のシェルブリット!」
戸田がボールを受け取り、地面に降りる。
渡辺「アウト!」宮下「ちっ、なかなかやりおるわい。」
宮下はそう言って、ベンチに戻る。

??「久しぶりですねえ!」
戸田「お前の役目は終わった。すぐ戻れ。」
戸田の横に表れた男に対して戸田がにべもなく言う。
??「しくしく。俺ってもしかしてエコーズと同じ立場?」
水島「そう言うことや。さっさと戻れ。」
??「なんか重要キャラとして表れたのに、何時の間にやら忘れ去られてる俺の立場は一体?」
島本「よくあることだ。」
??「しくしく。」
そう言って、ギャラン=ドゥはアルターを解除され、地面の砂に戻っていった。

6回裏。えなりチーム3アウトでチェンジ。

354 :エア・マスター中:03/07/13 09:14 ID:Hf5PrIlv
柴田ヨクサルは相変わらず目をつぶって歩いていた。
しかしその足取りはだんだんと安定していき、なんと目の前の障害物もあっさりと避け始めた。
柴田「(感覚が研ぎ澄まされていく・・・・)」
柴田「(空気すら・・・感じる・・・・・)」
だんだんと明敏になっていく感覚、それを感じながら柴田はふと足を止める。
柴田「(この気配、存在感・・・板垣はこっちだ)」
ついに板垣の存在を感知しだした柴田はその方角―今まで歩いていたのとは正反対の方に向けて歩き出した。


そのころ球場にて
ザワッ
板垣「獣臭?」
グラブを取り守備につこうとしていた板垣も又、自分を狙う誰かの気配を感じていた。
えなり「どうしたんですか?」
板垣「いや・・・なんでもねえよ」
そういって板垣はニヤリと笑った。
その笑みは獲物を待つ肉食獣のそれによくにていた。
板垣「(誰だかしらねえが面白い、待ってろよ)」
渡辺「こら!早く守備位地につけ!」
板垣「ちっ・・・わかったよ。(まあ・・・とりあぜずは目の前の野球だな)」

7回表。チャンピオンチームの攻撃開始。



355 :では、高田のフォローをば:03/07/13 09:20 ID:yRmXWR7W
崩壊した久米田研究所。
その場に惚けたように立ち尽くす黄金聖闘士・サガ。
やがて、男は自らの象徴とも言える聖衣を脱ぎ捨て、何処へと去って行った。
そして、その一部始終を影から見ている男がいた。
??「フン、人形が感傷とは笑わせる。そんな事だから、何が真実かも見えんか」
真紅の瞳に強烈な闘気をたぎらせる男は、まぎれもなく高田祐三!
高田「人とは『己が見たいものを見る』ものだ……
   自らが葬った相手が幻術である事も見抜けぬとはな……笑止」
??「それはお互い様だろう、『龍皇』よ」
高田「ヌ!?」
高田が振り返ると、そこにはいつの間にか、男がひとり立っていた。
いや、果たしてそれを男と…人間とさえ…呼べるかどうか。
それは異様な風貌をしていた。形容するなら、現行人類と爬虫類の合の子。
その全身をくまなく覆うのは、皮膚ではなく、鎧のごとき鱗であった。
鱗は、その者の顔面までをもくまなく覆い尽している。
まるで龍のような、人間離れした怪異な生物は、牙を打ち鳴らしながら、言う。
??「お前は本来、幻術はあまり好まぬはず……
   それを使うとはそれだけ追い詰められていたという証だろう?」
高田「フン、記憶がなかったとはいえ、本来の主に牙を剥くような間抜けには言われたくないものだな、『邪竜 雅之』よ」
謎の怪人は、かつて『田口・ザ・ロワイアル』と呼ばれた男の使徒としての本来の姿であった。
田口「ならば、間が抜けているのはお互い様ということか。
   だが、思いの外興味深いヤツではあったな。
   実力は遥かに勝るはずのお前を、あそこまで追い詰めるとは」
高田「ヤツが幻術の類いの専門家なのを、失念していたのもあるがな……
   それよりも、ヤツには他の人形共とは違う……何か信念のようなものを感じた」
しばらくなにか考えた末に、『邪竜 雅之』は言った。
田口「芸術…例えば絵画などには…贋作であっても、何年も他人の目を騙し続けたものがある。
   なぜか?それは、その贋作にもまた、魂が宿っていたからだ。
   オリジナルには及ばなくとも、その手の贋作は限りなく本物に近い輝きを発する事がある
   そういうことだ」


356 :作者の都合により名無しです:03/07/13 13:22 ID:lBNStO1V
薄笑いを浮かべたまま動かなくなった富樫のコピーを見つめながら
藤崎は呼吸を整えていた。

藤崎「う〜、ひどい目にあった。
   『空間移動』と『千里眼』が無かったらお陀仏だ・・・!?」

ここで彼はあることに気づいた。
『空間移動』と『千里眼』。
いずれも富樫の前で披露した能力だった。

藤崎「そうか・・・そういう性格だったな」
懐から1冊の本を取り出しながら彼はつぶやいた。

『退屈しのぎのためなら他人の迷惑なんて屁とも思わないろくでなし』
『命に危害を加えるようなイタズラはしない』

思えば先ほどの会話もしゃべっていたのは自分ばかり。
退屈しのぎの為の情報収集だったのだろう。
『爆弾魔』もただのハッタリだったのかもしれない。

藤崎「『やつは必ずその少し斜め上をいく』・・・か」

彼は『レベルE』を懐に戻しながら、ため息混じりにそうつぶやいた。

357 :作者の都合により名無しです:03/07/13 15:17 ID:lBNStO1V
藤崎は己が頭脳派と自負していた。
と同時にそれになりきれない甘さも自覚していた。
どこかで人間を信じたがっている甘さ。

それに加え、富樫に対する敬愛のような感情も持っていた。
同じジャンプ暗黒時代をささえた作家同士。
編集部にバトル路線を強いられながらも、
どこかに頭脳戦と毒の要素を盛り込まねばすまない気質。
多くの共通点を持ちながらも、
富樫は藤崎のななめうえを行き、
結果、藤崎はジャンプでも2番手のポジションに甘んじていた。

共感と少しの嫉妬。
そういった感情がどこかで油断につながっていたのだろう。

藤崎「まあいいか。富樫ファイルはあるべきところへ渡したし。
   私は私のできることをやろう。
   そろそろ彼女は彼に伝えているかな。矢吹から自由になる方法を」

この先に控えている大きな騒乱。
それぞれの漫画家が己の力を振り絞り、己を表現するために戦うだろう。
戦う姿は気高く美しい
そう藤崎は思う。戦う理由はどうでも良かった。
だが今、己の思うままに動けないものたちもいる。
それが己の能力の盗用により引き起こされているのは我慢がならなかった。

藤崎「いずれにせよ決勝前夜までひと休みだな。」

懐から取り出した『大吟醸「豊満」』と書かれた桃をかじりながら
彼はつぶやいた。

358 :帰ってきた馬鹿大将:03/07/13 15:54 ID:h/11eTMq
    ふぃよよよよん(効果音)
妙な音と共に現代世界へ帰ってきた男。にわのまことと、
ドサクサに行動を共にしている変態レオタード男・安永である。

「いやー、酒盛りの酒が切れてボクが買いに行ってる間に、
川原センセがいなくなっちゃっていろいろ捜しに行ってたら、
車田センセに捕まって一緒に移動してる最中Aブロックの試合を見て、
車田センセ寝込んじゃったから付き添いしてたら観客がパニック起こして、
救護した後に原先生とあんど先生の試合を見守ってる内に恐竜時代に飛んで、
おふたり置いてこっち帰ってきたら結局先生たち帰って来れなくて、
なんかボクっていわゆるトラブルメーカーかなとか思ったりーあっはっは」

などと一息に説明セリフを言いながら、改めて酒を買い込み、
よーーーやっと辿り着いたCブロックの控え室に入る。
「いよーぅ!にわの・ザ・ゴージャス・まこリンただいま帰参致しましー・・・ってあれ?」

そこは、既に酒盛り場ではなかった。

「いよぉ、にわの遅かったな」
裏御伽チームリーダー・本宮ひろ志の全身には、くまなく治療用の包帯が巻かれていた。

隣には苦悶の表情でわき腹を押さえているが、けなげに本宮に消毒を塗る澤井哲夫。

そして新メンバーとおぼしき青年(乙一)。壁際で腕を組んで立つ覆面の男(岡村賢二)。

瞑想に入って霊力を高めている岡野剛。岡野の傍らには、彼の守護霊・真倉翔が、
ヤンキー座りで虚空にメンチ切っている。

川原は、帰っていないようだった。

それにしてもこの部屋中の≪殺気≫はいったい・・・?
「・・・本宮先生・・・いったい、ボクがいないうちに何が・・・?」

359 :帰ってきた馬鹿大将:03/07/13 16:06 ID:h/11eTMq
そしてにわのはここに来て初めて、
【クリード・アイランド三つ巴バトル】を知るのだった。
そこまでに到った経緯――チーム・タフの胎動――と共に。

にわのは深いため息をつく。そして、
「・・・へんっ!バカバカしいモン!力のある漫画家同士が、
こーんなトーナメントなんかで潰し合い・・・【死合(しあい)】なんかして、
いったいどーするっちゅーねん。あーやだやだ!まこリンすねちゃう」
などと悪態をついて、買ってきた酒をあおりだす。
酒豪の彼にとっては、そこいらの酒など水代わりなのだ。
彼を酔わせられる酒は、腰に下げたとっくり酒≪どぶろく36≫だけなのだ。

所在なげに周りにあいさつをする安永をよそに、
にわのはパイプ椅子に座り何やら考え出してしまう。

(・・・ボクは見てしまったんだ。トーナメント終了後の“あれ”を。
あの歴史がそのまま起こってしまっては・・・ボクらは・・・ダメなんだ!
とにかくあの瞬間までは、ボクは生き延びなければならない!!
みんなを・・・ボクらの仲間たちを、“あんなの”に殺されたくはない。
闘わなきゃ・・・そして、歴史を変えなくちゃ・・・・・・勝たなくちゃ!!)

穢れを知らないかのような、にわのの透き通った茶色の瞳が愁いを帯び、
そこに決意の光を宿す。それは不退転の意思であった。

「あ、でもギャグネタはやめないからそこんとこヨロシク☆」
「誰にゆーとるとですか、あんた」安永のツッコミが入った。

360 :作者の都合により名無しです:03/07/13 16:11 ID:h/11eTMq
そしてCブロックの試合が近い訳ですが。
早くルール整備ができるといいですな〜↓

冨樫の遺産について語るスレ
http://jbbs.shitaraba.com/comic/bbs/read.cgi?BBS=31&KEY=1057506770

361 :作者の都合により名無しです:03/07/13 18:15 ID:vO/5Wi2D
>>359
もしかして、安永も裏御伽入りですか?

362 :作者の都合により名無しです:03/07/13 19:08 ID:h/11eTMq
いえ彼はただの冷やかし
審判に回ってもいいけど

363 :作者の都合により名無しです:03/07/13 20:23 ID:uahK+nbV
>>362
そうなると、Aブロック の悪夢の再来…
それも、また良しかw

364 :355のつづき:03/07/13 23:12 ID:yRmXWR7W
高田「なるほど…な。どうやら、互いに相手を侮っていたということか」
呟くと、高田が喉を鳴らして笑った。
高田「ククク……オモシロイな。気に入ったぞ、あの男」
田口「……どうするつもりだ?」
高田「知れた事。今度は、互いに本気で闘うまでよ」
そう言って、高田はサガを追い掛けようとする。
だが、そこへ後ろから声がかかった。
??「無駄な事は止めときな。獅子が…いや、龍が兎を喰い殺すような真似はさ」
高田は振り向いて、声の主を確かめると、ややゲンナリしたような顔になった。
高田「お前まで来ていたのか……」
声の主は、一見すると女子高生としか思えなかった。
ブレザーの制服姿に、茶色の髪。パッと見、なかなかの美少女だ。
だが、高田と田口は知っていた。それが、あくまで見せ掛けの姿である事を。
高田「十二使徒のひとり……『無貌 恭弘』。
   お前がなぜここにいるかはいいが……聞き捨てならん事を言ったな。
   あの男……サガを侮辱する事は俺が許さん。ヤツは、この俺が好敵手と認めた男だ」
真紅の瞳が、燃えるような輝きを発する。
それに対し、『無貌 恭弘』は慌てて手を横に振りながら、言った。
叶「い…いや、そんなマジになんなよ。そういう意味で言ったんじゃねえ。
  ただ、あのサガには、もう闘う意志はないし、聖衣も纏っていない。
  聖衣を纏ってない聖闘士がほとんど力を発揮できない事くらい知ってるだろ?」
見た目は可愛いらしいが、その口調は紛れもなく、男のそれだ。
高田「むう…」
叶「もっとも……どのみちサガには、時間なんてなかったんだけどな」
高田「? どういうことだ?」
すると、『無貌 恭弘』がおもむろに言った。
叶「そのままの意味さ。ヤツら…人造生命には『活動限界』がある。
  そして、サガのそれは……もう尽きている」


365 :作者の都合により名無しです:03/07/13 23:20 ID:AlBKEGcF
聖「聖です、言い忘れていた事がありましてお話を…」
 相変わらず女性に変身したままの聖悠紀が戻ると、山のような書類に囲まれた
 矢吹が死にそうな目で彼?を見つめる。
矢吹「…ああ。」
 それを不思議そうに見つめ返すと矢吹はウンザリといった感じで答える。
矢吹「Aブロックの審判に秘書を送ったら仕事が溜まっちまったんだよ。」
聖「では私が代わりにAブロックに行きましょう。」
矢吹「雑務を押し付けて済まんな」
 聖はそのまま立ち去ろうとしたが思い出したのかの様に立ち止まる。
聖「うっかり忘れる所でした…これを」
 聖は何かを放り投げ矢吹はそれをろくに見ずに受け取った。
矢吹「何だこの回りに目と口の付いた気味悪い石は?…いや待て…これは!」
聖「今の力では足りないと感じた時、力を渇望した時に必要になるでしょう。」
矢吹「ふざけるな!!神など…」
聖「貴方はゴットハンドにはなれない。ゆえに神を盲信する者にはならない
  私は…神を『利用』しなさいと言っているのです。」
 そう言われ矢吹は驚愕する。
矢吹「…」
聖「そうですね…決勝戦が終わるまでには決断を。
  後『それ』に餌も忘れずに与えて下さいね。」
 聖は矢吹の答えも待たず、そのまま部屋を出た。
聖(さて、矢吹さんの器がどのくらいの物か見極めさせてもらいましょう。)

その頃えなりチームのベンチでは残された身体と手紙を見て例の2人が固まっていた。
手紙『用事ができたのでしばらく席を外します。身体の所有権を得た方は
   私が戻るまでの応援も頼みます。(守備の時は結構です)
                   追伸 身体は女性に変えて(ry』
鳥山「…」
富沢「…俺の」
チアガールの服も勝手に着せてあった。富沢は 泣いた。(田口トモロヲ風)

366 :作者の都合により名無しです:03/07/13 23:27 ID:AlBKEGcF
イブに文句あったらならその場で言ってくれ…という訳で退場!
チョイ役なんだから見逃してくれよ何て言いませんよ。ええ。
後イブ軍団出したのは俺じゃないぞと言っておく。

367 :作者の都合により名無しです:03/07/13 23:35 ID:yRmXWR7W
高田「『活動限界』だと?なんだ、それは?」
叶「ヤツら…人造生命を造った、木城という男があらかじめ仕組んでおいた機能さ。
  ある目的を果たすか、一定の活動限界時間を超えると、ヤツらの『魂』と呼ぶべきものは消滅する。
  『魂』がなくなった後の肉体は、クローニングされた仮染めの物だから、
  すぐに塵となって跡形もなく消え去る。いわば、自然の摂理に逆らった罰ってとこだな」
その一言は、高田に少なからぬショックを与えていた。
高田という男、策を弄しはするが、根の部分では武人の気質を持っている。
それゆえ、せっかくの好敵手を失ったことに一抹のやり切れなさを感じていた。
高田「そうか……惜しい男だったが。だが、分からぬ。
   それならなぜ、妖魔王様はそのような欠陥を抱えた者をわざわざ?」
高田の疑問に、『無貌 恭弘』がわざとらしい溜息をついた。
叶「『龍皇』さんよー。アンタ、妖魔王様の話、よく聞いてなかったろ?
  妖魔王様は、『黄金聖闘士が三人必要』と言ったんだ。
  それがサガのことだとは、一言も言ってない。要は、コイツを纏えれば誰でもいいのさ」
そう言うと、『無貌 恭弘』は、背中に背負っていた箱を下ろした。
高田「それは、サガが脱ぎ捨てていった、『双子座の黄金聖衣』か。
   よくこんなにあっさりと取ってこれたものだな」
叶「そんなの俺にかかれば、朝飯前だよ。俺の能力、忘れたのか?」
そう言うと、『無貌 恭弘』が、自分の顔を軽くなでた。
すると、次の瞬間には、その顔がサガそっくりになっている。
さらに、顔に触れると、高田→田口、と様々に変化していく。
叶「俺が『無貌』……『顔ナシ』と呼ばれる所以さ。おかげで、誰にも怪しまれなかったよ。
  もっとも、俺もちょっとは暴れたかったんだけどなー」
ぼやくと、叶がいきなり回し蹴りを繰り出した。
空気がこげついたかと思うほどの迅さだ。高田と田口でさえ、完全には見切れなかった。
喰えないヤツだ……と、高田と田口は思った。


368 :作者の都合により名無しです:03/07/13 23:38 ID:yRmXWR7W
叶「それじゃ、とりあえず取るものは取ったし、一旦帰ろうよ。話の続きは、帰ってから。
  またいらない邪魔がはいったりすると、面倒くさいしね。じゃ、高田さん」
叶が合図すると、高田が頷いた。
高田「ああ、分かった。それでは、俺の呪的命綱(スペルライン)で、一気に『見えない学校』に帰還するぞ」
瞬間、高田・田口・叶の三人は、その場から跡形もなく消え去り、わずかの間も置かずに『見えない学校』に到着した。

叶「ふう、久々の我が家だー。じゃあ、俺は、こいつを妖魔王様に届けてくるよ」
そう言うと、叶は、高田と田口の2人を校門に残し、ひとり階上へと向かった。

369 :作者の都合により名無しです:03/07/13 23:45 ID:yRmXWR7W
>>366
あー、すんません、イブに関してはちょっとだけ待ってくれません?
実は、劇的な最期を考えついたんで。もちろん、派手に動いたりするワケではないので。

370 :作者の都合により名無しです:03/07/13 23:52 ID:AlBKEGcF
じゃ聖が絶対にたどり着かないようにするので宜しく

371 :作者の都合により名無しです:03/07/14 00:00 ID:CMke0W4Z
>369
普通に審判の役目終えて退場させりゃいいじゃんかよ

372 :参炉里 ――到着――:03/07/14 00:02 ID:lSU7HiaG
「おい!」
島袋が怒鳴る。その相手は、小野。
「なんだよ」
「また得意の省略か!?飛空挺着いてんじゃねえか!!」
彼らは、既に矢吹の飛空挺に到着していた。
「その間、これといって事件もなかったし」
「じゃあ・・・こいつらはなんだよ!!?」
島袋が指差した先には、伊仁完と梁慶一がいた。
「空港で困っていたからな。仲間として放ってはおけない」
小野は、二人と同じ雑誌で描いていた。違う国に住むものとはいえ、仲間に変わりは無い。
『オノ、ありがとう。俺たちはここで・・・』
『正直どうなるかと思ったが・・・感謝する』
「ああ、気をつけろよ。いつ戦いに巻き込まれるか分からんからな」
『分かっているさ・・・』
小野と伊・梁は熱い握手を交わした。二人は去っていった。


373 :参炉里 ――到着――:03/07/14 00:02 ID:lSU7HiaG
「さて、俺達も、目標に向けて進まなければな」
小野は万乗と島袋、そして自分に向けて言った。
「ちょっと待て、まだ俺はお前の目的を詳しく知らないぞ。いい加減教えろよ」
「『萌える世界』・・・」
「・・・何?」
なんだ?そのヘンタイ臭のする名前は。
「世界は炉里に包まれる。そこは我等のエルドラド」
「・・・どうやってそんな世界作るつもりだ?」
「武井・万乗・そして俺の三人・・・『参炉里魂』が望むことによって作られる」
凄い・・・
「島袋」
「なんだ・・・?」
「俺はお前に世界の半分をくれてやる、といったな」
「ああ」
「世界の半分を、女子高生にしてやろう」
「・・・お前、相当大物だぜ」
俺は、小野に付いて行こう・・・たとえ、地の果てまででも

「武井は野球場にいるらしい。そこにいき、『萌える世界』構築だ・・・!!」

(・・風の吹くまま、気の向くまま)
万乗は、最後にシメた。

374 :作者の都合により名無しです:03/07/14 01:09 ID:FC8+4zca
>371
終わらせると言っている人に対して何でそんな文句を言ってるんだ?

375 :情報王 福本と参炉里魂:03/07/14 01:59 ID:lSU7HiaG
武井はいなかった。
「はやっ!!」
「野球場の様子を見てきたが、武井のいる気配は無かったな」
「ってことは、どこにいるんだ?てか、お前が獲ってきた情報ガセだったんじゃ?」
「いや、信頼できる筋からの情報だ。あの方御用達のサイトだからな」
「あの方?」
「ああ。日本の全てを知り尽くしているといっても過言ではない情報王・・・福本伸行」
「えっ!!すげーじゃんそれ!!」
後ろから、只者では無い、そんなオーラを漂わせた男が寄ってきた。

「お困りですか?」
「あっ!あなたは・・・!!」
「誰だよ小野?知り合いか?」
「お前、この方こそ・・・」
「福本です。以後、お見知りおきを・・・」
「えっ・・・ええ〜〜〜っ!!!」


376 :情報王 福本と参炉里魂:03/07/14 01:59 ID:lSU7HiaG
「武井は戦艦ヤマトに!?」
「ああ。確かな情報だ・・・しかも」
「しかも?」
福本は、いかにも神妙な顔つきで
「殺されかけているらしい。こちらはまだ確実ではないが・・・」
「!!!」
小野の表情が変わった。

「いくぞ万乗島袋!秘技異常性愛ワープ!!」
シュウウン!!小野周辺の空間が、ぐにゃりと曲がる。
「いやお前なんだその技!!?じゃあさいしょっから・・・」
ブウンンッ!!空間が閉じたあと、そこには福本しかいなかった。
福本の表情が、豹変する。
「クククク・・・・潰し合え、ゴミども・・・この世は所詮、魑魅魍魎・・・
 信じた奴、愚かな愚民・・・俺の愛する餌なのよ・・・ロリロリロリロリ・・・」
この男、何が目的なのか・・・
かくして、参炉里の面々は戦艦ヤマトに遂に到着したのであった。


377 :作者の都合により名無しです:03/07/14 02:02 ID:fXG60icv
野球ルールで行われたDブロック決勝も、7回表。いよいよ終盤戦である。
えなりチームは各々、守備につき、王者チームの攻撃を迎え撃つ。
そんな中、レフトの守備についていた岡田が、王者ベンチをちら見しながら、ほくそ笑む。
その頭の中では、腹黒い謀略が渦を巻いていた。

先程は、少々ムチャをしてしまったな。よもや、『神移』まで見せる事態になろうとは。
まあいい。怪我自体は、荒木の『クレイジーダイアモンド』で完治した。
あれくらいはやっておけば、もはや俺を疑う者はいないだろう。
いや、そうでなければ、これからの行動に支障が出る。
俺が、えなりチームに属している目的は2つ。
ひとつは、板垣一一『三闘神』夢枕の肉体一一の完全覚醒を促進させる事。
すでにひとつめの目的は達した。
これから、闘う度に、板垣はその能力を徐々に解除していくだろう。

そして、ふたつめ一一こちらが実は本命だ。
水島新司一一ヤツは恐るべき男だ。
あの『野球の場を支配する』能力!
それはつまり、『野球が出来る条件さえ整えば』使用する事が可能ということだ。
もし、この能力が、ゴッドハンドに向けられたら……実に厄介な事態となる。
まともにぶつかれば、横山様でさえ苦戦を強いられよう。
無論、俺ごときが太刀打ちできるはずもない。
しかし、それは水島が万全ならば……の話だ。ヤツはもう高齢だ。
これだけの闘いをすれば、到底無事ではすむまい。おそらく、闘う力など残ってはいないだろう。
その状態の水島ならば、この俺でも十分に倒せる。
そう、俺の真なる目的。それは一一

  水   島   新   司   暗   殺  ! ! !

