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第三回天下一武道会

1 ::03/06/17 02:01 ID:???

マターリ開催してます。
けれど一応誤解ないように書いておくと、このスレはMS格闘ものの話ではありません。
というかガンダム一機すら(いまのところ)出てません。
にもかかわらず、これはある種の格闘であるのは間違いないといえるかも。あくまでもある意味ですが・・



過去ログは2-5のどこかにはってます。



2 :過去ログ:03/06/17 02:02 ID:???


前スレ
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1047130602/


[シャア専用天下一武道会ログ置き場兼避難所]
http://tenkaichi.fc2web.com/

【天下一武道会】
http://comic.2ch.net/shar/kako/1035/10351/1035171094.html
【第二回天下一武道会】
http://comic.2ch.net/shar/kako/1037/10372/1037200217.html
【続・第二回天下一武道会】
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1044005101/(未HTML化)
【第二回天下一武道会 エピローグ】
http://ex3.2ch.net/test/read.cgi/shar/1047130602/(未HTML化)

もうひとつのログ置き場
http://www.globetown.net/~fuck/char/log/














3 :過去ログ:03/06/17 02:10 ID:???
その1 スクウェアの怪作、ライブ・ア・ライブ
http://members.tripod.co.jp/carwen/livelog1.html (圧縮された様なので補完)
その2 ライブアライブを思い出だけでクリアしてみよう
http://cocoa.2ch.net/famicom/kako/971/971893305.html
その3 ライブアライブの明日はどっちだ? LIVE3
http://cocoa.2ch.net/famicom/kako/980/980390592.html
その4 ライブアライブ 〜アリシアの脅威〜
http://ton.2ch.net/retro/kako/986/986457887.html
その5 ライブアライブ〜通りすがりの…たい焼き屋サンよ!
http://ton.2ch.net/retro/kako/994/994836730.html
その6 LIVE A LIVE 〜まだわからぬか…心じゃよっ!
http://ton.2ch.net/retro/kako/1000/10009/1000968718.html
その7 LIVE A LIVE〜それでも 人は生きる・・
http://game.2ch.net/retro/kako/1002/10023/1002366202.html
その8 LIVE A LIVE 「ハートも最強になりてえんだッ!」
http://game.2ch.net/retro/kako/1006/10061/1006183406.html
その9 LIVE A LIVE お前のいれたコーヒーが飲みたいな…
http://game.2ch.net/retro/kako/1008/10086/1008668405.html
その10 LIVE A LIVE えいかげんにしちょけや…
http://game.2ch.net/retro/kako/1011/10115/1011534648.html
その11 LIVE A LIVE〜この名が世界に轟くか、それとも…〜
http://game.2ch.net/retro/kako/1012/10120/1012060012.html
その12 LIVE A LIVE〜なあ‥‥そうだろ 松ッ!!〜
http://game.2ch.net/retro/kako/1016/10165/1016548870.html

4 :見取り図:03/06/17 02:35 ID:???

┌───────────────────────┐
│                                  |
│    ┌─────┐┌──────────┐.. .│
│    │          ││              ..│. ..│
│    │          ││ 白の広場        .│ ...│
│    │   白棟   ││ ※4           ..│. ..│
│    │          │└──────────┘.. .│
│    │ ※2      │
│    └───┬┬┘
│       .※1....|..│ 
│    ┌───┴┴┐                 入り口
│    │          │
│    │          │┌──────────┐. ..│
│    │   赤棟   ││              ..│.. .│
│    │          ││ 赤の広場        .│. ..│
│    │※3   ││              ..│... │
│    └─────┘└──────────┘. ..│
│                                  |
└───────────────────────┘


補足説明

※1・・・白棟と赤棟を結ぶ渡り廊下。二階と二階を繋いでいる。だが、人の行き来があるのかは不明。

※2・・・物語の舞台となっている三階立ての棟。木造で昭和的な匂いが残っている。だが、新築。外観は白。
     トミノの命令により管理人兼編集者と、雑誌を連載している住人9人が寝起きしている場所。

※3・・・いまのところ何もわかっていない謎の棟。白棟とは鏡に移したように対象になっている。違うのは真っ赤な点だけだ。
     同じように、管理人がいる。セイラ・マスもいるようだ。その他住人にだれがいるのかは、不明。

※4・・・いつも管理人達が日向ぼっこをしたり、軽い運動ができるようにしている場所。水のみ場もある。
     地面はおおよそアスファルトで舗装されていて、広場の端にはなぞるようにまだ蕾のままの桜の並木が多く植わっている。

5 :住人紹介:03/06/17 03:17 ID:???