378 :作者の都合により名無しです:03/07/14 02:12 ID:fXG60icv
岡田の思考はつづく。

…といっても、試合中はまずかろう。
先程も、水島に向けて殺すつもりで攻撃したが、あっさり受け止められた。
おそらく、試合中にスキを見せる事はあるまい。
だから狙うのは、試合終了直後。ひとりになった瞬間を襲うのが望ましい。
誰にも、暗殺が起こった事さえ気取らせずに、ヤツを殺す。
それにヤツは、チャンピオンの支柱でもある。その点でも、殺す価値は十分だ。
だから、この試合に限っては、まだ猫をかぶっていた方がよさそうだ……

そこで、岡田は思考を中段し、再び試合へと集中を向け始めた。

379 :作者の都合により名無しです:03/07/14 02:31 ID:lSU7HiaG
安西は、吹っ切れた様子で、Bブロック控え室にいた。
(藤田さん、俺、頑張ります・・・)
「・・・ねえ?」
「ん・・・?」
安西の背後に、いつ来たのか、金田一がいた。
(こいつ、気配読めねえな・・・)
「なんだい?」
「・・・・・・」
「お〜い」
金田一は、なかなか言い出しにくそうにモジモジしている。
「・・・彼女とか、いる?」
「はああっ?」
何とも間の抜けた質問だと、安西は思った。
「いねえよ、そんなの。てか今はそれどこじゃ・・・ってあれ?」
もう金田一はいなかった。
「・・・なんなんだよ、もう」
(そう、いないのね・・・)
少し遠くの部屋にワープしていた金田一は、心なし嬉しそうな表情に見えた。



380 :俺今日これで終わり(一杯書いた・・):03/07/14 02:58 ID:lSU7HiaG
どこぞの山奥・・・
荒い息が、山に響く。はあっ、はあっ、
「ああっ、ちくしょう!なんだ、この武器は・・・」
貞本は、桜玉吉に作ってもらった武器を試していた。
「全然破壊力ねえじゃん・・・くうっ!やっぱ無理言ってグングニルを・・・いてえっ!!」
突如頭に激痛が走る。頭に・・・大量の情報を流し込まれる嫌悪感も伴っていた。
「アアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!」
山の林を転げ回る貞本。しかし、いきなり止まった。
「・・・そういうことかよ」
そういうと貞本は、体からエネルギーを発散させた!
そう、この武器は、いわゆる打撃ダメージはさほどない。
しかし、己のエネルギーを留め、増幅させる媒体としては、世界最高といっていい武器だったのだ!
桜玉吉は、やはり世界最高の鍛冶屋だったのである。
「これは・・・いままでの俺の力では、無い」
ズドオオオオッッ!!!貞本はエネルギーを最大限に高めた。
「放出!!!!」
ガガ〜〜〜ンッ!!!!!!!ジャリジャリジャリジャリ・・・山が、消えた。

次の日
「玉吉さん、ありがとう。あんたはやっぱり世界最高だった」
「ふんっ、当然よ!何十年この仕事やってると思ってんだ。俺くらいになると
 見た瞬間に客の特徴を見抜き、それに合った道具を作るんだ!!」
「感謝してますホント」
「ところで・・・」
「ん?」
「昨日ウチの近くの山が消えたんだが・・・」
「またお会いしましょう」
めんどいことにならんうちに、貞本は逃げ出した。

「貞本・・・頑張れよ」
    請 求 書 、 送 ら せ て も ら う か ら な

381 :作者の都合により名無しです:03/07/14 03:23 ID:hbullWS3
オチュ

382 :『Y』反撃(>>342の続き):03/07/14 03:56 ID:9TgIsmEl
カムイ「さあ、始めるか」
カムイはその場に座り込んで、精神を集中させた。
すると、地面に2メートルほどの大きさの五芒星があらわれる。
カムイ「まずは……メラゾーマ」
メラ系最強呪文を唱え、それを可能な限り圧縮した。
カムイ「よし」
カムイはそう言うと、それを五芒星の一角に飛ばす。
硬球ほどの大きさになった火球は、ちょうど星の角の部分で停止した。
うまくいったようだ。カムイは大きく息を吐いた。
この合体呪文はコントロールが難しい、それを短い時間でやらなければならないのだ。
カムイの精神はぎりぎりのところで彼にそれを成し遂げさせていた。
カムイ「……時間がない、早く次を――」
休みたいという心を押さえながら、彼はギラ系最強呪文の詠唱を始めた。


山崎「あなた、吉崎って言うんですか?」
山崎は軽い口調で、三種類のスライム系モンスターの向こうにいる吉崎に話し掛けた。
吉崎は得に表情を変えず、
吉崎「……それがどうかしたかい?」
彼が答えると、山崎はクックッ、と面白そうに笑った。
山崎「いえちょっと……山崎と吉崎……なんか響きが似てると思いませんか(^^)?」
吉崎「それは、ぜんぜん嬉しくないなぁ」
言って、彼も同様に笑い出した。だが彼の笑いには、明らかに山崎に対する棘が含まれていたが。
山崎「さて……おしゃべりはこれくらいにして。
  そろそろ始めましょうか(^^)」
山崎は先程カムイに向けたような殺気を放った。スライム達が威圧感を感じて震えだす。
吉崎「大丈夫だ! 向こうがいくら強くても、相手はたったの1人! こっちは三だ!!
  それに勝つ必要はないんだ、十分時間を稼ぐ、それだけでいいんだ!!」
吉崎の激励で、三匹の顔色が変わった。
多少恐怖を感じているものの、自信のようなものが彼等を包んだ。
吉崎「よぉし!! スラお! ドラム! ブーキ−!!
  ガンガン、行けぇーーーーーー!!」

383 :『Y』反撃:03/07/14 03:57 ID:9TgIsmEl
ドラム「もう一回くらいなさい、メラゾーマ・ベス!!」
ドラゴスライムが通常よりも威力が高いメラゾーマで再び攻撃する。
しかし、この程度ならダメージにならぬと判断したのか、山崎はそれを避けなかった。
直撃し、炎に包まれる。
山崎「駄目だよ、効かないって分かってるだろ(^^)」
スラお「決めつけんじゃねーよコラ」
いつのまにかスライムが山崎の間合いに入り込んでいた。小さくて気付かなかったようだ。
スライムの体が発行し――
スラお「ベギラマ!!」
閃光が山崎を直撃した。ちょくぜんに喰らったメラゾーマの効果と相乗され、
一瞬だが合体呪文に近い破壊力を発揮した。
その威力に、山崎が体のバランスを崩す――
吉崎「今だ、ブーキ−!!」
ブーキ−「ブフゥ〜〜〜〜〜〜ッ!!」
三匹の中で一番体格の大きいぶちキングが山崎に向かって突っ込んで行った。
かいしんのいちげき――
体制が崩れていた状態でたいあたりが直撃した山崎。
その衝撃で吹っ飛んで行き、背中から壁に激突した。そして地面に前のめりに倒れる。
吉崎「やったぜ!!」
ガッツポーズをとる吉崎、三匹のスライム達も各々の体を跳ねさせたりして喜びを表現した。
スラお「なんでぇ、大したことねえじゃねえか」
ブーキ−「でもぉ、まだ倒したわけじゃないブフ〜」
ドラム「そうねぇ、早くトドメをさした方がいいかもねぇ」
余裕が出て思わず談笑してしまう三匹。しかし――
吉崎「ばかっ、油断するなって言っただろ! 見ろ!!」
吉崎が山崎に向かって指をさす。山崎は――
山崎「……地面に倒れちゃったせいでホコリまみれになっちゃったよ。汚いなぁ」
三匹は絶句した。山崎は平然とした顔で服についた汚れをはらっている。
スラお「嘘だろ……無傷かよ!?」
吉崎「カムイさんの総攻撃に耐えたようなやつだ……
  このくらいじゃあ、やっぱりダメか……」

384 :『Y』反撃:03/07/14 03:59 ID:9TgIsmEl
山崎「じゃ、僕の番だね(^^)」
山崎はそれだけ言うと、技を放った。
山崎「ギガスラッシュ!!」
雷が三匹を薙ぎ払う。突然襲い掛かった雷撃に、三匹はなす術もなく巻き込まれた。
スラお「うおッ!!」
ドラム「きゃあああッ!!」
ブーキ−「ブフゥ〜〜〜ッ!!」
三匹の姿は光の中に見えなくなった。
吉崎「スラお! ドラム! ブーキ−!!」
彼の呼び声は爆音にかき消された。恐らく三匹の耳には届いていないだろう。
音が止み、爆煙が去った後――
三匹の中で、生き残ったのはスラおただ1人だった。
吉崎「ドラム! ブーキ−!!」
近付いて抱き上げるが、その時にはすでに息を引き取っていた。
吉崎「そんな……一撃なんて…………」
スラお「生き残ったのは……オイラ一匹か……」
吉崎「スラお! 大丈夫なのか!?」
スラお「大丈夫……なわけねぇだろ。
   へへ……でもなんとか生きてるぜ」
山崎「へぇ、スライムが生き残りましたか。
  意外ですね、スライムっていえば一番弱いモンスターの代名詞なのに(^^)」
生きていたスラおを見て、山崎が感嘆の声をあげる。
吉崎はそんな山崎を睨付け、凄みを効かせた声で言った。
吉崎「…………スラお、ドラムとブーキ−の仇、絶対に討つぞ」

カムイ「イオナズン……」
その時カムイは、三つ目の呪文をコントロールしていた。

385 :作者の都合により名無しです:03/07/14 15:15 ID:Xbz4iHJZ
水島「まっさか持ち球が『親父球』1つだけってことはないよなぁ〜」
7回表、鈴木ダイが打席についたとき、唐突に水島の野次が始まった。
それまでにも1塁側チャンピオン観客席、3塁側えなり観客席からさんざん罵倒が飛んでいたのだが、
はじめて選手からの、しかも水島の野次が飛んだともなると、球場の雰囲気が異質になるのは免れない。
水島「あの『ジョジョ』の作者がそんなひねりのない投球するはずがなぁ〜」
岡田「笑止。あの荒木がチャチな挑発に乗るはずが・・・」
荒木「上っ等だビチグソがぁー!!」
えなり「乗ってるー!?」
荒木「この荒木飛呂彦はなぁぁぁぁ、相手の全力を余裕ブッこいて全否定すんのが大好きなんだぁぁ!」
えなり「しかもキレてる!?」
荒木「全球ストレート、その信念は曲げない。」
えなり「おさまった?」
荒木「ど真ん中ストレートがどれだけ変幻自在なものか小便漏らしながら後悔しろこのタコスケェェェッ!」
えなり「やっぱ駄目だぁっ!」
鈴木「クスクス・・・」
隠し球は、多いに越したことは無い。
鈴木ダイは、そのことをよく知っていた。
わざわざ挑発に乗り球種を晒すことは無策以外の何物でもない。
荒木はおそらく何か仕掛けのある直球を投げるだろう。
しかし投げたところで完全に意表をつくことは出来ない。
魔球を投げると宣言した時点で、打者には『覚悟』が生じるからだ。
その覚悟を持った上で、更に荒木の上を行けばいい。
荒木「魔球『工作員』」
ほら、魔球だ。ここは大和田がだまされたA-D.O.G.S、ニシキの幻惑能力で、
ライト前に転がってるように見せかけて・・・ってええぇっ!?
荒木が投げた。と同時に走り出した!

386 :作者の都合により名無しです:03/07/14 16:03 ID:Xbz4iHJZ
――何故だっ!何故走り出した!――
――『工作員』とは荒木のことかっ!――思考を安定させろ俺!――
超スロー魔球『工作員』。その後ろから荒木が駆ける。
鈴木の脳内で様々な思考が飛び交っていた。
――そうだ。落ち着け、俺。――
――走ってきたところでこの特性金属バット『Y2K』で――
――ボールと一緒に荒木をぶっ叩けば――
ホームベース直前、ボールと荒木が重なる。
鈴木「アウトォ!」
鈴木の人体に潜むナノプローブの1種類が、発動。
その効果、瞬発的な筋力の増強。
大根切りのスイングが、ボールを、そして荒木の頭頂を捉えた。
   ガッ!
相手の頭部が、胴体にめり込むようなスイング。
荒木の、そして鈴木の動きが止まった。
――なんだ!?このボール――
――重い?――違う!動かない――バットも――
――手!?――バットを掴んでいる――
トントントントントントントントントントントン・・・
荒木「少しずつ・・・少しずつ力を加えていかないと・・・暴発しちまうからよぉぉ」
トントントントントントントントントントントン・・・
――動けない――荒木が無傷!?――固定されてる!――
ボールの裏側を小刻みに叩く音。
荒木「解放だ。」
   ドシュゥッ!   ズガァァン!
力を解放された球は、今まで蓄積されていた力をいっきに解き放ち、鈴木の顔面に命中。
鈴木はもんどりうって倒れた。
あだち「アウトッ!」
えなり「荒木先生が・・・黒化してる・・・」
チャンピオンチーム 1アウト

387 :作者の都合により名無しです:03/07/14 17:39 ID:c2sePsop
他に出来そうな魔球・・・
「宇宙球」・「消える魔球」・「世界の下」・「2」・「読心術」・・・これくらいか。
まぁ、かなり無理矢理なものあるが。

388 :作者の都合により名無しです:03/07/14 22:10 ID:hiegNui7
>375
福本がいつから情報王になったんだ?確か隠れ家から会場の情報を網羅していただけのような気がするんだが。

389 :作者の都合により名無しです:03/07/14 22:23 ID:hiegNui7
19 : sage :03/07/11 22:10
悩むっ・・・! すげぇ〜〜〜悩むっ・・・!
こんなチャンスを見送ったらたぶん俺にはもう・・・
しかし・・・よく考えろ・・・! 相手は小学生だぞっ・・・!
小学生・・・! つまり幼稚園児の次・・・!
ケモノ・・・?
未成年淫行・・・!逮捕・・・!
ロリロリロリロリロリロリ・・・・・・

こんなのが福本の本スレにあったんだが>376はまさかこれをもとに書いたのか?いずれにせよ行動と能力設定(情報王云々)が今までと結構矛盾しているので無効にしたほうがいいんじゃないか?
情報王福本と参炉里魂は。

390 :作者の都合により名無しです:03/07/14 23:36 ID:rEgh8ZgM
>>389
黒沢を読んでみて。
今売ってるビックコミックオリジナル

391 :388:03/07/14 23:42 ID:hiegNui7
>390
なんか元ネタあるの?それなら問題ないか、スレ汚しすんませんでした。

392 :作者の都合により名無しです:03/07/14 23:49 ID:VcArIbsp
【見えない学校 校舎】

タッタッタッタッタッタッ。
校舎の中に、こ気味良い足音が響き渡る。
「さぁ、早く妖魔王様に、コイツをお届しなくっちゃ!」
叶は、はやる気持ちを、押さえきれず、廊下を駈けて行く。
そして、妖魔王の居る『校長室』まで、後少しという所までやって来ると、

――どすん

不意に、見えない壁のような物にぶつかり、弾き飛ばされる。
叶は、何とか先に進もうとするが、その度に壁≠ノ阻まれた。
それは、押そうが、叩こうが、びくともしなかった。
「な、何なんだよコレ?」
途方に暮れた叶は、その場にへたり込み、頭を抱える。
すると、背後で、人の気配がした。

「ケケケ、廊下は静かに歩くものだギョ。」



393 :作者の都合により名無しです:03/07/14 23:49 ID:VcArIbsp
叶が振り向くと、そこには、鉄鍋をかぶった子供の姿があった。
「あんたは…『魍魎長 達弥』まさか、あんたの仕業なのか?」
叶が詰め寄ると、森野は屈託の無い笑顔を浮かべ、
「その通りだギョ。妖魔王様は、力を取り戻すべく眠りにつかれたギョ。
 だから、静 か に す る ギョ。」
その表情こそは、笑顔であったが、そこから発せられるプレッシャーに、思わず後ずさる叶。
(こ、是が『妖皇子』次期、妖魔王と目される者の迫力か。)
叶の頬に、冷や汗が伝う。

「所で、何をそんなに急いでたんだギョ?」
森野は、叶の顔を、見上げながら尋ねる。
「あ、ああ。コレを妖魔王様へ届けに来たんだ。」
そう言いながら、双子座の聖衣を、差し出す。
それを見ると、森野は、意を得たという顔をした。
「それだったら、麻宮さんのところへ持って行って欲しいギョ。
 それを纏った人間が、我らの意のままになる呪いをかける手筈になってるギョ。」
「ああ、解ったよ。……所で、何か焦げ臭くないか?」
叶が、鼻をひく付かせながら言うと、森野は、あっ、と声を上げる。
「しまったギョ!鍋が掛けっぱなしだったギョ!」
そう言うと、慌てた様子で、どこかへ走り去っていった。
「………廊下は走っちゃいけないんじゃなかったのかよ。」
一人残された叶は、ポツリと呟いた。

十二使徒 8/12

394 :作者の都合により名無しです:03/07/15 00:22 ID:/dkUgpA4
>>391
何か書いてくだせえ(w

395 :作者の都合により名無しです:03/07/15 00:33 ID:Y9YuClCJ
私が作った無料サイトだよ♪
私も出てるよ〜
http://angelers.free-city.net/page001.html

396 :作者の都合により名無しです:03/07/15 00:47 ID:MgFp7WRf
>394
???

397 :作者の都合により名無しです:03/07/15 01:31 ID:kz++6Cgp
【その頃の河下】

すでに『十二使徒』のうち、八人が復活を果たしていた。
そして、『見えない学校』で密かな動きが行われている頃、
妖魔王に残りの使徒の復活を命じられていた『夢魔 水希』こと河下は、
同じく使徒である『刀魔 ゆき』と共に、とある場所にいた。

河下「はあ〜・・・しっかし、寂れた所ね〜。まさか、この艦にこんな場所があったなんて・・」
背中の蝙蝠のような羽を動かしながら、河下がぼやく。
小林「なあ・・ミズキチ。こんな場所に、本当に我らの同胞がいるのか?」
河下「う〜ん、そうよねえ・・でも、目玉さんがそう言ってるから・・・」
自信なさそうに呟く河下の耳元に、自信たっぷりの声が響いた。
目玉「なんじゃ、お主!まだ、ワシを信用しとらんのか?
   ワシの探知能力は、確かじゃ。それは、お主も知っておるじゃろ」
そう言って、胸を張る目玉。その拍子に、また河下の肩から転がり落ちそうになる。
河下「・・でも、こんな所に人なんていないって。だって見てよ・・・」

河下たちの視界に映るのは、どこまでも広がる茫漠とした荒野だった。
確かに、普通ならばこんな場所に、人などいるはずがない。
だが、そのとき。目玉が、なにかを感じ取った。
目玉「む?見つけたぞ、微弱だが、これは確かに妖気じゃ!」
叫ぶと、河下の耳をぐいぐいと引っ張る目玉。
河下「ちょ・・ちょっと、目玉さん痛いって!そんな慌てなくても・・・」
目玉「ダメじゃ、急げ!はよしないと、死にかけとる!」
河下「ええ〜〜!?」

目玉にうながされて、河下と小林が、目玉の指し示す方向に走った。


398 :『Y』発動(>>384の続き):03/07/15 01:42 ID:j1QO9Jfz
激戦の後が残るシェルターの中。すでにぼろぼろのスライムと吉崎がぼそぼそと相談を始めた。
スラお「……でもどうすんだ? もうオイラの体力はほとんど残ってないぜ」
吉崎「……あれを使おう」
吉崎の提案に、スライムがハッとする。
スラお「あれ、か? ……それしかねぇみてぇだな」
スライムは緊張で口の中にたまったツバを飲み込んだ。
スラお「でも、あれはそんな長い時間やってらんないぜ。
   もう体力もほとんどないしな、せいぜい3分が限界だ。
   それもあいつに通じるかわかんないしな」
吉崎「圧倒する必要はない。あと4分、耐えればいいんだ。そうすれば――」
吉崎はカムイの方をちらりと見た。カムイは爆裂系最強呪文を操作している。
吉崎「カムイ先生がやってくれる。
  だからスラおは、あと4分、なんとか持ちこたえてくれ」
スラお「一分計算が会わねえじゃねえか。
   まあ、なんとかやってみるぜ」

山崎「相談は終わりましたか?」
山崎が2人に声をかけてきた。余裕だ、相談が終わるのを待っていたらしい。
スライムはけっ、と喉を鳴らし、
スラお「言ってろよ、すぐに吼え面かかせてやるぜ!!」
吉崎「よし、行けスラお!!」
スライムの周りに光が疾った。スライムの体が、変型していく――

スラお「エボルシャス!!」

399 :『Y』発動:03/07/15 01:43 ID:j1QO9Jfz
奇妙奇天烈摩訶不思議。スライムの姿が、黒い肌の人へと変身した。
山崎「へぇ、すごいな。変身呪文の発展系かな(^^)」
スラお「へっ、モシャスやドラゴラムなんてちゃちな呪文と一緒にするなよ。
   こいつはな、自分の思い描いた最強の存在に変身する呪文なんだぜ!」
スラおは右手に剣を、左手に盾を持ち構えた。
スラお「時間もねぇ、一気にいくぜ!!」
吉崎「スラお! 油断するなよ!!」
スラお「何回も言わなくても、充分わかったぜ!!
   最初ッから全開で行く!!」

跳んだ――瞬きするほどの瞬間に、スラおは山崎の懐に入り込んだ。
予想外のスピードだったようだ、山崎は珍しく驚きの表情を見せた。
スラお「喰らえ!」
ちから500、すばやさ255の攻撃が山崎を襲う。
山崎はラミアスの剣でとっさにその攻撃を防いだ。
山崎「すごい力だ。最高ステータスの攻撃かな(^^)?」
スラお「いつまでも笑ってんじゃねえよ、オイラの攻撃はまだまだこれからだぜ!」
剣を引き、再び斬り掛かるスラお。山崎はそれもしっかり受け止めるが……
スラお「おおおりゃあぁぁぁぁぁっ!!」
連撃――息をつかせぬその攻撃に、山崎は少しずつ押され始めた。
吉崎「いいぞスラお! その調子だ!」
スラお「おおぉぉぉぉぉっ!!」
一歩ずつ後退していく山崎。顔は相変わらず笑ったままだが、
体の方はその攻撃にだんだんとついていけなくなっていた。
何十回か斬り合いを続けたその時――
ぱきっ!
とうとう耐えられなくなったか、山崎の持つラミアスの剣の刃が二つにへし折れた――!!
吉崎「今だスラお!!」
彼が叫ぶまでもなく、スラおは出来たスキから山崎を攻撃しようとした――
が――

400 :『Y』発動:03/07/15 01:44 ID:j1QO9Jfz
スラおの剣は、山崎の薄皮一枚のところで止まっていた。
スラお「……畜生……あとちょっとだってのに……
   時間切れかよ――」
スラおの体が、元のスライムの姿に戻ってしまった。
HP 1、MP 1。
全ての力を使い果たしたスライムは、その場にグテリと倒れてしまう。
吉崎「スラお!」
山崎「時間切れみたいですね。
  残念、もう少しで僕に一撃をいれられたのに(^^)」
山崎は折れた剣を後ろにほおり投げた。
山崎「さて、どうやら瀕死みたいだし、
  トドメをさしてあげようかな(^^)」
吉崎「よせぇッ!!」
スラおにトドメをさそうと拳を振り上げる山崎。
吉崎はとっさにスラおの方に向かって駆け出し――

カムイ「吉崎君、どけぇぇぇぇぇッ!!」
カムイが叫ぶ。その後の吉崎の行動はシンプルだった。
スラおをすばやく抱え、ルーラもどきの飛行呪文でその場から遠く離れる。
山崎はその場から、一歩も動かなかった。

カムイ「極大五芒星呪文、    マ ダ ン テ      !!!!!!!!!」

瞬間――全てが光に包まれた――

401 :397のつづき:03/07/15 01:52 ID:kz++6Cgp
目玉の導きに従い、河下と小林が行き着いた場所には・・・

河下「う・・うっわあ〜〜・・・、確かに、いかにも悪魔って外見ね〜」
小林「まったくじゃ、これならワシらの仲間にふさわしいの」
2人の足下には、これぞ悪魔、といわんばかりのフォルムをした男が倒れていた。
だが、その姿はボロボロで、どうみても死んでるようにしか見えない。
河下「う・・でも、これホントにまだ生きてるの?どう見ても、死んでるようにしか・・」
小林「これだから、ミズキチには困ったものだな。だが、ワシには分かるぞ。
   この者の、いまだに燻っている命の炎がな・・・」
目を細めて、自信ありげに言う、小林。
河下「じゃあ、とりあえず笛を・・・」
そうして、河下が『ソロモンの笛』を吹こうとすると一一

目玉「オイ、河下、小林!何をしとるんじゃ、こっちじゃよ!」
いつの間にか、目玉は河下の肩から降り、少し離れた場所にちんまりと立っていた。
河下「え・・この人が『十二使徒』なんじゃないの?」
おそるおそる、足下の悪魔を指差して、訊く。
目玉「バカもん、そんなヤツなんぞ、知らんワイ!本当の使徒は、こっちの方じゃ!」
良く見ると、目玉の側には、別の人影が倒れている。
それを確認すると、河下はジト目で、小林を睨んだ。
小林「は・・はは・・まあ、人間誰しも、間違いはあろうな!ハハハハハ!」
河下「笑って、誤魔化すな!!」

2人と一体が、しょうもないやり取りをしている足下で一一

かつて、永井豪の部下であった男・衣谷遊の死体は、悲しく放置されていた一一


402 :作者の都合により名無しです:03/07/15 02:09 ID:4fQAGPxz
ヘタレさん死んだー(´・`)

403 :作者の都合により名無しです:03/07/15 02:13 ID:/dkUgpA4
しげのは、ハチロク車内で、悔しさを曝け出していた。
「くそっ、くそっ・・・俺が六田などに負けるなんて・・・現役の俺が・・・」
「どうした?」
「自転車?誰だ!?」
外には、丁度サイクリングの途中という風貌の曽田正人がいた。
「ふん、自転車などに用はねえよ!未だに子供用かよ」
「この自転車は、子供用じゃねえぞ!ちゃんとレース用の・・・」
「関係あるかボケ!!免許取れる歳になってまだキコキコやってる奴はガキだっつってんだよ!!失せろ!」
「ふ〜ん・・・あんた、自信が無いな」
「・・・んだと?」
「人に八つ当たりするような奴は、負け犬だろうが」
「ふん、車乗ってる時点で俺の勝ちだろうが・・・負け犬はテメーだ」
「じゃあ、勝負しよう」
「勝負ぅ?チャリとぉ?ギャハハハハッ!!!」ばあか、イジメは嫌いなんだよ俺は!」
「お前じゃ、俺を苛めるなんて、出来ないね」
ピクッ、しげのの顔つきが変わる。
「自転車の力を知らないとは・・・無知とは怖いな」
「てめえ・・・つぶしたる」

かくして、曽田対しげのの異種登り対決が始まろうとしていた。

404 :作者の都合により名無しです:03/07/15 02:25 ID:hrGmMRNn
        ||
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     \.. ||  /
  \    ..||     /
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   ■■...... |....|        ■
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405 :作者の都合により名無しです:03/07/15 02:42 ID:kz++6Cgp
ほどなくして、河下と小林は、目玉の立つ場所へと来た。
その足下に転がる物体を見て、河下が思わず目を背ける。

死体。
首なし死体。
首から上が、完全に切り離された、死体。

河下「ちょっと、どういうことよ、目玉さん!これ、あからさまに死んでるじゃない!」
目玉を引っつかみ、強く握りしめる。
目玉「ぐええ・・く・・苦しい・・・ち・・違うんじゃ・・・」
苦悶の声をあげて目玉が呻くと、河下が慌てて握力を緩めた。
河下「あっ!ごめん・・つい・・」
弁解する河下に、目玉は腕を組んだまま、怒る。
目玉「ふ〜〜早とちりしよって。こいつはまだ生きとるよ。瀕死じゃが・・」
目玉が、にわかには信じられないことを言った。
これには、小林でさえ難色を示した。
小林「って、これはどう見ても、さすがに・・・」
目玉「『十二使徒』をそこらの貧弱な生命力しか持たん漫画家と一緒にするな。
   この者は、故あって『神』の軍勢に組み入れられていた男。
   じゃが、その正体は、まぎれもなく、我らの仲間じゃ」
河下「で・・でも、全然動かないよ?」
目玉「当り前じゃ、死んでいないといっても、首が吹っ飛んどるんじゃ。
   じゃが、心配はいらん。『ソロモンの笛』で覚醒させれば、たちどころに、回復するワイ」
河下「分かったわ・・・じゃあ・・」

パーポーーパパパーポー♪
       パーポーーパパパーポー♪

河下が笛を吹いた瞬間、呪うようなとてつもない妖気と共に、三匹の獣が出現した。
首なし死体(?)の身体から出現したそれは、まさに『三匹の黒犬』であった。

406 :作者の都合により名無しです:03/07/15 03:52 ID:MqyMim9E
 麻宮騎亜、つまり『濁天使・騎亜』が妖魔王に言われて向かった先、“NHKホール”では丁度、
 【コメディーお江戸でござる】の収録の真っ最中であった。

 とぅとぅるとぅるとぅるとぅるとぅるっとぅ、とぅーとぅーとぅるとぅるとぅるとぅる♪

 音楽と共に、舞台が始まり、歌と共に終わったりする。そして質問コーナーへと入る。

麻宮「…こんなところに使徒がいるのか…?」
 とはいえ、妖魔王の言葉でもある。
 すでにそいつはほとんど覚醒している、近くに居さえすれば向こうからやってくるであろう…と。
 しかし、既に待ち続けてしばらく経つ。
 妖魔王様に間違いはないはずだ…それは先ほど安西のことで質問したときに思い知らされたはずだ…
 でも…妖魔王様も間違えることなんてちょっぴりあるのかもしれないなぁ…
 などと思ったとき、一人の着物を着たおばさんが麻宮の目の前にやってきた。
??「あなたのような使徒が居るということは妖魔王が復活されたということですね。
   私も思い出すことが出来たので助かります。
   ではさっそくご挨拶に伺いたいので私をお連れくださいな。」
麻宮「え、えーと…」
 どこかで見たような顔である。確か…
麻宮「杉浦日向子!?」
 それはN○Kの毎週木曜8:00〜8:43に放送している【コメディーお江戸でござる】の
 解説コーナー、「おもしろ江戸話」で劇の解説をしている杉浦日向子だった!
麻宮「え!?杉浦日向子って漫画家だったのか!?しかも妖怪漫画!?」
   素で驚く。
   そういえば、こいつは十二使徒の中でもほとんど会うことが無かった。
   テレビに出ていたからなのか…そうか…。
   朝宮は少しだけうらやましいと思ったが、口には出さなかった。
杉浦「『百物語』という漫画を描いていましたよ。妖怪…というか、幽霊や怪異など色々ですが。
   私にとって江戸は、生活の中にある日常的な存在なのでその知識を利用したんです。
   幸い好評で図書館にも置かせてもらっている所もありますよ。」
麻宮「江戸の漫画…なんですか?」
   すごい微妙だ…と思いつつ麻宮は聞いた。

407 :作者の都合により名無しです:03/07/15 03:54 ID:MqyMim9E

杉浦「そうです。あなたも江戸で分からないことがあったら何でも質問していいですよ。」
   江戸で分からないことって言ってもなあ…と、
   麻宮は思ったが、なんとか質問を捜して聞いてみる。
麻宮「えーと、場所としての「江戸」は、どこを指しているんですか。」
杉浦「語源としては「入江の戸口」にある土地からきています。江戸の町は現在の山手線の
   内側の、非常に狭い土地です。港区、千代田区、中央区の三区を中心に、ちょっと周り
   を広げた位の広さです。江戸の下町というのは、神田川より南、隅田川より西、江戸城
   から東、江戸湾から北の細長い一帯でしかなかったんです。現在の神田、日本橋、銀座、
   新橋あたりです。なぜ、下町かというと、お城のすぐ近くある商業地、町人地が、お城の
   下にある町ということで、「城下(しろした)の町」「下町」なんです。「下町」というと多くの
   方々は浅草や上野、寅さんの葛飾のあたりとか、向島、本所といった所をイメ−ジなさる
   と思いますが、下町の定義には入らない地域なんですね。逆に四谷とか新宿、赤坂あた
   りは武士が住んでいた武家地で、その辺一帯を「山の手」と呼んでいました。江戸時代の
   新宿は、大変はずれた寂しい宿場町でしたし、高田馬場などは田畑ばかりでした…」
杉浦は説明を始めた。そして説明はまだまだ続きそうではあったが…
麻宮「参りましたごめんなさい…。」

   まだまだ続きそうな杉浦の講義に麻宮はとりあえず謝るしかなかった…。
   とりあえず麻宮は新しく仲間となった『穢土 日向子』と共に“見えない学校”へと向かった。
   ちなみになぜ彼女については麻宮が迎えにいったのか。
   それは視聴のための応募はがきが当たったのが彼しかいなかったためである…。




十二使徒 9/12



408 :作者の都合により名無しです:03/07/15 03:56 ID:MqyMim9E
麻宮が敬語を使ったのはインタビュアーの気持ちになったからと解釈してください。

409 :作者の都合により名無しです:03/07/15 09:31 ID:BgWeNe6e
>>403
上りかよ!上りで車に勝てたらツールでブッ千切りで水玉着れるぞ!