三月十七日終了時点で、Aアパート(白棟)にいる作家である住人説明(ただいま順調に減少中)


1、アムロ・・・・いわゆる引きこもり。部屋で雑誌のための小説を書いたり、何かコツコツ作っているようだ。
          だが、その繊細な観察と文の上手さゆえ意外にも人気はないことはない。

2、ブライト・・・アストナージの代わりに会長が連れて来たサゾッ気の強い青年。
          アムロとは知り合い。

3、ロラン・・・・心優しい少年。ひとあたりはいい。どうも赤棟の管理人とは親しいようだ。
         「∀」シリーズを雑誌で連載している。人気はそこそこある。コアなファンがついている模様。

4、イザーク・・・切れやすいいまどきの少年。アンチも多いがファンも多い。
        

5、レビル・・・・・なかなかの人物だと管理人が評価している初老の男。
           だが、民明書房に強いこだわりを持つなどボケの初期症状がみられている。

6、ランバラル・・鍛えぬかれた肉体と髭を持つ男。言いたいことは、はっきり言う性格だ。(三月十四日参照)

7、カクリコン・・アメリア大好き。

8、グエン・・・・・やるときはやる男(何を?) 御曹司らしく普段は知的だが、ことロランのことになると見境がなくなる。
          悩みがなさそうだが、彼なりに色々考えているようだ。人気はかなり高い。カイをほうむった。
 
9、スレンダー・・ まだ残っている。
          

〇 管理人・・・ 日記の執筆者。トミノ会長の職務命令により渋々このAアパートに住みこみをしている。
          さっさとこんなところ出たいと思いつつも、何気に順応しつつある。



6 :その他、人物紹介:03/06/17 03:26 ID:???


   ;;;;;;;;;;;,,,,,,,,,     ,,,,,,,,,;;;;;;;;;;;;;,,         {
   ,=====-、    -―=====-、      /ヽ       T会長ことトミノ
   ,'´  /  / ヽ  /.i  ::..       ゝ‐--//´`ヾ.、       突拍子もない行動は理解不能。
   [|  /  /  }二. {{   ..-==・==-  |.r'―l l ⌒ | }      だが、何か考えがあるのは確かだ。
   l  /  /  ノ ̄ヽ   ::..      |l   ! !⌒ //        一応、雑誌の編集長でもある。
.   i.!       リ:..   ヽ、._ :::....  _,ノ'   ゞ) ノ/
    `  ̄ ̄~ ~.i::::..  ´ヾ   ̄ ̄ ̄●    i/‐'/        「バカジャネーノ?」は彼の口癖
       i:::::. ヽ:::::::::,、_ノ            l、__/         
       !:::::  `~´    ヽ::::::         |  |
       ヽ::::: ,‐==-===-、 ヽ::::::      ! |



7 ::03/06/17 03:29 ID:???
一応、いまのところは以上で説明おわりです。それでは・・

8 :通常の名無しさんの3倍:03/06/17 14:36 ID:???
悪いけどLIVE A LIVEにワラタ

9 :通常の名無しさんの3倍:03/06/17 17:05 ID:???
1さん乙〜。
にしても何でレゲ板のLIVE A LIVE過去スレが…w


10 :三月十八日:03/06/18 19:28 ID:???


春とはこんなに熱かっただろうか、というのが私の今朝の第一感想であった。
今日は1日暑かったのだ。
段々温かくなってきたな、とは思っていたのだが突然の汗ばむ陽気には私は驚かされた。
午前中はそれほどでもなかったのだが、昼間少しだけ外にでると太陽の直射日光が私の頭上に燦燦とふりそそいだのだ。
私は温かくなることは歓迎だが、夏みたいな陽気もまた余り好きではない。なにごとも適度が一番だ。
とにかく今日は暑かった。太陽はきっと暦を勘違いしている。
だが、夜にテレビの天気予報によると、平年よりやや熱かったくらいらしい。腑に落ちなくて、私は首をかしげた。
どうもそうは思えなかったのだけれど、テレビがそういうのなら其れは間違い無いことなのだろう。
おそらくそれは、私達が冬の寒さに慣れすぎていた所為でもあるのだ。不安定な変温動物のように。