ちなみに、下りなら普通に自転車のほうが速い。
体重移動でタイヤの接地圧をコントロールできるから、
カーブで車よりも遠心力に耐えられる。

410 :GTFの世界:03/07/15 12:47 ID:xQru3W/O
藤沢「うわーカッコわりぃな荻野」
藤沢は余裕の足取りでうずくまる荻野に近づいていく。
荻野「ぐ…ぐくッ…」
藤沢「どうだ今まで馬鹿にしてた奴に痛い目に会わされる気分は?え?」
荻野(…馬鹿にした覚えなんてまるで無いんだけど…学歴コンプレックスって奴か)
荻野は藤沢に視線を向けた。
何の感情も無くただ視線を向けただけだが、
その目が藤沢には酷く哀れんでいるように見えた。
「頭のかわいそーな奴」そう言ってるように見えた。
藤沢「その目だよ!その目!それが馬鹿にしてるってんだ!!」
藤沢の足蹴りがくる。
荻野「そんなこと言われても…ぐえっ!」
避けたつもりの荻野だったが結果は同じ、なぜかわき腹にヒットしていた。
生徒「かっこいーっ藤沢先生!」
藤沢「"今まで馬鹿にしててごめんなさい。
  強くてかっこいい藤沢先生"って言ってみろ」
生徒「相手にさらに屈辱的な言葉を言わせようなんて、藤沢先生さいこーっ!」
周りの生徒達が藤沢を讃えてる中、荻野は無言で立ち上がる。
藤沢「言えっつってんだよ!!」
藤沢の拳が荻野の頬を殴りぬけた。
今度は荻野は避けもせずにそれをまともにくらい、廊下の壁に全身をしたたか打ちつけた。
藤沢「もう何しても無駄だってあきらめたか?
  じゃあ、言えるよな?ほれ、言ってみろ」
荻野は壁に張り付いたまま、ゆっくりと藤沢を向き直り口を開いた。
荻野「…今まで馬鹿にしてて、ご・め・ん・な・さいてーのゴミ野郎」
ブチッ
藤沢「ふぬううううううっ!!」
キレた藤沢が荻野に殴りかかった。

411 :GTFの世界:03/07/15 12:48 ID:xQru3W/O
GTFの世界では藤沢は何をやってもかっこよく、荻野は何をやってもキモくなる。
だから藤沢の攻撃は必ずかっこよく決まる。
――はずだった。
藤沢「あ、当たらねえ!」
生徒「キモッ」
藤沢「何で俺の攻撃を避けられるんだ!?」
生徒「キモッ」
荻野は無数に繰り出される藤沢の攻撃を全て避けていた。
しかし、それ以上に気になるのは、
生徒「キモッ」
藤沢の攻撃が空を切るたび聞こえてくる生徒達の声。
藤沢「何?何がキモいんだ?お、俺じゃないよな?」
生徒「何なのあの動き!?キモッ」
動き?生徒の言葉にハッと気付き、荻野の動きを見てみると…
藤沢「キモッ!!」
荻野はなんとも不可解な動きで攻撃をかわしていた。
上半身と下半身、肩と腕、全身いたるところが不自然に捻れたように、
時には捻じ切れたかのように見えなくほど、素早い動きをしていた。
藤沢「なんだそのターちゃんのふにふに避けの強力版みたいな動きは!!」
荻野「目の錯覚」
藤沢「んなわけねーだろ!実際にそう見えてんだから!!」
荻野「人間の動作には必ず予兆として連続動作がつきまとう。
  まず目が動き、次に重心移動、胸から始まり間接を支点として伝わる筋肉の動き。
  これらを順に行わず、瞬時に同時に行うことで、
  見ている人間の脳は、予期せぬ動きに強力な動揺を引き起こす。
  つまり目の錯覚だよ、例えば…」
藤沢「偉そーに薀蓄たれてんじゃ…ひっ!?」
突如荻野が藤沢の眼前に現れた。
荻野「離れてたはずなのに気付いたら目の前にいた、とか」

412 :GTFの世界:03/07/15 12:48 ID:xQru3W/O
藤沢「うおあああああっ!!」
腕を滅茶苦茶に振り回すが、荻野はキモい動きで難なくかわし再び距離をとった。
藤沢「くそっ…はあ、はあ」
生徒「藤沢先生かっこいー!」
息を切らす藤沢に生徒達の黄色い声が浴びせられる。
荻野(あれがかっこいい…?そうか、この世界は…)
藤沢「馬鹿にしやがって…もうゆるさねえ!」
周囲が殺意で満ちた。
藤沢「はっはーっ!荻野!これからそいつらにリンチされまくりやがれ!!
  忘れたか!俺はこの世界で起きることを自由に設定できるって事を!」
生徒達が手に手に物騒なものを持って荻野を取り囲むのを見て、
余裕を取り戻した藤沢に、荻野は今度は心底哀れそうな視線を向ける。
荻野「生徒達の心さえも…だろ?」
ぐっ、と一瞬藤沢がたじろいだのを荻野は見逃さなかった。
藤沢「お、おまえら!そいつをブッ殺せーっ!」
おおっ!と怒号を放ち、生徒達が一斉に荻野に襲い掛かる。
日本刀、出刃包丁、釘バット、チェーンソー。
およそ通常リンチなどには到底使わない獲物の数々が、荻野の体に食い込んでいった。
荻野「ぎゃあああああああ〜!!」
藤沢「バラバラにしてやれぇーっ!!」
一通り蹂躙され尽くした後、床に転がっていたのは見事に"解体"された荻野だった。
藤沢「ひゃはははははっ!ざまーみろ!所詮高学歴なんて、
  このGTFの世界では生ゴミ以下の存在なんだよぉ!!」
生徒「うわっ!キモッ!」
  「キモすぎ!」
  「ふ、藤沢先生ーっ!こ、こいつまだ…」
藤沢「あん?…げ―――――っ!!」
生徒の声に解体された生ゴミを見て、藤沢は絶叫した。
荻野「こ、このうらみ…はらさ…で…おくべきか…」

413 :GTFの世界:03/07/15 12:49 ID:xQru3W/O
なんと無残に切断された荻野の生首がニタリと笑っていた。
生徒「うわあっ!!」
  「キモ――――い!!」
バラバラになった腕が、足が、藤沢と生徒達ににじり寄って来る。
藤沢「やめろおおーっ!荻野ぉ!!お前いくらなんでもキモすぎだぁあ!!」
生首は相変わらずニヤニヤと笑みを浮かべていた。
生徒「もうやだ―――!!」
  「キモすぎーっ!やってらんねえよ、もう!!」
あまりの荻野のキモさに生徒達は次々に逃げ出した。
藤沢「おい、待て!逃げるなーッ!お前達は俺の…」
ビシッ!
校舎の壁やガラスが突然ひび割れた。
藤沢「や、やばい…GTFの世界が崩壊しかかって…」
荻野「それはすなわちお前の自信の崩壊を意味する。
  この世界でお前は別にかっこいい事をする必要はなかったんだ。
  お前の行動は勝手にかっこいい事になってしまうんだから」
生首がしたり顔で言葉を続ける。
荻野「そして、俺の行動はどうしてもキモくなってしまう。
  でもそれは必ず攻撃を受けてしまう事と同義じゃない、要は俺がキモければいいんだ。
  だからわざと俺自身がキモい行動をすれば、攻撃は回避できるし…」
切り離された荻野の腕にいつの間にか銃が握られていた。
荻野「お前を殺す事だってできる」
藤沢「うおおおおおおおおおっっ!!!」
銃口を向けられた恐怖に耐えかねた藤沢はチェーンソーを拾い上げ、
残された荻野の体を原型をとどめない位細切れにしていった。
藤沢「はあ、はあ…これだけやればいくらなんでも…うっ!?」
細切れになった肉片が溶けるように消えていく。
藤沢「はめられた!幻か何かだったのか!」
荻野「そうだ、今のは"投気"。心の中に描いた像を気の塊として投写する。
  言ってみれば映写機と同じ原理、お前のGTFの世界と似たようなもんだ」

414 :GTFの世界:03/07/15 12:50 ID:xQru3W/O
姿の見えない荻野に藤沢は叫ぶ。
藤沢「どこだ荻野!それにGTFの世界と同じとはどういうことだ!」
荻野「所詮、心の中の願望を映したものだって事さ」
姿は見えないが声の聞こえる方向は、
藤沢「後か!」
振り返ると、荻野の顔が壁から生えていた。
藤沢「うわっ!」
藤沢は腰を抜かしひっくり返った。
荻野「これは"化気"。投気とは逆に周りの風景を自分の体に写し、周囲と同化する技だ」
言いながら荻野が壁から抜け出てくる。
藤沢「えっらそーに講釈たれやがって…!高学歴がそんなに偉いのか!ええーっ?」
荻野「それは単なるお前の被害妄想、劣等感じゃないのか?」
藤沢「黙れ!この学歴いいだけのクズ漫画家があ!
  お前の漫画なんてちっとも面白くねーよ!わけわかんねえし!!」
荻野「俺がクズならお前もクズだろ。そして…
  クズを殺していいのはクズだけだ…!」
荻野は藤沢に向けて銃を構えた。
たじろいだ藤沢だったが手の中を確認するとニヤリと笑い、荻野を挑発する。
藤沢「ふん、痛い所を突かれてキレたか。いーぜ、撃ってみろよ!このクズがあっ!!」
荻野「じゃ、遠慮なく」
荻野は躊躇することなく引き金を引いた。
カチッ。銃弾は発射されなかった。
荻野「!」
藤沢「へっへーっ、GTFの世界はまだ生きてる。弾は俺の手の中なんだよ!」
形勢逆転。余裕の表情で手を広げる藤沢。
荻野の持っている全てを奪ったのだろう、手の平には大量の弾丸が乗っていた。
だが、それを見ても荻野は表情を変えない。
荻野「弾なんか無くても銃は撃てる!」
藤沢「アホかーっ!!弾無しで撃てるわけねーだろうがぁ!!」

415 :GTFの世界:03/07/15 12:50 ID:xQru3W/O
荻野「じゃあ試してみよう」
荻野が引き金を引く。入っていない弾丸が発射されるわけが無い。
ガァン!!――はたして弾丸は発射された。
藤沢「ンな馬鹿な……」
あるはずのない弾丸は藤沢の頬をかすめ、廊下の向こうへ消えていった。
びびった藤沢だがすぐに強気の表情に戻る。
藤沢「やるなぁ。だが再び形勢逆転だ!銃そのものがなきゃ撃てねえだろぉ!!」
! 荻野の手から拳銃が消え、代わりに藤沢の手に握られていた。
荻野「やめろ、ひとたび銃を向けたら最後、
  殺されても文句は言えないのが拳銃使いの掟だ」
藤沢は構わず奪った銃に弾を込めている。
荻野「死にたくなければ銃を捨てろ」
藤沢「ハッ!インテリは命乞いも一味違うな。
  這いつくばって"命だけは助けてください"だろおおおおおっ!!」
銃弾が荻野に向かって放たれた。しかし、
藤沢「何!?」
荻野はかすり傷一つ負っていない。
藤沢「こんな馬鹿な…!」
動揺しながらも藤沢は再び弾丸を込め、引き金を引いた。
だが、やはり荻野に銃弾は当たらない。さらに弾を込め銃を撃つ藤沢。
藤沢「くそ〜〜〜〜〜っ!!何で当たらねえ!!」
荻野は銃弾の雨の中、何も持ってない手をあたかも銃を持っているかのように構える。
荻野「当たると思わなければ弾は当たらない。
  そして、撃てると思えばこそ無い弾も撃てる!!」
荻野が引き金を引く動作をすると――
藤沢「……ムチャクチャだ……」
藤沢の胸は撃ち抜かれていた。弾丸どころか銃も持っていないのに――
荻野「これが"発気"だ!!」

416 :やきう:03/07/15 14:53 ID:v56lzBoA
7回表 チャンピオンチーム1死無塁。
打順は、チャンピオンの名物男、4番センター戸田である。

戸田「ついにアンタと直接闘うときが来たな、荒木!!」
獰猛に笑うと、戸田が右拳を荒木に向けて、突き出す。
前の打席では、結果はアウトだったとはいえ、戸田が勝利したといえる。
だが、真の意味での直接対決ともなれば、そこにかける覇気が違った。
猛る戸田に、黒化した荒木が意味ありげに笑いかけた。
荒木「残念だがなァ、戸田よ。今回の相手は、俺じゃあない」
謎の言葉に、戸田が不信な顔をした。
戸田「あァ!?どういう意味だよ、そいつァ・・・」
荒木「そいつはすぐに分かる。ところで、お前、あの水島をどう思う?」
唐突な荒木の一言に、戸田がますますうろんな顔をした。
戸田「なんだそりゃ?どういう意味だよ」
荒木「言葉通りの意味さ。チャンピオンの漫画家にとって、アイツは神にも等しい男だ。
   だが、お前にとってはどうかな?“反逆”が口癖の、反体制を具現化したようなお前にとって、
   そんな権威などクソみたいなものだろう?内心、すべてを仕切りたがる水島を苦々しく思ってぅんじゃあないか?」
戸田が試合前からずっと感じていた、鬱屈した感情。それを、荒木はとうに見抜いていた。
図星を指された戸田は、しかし平然とそれに答えた。
戸田「ああ、俺はあのヤロウが気にいらねえ・・・試合が終わり次第、ぶっ飛ばしてやろうと思ってたとこだ」
その瞬間、チャンピオンベンチに絶対零度の緊張が走った。
島本とアニマル勢以外の、全員の顔が強張る。
しかしながら、当の水島だけは泰然としている。その程度の翻意は意に介さぬ度量の持ち主である。
むしろ、面白そうに、事の成り行きを見守っていた。

一方、戸田の真意を確認した荒木は、我が意を得たりと、笑みを浮かべる。
そして、荒木は、実に不可解なことを言ったのである。
荒木「試合が終わってから?らしくないな、なんなら、“今”やってみたらどうだ?」

417 :やきう:03/07/15 15:07 ID:v56lzBoA
戸田「なんだと・・?なに言ってやがる?」
荒木の言動が、戸田には理解できない。すると、荒木が説明を始める。
荒木「なにも本人とやれとは言ってないさ・・・今は試合中だからな。
   だが、“それと同じ体験”をさせてやることは出来るぜ?」
戸田「それはどういう意味・・・」
戸田が言いかけた瞬間、荒木がスタンドを発現させた。

荒木「ムーディーブルース!!」

すると、荒木の横に、目の部分がビデオのデジタル表示のような人型のスタンドが出現した。
荒木「こいつは“ムーディーブルース”・・戸田、お前なら、このスタンドの能力は知ってるよな?」
戸田「まさか、テメェ・・・」
荒木「そう、そのまさかだ!ムーディーブルース!」
荒木の叫びに従い、ムーディーブルースのデジタル表示部分に、数字の羅列が浮かびあがる。
荒木「設定時間は・・・このあたりでいいかな・・・」
すると、“ムーディーブルース”が、変形を開始した。
それはたちまち、別の姿へと変わってゆく。
そして、変形が終了すると、チャンピオンベンチが息をのんだ。

それは、なんと、どこから見ても、水島新司その人だった!

荒木「これが、“ムーディーブルース”の能力だ。
   時間を指定することで、そのとき、その場所の人物の行動をトレースできる。
   つまり、お前は今から、水島本人と戦うって訳だ。うれしいか?」


418 :作者の都合により名無しです:03/07/15 16:37 ID:1kXpwRoM
>>409
うん、そうだけどね。
今回の話は、少年漫画っぽくしたいんだよ。
百点差逆転する某野球漫画みたいなな。
全く専門知識なしで書くから、めちゃくちゃになるかもしんないけど、許して(W

419 :作者の都合により名無しです:03/07/15 20:17 ID:1LSXEQf3
「準備はいいか?」
しげのが切り出す。
「ああ、いつでも来い!」
曽田は、かなり興奮しているようである。
(こいつ、理解できん・・)
しげのは、ハチロクに乗り込んで、少し考えた。約5秒間のことだ。
(勝ち目、ねえだろ・・常識で考えればガキでも分かるぜ。なのに、何故奴は勝負しようとする!?
 そりゃあ、こっちにも不安要素がねえってことも無い。側溝に嵌った時、かなり各部分破損したしな・・
 六田との勝負の半分のスピードも出せねえことは、確かだ。それ以上出したらこっちの身がもたんからな。
 しかし・・・それで勝てるってことにはならねえだろ!!?わからねえ・・奴の考えが・・・読めん)
「はやくやろーぜー!」
既に曽田も自転車に乗り、万事オーケーの構えだ。
(くっ・・・いや、気にしないことにしよう。奴は自転車、俺はクルマだ!!)
「・・始めよう」
ググッ!!しげのはアクセルを踏み込む。
グバアアアアアッッ!!!!!!
「車と勝負・・革命起こしてやるぜ!!」
   
     レディー〜〜・・GO !!!!

ガギュギュギュギュ!!!!バオオ――――ン
ガチン、ガシャーガシャーガシャン!!!!
さすがにハチロクのスタートは遅い。
平地ということもあり、曽田の先行で始まった。
しかし、当然しげのがすぐに抜き返した。
「そりゃあ、スピードでは、勝てんわな!!」
「・・・・」
しげのは、また考えていた。
(なんだ、ただのバカなのか奴は!?)


420 :ひとりぼっちの黒猫(前):03/07/15 21:47 ID:aiHRSu9K
久米田研究所の地下にいる矢吹は、
ひとり椅子に座りため息をついていた。
まるで藤沢の“崩壊”を肌で感じてたかのように。
(私は・・・ここで何をやっているのだろうな)心通わす味方の存在が、
否定はすれど内心羨ましかった。

彼は本当にひとりぼっちだった。

気晴らしに矢吹専用執務室を出た。秘書は置いたままだ。
もちろん生命を狙われる危険もある。ほんの数分の散歩だ。
強化ガラスに覆われた遊歩道の、平行エスカレータに乗る矢吹。
無為に流れゆく人工の風景が、あまりにも空虚な存在に思えた。
そして、その中にひとり立ち尽くす自分さえも。
彼は失意の只中にいた・・・。

ふと。気付くと人工公園のひとつに辿り着いていた。
研究所の地下施設は単独で人間の衣食住を賄える設計になっている。
色とりどりの緑色がライトに照らされて眩しい。
しかし作り物の自然が、今の彼には無性に腹立たしかった。
ややイライラしながら無人の公園を歩き、ベンチのひとつに腰を落とす。

・・・そしてそこにいたのだ。彼の視線の正面に。
血まみれで倒れている小さな黒猫が。

矢吹は無意識のうちに猫を拾い上げていた。まだ仔猫だ。
オスの黒猫は、どこか知らない世界を眺めているようだった。
今にも消え入りそうな命。猫の背中にある刃物傷が痛々しい。
(・・・なんで、猫がこんなところに?それにこの傷はなぜ・・・)
血の噴出口をハンカチで押さえる。と、猫の≪心の声≫が聞こえた気がした。

421 :ひとりぼっちの黒猫(後):03/07/15 21:48 ID:aiHRSu9K
―――オイラは災いを運ぶ猫
    Gペンを扱うのは、ハシやマシンガンより簡単だった―――

―――ずっと闘ってきた仲間も死んでいった
    イイやつもイヤなやつも、オイラに関わったやつは皆死んでいった―――

―――みんなオイラの前から消えていった
    誰も必要とせず、誰からも必要とされない―――

―――どこから来て、どこに行くのかもわからない
    もう終わりにしたいんだ、オイラはこのまま眠るよ・・・―――

(この猫・・・・・・漫画家!?まさか、ボンボンの【破壊のプリンス】か!!)
矢吹の手の平に納まるぐらいの、黒猫はだんだん体温を下げてゆく。
それに気付いた彼は、血相を変えて何処かへと走り出した。

「久米田、久米田はどこだ!!
猫だ、この黒猫をサイボーグ化しろ!!
アタッチメントでマシンガンを付けろ、腹から剣を出せるようにしろ!!
こいつは・・・こいつは漫画家だ、通称“クロ”・・・横内なおきだ!!」

エスカレータ上をツカツカと早足で駆ける矢吹。
この猫に今まで何があったかは知らない。
聞く必要もない。
手下にするつもりでもない。
ただ、もう一匹の『ひとりぼっちの黒猫』が、そこにいた。
それだけだった。

“クロ”は何もしゃべらない。
ただ、虚空を見つめていた。

422 :訂正:03/07/16 00:20 ID:qqAg79OZ
>アタッチメントでマシンガン

アタッチメントでガトリングガンでした。
ちなみに「サイボーグクロちゃん」の作者。
猫として可愛がってやってください。

423 :作者の都合により名無しです:03/07/16 00:28 ID:y7sPWPAU
首なし死体から、突如出現した、『三匹の黒犬』。
その三体の獣は、夥しい妖気を放っていた。
河下「こ・・これは・・!」 小林「なんという・・」 目玉「妖気・・!」
しかし、驚くのはまだ早かった。
いきなり、首なし死体が起き上がったのだ。
いや、そこにはすでに、新しい首が生えていた。
それと同時に、地から響くような、怖気のするような悪意に満ちた声が轟く。

??「カッカカカカ・・」

あろうことか、その声は男の口から漏れているのではない。
口は口でも、それは『額の口』だった!

                 ・・・・
??「カカカカカカカカカカ!!!!出られたっ!!ようやく出られた!!
   長かったぜぇ、カカカッ!!
   こんなしみったれた場所でも、シャバの空気はやっぱ美味ぇや カカカ!!」

目玉「この禍々しさ・・・変わらんのお・・・」

??「ゼクト・・・ゴラエス・・・ランブレッタ・・・」

男が呟くと、『三匹の黒犬』が形を変え、男の身体を覆っていく。

目玉「目覚めたか・・・十二使徒がひとり・・『魔神 グレイト』・・・」


  大  暮  維  人  復  活  ! ! !


424 :作者の都合により名無しです:03/07/16 00:52 ID:tNpAS8h0
おお〜!! オオグレ復活だ〜!!
しかも死んだ当時のスレで俺が望んだセリフ付きだ。
やっぱオオグレ復活するなら、三匹の黒狗の名前詠唱シーンは必須だよねぇ!

425 :作者の都合により名無しです:03/07/16 00:54 ID:y7sPWPAU
それは白い、あまりにも禍々しい『何か』だった。
これに比べれば、先程の悪魔でさえ、まだ可愛いと呼べるレベルだ。
河下「こ…これが……」 小林「なんとも……凄まじい……」 目玉「ようやく目覚めおったか……」
三人が固唾を飲む横で、蒼白の魔人が、喉を鳴らして歓喜に震えている。
大暮「カカッ、久々だなあ、目ン玉親父!おやあ、そっちは見た事ねえなあ……」
目玉「そらそうじゃろ。この2人は、先の大戦では、お前と面識ないまま死んどるからの」
大暮「カカッ、まあいいぜ…。で、俺はこれから何すりゃいいんだ?」
目玉「まずは、『見えない学校』に帰還する事じゃ。麻宮が、お前の剣を2本預かっとる。
   詳しい任務も、そこで分かるじゃろ。だから、最初にそれを取りに行くとええ」
大暮「カカカ……『式刀・霊毀』と『炎(かぎろい)の御剣』……アレさえありゃ、俺に敵はねえ!」
哄笑すると、大暮は、あらぬ方向に歩き出す。
大暮「その前に……この“俺”の前でこれだけはっちゃけてくれたんだ……」
そう言って、大暮は、衣谷の死体の前に立つ。
大暮「30回はブッ殺さねぇと気がすまねェ!!」
叫んだ瞬間、とてつもない轟音が、虚空を劈いた!
河下「きゃあああ!なに、この音…!」 小林「と…とんでもない騒音じゃ…!」
目玉「強靱な筋肉が生み出す大出力の音波は、あらゆる物質の分子を振動させる!
   水を常温で沸騰させ、コンクリートを微塵に粉砕する、圧倒的威力!
   その威力ゆえ、ヤツの技は、こう呼ばれる……」

大暮「 神 の 鉄 槌(ト ゥ ー ル ハ ン マ ー)! ! !」



426 :作者の都合により名無しです:03/07/16 00:55 ID:y7sPWPAU
超音波による圧倒的な破壊力は、衣谷の死体を跡形もなく消滅させた。
大暮「カカカ……とりあえず、スッキリしたぜえ……」
満足げに哄笑する大暮を、目玉が促した。
目玉「それじゃ、そろそろ……」
大暮「ああ、待てと?まァだ、スッキリしねえなあ……なにせ、随分と“たまって”たからよお……」
無気味に呟くと、大暮の濁った目が、河下と小林を捕えた。
河下「ま…まさか……」 小林「え…ええ……冗談じゃろ…?」
大暮「久々の女だァ……とりあえず楽しませてもらうぜェ…!!」
河下・小林「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

風が吹き荒ぶ荒野に、哀れな生け贄の悲鳴が虚しく響きわたった。
合掌。

十二使徒 10/12

427 :作者の都合により名無しです:03/07/16 01:11 ID:0lygw9yB
はっちゃけすぎ(笑)

428 :作者の都合により名無しです:03/07/16 01:12 ID:qqAg79OZ
(゚□゚)キティクぅぅ

429 :作者の都合により名無しです:03/07/16 01:59 ID:rw21CxW3
>>426
いいボカシ方。俺だったらもっと表現を(検閲)

430 :作者の都合により名無しです:03/07/16 02:15 ID:tNpAS8h0
つーか、大会中に十二使徒全員の正体明かしちゃうの?
ゴッドハンドみたいにまだ謎のベールに包まれてるほうがいいんじゃない?

431 :作者の都合により名無しです:03/07/16 02:36 ID:vRFyL2RT
つか本編が進まないから書き手がそっちにまわってるというか。
Cブロックもルール決まったんだかどうか・・・
書き手同士が話し合いしてるみたいだけど、どうせ意見の統一できるわけないんだから。

432 :正邪対決!:03/07/16 09:17 ID:y7sPWPAU
ついに、Aブロックの行方を決定づける闘いが(やや強引に)始まった。
すでに闘場には、着流し姿に日本刀の男……柳川善弘がスタンバイしている。
それとほとんど同時に、桂正和も、闘場にあがる。
桂「ようやくの出番だ!ここはひとつ、カッコ良く決めさせてもらうぜ!チェイング!!」
変身の合図を叫ぶと、桂の全身が眩い光に包まれた。
やがて、輝きが収まると、そこには黒地に青の模様。
羽を生やしたヒーロー然としたフォルムが出現している。
桂「悪! 裂! ウ イ ン グ マ ン ! !」
高らかに名乗ると、ビシッと決めのポーズをとる。
そして、柳川に指を突き付け、言い放った。
桂「いいか!この世の中はな、最後は必ずヒーローが勝つ事になってんだ!
  だから、この勝負に勝つのは、正統派ヒーローの、この俺だあッ!!」
その瞬間、観客席が一斉に湧いた。
桂(フッ…決まったぜ)
すっかり、桂はひとりで悦に入っている。
柳川「お前が正統派か……確かにな。俺の剣は、とても正統派などとは呼べない。
   妖気ただよう、おぞましい邪剣だ……だが………」
あくまで涼やかに、柳川がつづける。
柳川「そんな剣が、正義のヒーローを倒すというのも……また一興」
桂「む!?」
そのとき、場内すべてが息を呑んだ。
柳川が、腰から刀を抜き放つと、その剣先がゆっくりと弧を描いていく。
否、これは弧というよりも、円。
すべてを包みこみ、そしてすべてを跳ね返すような、冷たい光を放つ円月。
柳川「この柳川善弘の円月殺法……黄泉路に向かう、おまえへの手向けとなろう!!」
柳川の全身から、深い闇を孕んだ妖気のようなものが立ちのぼる。
それは妖しい色気さえただよわせる、凄艶さであった。
柳川の身に纏う空気に、桂は全身を震わせる。歓喜で、だ。
桂「面白くなってきた!なら、真のヒーローの底力、見せてやる!!」
今ここに、正邪の対決が始まる。

433 :正邪対決!:03/07/16 10:10 ID:y7sPWPAU
桂「いくぜ、クロムレイバー!」
ウイングマンと化した桂が、奇妙な形の剣を、2本取り出した。
柳川「フッ…この俺と、剣で勝負するつもりかね?」
桂「ヒーローは相手の土俵にあがるモンだって、相場が決まってるんだ!いくぞ!!」
叫ぶと、桂が常人ではあり得ぬスピードでつっかけてきた。
柳川「なるほど、なかなかの剣気(かぜ)だ」
桂がもう少しで間合いに入ろうという、そのとき!
フオッ!
桂「一一一一!?」
一瞬、肩のあたりを鋭利に斬りつけられたような感覚に陥り、桂が思わず足を止めた。
だが、落ち着いて見ると、柳川はその場から一歩も動いてはいない。
およそ、剣が届く距離ではないはずだった。
桂(一一今、何を見せられた!?間合いは変わってない…届くはずもない!
  一一だが斬られたのだ……間違いなくっ!!)
不可解な感覚に、思わず足踏みする桂。
それを尻目に、柳川の剣先は、宙空に弧を描きつづける。
カッ! 意を決し、桂が踏み込んだ!
桂「ぬおおおォ!!」
距離をつめるごとに、無数の斬撃が桂の全身を斬りつけていく。
桂(こんなもんは、全部幻だ!一撃で決める!)
柳川の間合いに侵入した桂は、両手に持ったクロムレイバーを同時に振るった。
2本のクロムレイバーが“X”の軌道を描き、柳川を4つに分断した一一そう見えた。
桂「何ィィ!!」
勝ったと思う間もなく、桂は驚愕した。
なぜなら、斬ったと思った柳川の像は、実は一一
桂「お…俺自身だと!?」
なんと、桂が斬ったのは、他ならぬ自分自身だった!
桂「こ…これは…」
刹那、桂の切り裂いた影が揺らめいた。

434 :正邪対決!:03/07/16 10:24 ID:y7sPWPAU
それは一瞬の出来事だった。
桂が切り裂いた影が、次の瞬間には、柳川の姿になり一一

一陣の風。
静寂。
そして、次の刹那。
時が…動いた一一

ブシュッ!
桂の持つ2本のクロムレイバーが砕け散り、桂の肩口から胸にかけて鮮血が噴出した。
桂「!!!」
呻きをあげ、桂が仰向けに倒れこむ。

……月は鏡のごとく
             自ら光を放つことはなく……


……地に降りた陽の光の照り返しで
                    輝くのだときく……


一一かいま見た幻のすべては…
                  …おのれ自身の放つ剣気であったのか一一……!?

柳川善弘円月殺法!!


その冷たき剣光 まさに月光の如し…… 

435 :正邪対決!:03/07/16 10:39 ID:y7sPWPAU
北条「やったか!?」
血を噴出して倒れた桂を見て、北条が叫ぶ。
しかし、隣の三浦が首を横に振った。
三浦「いや、まだ終わってねえ……桂のヤツ、皮一枚で助かってやがる……」
三浦もまた、超一流の剣士。だからこそ、この闘いの細部が分かるのだろう。
そして、三浦の言葉を裏付けるように、桂が起き上がった。
桂「今…なにが起きたんだ……ウイングマンじゃなきゃ、ヤバかったぜ……」
グラリと振らつく、桂。
かろうじて致命傷はまぬがれたとはいえ、深手には変わりない。

北条「しっかし、あれは一体、どういう原理なのかね?」
三浦「さあな。だが、俺が思うに、ありゃあ一種の催眠術に近いものみてえだ…」
北条「催眠術?」
三浦「ああ、あの奇妙な剣の動き……あれが相手の感覚を惑わせてやがるのさ、たぶん」

柳川「まだやるつもりか。この円月殺法は、時代小説の鬼才・柴田錬三郎先生が編み出した、究極の剣技!
   たかが、エロ漫画家ごときに、見切れるものではない……」
桂「だぁれが、エロ漫画家だ!せめて、健全なお色気漫画と呼べ!」
柳川「フッ…だが、最近はエロが全くといい程ない話を描いてるそうだな。
   しかしながら、人気はあまり伸びていないようだが…?」
桂「ンなこたぁない!スカしてられんのも、今のうちだ。必ず、それを破ってやる!」
言い放つと、桂が構えた。
桂(とはいうものの、クロムレイバーを失っちまった。しかも、あの技がある以上、接近戦は不利!
  しかし、安易に遠距離から攻撃しても避けられるだけだ…なら、どうする?)
悩む桂をよそに、柳川が一歩ずつ間合いを詰めてくる。
柳川「どうした?来ぬなら、こちらか行くぞ」
桂(ちっ!考えがまとまらない…どうする……って、そうだ!)
何かを思いついたのか、桂がステップバックして、距離をとった。そして、叫ぶ。
桂「ウイアナ、ウイナルド・シルエット!!」

436 :正邪対決!:03/07/16 11:06 ID:y7sPWPAU
桂が叫ぶと同時、その場の全員はなにかが猛スピードで飛んでくる音を聞いた。
三浦「なんだ…この音は?」
北条「ああ、アレを見ろ!」
北条が指差した、その先には一一飛来する謎の人影!

柳川「なんだ!?」
突然の闖入者に、柳川が色めきたった。
急速に闘場に接近した人影は、地面スレスレを滑空し、柳川に激突する。
柳川「ぐっ!!」
乗用車にはねられたような衝撃を受け、柳川の細身の身体が吹っ飛ばされた。
強かに地面に叩きつけられ、呼気の塊を吐き出す。
柳川「一体…なに…が…!?」
ヨロヨロと起き上がると、柳川の目に奇妙な光景が飛込んできた。
ロボット。
人型の、しかし明らかに人間ではないものが、桂の横に立っていた。
桂「こいつは俺の空中バイク『ウイアナ』が変形した形……『ウイナルド』だ!」

北条「って、あんなのアリか、審判!」
イブ「あれは武器の一種と判断します。したがって、ルール上は問題ありません」
北条「あ…そーですか…」
イブが抑揚もなく、淡々と言った。
北条(ちぇ〜、この娘ももうちっと愛想があればなあ…元がいいから、数年後が実に楽しみなのに…)

柳川「そんな人形で…俺をどうこう出来るかね?」
桂「ああ、こいつには意志がないから、おまえの剣術に幻惑されない!
  まさにうってつけだ!行け、ウイナルド!!」
桂の命令にしたがい、ウイナルドが飛んだ。
強烈な加速とともに、とてつもなく重い一撃を繰り出す。
柳川「ぐうっ!このロボ、強い!!」

437 :生きるべきか死ぬべきか(前):03/07/16 13:38 ID:j1mue6Qg
「久米田はどこだ!」
「そ、それが・・・先ほどまで第5研究室にいらしたのですが今は・・・」
「久米田めっ・・・まあいい、とりあえずお前たちでこの猫の治療をしろ。
 もしくは動物用の医療スタッフをすぐに呼べ。
 久米田が戻るまで死なすなよ、死なせば・・・言わずとも。わかるな」
「りょ、了解いたしました!おい集中治療室に運べ!」
「はっ!」

にわかに慌しくなった研究員詰め所から、
矢吹はひとり飛び出し久米田の捜索をする。
とりあえずあの黒猫――クロこと横内なおき――は助かったと見ていい。
しかしサイボーグ化ぐらいはしておかねば、彼は安心できなかった。
矢吹の周りに常に【死】が付きまとうから・・・。

「そこの男!久米田を見なかったか」
「そーいえばさっきキョロキョロしながら、
 あちらの食堂街へ向かっていましたけど」
「呑気に夕食か?馬鹿め・・・。まあいい、あっちだな」

「クソ、久米田が見当たらんぞ。ラーメン屋か?イタリア料理の店か?」
「矢吹様、久米田先生をお捜しですか?
 なんかさっきえらい落ち込んで歩いていましたよ」
「なんだと!?どこだ、どこへ向かった。教えろ!」
「え?ええ・・・色々迷った挙句、一番端っこの食堂に入りました」
「端だな!・・・・・・・遠いな・・・・・・こいつか?・・・『豚の毛食堂』?い、嫌な名前だな」

どう見ても不自然にさびれたその店には、
≪冷やし中華やめました≫との張り紙。
物凄く嫌な予感にさいなまれながら、矢吹は店ののれんをくぐった。

438 :生きるべきか死ぬべきか(後):03/07/16 13:39 ID:j1mue6Qg
「久米田ァ!いるなら出て来い、仕事だッ・・・  !?」

そこには箸を持ったまま食卓で頓死している久米田があった。
・・・いや、よく見ると一応息はしていた。しかし目の焦点は虚ろだった。

「久米田!!死ぬなら仕事してから死ね!!いったい何があったのだ」
「・・・フフフ、選択の・・・選択の余地がなかったんですよォ〜。
 あー普段なら絶対ココ来ないのに・・・やまもとめ・・・私はもうダメです・・・」
「(やまもと?)選択の余地だと?何の事だ」
「うふふ、店主にメニューを聞けばわかりますよ。あーダメコラボレーション〜」

「まったくいざという時に使えない男だ。まあいい、店長よカレーをいただこうか」「カレーは売り切れです」
「なんだと!?さては店の看板メニューか。ならばナポリタンを・・・」「それも売り切れました」
「・・・それならばエビピラフを」「それも売り切れました」
「ええい!!ならば何があるというのだ!!」

本気でキレかけた矢吹の前に出されたのは、小汚い丼に入った『よくわからない料理』。
その、冷えたゴハンの上に生キャベツと茄子の漬物とアジフライとデミグラスソースとベビースター他を乗せた物体を、
目の前に出された矢吹はただ泣くしかなかった。

「選択の・・・余地なしか。まるで私のようなものだな、ふ・・・ふはは・・・あははは! ・・・ううっ(嗚咽)」

その後、元気になったクロの元に矢吹と久米田が帰還するまでに、
一軒の食堂が放火によって消滅したのは言うまでもない。

439 :作者の都合により名無しです:03/07/16 14:53 ID:9LKI9kd/
矢吹タン…矢吹ターーーーン(笑)!!

440 :軍艦内でハロー 1/3:03/07/16 18:10 ID:a/YulVjF
「同人軍艦」――いや、むしろ大清水さち個人の思惑――により、
その存在を封じられていた秘石は、
やはり「同人軍艦」の沈黙とともに意識を覚醒させた。
秘石は自らの主である柴田亜美を導かんと、その精神に語りかける。
「さあ、眼を開けて。君の出番だよ――」
そうして柴田は目覚めた。彼女に迷いは無い。
何の手違いも無く、「ここ」へとやってくる筈であった。

――しかし、その最中で事態は急転する。
山崎がドラクエワールドを展開させたのである。
瞬間、彼女は何を感じたのだろうか。懐かしき思い出?過去との邂逅?
それが何だったかは誰も、彼女でさえも知る由がない。
とにかく彼女は、自らの意識を海の底へと沈めた。
まだ未完成であった頃のかつての島へ。
――「かつてのパプワワールド」へ。
……自らの、過去へ。

441 :軍艦内でハロー 1/3:03/07/16 18:11 ID:a/YulVjF
(……厄介な事になったものですね)
「同人軍艦」中枢、秘石の扉。静寂の中、彼等は、会話していた。
お互いの姿を認識する事もせず、彼等の意識内だけで。
(全くだ。早急に事を運ぼうとしたツケが回ってきたとでも?――馬鹿らしい)
毒づく。が、その声を聞く者も、知る者も。ましてや気付く者さえいない。
彼等は、語りかける必要の無い時には決して語りかけない。
(上手く事が運ばないのは昔からでしょう?)
何故なら彼等は石。意思を持った、石。
常に対となり、お互いの存在を支えてきた、石。
(だからこそフォローをしたのだろう。暫定的ではあるがな)
扉の窪みに嵌め込まれた赤と青の秘石は、
時折意味ありげにぬらり、と光って見せていた。
(……昔を思い出しましたね。初めて“ヒトを作った”時の事を)
(ああ……あの二人は、上手くやってくれるだろうか)
オザワとノリコ。秘石が柴田に遣わせた、二人のヒト。
久々に作った“ヒト”だった――思い出し、苦笑する。
最も、石に表情など存在する訳は無い。
彼等のやり取りに加わる事が出来る者が居たとすればそう感じ取れただろう。
あくまで、それだけの事だった。
(……彼女は、真に目覚めなくてはなりません)
(我等の主として。そして永劫なる楽園の主として)
(私達はあの島へは行けない……あの島では私達は『未来』。存在が許されない……)
(ナマモノ達もまだ存在し得ないあの島で……真新しいだけのあの島で……)
(果たして貴女は何を見るのでしょう……)
再び、先程と変わらぬ静寂が訪れた。それを知覚したものは、居ない。

442 :軍艦内でハロー 3/3 (>>441、2/3に修正):03/07/16 18:12 ID:a/YulVjF
……その頃、三人(もしくは二人と一匹)は、あても無くジャングルを彷徨っていた。
「ノリコっち〜……オレそろそろ疲れたニャ〜……」
「弱音を吐くでない!そのへんの果実でも喰って力をつけるが良かろう」
「なら、こんなのがあるけど」
「ん?」
ゴソゴソと自分のポケットを探る柴田。やがて、何かを取り出す。
「……ヤモリの黒焼きは身体に……」
『い  ら  ん』

        果たして彼女は記憶を取り戻せるのか!?
     というか、この人選は失敗だったんじゃ無いのか秘石!?
      良く分からんドタバタを展開させつつ、 続 く 。

443 :作者の都合により名無しです:03/07/16 18:29 ID:y7sPWPAU
【闘神降臨】

『見えない学校』。
この揺るがざる妖魔王の居城に、突如、激震が走った!

叶「!!??」 
たまたま校門近くにいた『無貌 恭弘』が、初めにその異変を察知した。
いや、この場合、順序は問題ではない。なぜなら、その場の誰もが、ほぼ同時に感じたからだ。
その、あまりにもケタはずれの、巨大な妖気を!

叶「こうしてはおられぬ!ただちに……」

??「待 つ の だ」

叶「!!!」
心一一魂に直接響くような、とてつもないプレッシャーを秘めた声。
その一言は、愛する者の死にも匹敵する強力さで、叶を導いた。
そして……叶は、見た。
『見えない学校』一一その入り口にそびえ立つ、ひとりの男の姿を。
その男は奇妙という一言では言い表せない……あまりにも奇怪な風貌をしていた。
黒いズボンに、上半身は極限まで鍛えあげられた肉体。そして、それを覆うマント。
しかし、極めつけは、男の顔だった。

仮面。
黄金の仮面。
恐ろしいほどに無表情な、仮面。
頭部に無数の刺のようなものが生えた一一仮面。

??「妖魔王の下僕よ……汝らの主はいずこか?」


444 :作者の都合により名無しです:03/07/16 18:30 ID:y7sPWPAU
たったそれだけの言霊に、叶は平伏した。
無形の威圧感が、本能的にそうさせたのだ。
叶は、そのとき初めて、その男の正体に気付いた。
だからこそ、恐ろしい。
もしも、この男がその気になったら、自分など瞬きひとつする間に消し飛ぶだろう。

叶「は…はっ!妖魔王様は、ただいま、深い眠りにつかれております!
   来るべき『聖戦』に備え、全盛期の御力を取り戻される為に…!」
生きた心地がしない叶だったが、かろうじて答えた。
すると、仮面の男は愉快そうに喉を鳴らす。笑っているのだろうが、判然としなかった。
??「そうか…少し到着が遅れたようだな……いや、早すぎたのか。
   なにせ、わたしを除く、あとの2人は、どちらも腰が重くてな……」
ひとり納得する仮面の男。そこへ叶が思い切って、尋ねた。
叶「そ…それにいたしましても……貴方様は真に…?」
眼前の男が自分の知る、あの巨人なのは重々承知している。
しかし、それでも叶は確かめずにはおれなかった。
叶の質問に、仮面の男が沈黙する。
それはわずか数瞬であったが、叶にとっては、まさしく永遠の拷問に等しかった。
やがて、仮面の男がマントをひるがえしながら、言った。



445 :作者の都合により名無しです:03/07/16 18:30 ID:y7sPWPAU
??「使徒よ……なぜうたがうのだ。わたしは、神の下僕共を皆殺しにするために復活した」

静かだが、どんな轟音よりも心胆をえぐる言霊だった。
それきり叶は、喉が潰れたように、一言も発することが出来なかった。

??「ヤツが眠っているなら、仕方あるまい。では、わたしもしばし、休むとするか。
   まだ、当分の間は、わたしたちの遊び時間は来ないようだからな。
   使徒よ、わたしの部屋を、ただちに用意するがいい」

仮面の男がそう言うと、叶は雷に打たれたように、直立する。

叶「はっ!ただちに用意させていただきます!!

 
    【冥 界 三 巨 頭】    風    忍    様   
                                 」

446 :前々から書かれていたネタ:03/07/16 21:12 ID:Wl/blZny
さて、ガンガン控え室の中、安西達は重苦しい空気に包まれていた。
後藤「カムイさん、大丈夫でしょうか?」
松沢「・・・大丈夫だと思うよ・・・。多分。」
安西「多分ってなんだ多分って!」
安西が声を上げて叫ぶ。
荒川「今は、ただ待つしかないわ。ここで叫んだって体力の無駄よ。」
雷句「くっ・・・。」
雷句が悲痛な声を上げる。確かにドラクエ能力がない以上、ここで待つしかない。
金田一「・・・電話。」
金田一がそう言って、口の中から携帯電話を出す。
荒川「えっ?山田貴敏さんから?何かしか?
   もしもし・・・はい、えっ?病室から一人消えた?」
荒川のその言葉に安西と雷句は顔を見合わせる。
荒川「消えたのは誰?わかった、こっちで調べてみる。」
雷句「俺たちも探します!」
安西「おう!」
二人はそう言うが早いか、病室の方へ走り出した。

447 :Cブロック決勝へ向けて:03/07/16 21:30 ID:XcHXb83T
矢吹送迎用の豪華なヘリが、
久米田研究所地上部跡地で燃料の補給を受けている。
程なくそこへ大本営からの連絡が入った。
搭乗員たちがせわしなく動き出す。

「クロ」
「・・・?」
「クロー」
「にゃー」
「ふふふ、クーロー」
「ぐるぐる」
「ふははは、ミルクは美味いか?」
「みゅ」
「ならば良い。遠慮なく飲み干すがいい」
「矢吹様ー」
「な!クロがしゃべった!?さすがは漫画家猫」
「私は第4秘書でございますが・・・」
「・・・・・・。なんだ、申せ」

ちょっと機嫌とお腹の調子が悪い矢吹だが口には出さない。
床で皿のミルクをなめる仔猫を横目に見ながら、彼は秘書からの報告を受けた。
「大会本部より連絡でございます。
 Cブロックの出場選手18名が揃ったとの事。
 ブロック決勝の試合方法やルールの整備、設備設置等ほぼ終了したそうです。
 至急、本部の方にお戻りください・・・以上です」
「ほう、野球が終わって森田が戻ったか」
「い、いえ。野球の方は新しい審判が2名増えて裏表ごとに交代しているそうです」
「・・・もうすぐ日が沈むぞ。まーだ試合やってたのか・・・」

448 :Cブロック決勝へ向けて:03/07/16 21:31 ID:XcHXb83T
半ば呆れながらも矢吹はヘリの元へ向かおうとした。
ふと、足元のクロに視線を移す。久米田の都合で未だサイボーグ化は果たされていない。
ケガは最新の細胞増殖技術で瞬時に治ったが、年端も行かぬ仔猫には、
精神的ショックも大きかったろう。とりあえずクロの処遇を考えねばならない。

「クロよ。お前はここに残って治療と手術を受けよ。
 Cブロックの決勝が終わったら迎えに来る。それまでには、
 お前に最強のメタルボディが与えられるだろう。
 ・・・・ちゃんと表面上は普通の猫にさせるから安心するがいい」
「にゃー?」

クロは『よくわからない』といった表情で、
近くにしゃがむ矢吹が差し出してきた右手にすりよった。
矢吹はクロを抱きしめてゴロゴロしたい衝動に駆られたが必死に我慢した。
「男と男の約束だ、クロよ。私が帰るまで壮健で在れ」

かくして矢吹は、後ろ髪を3ダースほど引っ張られながら、
ヘリに乗り込み“戦場”へと戻っていった。
自らを重ねている存在の黒猫を久米田に託して。

なお彼は食堂の一件でC級グルメに目覚めたのだが、後世の歴史家の知り及ぶ所では、ない。

449 :作者の都合により名無しです:03/07/16 21:38 ID:Wl/blZny
(私は誰だ?)
(俺の名は・・・井上和郎。スプリガンチームの一員だ。確か藤原老師に殴られて気絶したはずだ。)
(いや、私は矢吹と戦い、東の手で後ろから撃たれて死んだ。)
(いや、俺は矢吹をスクリーン上でしか見たことねえし、死んだ記憶もねえ。っていうか東って誰?)
(東は矢吹の秘書だ。結構忘れたことが多いな。私は)
(忘れたって、最初から知らないことをわかるか!)
そう心の中で思いながら井上の体はズルズルと這って動いている。右手だけが奇妙に動きながら。
(この状態は栄養が足りていない、すぐさま補給する必要がある)
(そういや、昼飯喰ってなかったな。あんとき喰ってりゃよかったかな。)
(それはまずい、なるべく早く栄養を補給せねば。)
そう言って、食料庫と書かれた部屋の前へ来る。
(鍵がかかってるな。)
(そりゃ倉庫だからな。とりあえず、飯屋でも探すか)
(いや、そんなことをしている時間はない、強行突破する!)
(え?)
??「いたぞ!」
安西がようやく通りかかり、声をかける。
(あいつは!)
井上がそう思って、体を無理矢理立ち上げる。
井上「見つけたぞ、安西ぃ!」

450 :作者の都合により名無しです:03/07/16 21:54 ID:lEJL7af3
『ただいまより、Cブロック決勝を始めます。チームタフ、
    ジャンプスポーツチーム、裏御伽の皆さんは至急Cブロック会場まで来て下さい。』

艦内アナウンスが戦いの時が来た事を告げる。乱入してきたチームタフは何を思うか。
その身に不安要素(鈴木信也)を宿し、スポーツチームは戦いの場に赴く。
裏御伽は覚悟を決めた、これから先に何が起ころうと後悔はしないよう。
戦いの最中、えなりチームとチャンピョンチームはいずれ戦うライバル達の健闘を祈る。
バンチと元祖変態チームもその瞬間だけ、思いは彼等に向けられた。
過去との精算・現在との闘争。ガンガンチームはどんな気持ちで放送を聞いたのか。
そして・・・神・平野・キユ・妖魔王は今―――

孤独の帝王が戦いの場に舞い戻る。
 今、 C ブ ロ ッ ク 決 勝 が 始 ま ろ う と し て い た!!