さて。
今日の日記は、晩に食べたご馳走についてかいておこう。
もっともご馳走という言葉はもはや死語かもしれないけれど。

私が古い人間からかもしれないが、ご馳走と言えばどうもスキヤキを思い浮かべてしまう。
ただ私が育った環境は特殊だったので、家族で仲良く食べる、なんということはなかったのだが、
子供心にスキヤキとはご馳走なんだ。ということはまるで刷り込みのように脳裏にインプットされている。
テレビやドラマで、スキヤキというとご馳走だ、と一種のお祭りのように騒いでいたからかもしれない。
貧乏な家庭が今晩はすき焼きよ、と母親役の女優がいうと、子供達がおおげさに喜ぶ。そういったシーンをよくみていた。
それは、どこか儀式のようだった。すき焼きは喜びを喚起するもの。

すき焼きとはあの当時はお祝い料理だった。
赤飯,寿司、おせち料理と並ぶようなお祝い事に食べるという儀式的食卓。
多少の誇張はあるがおおむねそうだった。



11 :三月十八日:03/06/18 19:31 ID:???


とはいっても最近ではスキヤキといっても昔ほどの価値はなく、それはハンバーグと同程度まではいわないが
それと近いランクにまで降りてきているといわざるをえないだろう。
儀式としての価値はなく、形骸化している。お祝いにいまどきすき焼きを食べる家庭はないだろう。
ひな壇でいえば、お内裏様がしずりしずりと、着物を引きづりながら最上段から3段目までお下りなされた、といえるかもしれない。
感覚的にいうと、それくらいのダウンだ。
昔と変わらず現在も最上段で不動の位置を保っているのは松茸くらいではないかな、と思う。無論、国産に限るのだが。
寿司も回転寿司などの登場ですっかりポピュラーになってしまった。これは喜ばしいこととは私は思えない。
年に数回食べること、それが大切なのであって、頻繁に食べるようになっては感動は薄れてしまう。
ワールドカップが毎年あったらその優勝カップに意味が無くなるのと同じように。

特別な料理・・それが下らない庶民化によって生じる悪弊は憂慮すべき問題だ。
なんでも食せるといった考えは、喜びを奪っていくように思う。
といってもスキヤキがおいしいと言う事実にはなんら変更はない。ただ、みなの認識が変わっただけだ。
つまり崇拝の対象ではなくなってしまい、近所の従兄弟に会うくらいの頻度で食べるようになった。それだけのことだ。
すべてのものは変わっていく。残るのは記憶だけだ。



昨日は結局、帰ってからスキヤキをつくるのは面倒だったので結局作らなかった。思った以上に疲れていたのだ。
それで、ありあわせのものを作って彼らに食べさせた。
無論、みんなの反発は強く、なんのために買物にいったんだ?というような非難めいた目つきで見られた。
しまいには私とグエンだけ何か美味しいものを食べて来たに違いない、といったような魔女裁判的な判決を食らいそうになった。
まったく空腹の時の人間の思考とはどうも理解しがたいものだ。平常時からは考えられない解釈をする。
なんとか弁明し、グエンも必死で信じてくれ、といったのでその誤解はとけたのだけれど。ストレスは残った。
それで翌日、つまり今日スキヤキをするからということで彼らの不満を押さえた。
彼らにとっても肉を食べるのは久しぶりだし、それを聞いて渋々だが納得してもらえた。私は解放されてほっとした。
それにしても私はまったく悪くないのだが・・ただ皆のために買物に言っただけなのに何故こう迫害されないといけないんだ?
そんな疑問が脳裏に浮かんだが、編集者とは畢竟そういうものだろうという諦めにもにた考えにおちついた。



12 :三月十八日:03/06/18 19:38 ID:???


ということで今日はスキヤキを作った。
基本的に私はイタリア系料理が得意で、和食はあまり得意ではないが、仕方が無かった。
いまさら期待は裏切れないし、それにもともと材料は買っていたのだ。
もっともスキヤキが和食にはいるのかどうなのかは甚だ疑問だけれど。
そんな疑問を抱きつつも、私は四時を回ったころから一人でキッチンで調理をしていた。
無駄に広く横長のカタチをしたキッチンには、馬鹿でかい冷蔵庫がどかんと壁際に置かれている。そこから野菜類を取り出すと水洗いをする。
私は包丁を取り出す。手入れが行き届いて、よく切れそうだ。手元にはこれを鍛えた刀匠の銘が大きく刻まれていた。
まな板を出し、その上でザクザクと切っていく。


(中略)


やっと人数分の材料を切り終え、下ごしらえというかそういった準備も大体終わった。
気がつくともう五時を回っていた。数時間もぶっつつけで私はやっていたことになる。
腰を叩きながら、キッチンをでて、食堂に入る。そして、テーブルを台拭きで綺麗にふきあげる。
これは思ったより大変だ。毎日していたフラウに改めて尊敬の念を抱く。もっと大切にするべきだった。

もう一度キッチンに戻り、用意して床においていた鍋とプロパンガスを持ってくる。すき焼き用のための鉄鍋だ。
あるのかどうか不明だったが、探してみると普通の鍋と一緒に、戸棚の奥に放り込まれていた。なかなかいい作りの鉄鍋だ。
鉄は鍋をするときに持って来いのものだ。熱伝導率が低いが、その分一旦熱せられると中々冷めない。
最近は手軽に重く使いずらい鉄じゃなくて普通の鍋を使うと聞いているが、やはり私はそれでは充分に楽しめないと思う。
もっとも今現在、このAアパートには私を入れて全部で九人いるので、一つじゃ足りない。二セット用意する。
十人でなく、九人なのはランバラルがいないからだ。彼は午前中に、私の部屋を訪れて1日外出の許可を求めてきていた。
理由はよくわからない。ただ、別に断る理由はなかったので了承した。
たまにはストレス解消したいのだろう。野暮なことは聞かないことにした。私は別に保護者ではないのだから。



13 :三月十八日:03/06/18 19:46 ID:???

四人と五人にわかれればいいな・・私は食卓の支度にかかる。
汚れないようにテーブルに新聞紙をひいて(一杯溜まっている)、その上にプロパンセット一式を載せる。
この辺で外出していたらしいロラン君がやってきて、作業を手伝ってくれるといってきた。実に助かる。
作業で服が汚れないように、フラウが使っていたエプロンがあるので其れをロラン君に渡す。
ピンク色アンド フリル付きだったので、私は着るのを遠慮したのだ。私が着たら誰も食欲がなくなってしまうだろうが、ロランになら大丈夫だろう。
最初は嫌がったのだが、そういわずに、と勧めると渋々だが着てくれた。一旦部屋に戻って着替えてくると言う。
わざわざ部屋に戻る必要はないとおもったが、止める理由もないので送り出した。
私は再び準備にかかる。

「・・これでいいですか?」十分後、食堂で一人で準備をしているとそう声がかかった。
私は、振りかえる。そして息を呑んだ。
なんとそこには口紅をつけて髪をポニーテールのように捲し上げて、完璧にローラと化したロランが立っていた。
口にはうっすらと紅すら塗っているようにみえる。つけまつげ・・・はしてないようだが、元々睫毛は長いので必要ないのだろう。
ピンクのエプロンがやけによく似合っていた。フラウより似合っている。

「えーとだ・・その格好は・・趣味なのか?」

私がそうだしぬけに聞くと「あなたがしろっていったんじゃないですか!趣味じゃありません!」と真っ赤にして怒っていた。
確かに言ったのはそうだが、何もそこまで似合うようにする必要はないんじゃないか、と思った。
私は彼に女装しろ、と言ったわけではなくただエプロン着たらどうだ、と勧めただけなのだから。そう言われるのは心外だった。
その言葉をきいてここまでしてくるのだからこれは条件反射に等しいものじゃないのかとまで思う。こういう経験が何回もあるのだろう。
さらに実は密かにこういう状況を楽しんでいるといった潜在的な願望がロラン君にはあるんではないだろうか。私は疑う。
彼自身はその嗜好に気が付いていないみたいだけれど、おそらく間違い無い。だが、私は別に軽蔑などはしない。
女装姿でひったくりをするような中年がいる時代だから、何もおかしいことではない。女装癖のある男は結構いる。
何食わぬ顔で、頭に毛の被り物をしている奴らよりはよっぽど潔いと思うほどだ。それになにより似合っていれば無問題だ。


懐疑的にものごとを疑うことが、私は大事だと思っている。
全ての事象は流動的にうごくものだし、水のように絶え間無く変化する。動かないものはオリンポスの大理石ぐらいだと決めつけている。
特に人の思考や感情,心理などは、実に見えにくく、またわかったと思っても其れが実は仮面だということは多々ある。
だから、こういっけん真面目に見える彼が実は女装癖があるにしてもなんら驚くに値しない。
とはいっても彼にはそのカッコが女装と意識していないのかもしれず断定できないのだけれど。





14 :三月十八日:03/06/18 19:48 ID:???