451 :ちなみに:03/07/16 21:55 ID:XcHXb83T
Cブロック会場は闘技場の外の島ですからね〜

452 :作者の都合により名無しです:03/07/16 21:56 ID:Wl/blZny
井上「見つけたぞ、安西ぃぃ!」
井上は烈火のごとく、安西に左ストレートで殴りかかる。
安西「うぉ!」
間一髪かわして、左に歩を進める安西。そして、彼の右手を見る。
片倉「・・・なんやあれ?」
安西「・・・いや、俺に聞かれても、わからんが・・・」
井上「何ごちゃごちゃ言っている!俺の悪魔の右を食らえぇ!」
安西「竜之炎!伍式!『円』!」
防御結界を作り出し、攻撃に備える安西。そして井上の右腕が防御結界に阻まれる。
異形の右腕が。
井上「なんじゃこりゃあ!」
安西「俺に聞くなあ!」
井上「まあ良い!てめえはこのまま吹っ飛ばす!」
(がむしゃらに攻撃しても意味がないと思うが)
井上「誰だ!」(混乱させてすまない、今はキミの右腕だから”ミギー”とでも名乗っておこう。)
井上「安直だな。」(複雑な名前を残すほどの記憶が残っていないのだ。)
井上「でどうするんだ。」(どうやらあの結界はあの光の球が基礎となってるらしい、そこを攻撃する!)
そう言うと、右腕は異常な形へと変化をした。

453 :作者の都合により名無しです:03/07/16 21:57 ID:lEJL7af3
>451
いや、元々ある艦内のCブロック会場にとりあえず集めたつもりなんだが::


454 :なる:03/07/16 22:00 ID:XcHXb83T
そんなんありましたか(*´・`*)メンゴ

455 :作者の都合により名無しです:03/07/16 22:09 ID:Wl/blZny
安西「何!」
井上の右腕がさらに変化をして、複数の槍となって、円の球を破壊する。
井上「このままぶん殴る!」
雷句「ジケルド!」
シーン。雷句(何?効果がない!そんなはずはない!)
雷句「もう一度!ジケルド!」
・・・。安西と井上の殴り合い(正確には井上が一方的に殴っている)は続いている。
雷句「ジィ〜ケェ〜ルゥ〜ドォ〜〜。」
・・・。片倉「そう言う問題じゃないと思うばってん。」
雷句「わかってる!心を込めて・・・。」
ちょうど、そこへ、荒川達がやってくる。
荒川「何があったの?」
雷句「ジケルドォ!」
雷句の呪文は、ちょうど、目の前を通りかけた、荒川に当たった。
雷句「あっ・・・。」
荒川の体は、何故か井上の方へ向かっていき・・・。唇同士が重なり合う。
荒川「吹き飛べぇ!」
井上は荒川のパンチをまともに食らって吹き飛んだ。

456 :『Y』覚醒(>>400の続き):03/07/16 22:11 ID:JFUBqfwZ
吉崎「ここ……は……?」
辺りをきょろきょろと見渡す吉崎。
見覚えがあるようなないような場所にいた彼は、多少混乱していた。
吉崎「なんで、こんなところにいるんだ?」
ここは同人軍艦エニッ糞の最中枢から少し離れた通路。
誰もいない通路に、吉崎が1人ポツンと佇んでいた。
スラお「く……う……」
胸に抱いたスライムがうめく。吉崎はスライムに目線を落とした。
吉崎「スラお……? その傷は――」
吉崎の脳裏に先程の戦いがフラッシュバックする。
吉崎「そうだ……僕はカムイさんとあの男と戦って――
  …………!? カムイさん!!」
吉崎はエニッ糞中枢へ向かって駆け出した。
あの時起こったことを、彼は全て思い出した。
吉崎「……どういうことだ? カムイさんの呪文は確かに発動された。
  なのに――」
吉崎はその違和感の中を走り続けた。
吉崎「なんでドラクエワールドが解除されてないんだ!?」


そこは爆心地だった。
障壁という障壁は全て消し飛び、そこは以前よりも遥かに広い空間になっていた。
そしてその中央にはキロ単位のクレーターが出来ている。
この軍艦が秘石の力で守られていなければ、
今頃、エニッ糞はこの世から消滅していただろう。
吉崎「カムイさーん! カムイ先生!!」
辺りは広い上に暗いため、遠くまで見えなかった。
吉崎はカムイの名を呼びながら前へ進んで行く。
吉崎「……カムイさんは爆心地の近くにいた……まさか余波で消し飛んだなんてことは……」
だとすると、このドラクエワールドはやはり山崎の――
吉崎は頭を振った。そんな最悪の展開だけは考えたくはない。覚悟だけはしておいたが……

457 :『Y』覚醒:03/07/16 22:12 ID:JFUBqfwZ
吉崎「そろそろ爆心地か」
地面の感じからそれを察した吉崎は、再びカムイの名を呼び始めた。
吉崎「カムイさーん! どこですかー!?」
カムイ「吉崎君!?」
聞こえた!
吉崎「カムイさん! どこにいるんですか!?」
カムイ「……吉崎君! 早く逃げるんだ!」
『逃げる』? 探していたカムイの声が聞こえたのはいいのだが、
その言葉に吉崎は違和感を感じた。
そうこうする内に、前方からカムイが全力で走って来る。カムイは顔を真っ青にしていた。
カムイ「吉崎君! ここは危険なんだ、早く逃げるぞ!!」
吉崎「ちょ、ちょっと待って下さい。どうしたんですか?
  やっぱりあいつを倒せなかったんですか!?」
吉崎の問いに、カムイは頭を縦に振って答えた。
カムイ「ああ……しかも最悪の展開になってしまった」

カラカラ……

カムイの後方から荷台の車輪が回る音が聞こえた。
カムイの血の気が引いて行く。彼が後ろを振り返ると――
そこには、奇妙な生物がいた。
ネコミミと言うのだろうか? 二つの尖ったものが頭部から生えていた。
体は三頭身くらいだろう、その小さな体を、同じく小さな荷台の中に押し詰めている。
顔と思われる部分には目(と思われる)のみが存在していた。ヘの字に曲っており、
まるで笑っているかのように見えた。
吉崎「なんですか? コレ」
カムイ「当時怪我で最終決戦に参加していない君が知るはずもないか……
   これは……山崎が覚醒した時に現れる、『アレ』だ。
   正確な名前はない。危険だから近付くんじゃないぞ」
カムイの顔は暗い中でも青さが確認できるほど蒼白だった。
吉崎は何故カムイがそこまでこれを恐れるのかは分からなかったが、
『アレ』が危険ということだけは認識できた。

458 :『Y』覚醒:03/07/16 22:15 ID:JFUBqfwZ
カムイ「教えておいた方がいいだろう、あいつの能力は――」
スラお「へ、いちいちめんどくせえよ。オイラがやってやるぜ!!」
ちまちました解説にイラついていたスライムが、
我慢しきれなくなったのか突然吉崎の腕から飛び下りた。
カムイ「そこのスライム! やめるんだ!!」
吉崎「スラお! よせ、危ないぞ!!」
スライムは2人の静止を聞かずに、『アレ』目掛けて突っ込んでいった。
体をグーの形に変型させ――
スラお「くらいやがれ!! スラお・ジャスティスアッパァーー−!!!!」
スラおの攻撃。『アレ』はそれを直撃で喰らった、いともあっさり吹っ飛んで行く。
吉崎「……あれ? や、やったの?」
予想外の展開にあっけに取られた吉崎は、そんなことを呟いた。
吉崎「す、すごいじゃないかスラお!!」
吉崎が驚きと感嘆の混じった声でスラおを褒める。
が――
スラお「……………………」
スライムは何も答えなかった。
吉崎は不思議そうにまゆをひそめる。
吉崎「? どうしたんだよスラお、いつもだったら「あったりめーだ!」
  とか言って自慢するくせに」
彼の視界の外れで、カムイが鎮痛そうな面持ちで視線をそらす。
吉崎はスライムの顔を覗き込もうとし――
吉崎「スラお? 一体どうし――!?」
吉崎は絶句した。
スラお「(^^)」
スライムの顔が、先程の『アレ』と同じものに変わっていた。
吉崎「ど、どうしちまったんだスラお! それはなんの冗談だよ!?」
カムイ「触るんじゃない!!」
吉崎がスライムに触れようとしたのを、カムイが大声で静止した。
吉崎の手がピタッと止まる。
カムイ「……もう、手後れだ。『アレ』に触れた者は、精神を書き換えられてしまうんだ。
   その症状になった者に触れるのも同じこと……それが『アレ』の能力なんだ」

459 :『Y』覚醒:03/07/16 22:15 ID:JFUBqfwZ
吉崎「そん……な……」
吉崎はガクリと肩を落とした。
吉崎「……元には戻らないんですか?」
カムイは悲痛な声で続けた。
カムイ「……その症状になった者が元に戻ったという例はない。
   つまり、一度そうなってしまったら、二度と――」
吉崎「………………」
吉崎はその場にへたり込んだ。
カムイ「すまん……俺がもう少し情報を早く伝えていたら……」
吉崎は何も言わない。ただ呆然とスライムを見つめていた。
あの時と――同じだ――


??「僕達が『アレ』を食い止めます……だから、カムイ先生……後は頼みました」
山崎最終決戦のあの日――大量に現れた『アレ』を食い止める多くの漫画家達――
彼等の犠牲を経て僕は山崎に辿り着き、そして剣を心臓に突き刺した……

はずだったのに……


カムイ「吉崎君、いつまでもここにいたら彼の二の舞いになる。
   早くここから逃げ出すぞ」
吉崎はがっくりとうなだれてはいたが、状況だけは分かっているようだ。
無言でその場に立ち上がる。
カムイ「よし、行くぞ!」
2人とも出口に向かって走ろうとし――急にその足を止めた。
カムイ「なんてこった……もう、囲まれていたのか」
彼等の周囲を、大量の『アレ』が囲んでいた。
??「これからも僕を応援して下さいね(^^)。」
そいつらはそんなことをつぶやきながら、少しずつ2人に近付いて来た。

460 :これで最後:03/07/16 22:22 ID:Wl/blZny
井上を安西と山田にまかせて、控え室へ戻る面々。
荒川「一体何が起きたの?」
雷句「いや、あいつの右手が何でああなったかを聞くのは・・・。」
荒川「そっちじゃなくて、あの呪文は一体何?」
雷句「あの呪文は『相手を磁石化させる呪文』。あんなに金属が沢山あればくっつくと思ったけど。」
金田一「あそこの金属は磁石に付かないのだ。」
雷句「・・・。」
後藤「つまり、磁石化したが、張り付く物がなかったと言うことか。」
荒川「で、間違って私に呪文をかけちゃって、くっついちゃったって訳ね。わかったわ。今回の事は多めに見てあげる。
   次からミスらないでね。」
雷句「了解・・・。」
荒川の静かな威圧感に、雷句はそう呟くしかなかった。

461 :正邪対決!:03/07/16 23:03 ID:y7sPWPAU
『ウイナルド』の繰り出す、猛烈なラッシュを、柳川はかろうじてかわしていた。
柳川「ぬうっ!このロボ、脆そうな外見の割には……強い!」
しかし、『ウイナルド』はパワーとスピードこそあるが、技術は無いに等しい。
したがって、激しい攻撃の合間にも、剣を打ち込むのは柳川にとっては容易だった。
だが一一

ガキィッ!
柳川「やはり、硬い…斬れぬ!これは一体、どんな材質で出来ておるのだ!?」
桂「『ウイナルド』はこの『ドリムノート』に書かれた事が現実化したもの。
  そして、その強度は、書いた本人の『想いの強さ』で決まる!
  つまり、おまえの剣は、俺の心を斬れないんだ!」
柳川「言ってくれる……ならば、それすらも断ち切ってみせよう!」
…とは言うものの、このままではジリ貧である。
どうするか、次の手を考えあぐねていると、いきなり攻撃が飛んできた。
柳川「!?」
それは『ウイナルド』の攻撃ではない。
桂の方を見ると、拳を突き出した直後の体勢で、止まっていた。
桂「俺がなにもしないで『ウイナルド』に任せきりだと思ったか?
  2対1で攻めるのが、戦法の常道ってモンだろう!」
柳川「って、正義のヒーローがそんなことしていいのか!」
桂「だからこそだ。どんな事しても、正義は勝たなきゃならねえ…。
  それが、正義を背負った者の宿命なんだッ!」
柳川「くだらぬ!そのような戯言、この柳川が斬って捨てるッ!」
桂「やってみろつってんだろォ!コンテニィ・パンチ!!」
桂が宙空に向けて、拳を放つ。
すると、距離はかなり開いているはずなのに、拳圧が唸りをあげて飛んでくる。
それを紙一重でかわす。
だが、その刹那。強力な腕力に締め付けられ、身動きがとれなくなった。
柳川「しまったっ!」
気をとられたわずかな隙に、『ウイナルド』に捕まったのだ。
桂「でかしたぞ、『ウイナルド』!これで終わりだ、ファイナルビーム!!」

462 :正邪対決!:03/07/16 23:39 ID:y7sPWPAU
桂「フ ァ イ ナ ル ビ ー ム ! !」
高らかに必殺技を叫ぶと、桂のフェイスガードから、一条の閃光が放たれた。
桂一一ウイングマンの技の中でも、5本の指に入る強力技である。
ウイナルドに羽交い締めにされ、身動きのとれない柳川に、必殺の閃光が迫る!
柳川(くっ…やむを得ん!アレを使用する…!)
覚悟を決めると、柳川が意識を集中する。
その瞬間。

キィン!

時間が、止まった。
否、よく見ると、閃光は動いている。
少しずつ、亀のような鈍い動きではあるが、徐々に近付いている。
もちろん、これは実際に、時の進行を遅くしているワケではない。
極限の集中力の発揮による、知覚の鋭敏化。
わずか数瞬だが、脳を活性化させる事で、通常の数十倍の早さで動けるようになる。
これが、柳川の奥の手だった!

柳川「むんっ!」
制止した時の中を、柳川が動いた。
まず、小刀を抜き、ウイナルドの右肘関節へ突き刺す。
右腕を殺すことで、大刀を持った右腕を自由に。
そして一一
斬る、斬る、斬る、斬斬斬斬斬……

キィン!

463 :正邪対決!:03/07/16 23:49 ID:y7sPWPAU
再び時は正常に刻み始めた。この場合、あくまで柳川にとっての時が、だが。
そして、勝利を確信し、悦に入っていた桂の視界に飛込んで来たものは……
手足を寸断されたウイナルド!
桂「!? なにィ!!」
柳川「そら、御主人様がご褒美をくれるらしいぞ……有り難く頂戴せよ!」
唯一、脆い関節部分を斬られ、動作不能になったウイナルドを、柳川が蹴りつけた。
哀れな木偶人形と化したウイナルドは、ファイナルビームの射線上に放り出され一一

ズガアアンッ!!

ファイナルビームの直撃を喰らい、炎上、大破した。
桂「ウイナルドォ!」
柳川「なにを嘆いている……おまえが自らやったことだろう?」
桂「ググ…テメェ……」
相棒を破壊に追い込まれ、怒りに震える桂。
それを尻目に、柳川が呼吸を整えようとする。
柳川(この『鼠小僧』の能力は……かなり精神を消耗する……そう乱発は出来ん…)
疲労を押し隠し、柳川は再び、剣先で弧を描きはじめる。
円月殺法。
多彩な技を持つ桂と違い、柳川にはこの技だけが頼みの綱だった。
柳川(今まで、俺が描いた漫画は、ことごとく打切られた……
   ボクシング物も…悪魔物も……そんな俺がようやく手に入れた長期連載……
   それが、この『眠狂四郎』なんだ!!
   だからこそ、その誇りと意地にかけて……そして、チームの勝利の為に……)
くわっと目を見開く、柳川。

柳川「俺は、必ず、貴様に勝つっ!!」

464 :作者の都合により名無しです:03/07/17 00:29 ID:qvNrTigo
原「ふむ・・・まさに一進一退の攻防だな・・・ところで三浦」
三浦「ん?なんだ?」
闘上でめまぐるしい攻防が繰り広げられる中、原は三浦に話しかけて、三浦もあっさり横を向いてl答えた。
原「いや、さっきから気になっていたのだが、それはなんだ?」
そういって原は三浦が小脇に抱えている可愛い犬の絵が描かれた長方形の箱に視線を向ける。
三浦「ドッグフード以外の何に見える?」
あっさりと三浦は答えた。はたからみると大柄の男がドッグフードを抱えている姿はかなり違和感があったが、この男はその程度のことで動揺する程繊細にはできていない。
原「いや、なんでドッグフードをこんなところにもってきているのか知りたいのだが」
三浦「ああ、そういうことか、柴田に頼まれたんだよ」
原「柴田?・・・・・・・・・・・・そういえば先ほどから姿がみえんな、どこにいったのだ?」
三浦「(もしかして今まで気がつかなかったのか?)まあ、ちょっとな、少々手間取るかも知れないが、確実に試合までには戻ってくるし、試合にもさしさわりはない。これがあるからな」
と、小脇に抱えたドッグフードを指差し、ニヤリと三浦は笑った。
原「ふむ、よくわからんが、わかった」
普通ドッグフードを指差して心配ないといわれても納得できるわけはないが、やはりこの男は器が違う。
三浦の言葉を聞いてあっさりと試合の方に視線を戻した。
既にその表情には何の疑問もない。
三浦「(流石はジャンプ五聖人、といったところか、豪放というか大雑把というか)」
原のその態度に畏敬の念を抱きつつ三浦も又闘上のほうに視線を戻した。
その視線の先の戦いは、既に佳境に突入していた。



465 :作者の都合により名無しです:03/07/17 00:32 ID:DqtJIc5J
原……いつの間に戻ってきたんだw
さて、つづきを書くか。

466 :464:03/07/17 00:43 ID:PT2LHW/H
・・・・・・・・・やばっ!!そういえば原化石だあ!!!ど、どうしよ・・・・

467 :464修正:03/07/17 00:58 ID:zwibdltV
??「ふむ・・・まさに一進一退の攻防だな・・・」
三浦「ん?誰だ?て原あ!!??か、化石になったんじゃなかったのか?」
原「化石?何の事だ?俺は今どこでもふすまを使って帰ってきた所だが?」
三浦「そ、そうか・・・と、とにかく生きていて良かった」
原「うむ、さすがに火山灰にまかれた時は死ぬかと思ったがな」
三浦「はは・・・・・」
三浦の頭の中に火山灰かぶってなんでいきてんだよとかあんどはどうなったんだ、とかそれじゃああの化石はなんなのよとか様々な疑問が浮かんだが、結局彼にできたことはそのまま試合上に視線を向ける事だけだった。
原「ところで三浦、それはなんだ?」
そういって原は三浦が小脇に抱えている可愛い犬の絵が描かれた長方形の箱に視線を向ける。
三浦「ドッグフード以外の何に見える?」
あっさりと三浦は答えた。はたからみると大柄の男がドッグフードを抱えている姿はかなり違和感があったが、この男はその程度のことで動揺する程繊細にはできていない。
原「いや、なんでドッグフードをこんなところにもってきているのか知りたいのだが」
三浦「ああ、そういうことか、柴田に頼まれたんだよ」
原「柴田?・・・・・・・・・・・・そういえば先ほどから姿がみえんな、どこにいったのだ?」
三浦「(もしかして今まで気がつかなかったのか?)まあ、ちょっとな、少々手間取るかも知れないが、確実に試合までには戻ってくるし、試合にもさしさわりはない。これがあるからな」
と、小脇に抱えたドッグフードを指差し、ニヤリと三浦は笑った。
原「ふむ、よくわからんが、わかった」
普通ドッグフードを指差して心配ないといわれても納得できるわけはないが、やはりこの男は器が違う。
三浦の言葉を聞いてあっさりと試合の方に視線を戻した。
既にその表情には何の疑問もない。
三浦「(流石はジャンプ五聖人、といったところか、豪放というか大雑把というか)」
原という男に改めて畏敬の念を抱きつつ三浦も又闘上のほうに視線を戻した。
その視線の先の戦いは、既に佳境に突入していた。


468 :464:03/07/17 01:00 ID:zwibdltV
ちょっと、いやかなり強引に修正。
原のその後についてネタを考えている人がいるならもう無かったことにしてもらってもかまいませんので・・・

469 :作者の都合により名無しです:03/07/17 01:03 ID:gujIejTj
いいんじゃないのぉw

470 :正邪対決!:03/07/17 01:13 ID:DqtJIc5J
勝負は、いよいよ佳境に突入していた。
桂は、最初の斬撃のダメージが、色濃く出ており、
柳川も、ウイナルドに喰らったダメージと、『鼠小僧』を使ったおかげで疲労困憊だった。
そのとき、柳川は見た。おそらく、場内の誰もが気付いているだろう。
ウイングマンと化した桂の全身の色が、青から赤へと変わっていたのだ。
桂「残り時間、3分を切ったか。あと3分で、ウイングマンの変身が解ける。
  そうなったら俺に勝ち目はない……だが同時に、これは最大のチャンスでもある!」
柳川「なにを言っている……?」
すると、桂が柳川に指を突きつけ、言い放つ。
桂「柳川ァ!このままじゃ、埒があかない。だから、次の一撃を最後にするぞ!」
柳川「望むところ…!」
桂に呼応し、柳川も最後の気力を練る。

桂「いくぞ!分身(ブラーンチ)!!」
なんといきなり、桂が三人に増えた!
それも、青・黄・赤の三色である。
柳川「なにィ!分身だと!?」
驚いた隙に、三体のウイングマンが、三方に散った。

桂「必殺!デルタ!エンド!!」

471 :正邪対決!:03/07/17 01:25 ID:DqtJIc5J
ウイングマンの一体が、柳川を上空へと吹っ飛ばした。
それを追うように、三人のウイングマンが飛ぶ。
三人は、それぞれ柳川の周囲を取り囲むように、展開する。
ウイングマンが持つ三対のクロムレイバーが、強烈な電磁波を放出しはじめた。
桂「バリアーエッヂ!デプスゾーン完成!!」
今や、柳川は空中に出現した、巨大なピラミッド形の電磁波の檻に閉じ込められた!
柳川「く…くそ!脱出……」
桂「無駄だ!このデプスゾーンからは、絶対に脱出できん!」
そう言うと、分身が解けた桂が、地に降り立つ。
そして、電磁波のピラミッドに閉じ込められた柳川に背を向け、両手の親指を下に向けた!

桂「ショック!」

ドッカアアアアアアン! ! !

北条「柳川ァアア!!」
桂「フッ……現代のヒーローは、敵を倒した後始末も考えねばならない!
  その点、あのデプスゾーンは、爆発の威力が外に漏れるのを完全にシャットアウト!
  この必殺技から逃れることは、100%不可能だ!!」
最大の必殺技を決め、勝ち誇る桂。
すると、ウイングマンの変身が解けていく。
桂「そして、変身の方も、ちょうど時間切れだ。
  デルタエンドは強力だけど、変身終了間際にしか使えないのが欠点だな」
完全に変身が解けた、そのとき。

??「待っていたぞ、このときを」

472 :正邪対決!:03/07/17 01:41 ID:DqtJIc5J
あり得るはずのない声に、桂が後ろを振り返る。
そこには果たして、柳川善弘が立っていた。
桂「な…なんだって……デプスゾーンからどうやって、脱出を…」
柳川「脱出?その必要などない。なぜなら、おまえは最初から、俺を捕えていなかった!」
桂(まさか…!?)
桂が思いいたった時には、柳川の妖剣が、袈裟がけに振るわれていた。

ドジュッ!!

柳川の剣が、桂の身体に深々と食い込んでいく。
鮮血が噴き上げ、吐血が飛び散った。
柳川「正道を飲み込む邪道の剣……円月殺法の魔を味わえ!!」

一一無念!

ブランチに入る直前、奴の妖気に、俺の攻撃は狂わされていた……

この勝負、すでに決していたのだ!!

変身が解けた桂は、必殺の一撃にひとたまりもなく、血の海に没した。


一一恐るべし…


          円  月  殺  法  ! !


473 :正邪対決!:03/07/17 02:01 ID:DqtJIc5J
桂を切り捨てた柳川が、剣の血をはらい、鞘に納める。

原「うむ!正邪を問わず、この勝負に立ち会えたことを嬉しく思う!!」
北条「よくやったぞォ、柳川!」
三浦「これで、俺たちがAブロック代表だな……!」

バンチチームのメンバーたちが、一様に歓喜の声をあげる。
そして、信頼と期待に応えられた自分に満足しつつ、柳川は闘場を降りようとする。
同時に、審判の試合終了が告げられようとした、そのときだった!

「おおおおおお!!!!」

凄まじい雄叫びがあがるや、とてつもないエネルギーの奔流が発生した。
北条「な!?」
原「なんだ、このとてつもないオーラは!」
三浦「さっきまでより、遥かに強い!」

柳川(そ…そんなバカな……!)
恐ろしい想像を抱き、柳川が振り返る。
そこには一一

桂「フッ……まだ終わっちゃいないぜ、柳川」
それはまぎれもなく、桂正和であった!
柳川「あの一撃は、完全に決まったはず…。それに、その力は一体…」

桂「フッ……これか?俺は生と死の狭間で覚醒したのさ。
  メ ガ プ レ イ ボ ー イ の D・N・Aにな!!」

474 :作者の都合により名無しです:03/07/17 02:16 ID:A8JcW7/c
また真倉翔並みに嫌な能力を

475 :作者の都合により名無しです:03/07/17 03:44 ID:tXTYIEm0
超能力漫画家には天敵だな

476 :覚醒:03/07/17 14:19 ID:DqtJIc5J
メガプレイボーイ。全身を光り輝かせた、
超サ○ヤ人のパクりとの非難を受けかねない形態を、桂はそう呼んだ。
違うところといえば、全身に帯びた電磁波とは別に、妙にキラキラとした部分だろうか。
ふと。いつの間にか、観客席が様変わりしていた。
さっきまで空席が目立った客席が、ぎっしりと埋まっている。
しかも、そのほぼ全てを占めるのは一一

観客「キャー!ステキィィ!!」
  「そんなサムライかぶれ、やっつけろーー!」
  「レッツゴー、レッツゴー、レッツゴー、ま・さ・か・ず!!」

場内を揺るがすような、黄色い声援。
その異様さに、バンチ勢は、目を白黒させる。
北条「なんじゃ〜、こりゃあ!」
三浦「会場中の観客が……」
巻来「全員、女になってる……」
柳川も、あまりの事態に、ポカンとなった。
一方、桂は思いきりキザったらしい笑顔を、客席の女たちに振りまいている。
そうすると、ますます場内のボルテージが上昇した。
北条「な…なんでェ?なんで、あんなモッコシちゃんが、みんなアイツにィ!?」
巻来「そういや……メガプレイボーイとか言ってたな」
三浦「ってことは、これがアイツの能力?」
原「ふざけた能力だ!神聖な男同士の勝負の場を汚しおって!」
北条「そうだ、そうだ!モッコリちゃん全部ひとり占めなんて、認めるか!」
原「北条……おまえだけ、論点がズレてるぞ」
桂は、客たちに愛想を振りまき終えると、これまたわざとらしくキメポーズ。
そして、キメ台詞。 

桂「シ ャ ー プ に 決 め る ぜ!!」 

477 :作者の都合により名無しです:03/07/17 14:40 ID:DqtJIc5J
桂「1分だ。それだけで、決めてやる」
柳川を指差し、桂が舞台俳優のごとく大仰に宣言した。
観客「キャー、かっこいい!」
  「やっぱ、ステキよォ!」 
飛び交う黄色い声に、うんざりするバンチ勢。
北条だけは、別の理由で、テンションがどん底になっている。
ふと、北条が審判席の方を見た。
すると、予想に反しというか予想通りというか。
イブだけは、さして変化は見られなかった。
これはやはり、彼女の感情が乏しい事によるのか。
それとも、これは人造生命ゆえか。
しかしながら、今の北条にとっては、どうでもよかった。
とりあえず、あの能力にも例外があるのだと知って、ちょっとだけ安心していた。

さて、一方。桂と対峙している柳川は、それどころではなかった。
柳川(あのふざけたフェロモン能力は別として……とてつもない気だ!
   さっきまでとは、ケタが違う……!)
桂「フッ…どうした、来ないのかい?なら、僕から行こう」
キザっぽく言うと、桂が地を蹴った。
華奢な外見に反し、その速度はウイングマン時との比ではない。
柳川「むん!」
一閃。柳川の剣が、空中に鋭い弧を描く。
だが、刃が届く寸前、桂の姿がかき消えた。
柳川「なに!?」
驚愕の柳川。そして、即座に背後から声がかかる。
桂「どこを見ているんだい?僕は、ここだ」
柳川「!!」 振り向きざまに斬ろうとするが、遅い。
桂「メ ガ プ レ チ ョ ッ プ !!」
凄まじい威力が、柳川の胸元に炸裂した。
観客「キャ一一一一一!!」

478 :作者の都合により名無しです:03/07/17 14:53 ID:DqtJIc5J
柳川「ぐあっ!」
とてつもない逆水平チョップを喰らい、柳川がよろめいた。
たった一撃で、胸骨が折れたようだ。
桂「フッ…」
一方、桂は、芝居がかった仕種で、髪の乱れを直す。
その一挙一動に、黄色い声が炸裂した。
ヨロヨロと立ち上がり、柳川が剣を振るう。
桂は、その斬撃をことごとくかわしていく。
柳川がいくら斬りつけても、その度に、桂の身体がかき消えてしまうのだ。
そう、まるで瞬間移動のように。
その謎を解く間もなく、桂が反撃に転じる。
桂「メガプレキック!」
柳川の顎を蹴り飛ばし、
桂「メガプレエルボー!!」
身体を回転させ、肘を鳩尾に叩きこむ。
柳川の身体が、“く”の字に折れた瞬間一一

桂「メガプレファイナルクラッシュ!!!」

両拳を組み合わせ、渾身の力をこめて、柳川の後頭部に叩きつけた。
柳川は、声を出す間もなく、顔面を闘場にメリこまされた。
ここで、桂が観客席を見渡す。
桂「見てくれてたかい、君たち(キラーン)」
観客「あ〜もう最高……」
桂が白い歯を光らせると、観客はみな、顔を上気させ失神してしまう。

三浦「男も女も、まとめて無敵だな……」

479 :とある絵草子 1:03/07/17 18:54 ID:m8oWjVhL
「妖魔王様がお眠りになられた」
それを聞いた時、『聖魔・祐三』高田祐三は廊下の壁にもたれつつ、思った。
つまりそれは、妖魔王様が目覚められた時、事は動く。そういう事だ。
その間、我等が今、成すべき事は何だろうか?他勢力への牽制?
それとも神器の捜索――いや、捜索の任務は他の使徒がやっている。
来るべき争乱に備え自らの力を高めるか?そういえば、Cブロックの決勝が始まるとの事だ。
今なら……多少は動きやすくなるのだろうか。少し考え、黙したまま一、二分。
やがてその背を壁から離す。決まりだ。――残る十二使徒は二人。その捜索に当たろう。

それが最善の行動かどうかは分からなかった。
だが、妖魔王様が目覚められ、さあ、と言う時に使徒が集結していないというのも、
どこか締まりの無い話だと思えた。むしろ場合によっては無礼とも取られかねない。
あと、本音を言うならば高田自身が残る使徒と会ってみたいというのもあった。
何せ残りの二人に関しては、ごく大まかな情報しか見当たらなかった。
要するに、それだけ社会にごく自然に溶け込んでいるという事であろう。
(余程の変わり者か、隠遁する必要があるほどの実力者か、あるいは……)

480 :とある絵草子 2:03/07/17 18:55 ID:m8oWjVhL
高田が着いたのは、艦内一般人居住区。
観戦に訪れた一般読者に一般人、果ては一部の好事家達までその全てを収容した区画である。
冗談とも思える巨大、いや広大さを誇る矢吹の空中艦の中、
ブロックごとに設置されたいかつい闘技場群や無機質な通路の事を思うと、
場違いとも思える程平穏な情景がそこにはあった。
○○県○○町。何も知らない者がこの風景だけを見たならば恐らくそういう印象を抱くだろう。
空や雲も、天体までもある。全ては人工的に作られたものであったのだが。
(おおよそ戦いからは遠く離れた場所だ……こんな場所に、本当に使徒が……?)
小鳥が舗装された道路をうろつきながら囀っている。
何の変哲も無い子供達が試合の話で盛り上がりながら高田の横を過ぎ去って行った。
「……いや、だからこそ、か」
この区画では、一切の戦闘が禁止されている。
そもそも、闘技場に使われているバリアーを応用した結界のおかげで、
能力の行使そのものが不可能なのだ。何より、漫画家は読む人が居てこそのもの。
無辜の読者をわざわざ殺しに来るような真似は、
どんな漫画家であれ、どんな狂人であれ、決してする事では無いのだ。つまり。
「ここは、身を隠すにはうってつけの場所だ」

481 :とある絵草子 3:03/07/17 18:56 ID:m8oWjVhL
しかし、本当に何も無い。恐らく、永遠ののどかさと引き換えにこの町は全てを失っているのだろう。
高田は、そう感じた。住宅地も商店街も、全て作られたものであるはずなのに。
矢吹が大会を開始してから、まだ僅かな月日しか流れていないと言うのに。
不自然だが、溶け込んでいる。最早、それが、自然。
変わらぬ、いや、確実に変わっている筈なのだがそれを気付かせない。
そんな町並みをどれくらいの間、歩いただろうか。高田は、ふと、足を止めた。

「それ」に気付いたのは偶然か、あるいは……
辺りの風景からはおおよそかけ離れたその「店」の前で、高田は立ちすくんでいた。
比較的近代的な住宅街の中にぽつんと建った、一軒の木造家屋。
店先にはよく分からない代物が乱雑に――或いは何か意図があってかも知れないが――並べられていた。
不思議だ。とても不思議な雰囲気だ。普通なら何も気にせず通り過ぎてしまいそうな、
そんな空虚さが感じられる。――何故、気になった?――そんな事を高田が考えた時である。
「お客様ですかな?」
声が、掛かった。高田の思考はそこで打ち切られた。
「興味を持たれたなら中へどうぞ。御茶ぐらいは出しますよ」
姿を見せたのは男だった。いや、別段女である事を期待した訳でもないのだが。
男はそれなりの背格好に、こざっぱりとした着物を身に纏い、
どことなく薄さを感じる微笑みでこちらを見ていた。顔には眼鏡を掛けている。
高田は言われるがままに店の中に足を踏み入れた。特に、疑問を持つ事もその必要も無いと思った。

482 :とある絵草子 4:03/07/17 18:59 ID:m8oWjVhL
店内は外から見る以上に異彩を放っていた。既に不思議という言葉で片付けられるレベルでは無い。
言うならば奇妙奇天烈。それがこの状況に一番似合う言葉であろう。
仏像。書物。絵画に香炉に壺に古時計。よく見れば高田が見知ったヒンドゥーの祭具まである。
それらが節操無しに所狭しと詰め込まれているのだ。その癖、窮屈さを感じない。
ひょっとすると外見より内部のほうが遥かに広いのでは無いか。そうとも感じられた。
「いや、客人なんて久々でしてね。こう、人恋しさに誘われたとでも言いますか……はは」
屏風で区切られたやや広めのスペースに立ち入る。テーブルと椅子に茶器を用意し、男はそう言って苦笑した。
「どうぞ?お座りになって下さい」
言われるままに、した。

「して、何をお探しかな?見ての通り、古物商なんぞやっておりましてね」
高田は差し出されたお茶に口をつけた。中国茶の類であろうか。どこかへ誘われるような味がした。
「自分で言うのも何ですが、品揃えは良いと思いますよ。
 普通のアンティークから少々曰くつきの品、本物か否か金丹に妙薬まで」
――ふと、高田は引っ掛かるものを感じた。妙薬?
「相応のお気持ちに応じてこちらは何でも用意致しましょう。
 もしくはこの中からお客人の感覚のみで何かしら選んでみるのもこれまた乙――お客人?」
高田は、見る事も聞く事もせず、ただじっと俯いて何かを考えていた。

483 :とある絵草子 5:03/07/17 19:02 ID:m8oWjVhL
――妙薬。薬?。そうだ、この感覚。何かが……何かが先程からおかしい。
おそらく……「吸った」時の感覚とはおおよそこんなものなのかもしれない。いや、体験した事なぞ無いが。
とにかく、どこからか。何かが、引っ掛かる。何だ?この違和感は。
何時からだ?何故、急にこんな事を思った。記憶を辿れ。俺は、何をしに来た?茶を飲んだ。
店内を見渡した。知っている物があった。梵字で書かれたラーマヤナの背表紙があった。
――ああ違う、そんな些細な事ではない。もっと……何か、抜け落ちてるもの。
何分前のことだ。どこだ。ここだ。……そうだ!そもそも、何故、俺はここに居る!?
決まっている……声を掛けられたからだ!店に、入ったからだ!声を掛けられた?誰に?目の前の、この男にだ!
……俺は、惑わされていたのか……?何なんだ?俺は……そう、「使徒」を探しに来たんじゃ無いか!
くそっ、俺は……惑わされていた!!
「……お客人?」
突如立ち上がった高田に、男が少々うろたえる。
そして高田は顔を上げ、言葉を発した。その声に、迷いは、無かった。

「お前は……誰だ」

「……やだなあ、はは。言ったじゃないですか。私は只の古物商で」
困り顔で微笑みながら男は返す。が、その言葉は途中で遮られた。
「いや、もう惑わされない。そもそも、この店を見つけた時から可笑しかったんだ」
眼光鋭く、一言一言を噛み締めるように。自らの正気を確かめるように。高田は続ける。
「ここは一般人居住区だ。こんな可笑しい事があってたまるか――そう、お前が漫画家でも無い限り」
一旦、言葉を切った。眼前の男は未だ何が何やらという表情だ。高田は、続けた。
「それも、余程の力の持ち主だ!そうなんだろう?名を名乗れ!俺は妖魔王様が僕、『聖魔・祐三』だ!!」
――静寂。高田の若干、怒気を含んだ叫びが一瞬で静まるほどの静寂。
永劫に続くかと思われる、そんな静寂を破ったのは男のフッという笑いだった。

「……いやあ、全く、その通り。その通りです。良く、お気付きになられました」
正体が露見しかけていると言うのに、男の物腰は変わる事が無かった。
「それでは……そうですね、先に名乗りましょうか。私は、八房龍之助。貴方と同じ、妖魔王様の僕」

「『宵闇・龍之助』と申します」

484 :とある絵草子 6:03/07/17 19:03 ID:m8oWjVhL
「そして、断っておかなければなりません。別に、私は貴方を惑わすつもりは無かったんですよ」
「……どういう事だ?」
「そもそも私は戦闘向きでは無いのです。まず他の漫画家が訪れる事の無いここに住居を構えさせて頂いたのも、
 あくまで、戦闘を避ける為。さらに言えば、この店は滅多に気付かれるものでは無いのですよ。
 気付くとすれば、それは恐らく――そう、貴方のような潜在的に強い妖力を持った方のみ」
「……つまり、俺は――」
「惹き付けられたのでしょうな。この店に」
八房がニヤッと笑う。先程の人の良さそうな微笑みではない。どことなく怪しい……妖しい、そんな笑み。
「まあ、ともかく、貴方がこうやってここに来た以上、用件は分かっているつもりです」

「我等が主の為に。私もそちらへ伺いましょうか」

――戸締りなど、ありますので。後から向かいますよ。その言葉を聞いて、高田は眩桃館を後にした。
眩桃館。来た時には気にも留まらなかったのに、今更になって何故かその店の名が頭から離れなかった。
「……喰えない男だな」
高田は、呟いた。実を言えば、まだ惑わされてるような気さえする。
……きっと気のせいだ。それからしばらくして、高田は「見えない学校」へと、帰還した。

 十二使徒 11/12

485 :作者の都合により名無しです:03/07/17 19:07 ID:/P6Xd3YF
またマニアックそうな人がキター

486 :【ちょっと前の話。元同人軍艦内、中枢】:03/07/17 19:58 ID:wZrgRRxD
 “Y”のドラクエワールドによって、白衣をエッチな下着に換えられてしまった荒川弘は、
 錬金術で錬成することも出来ず、そのままの状態で放置、という形になっていた。
「まったく、いい加減にして欲しいわ…」
 呟いて文句を言う荒川。
 “Y”の脅威については衛藤から聞かされたばかりだったが、
 ともかく、ドラクエワールドで混乱したシステムを修復させる必要がある。
 とはいえ、設定をいくつか変更するだけだったが。
 中枢領域をドラクエワールドから開放する設定を続けながら、荒川が文句を言う。
 エッチな下着を着ながら。
 とりあえず中枢部分だけでもドラクエワールドを解除できないと、
 衣服を錬成することも出来ない。
荒川「何で毎スレごとに裸にならなきゃいけないんだか…。」
土塚「でも、初めのセリフが“きゃあああ”だったことは今までの
   パターンと比べてちょっと新鮮かなと。」
衛藤「ナイス山崎」(カムイさんゴメン。)
荒川「そんなことどうでもいいのよ!!嬉しくないし!!」
 荒川が抗議をする。
 もっともなことを言ったと思うのだが、誰も同意してくれる人は居ないようだった。
 自らが呼吸するかのように使っていた錬金術が使えなくなると、
 さすがに心細くなる。
 それほど頼りきりにはしないつもりだったのだが、思い上がりだったのだろう。
衛藤「だって錬金術の使えない“ドクター”なんて、
   魔法の使えない魔法使いみたいなものだからなあ。」
土塚「無能だな無能。」
荒川「くっ…」
衛藤と<清村>モードの土塚に言われて荒川は呻いた。
半泣きの状態で中枢を設定する。
今度から機械鎧(オートメイル)に1.5インチカルバリン砲など装備させておこう…
などと思いながら。
しばらくして作業は終了する。

487 :作者の都合により名無しです:03/07/17 19:59 ID:DqtJIc5J
柳川「反吐が出る……」
桂「…ン?」
ふと、桂が振り返ると、剣を支えに柳川が起き上がっていた。
ダメージは濃厚だが、その剣気に衰えは見られない。
桂「今の台詞は、もしかして僕に言ったのかな?」
柳川「そうだ、今のおまえは醜い。生物レベルで女を喰うだけの生物…。
   先程までのおまえの方が強かったし、人間としてのレベルは高かった…」
柳川の言うと、桂が大袈裟に肩をすくめた。
桂「やれやれ…モテない男のひがみってのは恐ろしいね」
観客「そうよそうよ!この時代劇オタク!」
  「反吐が出るのはアンタの方よ、コスプレヤロー!
  「正和様の魅力が分からない奴なんか、さっさと死んじまえ!」
たちまち、黄色い罵倒の嵐が飛び交う。
柳川「フン、貴様とは語るだけ無駄なようだな。最早、剣で語るのみ!」
桂「あーヤダヤダ。他で勝てないと分かると暴力かい?これだから、野蛮人は…」
柳川「ほざいていろ、いくぞ!」
桂「いいぜ、来いよ。だけど、その暴力ですら俺に勝てないって事を教えてやる」
宣言すると、おもむろに桂が両腕を交差させる、奇妙なポーズをとった。
すると、これまで以上の量のエネルギーが、桂から発散される。
原「マズイ!よく分からんが、嫌な予感がする!柳川、かわせェ!」
柳川「!!?」
桂「死にたくなければ、気をしっかり持てよ!」
瞬間、膨大なエネルギーが、桂の全身からほとばしった!

桂「ス ー パ ー ソ ニ ッ ク ・ア タ ッ ク !!!」

閃光が、瞬いた。
桂の身体が、一筋の光となって、柳川をつらぬいたのだ。
柳川「ブハッ」
喀血。さらに、全身から夥しい鮮血が噴き上がった。
やがて、柳川が、糸が切れた人形のように、力なく崩れ落ちた。

488 :【ちょっと前の話。同人軍艦内、中枢】:03/07/17 20:02 ID:wZrgRRxD
荒川「これでしばらくしたら、この部屋を中心としてドラクエワールドは徐々に解除されるはずよ。
   間に合うかどうかはわからないけど、出来ることはやっておかないとね。
   ようやく服を錬成できる…。」
ほっとする荒川に対して。
衛藤「オレはそのままでもいいと思うけどな。」
土塚「なんだかもっと悲惨な目に会っている人もいるようだし。」
荒川「だからなによ!?」
荒川は叫んでから話を戻した。
荒川「とにかく、問題なのは今の状況ね。決めなければいけないことがたくさんあるわ。」
衛藤「下着姿で言われてもなんだか説得力が無いなあ。」
荒川「仕方がないでしょうが…」
怒り疲れた荒川は肩を落としてモニターに目を向ける。
荒川「決めなければならないことは、まず虚無の渦を発生させようという
   GUNG-HO-GUNSをどうするか。
   そしてえなり姉を連れ去った平野たちに対しての対策。
   そして現在行われている地下での戦いについてよ。
   それからもういくつか──次の試合についてと、全ての試合が終わった後についてよね。」
土塚「まあ単純にまとめるとそうなるかな。」
衛藤「とりあえず、カムイさんについては、様子を見に行くよ。
   オレのドラクエ力はたいしたことないけど、
   カムイ先生と“Y”との戦闘後に介抱するぐらいは出来ると思う。」
土塚「あ、俺も行くよ。」
<清村>モードの土塚も言った。
土塚「連載の展開で、
   今までは出せないキャラを出せるようになったからな。
   それに今まではティトォとか強すぎて使えなかったキャラも使えるかも
   知れないし。…ドラクエワールドだと意味ねーけど。」
衛藤と土塚の言葉に対して。
荒川「私は山崎戦では使えそうに無いわね。
   だからドラクエワールドが終わったら服を錬成して、それから無礼ドにここの機械と
   繋げるために控え室に戻るわ。」

489 :【ちょっと前の話。同人軍艦内、中枢】:03/07/17 20:09 ID:wZrgRRxD
荒川「『秘石』がどこまで空間を造れるかは分からないから、
   控え室から戦力を呼ぶことは出来ないけどね。」
衛藤「仕方がないよ。とりあえず、オレは一度控え室に戻ってどうぐを取ってから、
   そっと様子を見に行くよ。後でカムイさんを連れて控え室に合流、でいいかな?」
土塚「いいんじゃないのか?
   それと、簡単に他の項目の方針をまとめたほうがいいけど、
   何か作戦とかあんの?」
荒川「ええ。控え室に戻ったら伝えることは言っておくわ。
   まずGUNG-HO-GUNSに関してはすぐには戦わないと思うの。
   理由は片倉先生みたいな考え方を持つGUNG-HO-GUNSのメンバーが
   他に居るかもしれないし、一度失敗したことを押しのけて内藤が虚無の渦を
   発生させようとするかどうかは分からないから。
   まあ、安西先生が戻ってきてからではないとその方針については決められなのだけれど、
   身内で解決できるうちなら私たちが外側から介入することはやぶへびだと思うからね。
   そしてえなり姉に関しては今日はもうどうすることも出来ないわ。
   理由としてはもう夜が来てしまうということよ。
   平野は太陽の光が嫌いなだけで居られないわけではない。
   それでも、昼間の吸血鬼と夜の吸血鬼は同じではないからね。
   朝、もう一度システムを使って、その内容を見ながら奪還の計画を立てようと思うわ。
   そして奪還についても…事情だけ話してえなりたちに任せたほうがいいと思うの。
   私はやっぱりこれについても、外側でしかないしね。
   それから、試合についてだけど、そっちについてはあなたたちが
   帰ってきてから決めるわ。そして、今後のことも同上よ。」
土塚「ま、そんなところだろうな。」土塚が頷く。
荒川「もちろん、これは私の意見に過ぎないから、結果がどうなるか判らないわ。
   結論はカムイ先生が戻ってきてから、ということになるわね。
   じゃあ、頑張ってね。
   …なんとかなる前にカムイ先生が“Y”を倒すことを祈っているわ。
   あくまで様子見ということを忘れないでね。」
衛藤と土塚が去った後、荒川はしばらくしてドラクエワールドから先ず解除された
中枢で錬金術を行い衣服を錬成する。

490 :【ちょっと前の話。同人軍艦内、中枢】:03/07/17 20:11 ID:wZrgRRxD
秘石の影響がもっとも強いとはいえ、
中枢でドラクエワールドが解除されたのなら、これからも範囲は広がるだろうと単純に判断し、
荒川弘は控え室に戻っていった。
だから──彼女は知らない。
その後のマダンテですら“Y”のドラクエワールドを消しきれなかったことを──








ティトォを今までは使えなかったから、
今まではアダラパタが一番頭が良かったということになっていました。
という説明で納得…してもらえないっすか?すみません。でもそんな感じでお願いします。

それから、“Y”と試合を組んでいる方。
使わないようでしたら土塚と衛藤は好きに料理してください。
というか、邪魔してスマソ。

(この部分は話的には>>176から>>446の間の部分です。)

491 :Aブロック最終戦:03/07/17 20:26 ID:DqtJIc5J
桂「フッ……テレポートのスピードを半分に押さえると音速となる。
  俺の身体は粒子となり、音速で相手の身体をつきぬける……待つのは死のみ」
物理的に明らかに間違った解説をしながら、桂が悦に入る。
すかさず、場内を覆い尽す、黄色い歓声。
桂(至福の時だ……強さ、女、そして勝利。俺は、すべてを手に入れた。
  もう俺に勝てる男はいないかも知れん。俺の人生は、無敵のバラ色だ!)

一方、瀕死の柳川は、仄暗い闇の底にいた。

…俺は…ここで死ぬのか… 
…ふふ 
己の死に様を求めて言い放ってきたが……

…俺は今まで、何の為に生き恥を曝して来たのだ…

確かに、俺には他の一流漫画家のように、誇るべき実績もなく…
漫画家になった時から、何とも打切りの哀しみに満ちた…呪われた生き様であったが…

…その呪縛から、やっと解放されるということかもしれぬ…な…


原「応えろ、柳川っ!何故、応えぬっ!!」
巻来「もういいっ。最早、勝負は決した!一一原、よく見ろっ、
   柳川は既に意識を無くしているじゃないか!!」
原「…違うっ、違うのだ。こいつには何かあるっ…俺の本能がそう言っている!!」

ゾクッ
まさにそのとき。場内に、凍るような戦慄が走った。


492 :作者の都合により名無しです:03/07/17 20:31 ID:hgsnub+O
おお!!柳がとうとうあれに・・・・・
期待大!!

493 :Aブロック最終戦:03/07/17 20:56 ID:DqtJIc5J
虎。あるいは、それに比肩する、一頭の獣。
原が、巻来が、三浦が、北条が、そして桂さえもが。
ほぼ等しいイメージを、その場の全員が思い描いた。
巻来(…まさか、今の気配は柳川が発したものか!?)
流れる汗の冷たさを感じながら、巻来が倒れたままの柳川を見る。
巻来(この胸騒ぎはなんだ!?原の態度も、この気配を感じてのことか…!?)
当の原ですら、今の気配には、戦慄を禁じ得ない。

そして、桂もまた、このただならぬ気配に、本能的に怯えていた。
さっきまでは天使の歌のように聴こえていた声援が、ひどくうっとうしく感じられる。
汗を拭うのも忘れ、こめかみを痙攣させる。
と、大声で観客の女たちを一喝した。
桂「だまれ、貴様らああッ!!」観客「!!??」
突然の桂の怒声に、観客たちは一様に声を失った。
得たばかりの余裕をかなぐり捨て、桂が倒れたままの柳川につっかける。
巻来「…まっ、待て、桂!早まってはならんっ!!」
制止の声も虚しく、柳川の頭部に、とどめの一撃が炸裂する一一
巻来「柳川ぁぁぁっ!!」

フ オ ン ッ 

桂「!!」
消失。完全な消失だった。
桂の目前から、一瞬にも満たぬ間に、柳川の姿が消え去ったのだ。
桂(…消えた!?)
そう思った刹那、背後に悪寒。
振り向き様、桂が裏拳を振り回した。手応えは、ない。
桂(…いや、そんな… …まさか、そんな…)
高鳴る動悸を押さえ込み、おそるおそる見た拳の向こうに一一
桂は、恐るべき光景を目撃した。

494 :Aブロック最終戦:03/07/17 21:13 ID:DqtJIc5J
桂「そ ん な 馬 鹿 な っ !!」
このときの桂の心中。これを語るのに、どのような言葉が適切か。
おそらく、語れる者など、誰もいるまい。
そこには、あらゆる物を超越した美があった。
桂の突き出した、拳の先。
その幅十センチにも満たない場所に、柳川は立っていた。
高まり続ける動悸が、どうしようもなく痛い。
実際に、目の前にある光景ながら、桂にはそれが信じられなかった。
拳には、羽ほどの重さも感じない。
さながら、湖面に映った月のごとく、姿は見えど、捕えられぬ。
気を抜けば、次の瞬間には消え去ってしまいそうな、朧のごとき儚さ。
そこには、先程まで身を刺すようだった強烈な剣気も殺気も、なかった。
見る者全てに、戦慄と恐怖を感じさせながらも、柳川の目は虚ろだ。
その目は、ここではない、どこか深遠を見ているようだった。

気を引き締めるように、桂が気を入れ直した。
それと同時、柳川の眉が、ほんのわずか反応した。
間を置かず、柳川の全身が動いた。
それは、桂の腕を、風がすりぬけるような、現実味のない動きだった。
桂「あぁ!?」
あまりの隙のなさに、桂は間が抜けたように腕を突き出しながら、ビクとも出来ない。
気付いたときには、首筋に、2刀が突き付けられていた。
桂の攻撃で真ん中から折れた大刀、いつの間にか抜いた小刀。
その2刀が、羽毛のように躍った。

ピッ…ブシャアアアッ

噴き出す鮮血の暖かさに、桂は初めて自分が斬られたことに気付いた。

495 :Aブロック最終戦:03/07/17 21:32 ID:DqtJIc5J
柳川の神懸かった動きを見ながら、巻来は胸騒ぎを止める事が出来なかった。
巻来(…解せぬ。あの時、既に柳川は意識もなかったはず!
   さらに今の柳川には、微塵の殺気も剣気もない…
   先の一撃は、桂の殺気に反応してか…しかし一体!?)
そこまで考え、巻来はある恐るべき結論に達した。
巻来(もしやっ!!柳川は最大の危機で死中にいたり、喪神し、無の境地に至ったのかっ!?)