そんなことを思っていると、ロランがジロッとこちらをみて
「これここに置いていいんですか?」
と、私が切った野菜の入ったカゴを抱えて持ってきたので、忽ち現実に戻って指示をする。


どうやら私が食堂で壁にもたれかかって下らないことを考えている内に、すっかり用意がされていたようだ。
細長いテーブルには5人分の茶碗や取り皿、それに落ちついた深い色の杉箸、麦茶、コップなどなど、そういったものが整然と並べられていた。
真中には勿論プロパンと鍋が置かれている。
そして、隣のテーブルにも同じように四人分の食器と鍋が置かれている。下には新聞紙もひいているし準備は完璧だった。
さすがロラン君だ。てきぱきとして、それでいて間違いが無い。私は関心して辺りをもう一度見渡す。

つけっぱなしにしていたリビングのテレビには、クリーニングから帰ってきたばかりようなスーツをきたアナウンサーが
ムズカシそうな顔で株価について述べていた。けど、それは私には相変わらず無関係の出来事だった。
光取りのためだろう、やけに高いところに並んで取りつけられている窓から光は入ってこなかった。日は暮れているのだ。
いつのまにこんな時間になっていたのだろうか、春とはいってもまだまだ日が暮れるのが実に早い。
ロランがまだじっとこっちをみていた。

それで思い出した私はロランに感謝する。そしてついでにさっきの言葉を謝っておく。
「ありがとう。助かったよ。それに、さっきはすまなかった。」
「・・いいえ。気にしてません。」
ロランはそういって目を逸らした。気にしてるじゃないか。うーむ、これはちょっとまずかったか、と私は後悔した。
多感な年頃だ。
アムロや、イザークもそうだが、ロラン君もやはりそうなのかもしれない。扱いが難しいな、と私はため息をつく。





15 :三月十八日:03/06/18 19:53 ID:???


さて、普段ならのんびりゆっくりとやってくるはずの寮の面々だが、今晩は集まりが早かった。
食事時間の七時には皆既に食堂にきていた。どこか目が血走っている。
皆、腹をすかして待っていたらしい。
そういえば昼間誰も食堂に食事しにこなかったような気がする。全員昼抜きか?
いまどきすき焼き程度ここまでする彼らにどこか呆れかえる。同時に少し哀しく思う。彼等は終戦時代の人間だろうか。
そこまで腹を減らして待っているとは、彼らの食に対する欲求は味王なみかもしれない、と私は思った。
そしてふと、ろくなものを食べさせてない今までに問題があったのか、と私は考えた。

彼等はテーブルの上に準備されているすき焼きをくいるようにみていた。
ただ一人、グエンだけはすき焼き其れ自体よりロランの方に食欲?をそそられたらしく
私に「グッジョブ!」と親指を立てていっていた。

食事の前に席決めをしなければならない。いつもは個人個人の食事だから関係ないが、鍋物は別だ。
四人用にセットしたテーブルと五人用にセットしたテーブルがある。
だが、人数を四人と五人に分けるところから勝負は始まっていた。
みな四人の席に座りたがったのだ。それは無論、五人の席よりライバルが減っているからにほかならない。
人数がすくなければ必然的に食べられる肉の量は決まってくる。
仮に1キロを四人でわければ250g、五人なら200gとなる。単純な計算だ。数の理論。


そこで席順をきめることになったのだが、これが中々決まらない。
みな自分勝手に主張をするので(本当に世話のやける)、これが決まらないのだ。
例えばスレンダーが四人テーブルの方について「俺、こっちに残ります」といえばアムロがすかさず「エゴだよ!」といって殴る。
そういった状況なので、私が決めようと思ったのだが、余計な口を出せない雰囲気だった。
しかしそうこうしている内に肉が焼けすぎてもいけないので、早く決めなければ行けない。
みな、苛々してきて、早く決めたがる。だが、そうなると余計きまらない。
決まらないと空腹な彼等は余計いらいらする。悪循環だ。

16 :三月十八日:03/06/18 19:55 ID:???