無の境地とは一一
剣だけに留まらず、武道・芸道、全てにおいて目指される究極の境地である。
己を捨て、天然自然と同一し、自由自在となる事であるが…
歴史に名を残した剣聖達でも、そこに至った者はごく一握りであった。

一一と、そのような解説が、克・亜紀によって為されている横で。
巻来は、増大する不安を拭い去る事が出来なかった。
巻来「一一だが、早すぎるっ!!
   これが厳しい鍛練と克己の先にある“無我”の境地とは異なり…
   獣の本能がそうさせる“忘我”の無なら…柳川の精神が危うい!!
   下手をすれば、完全に心機を失し…廃人となるやもしれん!!」
巻来が、原に向き直って、つづける。
巻来「原、とにかくこの勝負、無効だっ。今の柳川は人にあらず!!
   恐らくその強さは、人智を超えたものであるはずだ!!
   このままでは桂は斬られ、柳川もまた廃人と化すかもしれん!!」
まくしたてる巻来に、しかし原は、不敵な微笑をたたえて言った。
原「…それは出来ない相談だ。
  “無我”であろうが“忘我”であろうが、目の前にある強さこそが真実っ!!
  そして桂が引き出した柳川の強さは……ホンモノだっ!!

496 :一方その頃:03/07/17 21:33 ID:5ooFAmM3
アナウンスの元、Cブロック決勝に出場する選手たちが、
ぞろぞろと試合場にやってきた。そのアナウンスに少なからず、
疑問を持つ者は、試合場内部の人間の9割以上にのぼったろう。
なぜならば、今までさまざまな試合を彼らは見てきたが、

【格闘集団 チーム・タフ】の存在を。
一般の観客たちは誰一人として、大会関係者でさえ殆どが、
見も聞きもしなかったのだから。

一番嫌悪感をあらわにしたのが、トーナメントギャンブルに手を出している客だ。
「・・・なんだ?あんなゴツイ奴らが、いったいどっから沸いてきたんだ」
「あいつらが入ったら賭けが成立しないじゃねぇか!券を払い戻させろ!」
「大体なんだ!取って付けたように乱入しておいて、そのふてぶてしい面はよ・・・」
「俺たちゃスポーツチームと裏御伽を観に来たんだ。部外者は帰れ!帰れ!!」

非難轟々であった。警備員が押さえ込まないと、
選手たちに向かって物が投げつけられそうだった。
実際既にいくつか、空き缶やメガホンなどが投げ込まれている。
たまに中身の入ったビール缶なども混じっており危険である。
群集心理の一端を垣間見たようだった。

「ふーん、こっちはルード(メキシカンプロレス「ルチャ・リブレ」における悪役)なのかね〜」
間延びした口調で観客を眺め回すのはチーム・タフのヒラマツ。
「だとしても客の期待通りにリンピオ(正義役)に倒されてやる義理はないぞ。
 この闘いにシナリオがあるとしたら、それは≪我々の勝利≫のみよの」
泰然として首魁の沢渡が応じる。無言でうなづく石渡、橋本、青山広美、そして。

「川原ァァ!!てめぇ、裏御伽裏切りやがったな!?
俺は裏御伽一点買いなんだぜ、てめぇがいたからなあ!
それを何だァ!?てめぇは俺の人生をアウトにしたいのか!!
許せねえ・・・ぜってー許さねえ川原ァ殺すころすコロスゥゥ」

497 :一方その頃:03/07/17 21:33 ID:5ooFAmM3
うねる会場の隙間を縫うように、
一匹の狂った男が刃物を持って選手たちの中に突っ込んで来た。
あまりの剣幕に、他の客たちを抑えてた警備員たちは反応が追いつかない。
男は恨みつらみの全てを冷たい刃にこめて、まっすぐにタフ陣営に突き立てた。

刹那。
三人の男が動いていた。


男を刀で袈裟斬りにかかった「チーム・タフ」川原。

その斬撃を金属バットで止めた「ジャンプスポーツ」森田まさのり。

何故か刀とバットの間に挟まれている「裏御伽」澤井哲夫。


会場「なんでーーーーー!!?(ガーン)」


ひとりの男(澤井)の犠牲により、乱入男は取り押さえられ会場のうねりも収まった。
狐につままれたような観客たち。実は当の澤井本人が一番放心状態だったのだが。

(ククク、ギャグ作家は美味しい所を逃しちゃダメだモーン♪)
澤井の背中を蹴り飛ばして惨劇に巻き込んだどこぞの男は、ひとりほくそえんでいた。
そして、間もなく矢吹登場を告げるラッパの音が響き渡った。

498 :『Y』降臨(>>459の続き):03/07/17 21:34 ID:6WFzwnkf
山崎?「これからも僕を応援して下さいね(^^)。」
山崎?「これからも僕を応援して下さいね(^^)。」
山崎?「これからも僕を応援して下さいね(^^)。」

カムイ「剣王震空呀!!」
集団で現れたそいつらを、カムイは幻魔剣の技で吹き飛ばした。
カムイ「くそっ、キリがないな……」
カムイの頬に冷や汗が流れる。
そいつらを吹き飛ばしながら出口へと向かっているのだが、
2人は全然先へ進めないでいた。
数が多すぎるのだ。少なくとも彼等の視界内は全て山崎?で埋まっている。
どこかから湧いて出て来ているようだ。
しかも今のカムイには、先程マダンテを使用した為、マジックポイントが残っていない。
その為にMPを使わない技に頼るしかないのだ。
吉崎「…………マヒャド」
近付いて来た山崎?数匹を吉崎が呪文で氷付けにした。
しかし、その声や表情に覇気のようなものが感じられない、眼も虚ろだ。
まだ先程のショックが残っているのだろう。
カムイ「吉崎君! 今は集中するんだ!!」
震空呀を放ちながら、吉崎に激励をするカムイ。
カムイ「ここでやられてどうする!?
   スライム――スラお君の二の舞いになってしまうぞ!!」
吉崎の肩が小さく跳ねた。目つきが、多少怒りがこもったものに変わる。
吉崎「……分かって、ます!」
もう大丈夫だろう、少なくとも今は――カムイはそう判断した。
カムイ「よし、じゃあ行くぞ! 剣王震空呀!!」
吉崎「イオナズン・改!!」
剣の衝撃と、複数のイオナズンが融合した爆裂が山崎?を襲う。
今の大きな爆発で、出口までの道が大きく開けた。
カムイ「今だ! 全力で走れ!!」
2人が遠くに見える出口に向かって駆け出した。

499 :『Y』降臨:03/07/17 21:35 ID:6WFzwnkf
遠くに見えた出口が、だんだんと近付いてくる。
逃げることに成功した――かに見えたが。
??「どこに行くんですか?」
進行方向をそいつが――山崎渉が塞いでいた。
2人の足が、否応がなしに止まる。
カムイ「山崎…………渉!」
やはり生きていた――! カムイは歯を強く噛み締めた。
マダンテを放った後、カムイは小さな荷車に乗った山崎?を数匹確認しただけで、
山崎渉本人を見たわけではなかったのだ。
彼はてっきり、体はマダンテで滅びたがそのショックで、
山崎?共が現れただけと思っていたのだが……
カムイ(そんなわけなかった! こいつらがいること自体、
   山崎渉が生きている証拠だったんだ!)
山崎「この子達はお気に召して貰えましたか?」
山崎はそう言うと、体の一部、丁度腹部から――山崎?を生み出した。
カムイ&吉崎「!!?」
絶句する2人。山崎?は、山崎渉本人の体から生み出されていたのだ。
さすがのカムイも、その現場を見るのは初めてだった。
山崎「どう? かわいいでしょう(^^)?」
吉崎「んなわけあるか!?」
山崎「そうかな? ドラクエに出てくるモンスターとくらべたら随分かわいいと思うけど?」
吉崎「分裂なんつー気色の悪い生みかたしといてよく言うわ……」
心の中でカムイもそれに同意した。
カムイ(しかしこいつらが山崎本人の体から生み出されてるとなると……その数は実質無制限か……
   倒しても倒してもいなくならないわけだ)

500 :『Y』降臨:03/07/17 21:36 ID:6WFzwnkf
山崎「この子達のかわいさが分からないとは……しょせんはダメ作家ですね。
  僕みたいな素晴しい感性の漫画家とはレベルが違う……」
山崎渉は陶酔しきっていた。なにやらぶつぶつと呟いている。
山崎「そんな漫画家に生きてる価値はありませんね。
  ですが心配しないで下さい、殺したりなんかしませんから(^^)。
  ちょっとその記憶と感性と感情と感覚を、この子達に書き換えさせるだけです」
吉崎「お断りだ」
拒否をする――が、自体はすでにどうしようもないところにまで来ていた。
回りの山崎?達がだんだんと近付いてくる。
山崎?「これからも僕を応援して下さいね(^^)。」
山崎?「これからも僕を応援して下さいね(^^)。」
山崎?「これからも僕を応援して下さいね(^^)。」
山崎?「これからも僕を応援して下さいね(^^)。」
万事休すか――!!

しかし、奇跡は起こった――!!

突如響いた爆砕音――
ピンポイントで狙ったと思われる爆発が、山崎?の群れの大半を吹っ飛ばした!
カムイ&吉崎「えっ!?」
起こった自体が分からず混乱する2人。
対する山崎は、攻撃がした方をとっさに振り向いていた。
数ある出口の一つ、丁度カムイ達が向かっていた方向に、二つの影が存在した。
1人は大柄で筋肉質な男――もう1人は、まるで少年のような小さな容貌という、
どこか対照的な2人組だった。
??「へぇ、こいつが『全ての漫画家の敵』かい?」
大柄な男が山崎を見て少年に話し掛ける。
??「そう、彼をこのままにしておくわけにはいかない」
??「今いち理由が分からねえが……まあ、こいつをやるわけなんだな、
  キユさんよ」
梅澤春人がそう言うと、キユはコクリと首を縦に振った。

501 :Aブロック最終戦:03/07/17 21:40 ID:DqtJIc5J
一一寒い

…寒くて凍えそうだ

…誰もいないのか…

一一いや…ずっと昔から、俺は一人だった気がする…

…ずっとこんな闇の中で…

…まるで闇に溶けていく…
………
……



ゾッ
圧倒的だった。
桂の攻撃は、もはや何もかもが通用しない。
テレポートによる超スピードの攻撃も、テレキネシスによる遠距離攻撃も。
全ては、柳川の舞うような捌きの前に、無効化されていく。

桂(…天稟!これが柳川の純粋な強さなのか…しかし…)
思わず、唾を飲む。喉が、ひび割れたように乾いていた。
原「桂よ、お前にもあれが見えたか!」 桂「…ああ見えた…」
原の言葉に、首頷する桂。そして、幾度か吼えた。
桂「ぬおおぉおおっ!!」
その目には、牙剥く猛虎の姿が映っていた。

502 :作者の都合により名無しです:03/07/17 21:41 ID:hgsnub+O
忘我の境地来たー!!
キユ来たー!!
終わり近し!!

503 :作者の都合により名無しです:03/07/17 21:53 ID:XBeFjzqu
おおおおおおお!!
頂上対決キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
確かにキユの突き抜ける力なら・・・!

504 :作者の都合により名無しです:03/07/17 22:57 ID:BgdleHdk
巨大なモニターに矢吹が映し出され、その場にした全員の視線がそこに集まる。
「まずは最初に。Cブロック決勝開始が他のブロックと比べ大幅に遅れた事をお詫びしたい。
 そして、もう気づいているだろうが本来居るはずの無いチームが居る事を」
会場の視線は一斉にチームタフに向けられる。ギャンブルに関る人々からの
ヤジも多く聞こえるがチームタフの面々にはむしろ心地いいだろう。
「彼等はチームタフ。超能力や忍術、その他不思議な力が人間を極限までに鍛えぬいた肉体に
 劣るはずが無いと考える者達だ。そこでだ、私、矢吹健太朗は彼等の言い分が正しいのか非常に興味がある」
すると一斉に――やはりギャンブルがらみの人々の――ヤジがモニターに向けられる。矢吹は笑って説明に入る。
「ハッハッハ、私もそのような個人的事情で彼等の出場を決めたのではない。だが、この大会は最強の漫画家を
 探すべく開いたつもりだ。ならば、彼等のような考え方の漫画家も枠組に入れなければ正しい結果は得られない。
 勿論、このままでは他のチームに不公平だ。そのため両チームに増員を積極的に行い、彼等を休める意味を含めて
 試合開始を遅らせた。これでチーム差はないと私は思う。そして、より勝負を面白くする為にすこし趣向をこらした。」
すると画面には一つの島が映し出された。周りには海しかなく、他に島は見られない。画面をそのままに矢吹は説明を続ける。
「ここはクリード・アイランド。いわゆる無人島だ。ここで3チームに三つ巴戦をしてもらう!」


505 :作者の都合により名無しです:03/07/17 23:02 ID:agE8McLz
キユは、ドラクエワールドの影響を受けないのか。

506 :作者の都合により名無しです:03/07/17 23:05 ID:agE8McLz
夢魔―――――
それは夢≠操り、人の精神を支配する者。
その力に魅了されたものは、決して覚めぬ眠りの中、夢の世界に囚われる。
快楽に溺れさせ、堕落させる者、恐怖に怯えさせ、精神を苛む者、その手口は様様である。

河下――『夢魔・水希』は、前者。
淫夢を見せ、快楽を与え、その者の精気を奪う事を、得意としていた。
そして、夢魔の中でも、淫夢を操るものは、こうも呼ばれている――

―――淫魔と―――――

507 :作者の都合により名無しです:03/07/17 23:06 ID:agE8McLz
大暮は、河下が夢魔である事を、知らなかった。
いや、知っていたとしても、意に介さなかったであろう。
大暮から見れば、夢魔など、小賢しい策を弄す、矮小な存在に過ぎなかったのだから。
其れゆえに、油断した。何の気構えも無く、河下に飛びかかり、組み伏せた。

「へへッ楽しませてもらうぜぇ。」
大暮は、下卑た笑みを浮かべると、河下の顔を覗き込む。
河下は、大暮をキッと見据え、口を開く。
「今なら、まだ許してあげます。
 でも、これ以上続けると言うなら、容赦しませんよ。」
気丈に、そう言い放つ。
「カカカ、見た目に拠らず気が強ええなぁ。
 じゃぁ、その唇から味わわせてもらうか。」
大暮は、河下の顎を軽く持ち上げ、顔を近づけていく。
そして、唇が触れ合う―――――

ズギュゥゥゥ―――――z_____ゥゥゥン

その瞬間、大暮の意識は暗転した。

――――――――――
――――――――
――――――
大暮が目を覚ますと、そこはパラダイスだった。
照りつける太陽と、青い海。
そして、大暮の周りには、半裸の美女達が傅いている。
(ここは、何処だ?俺は如何したんだ…)
大暮は、始め、少し不信に思ったが、すぐに考える事を止め、己の欲望に従う事にした。

508 :【矢吹とえなり姉のエトセトラ】序:03/07/17 23:16 ID:8jnkS7Ns

 “それ”は薄暗い部屋の中で目を覚ました。
 部屋の中が暗い理由は彼女以外誰も居なかったことと、
 そして彼女が明かりを欲するとは誰も思わなかったことによる。

 簡素なベッドから履くものが無いので裸足のまま降りる。
 着るものが無かったのでうす暗がりの中から探す。
 彼女の外見は若かったが、子供というほどでもなかった。
 ロッカーを開けてみると『七三』の名札のついた白衣がハンガーにかけられていたが、
 据えた臭いと──それ以上に血の臭い──がしたので、着ることを諦めた。

 戸棚の中を調べてみると、様々な薬品と共にまだビニールを開けていない予備の白衣と、
 そしてスリッパがあったので彼女はそれを使うことにした。
 彼女には大きすぎたが、他には何も見つからなかったので丁度いい。
 ボタンを一番上まで留めて、腕をまくって肘まで出す。
 ここに居続けても問題はなかったのだが、彼女は移動することにした。
「ブック…」
 彼女がそれだけ言うと彼女の目の前にバインダーが現れる。
 バインダーの中にはカードが三枚、納められていた。
 それはただのカードではなく、“念”という特殊能力によって作られたカードだった。
 その中の一枚を手に持って彼女は呟く。
「リターン・オン、…………。」
 そして、彼女はいずこかに消えた。



509 :【矢吹とえなり姉のエトセトラ】前編:03/07/17 23:17 ID:8jnkS7Ns

かつて、いや現在も漫画界に燦然と君臨する矢吹健太郎──、
だが、そのときの矢吹は十傑衆を揃え、
ジャンプの頂点に立ったばかりで野望に満ち溢れていた。
自らの努力次第で全てが可能になる。そんなことを矢吹は純粋に信じていた。
彼がえなり姉をさらったのはそんなときである。

矢吹邸のえなり姉のいる部屋で。
矢吹とえなり姉は対峙する。
矢吹「世間にはお前を性奴隷にしているという噂を流した。
   まあ、実際にそうしても良かったのだが。」
えなり姉に向かって呟く。
矢吹「ところが、お前は念を使えた。ならばえなりも危機を乗り切って生きているだろう。
   そう判断し、人質の価値があるとして、俺はお前を生かした…。」
矢吹の言葉に対して。
えなり姉「賢明ではないわ。
   弱みを握って脅迫する方法には底が無いもの。
   少し考えれば、誰もが聞く価値が無いことが分かるでしょう。
   えなりは私とは関係なしにあなたを倒しに来るわ。」
視線の先にいる女──えなり姉──は答えた。
矢吹「えなりがエジプトに向かっていることが確認された。
   お前の噂を聞いたうえでの行動だとしたら、確かにお前に人質の価値は無いのだろうな。」
矢吹が続けた。
矢吹「…俺は10人衆を呼び寄せることにしたぞ…空戦騎、海戦騎、陸戦騎の三人だ。
   お前の弟がいくら“念”やスタンドを使えたとしても、この三人には敵うまい…。」
えなり姉「えなりは念もスタンドもまだ使えないわ…そのうち覚えるとは思うけれど。」
矢吹「ならば、死んだな。」
えなり姉「でも、えなりは仲間が助けてくれる。だから、簡単には死なないわ。」
そう言って、矢吹の言葉を否定する。


510 :【矢吹とえなり姉のエトセトラ】前編:03/07/17 23:22 ID:8jnkS7Ns
えなり姉「あなたもそのうち分かると思う。」
えなり姉が返す。会話の途中に一度目を閉じたということは、理解を求めてはいないのだろう。
矢吹「とてもそうとは思えないがな。……どうして、お前は俺に協力するんだ?」
矢吹は否定してから話題を変える。
えなり姉はしばしの沈黙の後。
えなり姉「あなたは、冨樫ファイルが欲しいのでしょう?」それだけを聞いてきた。
矢吹「…冨樫ファイルを見つけることが出来れば、
   俺はパクリ矢吹の汚名を返上して「実はオリジナルも凄い矢吹」と呼ばれることが出来る。
   そうして実力を上げれば、少数存在する反対派の勢力を沈黙させることが出来る。」
当然のように矢吹は答えた。
えなり姉「どうしてそんなことをするの?」
矢吹「決まっている。漫画界の未来のためだ。
   アンケート至上主義を廃止し、休載を認め、競争を無くす。
   そうすれば漫画家は酷使されず、そして長期的に見て、
   面白い漫画が描けるようになる。
   俺は理想のために一歩も引く気はない!」
えなり姉「なら、いいんじゃないの?」
えなり姉が告げる。
矢吹「俺はお前の弟を…なんというか、殺す計画を立てているんだがな。」
皮肉気にいう矢吹に対して。
えなり姉「えなりは、まだ依存心が強くて、戦うことを知らなければいけない。
   それにあなたが本当に漫画界のことを考えているのなら
   いずれ…分かり合える日が来るかもしれないしね。」
その言葉には矢吹は苦笑するしかなかった。馬鹿げている。
矢吹「理想論を言っても後で辛くなるだけだと思うがな。」
えなり姉「それはあなたも同じようなものだと思うけど。」
えなり姉は淡々と答える。
矢吹「なんだと?」
聞き返すが、えなり姉が発した言葉は別のことだった。
その口調にはいつも底が見えないと思う。単に変人なのかもしれないが。
えなり姉「ここに来た理由は、世間話をするためではないのでしょう?
   …今度は何をすればいいの?」

511 :【矢吹とえなり姉のエトセトラ】前編:03/07/17 23:25 ID:8jnkS7Ns
もとより長話をする気もない。
矢吹はポケットに入れていたゲームソフトを見せて答える。
矢吹「これは俺がパクリで作ったゲームソフトなのだがな。
   念を使える人間ならば中に入れて、クリアすれば中に念で作られた
   カードを手にすることが出来る。それを取ってきて欲しいのだがな。」
矢吹は自分の言うべき用事を簡潔にまとめた。簡単に彼女も返した。
えなり姉「分かったわ」
えなり姉のいる部屋を出て、歩きながら矢吹は考えていた。

言い返すべき言葉というものは。
タイミングを逸してしまえば無駄になってしまうものである。

えなり姉『それはあなたも同じようなものだと思うけど。』
矢吹(違うな、俺は現実を見ている。)

心の中の声に対して、心の中だけで反発する。
だが、結局それは理想を目指していることには変わりがないのだろう。
叶わないものと叶うものの間ではどこで境界線を引けばいいのか。
基本的に考えてみれば、それは常識で決められるのだろう。
そして、常識によって自分の考えたものは叶うもの、
えなり姉の考えていることは叶わないもの、と自分は決めたわけだが。
主観ではなく、現在の権勢を踏まえた現実的な判断だ。しかし。
矢吹も初めに理想を思いついたときには実現できると予測したものなどはいなかっただろう。
初めは何もかも小さな灯だ。誰が人の未来を予想できるというのか。そこまで考えた後に。

矢吹(馬鹿馬鹿しい。)

矢吹は自身の考えを打ち消した。
求道者ならば、他人の考えを肯定などせずに自分の未知のみを信じて進めばいいのだ。
空、陸、海の十傑衆は既に広間に来ているのだろう。
彼は指令を出すために、広間へと向かっていった。

512 :【矢吹とえなり姉のエトセトラ】前編:03/07/17 23:28 ID:8jnkS7Ns
矢吹「さすがだな。パクリで作ったグリードアイランドとはいえ僅か三日でクリアするとは…
   俺でさえ、一週間はかかった……。」
えなり姉「これがカードよ。欲しかったのでしょう?」
えなり姉は矢吹にカードの入ったバインダーを渡した。中には三枚のカードが入っている。
もちろん矢吹が希望した種類のカードだった。
矢吹はしばらく受け取ったバインダー、そしてその中にあるカードを眺めていたが。
矢吹「いや、これはお前のものだ。…お前が使え。」
矢吹はバインダーをえなり姉に返した。
えなり姉は一拍置いてから──予想外だったのだろう──矢吹に答える。
えなり姉「いいの?パクリで作ったゲームだったから、製作者のあなたが
   クリアしてもカードを得ることは出来なかった。
   だから私にクリアさせたのでしょう?」
矢吹「ああ、でもいらなくなったんだ。」
えなり姉はしばらくバインダーをもてあましていたがやがてそれを抱えると矢吹に向かって囁いた。
えなり姉「ありがとう。」
矢吹は答えず、自分の部屋へと立ち去るえなり姉を見送った。

えなり姉が矢吹に協力することは、えなりが矢吹と戦うことと同じくらい奇妙であった。
本来、彼には戦う理由など無いのだから。
漫画界の運命がどうなろうと、彼らには関係が無い。

奇妙な協力関係だったと矢吹は思う。
そして、一時的に奇妙だったとしても整合性のあることによって、
それは奇妙ではなくなっていくものだと、矢吹はまだ知らなかった。

冨樫の入院している病院の待合室で矢吹は呻いた。
矢吹「十傑衆がやられただと!?」
部下『はい、小栗、和月、久保、の三名全てが…』

矢吹「・・・・相手が荒木なら致し方ない、な…。」
電話を切って矢吹は呟く。


513 :【矢吹とえなり姉のエトセトラ】前編:03/07/17 23:31 ID:8jnkS7Ns

矢吹が自分の邸内に戻ったとき、部下の一人が矢吹に上申した。
部下「えなり姉の件ですが、このままにしていいのですか?」
矢吹「このまま、とは?」
部下「文字通りの意味でございます。
   えなりがはっきりとこちらに叛意を示した以上、生かして置くことは危険だと存じますが。」
矢吹「…十傑衆の二人を刺客としてえなりに差し向けた。
   この件はそのそれによって解決するだろう。」

矢吹はその強気な台詞とは裏腹に、いつ自分を襲うかもしれない、
荒木とえなり2世にびびりまくっていた。
えなりに対して怯えがあったからこそ、矢吹はえなり姉をさらい、そして協力も得ていた。
矢吹は自分が今まで多くのパクリの中から漫画を描いたと認めていた。
そしてえなり姉をさらったことを認めていた。
今は協力する姿勢を見せてはいるが、肝心なときに裏切ろうと思っているのかも知れない。
何より彼女はえなりの姉なのだ。
矢吹とえなりの争いはえなり姉も知っているし、えなり姉の協力の行動も
もしかしたら、自分を裏切るための布石であるのかもしれなかった。
目的のためとはいえ、矢吹は多くの人間を利用した。
自分がそうされてもおかしくは無い。
幸い、十傑衆も多く居るし、矢吹自身多くの漫画を抱えている。
ここでえなり姉一人が死んだとしても、たいした損失にはならないはずだった。

──だが、しかし──

矢吹はしばらく考えた後呻いた。

矢吹「裏切ってはいないかも知れないではないか。」


514 :【矢吹とえなり姉のエトセトラ】前編:03/07/17 23:33 ID:8jnkS7Ns

部下「ご決断を。
   小事にはこだわらず大局を見るのです。
   今でもえなり姉が裏切るか裏切らないかで矢吹様は悩んでいるのでしょう?
   もしも、えなり姉が今は裏切らなかったとしましょう。
   でも、えなりを始末すればやはりえなり姉は矢吹様を恨みに思うことでしょう。
   そして矢吹様に害を為すのかも知れません。
   えなり姉を生かしておいても不安は永久に付きまとうのです。
   矢吹様、あなたの未来には多くの漫画家の“これから”がかかっているのです。
   ご決断を、矢吹様。」
矢吹「どうしろというんだ?」
矢吹は部下を睨んだ。
部下「方法は簡単です。
   最近同人軍艦の面々が何かと矢吹様に反抗する気配を見せています。
   いっそ滅ぼしてしまおうという作戦を立てているのですが、
   それに対して私に腹案があるのです。」

このときの矢吹はまだ大勢の漫画家が彼から離反する事態となるとは知らなかった。
そして、矢吹は自分のシステムを完成させることが使命だと信じて疑わなかった。
漫画界の未来のために禍根を絶つ──そんな結論をしたのは矢吹の若さの証明でもあるのだろう。

矢吹「お前に任せる…好きなようにしろ…」
部下「御意…。」

部下はうやうやしく答えた。


515 :作者の都合により名無しです:03/07/17 23:38 ID:8jnkS7Ns
ええと、えなり姉(に限ったわけではない)記憶編です。
記憶なので少しずつ進めようかと。そのうち盛り上がる展開になればいいなと思ってます。

516 :作者の都合により名無しです:03/07/18 00:29 ID:9Pj19z39
初期の初期の話まで整合するあなたがステキ

517 :Aブロック最終戦:03/07/18 00:42 ID:LK/5Rj4k
柳川の頸動脈を狙った一撃を、桂がかろうじてかわした。
頬から鼻にかけての皮膚を薄く切り裂かれ、血がしぶく。
どうする事も出来ない、あまりにもかけ離れた実力差が、今や両者にはあった。
だが、一方的に押しまくっているはずの柳川が、ふいによろめいた。
膝がガクガクと震え、その口からは血が吐き出される。
全身の出血も尋常ではなく、立っているのもやっとの状態に見えた。

巻来「やはり柳川は、無我の境地に達したのではない。
   我を忘れ、本能のみで闘う獣も同然っ!!
   …しかも、さらに始末の悪いことに、痛みや感情を失しながらも闘う、
   闘いの修羅に取り憑かれている!!
   …あの傷だ、身体が先に壊れてしまうぞ!!
   それに何より、虚無の闇に飲まれ、悪くすれば…
   ずっとあのまま、生きながらの廃人となろうっ!!」

桂「ぐっ!!」
もう何度、同じ事をくり返したか。
桂の攻撃は、湖面の月を斬るがごとく、虚しく捌かれ、
交差法ぎみに、左肩を剣で貫かれた。
身体の至るところを刻まれ、出血の酷さから、桂が膝をつく。
すでに、黄色い歓声はおろか、誰ひとり呻きすらたてない。
巻来「桂っ!!」
桂「ゲホッ…巻来さん、今度ばかりはどうにもならねえ…あれを見なよ!!」
その指し示す光景を見て、巻来達が絶句した。
巻来「…ま、まさかっ その状態でやるのかっ!?」
原「一一しかも、二刀のままで…」
忘我の境地のまま、柳川の二刀が、魔性の弧月を描いた。

 円  月  殺  法  !!

518 :倫タン出撃:03/07/18 00:44 ID:Gbk6B5KD
キユと梅澤が山崎に攻撃を仕掛けようとしたその時、上空からヘリが現れた。
??「梅さん、キユ、ここは任せるにゅ。」
そう言うとその角らしきものが生えた少女のような外見をした者、岡本倫がヘリから
飛び降りた。
岡本「ここで敵にむざむざ能力をばらす必要はないにゅ、私のこの姿で十分にゅ。」
梅澤「へへ、倫タンがそういうのなら仕方ねえ・・・、キユどうする?」
キユ「・・・、そうだね、倫タンがそういうのなら僕たちは見学してるよ。
    久々に倫タンの戦いっぷりも見てみたいしね。」
岡本「OKにゅ。」
岡本がキユに確認の合図を取ってからほどなくしてカムイの痛烈な叫び声が聞こえた。
カムイ「よせぇぇぇぇ、あんたらが何なんだかわからんが奴には敵わない。
     逃げるんだ!!!」
その時、山崎が動き出した!!
山崎「よくも僕を無視してくれちゃいましたね・・・、
    行け!!僕の可愛い子供たちよ(^^)!!!」
山崎が合図すると一斉に山崎?が岡本倫に襲いかかってきた、しかしその瞬間、
信じられないような出来事がおこった!!
山崎?「これからぁぁあ・・・(^^)?」
山崎?「僕をぉぉぉぉぁああぉ・・・(^^)?」
山崎?「応援してぇぇ・・・(^^)?」
なんと無数の山崎?が岡本に襲いかかったと思うと次の瞬間みんな首チョンパされて
しまっていた。
山崎「なんだと・・・・(^^)。」
岡本「私がこの状態のときはベクターの本数は30本以上、攻撃可能範囲は半径50mにゅ、
    最も真の姿に戻ればベクターの本数も距離も今の3倍は増加するにゅ。」


519 :Aブロック最終戦:03/07/18 01:24 ID:LK/5Rj4k
忘我の境地に達した肉体が鬼神の闘いをしている一方で、
柳川の本来の精神は、依然、暗く深い闇の中にあった。

………

柳川……

柳川善弘……


どこからともなく響く声が、柳川の意識をほんの少しだけ覚醒させた。

…誰を呼んでいる?

…俺か…

一一一俺を柳川…と、呼んでいるのか…?

………
……


原(…柳川、お前は一人ではないはず……もう一人ではないはずだろう!
  俺や巻来、北条やゆで…、それに三浦とヨクサル……秋本だっている…
  …皆…お前の事を真の朋友だと思っている。柳川善弘、お前のことを!!)

原「聞こえるか柳川っ。いかに忘我の闇に沈もうとも、この俺達の想いが、お前に届かぬわけがないのだっ!!」


520 :Aブロック最終戦:03/07/18 01:26 ID:LK/5Rj4k
原の叫びがこだまする中、柳川の妖剣が弧を描きつづける。
だが、その剣筋は、こころなしか、少しずつ鈍ってきているようであった。
柳川(………み…ん……な……)
歯の根が噛み合わず、ガチガチと音を立てる。
牙が鳴っているのだ。
それを、もはや万策尽き果てた桂が、観念して成り行きを見守っている。
そして、とうとう無慈悲な一撃が、桂に向かって振り下ろされた!

そのとき、柳川は、自分の身体を暖かな感触に包まれていくのを感じた。

柳川善弘!!

お前は決してひとりじゃない…

皆がお前を待っているぞ…

………
……


刃は、振り下ろされた。
桂の首からわずか数ミリ。
この状態から、ほんのわずかでも剣先を動かせば、桂の首は落ちる。
そのような位置で、二刀の刃は停止していた。
目の前の光景を、呆然と見つめる桂。そして、バンチチーム。
巻来「原よ…見えたか今の…」
原「…ああ見えた…」

虚ろだった柳川の顔には、表情と、そして暖かみが戻っていた。
柳川「…夢を見た…漫画の女神に抱かれる夢を…」

 柳 川 善 弘  闇 よ り 帰 還 せ り !!

521 :作者の都合により名無しです:03/07/18 01:48 ID:Zm1PGtj4
岡本倫…荒木と戦わせるのを目論んでた身としては
半径50mなんて大ハッタリやめて欲しかったよ
それとも投石などで「攻撃可能」範囲が半径50mで
腕自体の射程は2〜3mでいいのかな?


522 :Aブロック最終戦:03/07/18 01:49 ID:LK/5Rj4k
原(…今のは幻か…!?俺達は確かに見た。
  あの瞬間、柳川の身体を抱いていた、神々しい光を放つ存在を…
  いずれにせよ…己を失していた柳川が元に戻ったのは確か!)

柳川「一一一ん…」
寝ぼけたような声が、口からまろびでた。
柳川「どうした……もう降参かね?」
それを聞いた桂の柳眉が、ピクリと逆立った。
傷だらけの身体をひきずり、再び対峙する。

巻来「…なんとっ死に至る程の傷と疲労を負いながら、なおもまだやり合おうというのかっ!」
原「当然だ。それが俺達、漫画家という人種が背負った、業なのだ」

桂「まだ元気イッパイだぜ…と言いたいとこだが、俺もいい加減、限界だ。
  だから、次の一撃こそ、本当に最後だ。どっちが勝っても、これで最後…」
柳川「ああ、望むところだ。今度は、俺の意志で、勝ってみせる!」


523 :Aブロック最終戦:03/07/18 01:50 ID:LK/5Rj4k
三浦「一一へっ!意地だの強さだの言っても、結局はガキ大将同士のケンカってことだな!」
原「ああ、まったくその通りだな」
三浦が笑って言うと、原もまた笑みで答える。
巻来「しかし…ひとつ問題があるぞ。奴の大刀は、もう使い物にならん」
指摘通り、柳川の日本刀は、すでに折れ、刃こぼれしている。
あと一度の使用にすら、耐えられるかは疑問だった。
すると、原がいきなり長大な日本刀を取り出した。
巻来「…それは?」
原「俺の朋友から預かった、究極の刀……岩さえも両断する最強の剛刀だ」
説明すると、原が柳川に向かって、それを放り投げた。
柳川が、慌ててそれを受け取る。
その刀の正体を知り、柳川は戸惑った。 
柳川「原さん……この剣は、あの人がかつて使った、伝説の一一」
原「そうだ!お前ならば、見事使いこなせるだろう!」
感無量になり、思わず目尻に熱いものがこみあげる。
それを滾る闘志に変え、柳川は軽々と、その剣を抜きはなった。
その瞬間、凄絶な刃風が、吹き荒れる。

柳川「『常・在・戦・場』、これこそ俺の心意気!
   そして、この世に斬れぬものはなし…!
   一  文  字  流  斬  岩  剣  ! ! ! 」

524 :作者の都合により名無しです:03/07/18 01:58 ID:LK/5Rj4k
>>521
それを何とかしてこその荒木じゃないか

525 :作者の都合により名無しです:03/07/18 02:49 ID:grsMiOAB
はうっ、倫タンでちゃったか
キユに決着つけさせたかったんだがどうしよう

526 :作者の都合により名無しです:03/07/18 02:56 ID:7YJ3OyLC
露払いということで普通にキユで決着つければ大丈夫だと思う。
倫タンでは無理かと。

527 :ちょっと訂正。:03/07/18 03:36 ID:7YJ3OyLC
リレーなので無理ではないかも知れないけど難しいかもと。
とりあえず山崎戦のエンディングには期待しております。マターリ頑張ってください。

528 :新たなる恐怖:03/07/18 05:07 ID:yZHoPegS
荻野「死ぬのは敵、生き残るのは我!
  この絶対の自信こそが『気砲術』の原理だ!」
荻野の発気は確実に藤沢の心臓を撃ちぬいていた。
まだ息があるようだが、藤沢の死はもう時間の問題。そう思えた。
藤沢(あ…う…熱い、胸が熱い…血が…
  死ぬ…俺は死ぬのか?このまま…
  俺は結局、キバヤシがいなけりゃ何にも出来ない男だったのか?
  …弾無しで銃を撃つなんて反則だ…
  俺もガンアクション描いてみてぇなぁ…
  あれぇ?こりゃあイングラムじゃねぇか…
  なーんだ俺にも描けるんじゃん…)
荻野は目を疑った。
主を失い、崩壊し始めていたGTFの世界。
その崩壊が止まった。
そして胸から血を流し倒れている藤沢。
その手に握られているのは荻野から奪ったニューナンブだったはず。
しかし今藤沢の手にあるのは――
荻野「イングラムM11…!!」
藤沢「ひゃはははははっ…」
ぱららららららららら!
藤沢の首が持ち上がりその目が荻野を捉えた瞬間、サブマシンガンが火を吹いた。
荻野「ううっ!」
荻野は即座に奇妙な動きで飛び退き、そのまま廊下を階段付近まで走り抜ける。
藤沢「逃げるなよ荻野ォ、どうせプラスチック弾だ。
  当たったところで死にゃしねーよ」
後から乱射される弾を回避しながら踊り場へ飛び込む。
荻野「プラスチック弾だとぉ?そんな威力じゃないぞ…つッ!」
さすがに至近距離ではかわしきれなかったのか、何発かは荻野の身を掠めていた。

529 :新たなる恐怖:03/07/18 05:08 ID:yZHoPegS
荻野「くらえ発気!」
壁に身を隠しながら発気を撃つ荻野。再び藤沢の胸は貫かれた。が――
荻野「効いてないのか!?」
藤沢「ひゃーはははっはああ!」
藤沢は意に介すことも無く、楽しそうにイングラムを撃ちまくっていた。
絶えず浴びせられる銃弾によって、荻野の隠れている壁は少しずつ削り取られていく。
荻野「それにおかしい、さっきから奴は撃ちっぱなしだ。
  イングラムの装弾数と速射性能なら数秒で撃ち尽くすはず」
ぱららららららららら!
相変わらず銃声と壁を削る音は鳴り止まない。
荻野「確かめるか!」
言うが早いか荻野は藤沢の前に踊り出た。
藤沢「イヤ――――ハァァ――――ッ!!」
瞬間、荻野の体に弾丸のシャワーが浴びせられていた。
荻野「うっ、えっ…げっ…!」
荻野は気味の悪い呻き声を上げ細切れになっていく。
藤沢「ざまーみろおおおおおおお!!
荻野(マガジン交換はまるでしていない…
  弾切れの無いイングラムなんて反則もいいところだ)
藤沢「いい気味だぜええええええ!!」
荻野(俺の発気なんてまだかわいいもんだ)
ガン!ガン!ガン!
藤沢の腹部に存在しないはずの弾丸が撃ち込まれる。
同時に「撃たれていた荻野」が消え、倒れる藤沢の横に荻野が現れた。
荻野「少しは学習したらどうだ。
  わざわざお前に撃たれてやる義理なんてないぞ」
荻野は投気で自身のおとりを作り、化気で姿を消して藤沢に近づいていたのだ。
藤沢「くくく」
荻野「まだ生きている…こいつはやはり…」

530 :新たなる恐怖:03/07/18 05:09 ID:yZHoPegS
荻野はすっかり形の変わってしまった壁に駆け寄ると、
散らばっていた弾を一つ拾い上げ、まじまじと見た。
荻野「やはりプラスチック弾なんかじゃない。ヤツ自身はなぜかそう思ってるようだが…」
拾い上げられたそれは白い――だが決してプラスチックなんかではない――
言うなれば弾丸の形をした人間の――
荻野「骨か」
体に無数の風穴が開いた藤沢が笑みを浮かべながら立ち上がってくる。
荻野「そしてその不死身ぶり…これで答えは出た。
  お前は確か高学歴に復讐するために、俺にちょっかい出してきたんだよな」
藤沢「それがどおしたああぁぁぁ!」
銃を乱射する藤沢。
荻野「お前は(ほとんど言いがかりだが)高学歴に恨みを持ち、
  学歴に振り回される世の中に絶望した。
  そして自分の創り出した世界の中でさえ、生徒達に見捨てられた。
  人がネオテラーに変わる条件は、恨みと絶望と孤独…」
荻野は距離を取り、奇妙な動きでかわす。
荻野「その復讐者が死の淵に追い詰められた時、
  人としての限界を超えた、ネオテラーと言う名の化け物に変わる」
藤沢「お寺がどうしたってぇぇぇぇ!」
発気が藤沢の胴を穿つ。
荻野「俺はお前の心の均衡を保つ最後の砦…GTFの世界を破った。
  お前が化け物に変わるきっかけを作ってしまったのは俺だった!」
しかし藤沢には効果が無い。痛みすら感じていないのだろう。
藤沢「へへへ〜〜そうさ、みんなお前が悪いんだああぁぁ」
荻野「だからお前は俺が倒す!」
そう宣言すると荻野は、藤沢の頭に発気を叩き込む。
荻野「今のお前はまぎれも無く…
    ネ  オ  テ  ラ  ー
   新 た な る 恐 怖 ! ! 
                      」

531 :新たなる恐怖:03/07/18 05:09 ID:yZHoPegS
発気が藤沢の頭を吹き飛ばした。
藤沢「あ…がああ」
頭頂部を失った藤沢は大の字に倒れて動かなくなった。
荻野「ネオテラーの弱点は、そいつ自身にもとからあった"弱み"。
  ならば学歴にとらわれたお前の弱点は知能の詰まった頭だろう」
終わった――背を向けかけて荻野は足を止めた。
GTFの世界の崩壊は止まったままだ。まさか、まだ――
藤沢「ぐえへへへへ…」
予感的中。
荻野「頭じゃないのか、弱点は…
  ネオテラーは己の体を削り、銃弾に変えて撃つ。
  既に頭は"消化"された後か!なら弱点は…」
再開される途切れない銃声。
荻野「それだ!そのいつの間にか持っていたイングラム!」
発気がイングラムを破壊する。が、
藤沢「よくも俺の銃をおおおおおっ!!」
頭部と武器を失ってなお藤沢は荻野に挑んでくる。
荻野「これも違う…まあ鬱陶しい銃撃からは開放されたが…」
藤沢「がああああああああっっ!!」
獣のような咆哮を上げ藤沢は突進してくる。
荻野「どこだ?どこだ!弱点はどこだあ!!」
腕が飛び、足が千切れ、体が穴だらけになっても藤沢は突進してくる。
荻野「くっ、こんなになっても死なないなんて、もう生き物とは呼べないな…
  ほとんど妖怪…そう言えば昔はヤオヨロズって呼んでたんだっけ…」
追い詰められ階下へ駆け下りる荻野、その頭上に…
藤沢「鬼ごっこは終りだああああ!!」
荻野「うわあああああ!!」
なんと天井をすり抜け藤沢が荻野の頭上に降ってきた。

532 :新たなる恐怖:03/07/18 05:09 ID:yZHoPegS
それでも荻野は仰け反りながら藤沢をぶっ飛ばす。
藤沢は壁に逆さの状態でめり込んだ。いや、
荻野「こいつ、化気を…!?いや、違う!!」
藤沢「ククク…」
ずぶずぶと藤沢の体は壁に吸い込まれていく。
荻野「一体化している!!はっ、そうか!
  こいつの弱点は学歴の象徴…この学校そのものか!!」
荻野の言葉に反応したかのように廊下が窓が、壁が蠢動を始める。
今、荻野は巨大な生物の体内に飲み込まれたような感覚に陥っていた。
荻野「おおおおお!!」
荻野は壁という壁、窓という窓、目につく全てを撃ちまくるが、
藤沢「どうした、その程度か。痛くも痒くもねえ!」
荻野「くっ、弱点がわかったところで、こんな巨大な学校を破壊するなんて…」
蠢く廊下のそこここが盛り上がってくる。
それはゆっくりと人の形を成していた。
荻野「これはさっきの…!」
GTFの生徒達が復活してきていた。
さっきより遥かに邪悪な、気味の悪い表情を浮かべて。
爪は鋭く尖り、口からは牙が覗いていた。
藤沢「行けーっ!今度こそ本当にバラバラにしてやれーっ!!」
荻野「このぉ!!」
襲い来る数十人の生徒達。荻野は発気で応戦するが、弾が生徒達を逸れていく。
荻野「え?」
生徒達「なにーこいつ?」
   「キモーい!」
生徒達の攻撃。荻野は奇妙な動きで攻撃をかわ…せなかった。
荻野「ぐうっ!」
生徒達「ギャハハハハハ!バカじゃんこいつ!」
荻野「ジ、GTFの世界まで復活してるのか…
  しかも、キモさも向こうが上だから攻撃をかわせない!」

533 :新たなる恐怖:03/07/18 05:10 ID:yZHoPegS
藤沢「そろそろ無駄は止めたらどうだ荻野?
  てめえはここでミンチになりやがれ!!」
再び生徒達の集中攻撃が荻野を襲う。
荻野「ふざけるな!発気!」
ぽん!
生徒達「………」
藤沢「………」
荻野「…こんな古典的な…」
銃も弾も必要としない『気砲術』
それを駆使して戦っている荻野は今、当然銃を持っていない。
しかし、その指先から…
藤沢「ギャハハハハハ!万国旗だってよ!!」
生徒達「今時、万国旗だって!」
   「ダッセー!何年前のセンスだよ!!」
荻野「ぐ…うう…これって俺のセンスじゃないだろ…むしろ…」
藤沢「つべこべ言わずに死ね!荻野!」
荻野「ぐわああああああああっ!!」
数十の牙が荻野の体に食い込んだ!
荻野の顔が苦痛に歪む。
藤沢「いいぞ!その顔!今お前はさいこーにキモいぜーっ!!」
襲い来る激痛の中、荻野は藤沢に標準を定めた。
荻野「さいこーにキモいなら!今が最高のチャンスだ!!」
ガアン!
僅かに残ってる藤沢の胸部に新しい穴が開いた。
藤沢「最後の悪あがきか?今の俺は痛みなんて感じねえ!」
荻野「そうかな?『神殺し』の俺には命無き者すら殺す力がある!」
藤沢「へっ!全然痛く…い、痛ェッ!な、何をした荻野ォ!!」
荻野「"死気"だ!」

534 :作者の都合により名無しです:03/07/18 08:05 ID:xw+MUXdq
>>523
長大な日本刀ときて・・・・
薩摩隼人の長刀?
前田慶次の長刀?
とか思ったら・・・・・・・・・・・・・・

一  文  字  流  斬  岩  剣  で す か ! ?

たしかにどっちも常在戦場だったな・・・・・・


535 :作者の都合により名無しです:03/07/18 09:14 ID:LK/5Rj4k
容量が490KBを超えたので、移転です。
つづきは、こちらで
      ↓
http://pc4.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1056986536/l50

536 :それでは貼らせてもらいます。:03/07/18 17:53 ID:zQK4vEAK
   第九部のエトセトラ(2chブラウザで数字にカーソルをあてるとレスが読めます。)

   >65>66>67>68>69聖石争奪戦
   >70>71その男、格闘家につき
   >72>73>74三闘神。前編
   >75貞本の冒険。桜玉吉登場。
   >77>78>79>80三闘神。後編。(高屋良樹、鷹氏隆之登場。)
   >81>82>83>84リターン・オン…
   >85その男、格闘家につき(おまけ)
   >86>87魔球封印。
   >88>89>90板垣恵介VS佐渡川準。(板垣勝利)
   >91>92>93>94夕食(ガンガン)
   >95情報テンプレ(アイテム、改定>105)
   >98>99>103夕焼けとカレー。(無敵同人戦艦・無礼ド(ブレイド)登場。)
   >107>108参炉里魂動く。万乗の力。
   >111武井といとう。
   >116>117魔球解禁。(ラーメン)
   >118小畑の思い。前編。
   >120>121妖魔王関連。
   >122小畑の思い。後編。
   >124ミカエルの眼の謎1
   >125>126>128紅煉誕生秘話(おまけ>127)
   >129ミカエルの眼の謎2
   >132>133六田VSしげの(六田勝利、ゆでたまご登場。)
   >135水島VS荒木。前編。
   >137>139ミカエルの眼の謎3
   >140>141水島VS荒木。後編。(水島勝利。)
   >142>143ミカエルの眼の謎4
   >144大友と松本。(ゴッドハンド。)
   >146>147>148>149>151>152漫画家大紀行

537 :作者の都合により名無しです:03/07/18 17:54 ID:zQK4vEAK
   >154>155>156>158>159藤田関連。
   >161>162赤い秘石と青い秘石。
   >164藤田関連2。
   >165>166>167>168
   >169>170>171>172藤田捜索とエトセトラ。(おまけ>172>174)
   >173>175藤田VS青山。前編。
   >176>177>178その男の名は『Y』
   >182>183>184藤田VS青山。後編。
   >185真島と小畑。
   >186>186>188>190藤田の想い。
   >191審判交代 。
   >192評議会!クランプ登場!!
   >197>198藤田変身!
   >206野球関連。渡辺保裕登場!
   >211『Y』の胎動。前編。
   >214バーリトゥード審判。あだち激昂。
   >215『Y』の胎動。後編。
   >216>217>218>219荻野VS藤沢。
   >220>221>222紅蓮誕生詳細。
   >224>225荒木、マウンドに!
   >227>228>229>230>231冨樫と藤崎。
   >233>235>236野球編。第3の翼。
   >237CM。
   >239>240野球編。岡田の闘気。
   >241矢吹と救世主。
   >242>244>245>252>253一点奪取。
   >254>255漫画家大紀行2
   >257冨樫と藤崎2。
   >261>262>263『Y』対峙。前編。
   >264六田の挑戦!前編。
   >265『Y』対峙。後編。

538 :作者の都合により名無しです:03/07/18 17:55 ID:zQK4vEAK
   >267>268>269六田の挑戦!後編。(ゆで、飛空挺到着。)
   >273>274>275>276>277>278高田、暗躍。
   >279>280>281柴田ヨクサルと福本。
   >283>284>285高田の思考。
   >287>288>289『Y』勝負。
   >299とりあえず起きました。柴田亜美登場。
   >302>303>306Aブロック。第五試合開始。
   >307久米田の野望!
   >310>311>312ドッキン記憶喪失アニマル
   >316>317サガの最期。前編。
   >320>323冨樫と藤崎3。
   >326>327>341>342『Y』援軍。
   >345韓国からこんにちは。
   >348>349大丈夫か久米田!?(やまもとかずや復活!)
   >351サガの最期。後編。
   >352>353審判もバーリトゥード。
   >354柴田ヨクサル接近。
   >355高田とサガ。前編。
   >356>357冨樫と藤崎4。
   >358>359帰ってきた馬鹿大将。にわのと安永。
   >364高田とサガ。中編。
   >365聖悠紀と矢吹。
   >367>368高田とサガ。後編。
   >372>373>375>376参炉里魂と最強伝説福本。(参炉里魂、戦艦ヤマトに到着。)
   >377>378岡田の陰謀。
   >379金田一(*´・`*)
   >380貞本と請求書。
   >382>383>384『Y』反撃。
   >385>386水島の挑発。魔球、工作員!
   >392>393見えない学校。
   >397その頃の河下。

539 :作者の都合により名無しです:03/07/18 17:56 ID:zQK4vEAK
   >398>399>400『Y』発動。
   >401その頃の河下2。
   >403曽田VSしげの1。
   >405その頃の河下3。
   >406>407妖魔王関連。杉浦日向子登場!!
   >410>411>412>413>414>415GTFの世界。萩野VS藤沢2。
   >416>417黒荒木VS戸田
   >403曽田VSしげの2。
   >420>421ひとりぼっちの黒猫。(矢吹関連。訂正、422)
   >423>425>426河下の悲劇。大暮維人復活。
   >432>433>434>435>436Aブロック。正邪対決!
   >437>438生きるべきか死ぬべきか。冷やし中華やめました。
   >440>441>442軍艦内でハロー。
   >443>444>445冥界三巨頭登場。
   >446その頃のガンガン。
   >447>448Cブロック決勝へ向けて。前編。
   >449その頃のガンガン2。
   >450Cブロック決勝へ向けて。後編。
   >452>455その頃のガンガン3。
   >456>457>458>459『Y』覚醒。
   >460その頃のガンガン4。
   >461>462>463>464>467>470
   >471>472>473>476>477>478Aブロック。正邪対決2。
   >479>480>481
   >482>483>484とある絵草子。(妖魔王関連。八房龍之助登場。)
   >486ちょっと前の話。同人軍艦内。前編。
   >487Aブロック。正邪対決3。
   >488>489>490ちょっと前の話。同人軍艦内。後編。
   >491>493>494>495Aブロック最終戦1
   >496>497一方その頃。(Cブロック。)
   >498>499>500『Y』降臨。
   >501>Aブロック最終戦2。

540 :作者の都合により名無しです:03/07/18 17:57 ID:477yh08k
live2ch使ってるが読めない。
>65を>>65にすると読めるが。

541 :作者の都合により名無しです:03/07/18 18:01 ID:zQK4vEAK
   >504>Cブロック決勝戦!序章。
   >506>507夢魔の本領!
   >508>509>510>511>512>513>514矢吹とえなり姉のエトセトラ
   >517Aブロック最終戦3。
   >518倫タン出撃。
   >519>520>522>523Aブロック最終戦4。
   >528>529>530>531>532>533新たなる恐怖。萩野VS藤沢3。



542 :作者の都合により名無しです:03/07/18 18:09 ID:zQK4vEAK
ここまでです。修正などあったらお願いします。
また、補足事項などあったらそれもキボン。

>>540
ギコナビかOpenJuneで試してみてください。スマソ。



543 :作者の都合により名無しです:03/07/18 18:33 ID:0/tDYKxF
(*´・`*)←ワロタ

544 :作者の都合により名無しです:03/07/21 09:43 ID:kHkKtBZe
毎度のことながら、まとめてくれる人はありがたいです、ホント。

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