最終的に、レビル将軍が出した苦肉の策は「機動戦士すき焼き 連邦対ジオン」にしようじゃないか、ということに落ちついた。
皆、他に案もなかったし、何より腹がすいていたので其の案に賛成することにした。
「さすが将軍!ニュータイプ!」スレンダーが調子よくそんなことをいっていた。

ということで、寮の面々を連邦よりとジオンよりに住人をわけるとこうなった。


連邦テーブル        ジオンテーブル


レビル            グエン
アムロ            イザーク
ブライト           スレンダー      
私               ロラン
                カクリコン


結局のところ、こう言う風な分け方に落ちついた。
始め、ロランは連邦だったのだが、グエンがどうしてもというのでジオン側に移動した。
これならまぁ、納得のいく分け方になっただろう。私は胸をなでおろした。



17 :三月十八日:03/06/18 19:57 ID:???

ようやくすき焼きを食することができる。楽しい食事タイムとなった。
肉がグツグツと煮えて、実に美味そうな色に変色しつつあった。ちなみに割り下を今回は使ってみた。
砂糖と醤油それに酒を直接かけて食べる地方もあるというが私はやはり割り下、いわゆるだしを使ったほうがいいと思う。
あまったるくてべしゃべしゃしたすき焼きは犯罪的なまずさだからだ。
具としての材料は、肉と白滝、ねぎ、焼き豆腐、春菊というシンプルなものにする。
あまり色々いれると味がくどくなって仕方が無い。後、白菜を入れるところもあるらしいが水っぽくなるので私は嫌いだ。
やはり、焼き肉とは肉の味を最大限にいかす調理法をすべきだと思う。


最高級とまではいかないが国産の上等な肉を選んで買っていた。
それを加熱した鉄鍋の底にひいていく。じゅうじゅうと音がして肉汁があふれ出る。
その上に砂糖をふんだんにかけてから割り下を上から注ぐ。鉄板に熱せられて湯気が立ちこめる。
肉が底の方で少しひたるくらいまで割り下を入れると、其の後にようやく野菜を入れていくことになる。
だが、皆の関心は既に肉に注がれていた。香ばしい匂いが彼らの食欲をそそる。
肉の柔らかな口当たりに、そして脂身のところのとろけるような旨味が加わって絶品に違いない。
そろそろ肉を食べてもいい具合になってきた。さっそくアムロが鍋に手をつけようとした。
だが、その時、アムロの隣に座っていたブライトがアムロの左頬をなぐった。第一ラウンド開始だ。

そしてブライトはアムロに「貴様は白滝を食べろ!」と命令した。
アムロがブライトに「それは命令ですか?僕は・・あなたを・・」といい「あぁ、恨んでくれていいよ!」とブライトがいった。
そしてブライトは肉をがっつがっつと食べた。「割り下(味が)薄いよ!なにやってんの!」と私は叱責された。

レビルはレビルでしらたきをほおばりながら、「こりゃ、ごっついのぅ〜」といっていた。どうも若い頃に戻っているようだ。
豆腐が実にうまそうに煮えている。私が其れを取ろうとしたらブライトが横から箸を出して奪った。
私が唖然として彼をみると「このタイミングで他人の食べようとしたのを奪うのは古今例がない」としたり顔でいった。
「生だよ!それは!」アムロがたまんないなこの人、といった感嘆の言葉を漏らした。



18 :三月十八日:03/06/18 19:59 ID:???

隣のテーブル・・アムロの肩越しにみることのできる其処では更に過酷な競争が行われていた。
グエンはロランのために肉をとっては彼に食べさせて悦に浸ってるし、イザークは負けずと肉ばかり食べている。
そして食べながら「これ、遺伝子配合の飼料で育てた牛の肉じゃないよな?」などと自分を棚にあげて気にしていた。
スレンダーも結構遠慮なくがつがつと食べているようだった。・・野菜を。
肉を取ろうとすると、いつもカクリコンとグエンが横からすばやくとっていくのだ。まるでルパンのような早業だ。
椎茸を口に運ぶその顔が、少し半泣きなのは気のせいだろうか。
「食える!食えるぞ!」といいつつカクリコンは肉を食う。最近書いているマンガの影響か少しトランスしている。
鍋の中に肉がなくなるとロランが、ストックの肉を入れる。再び鍋の中で、グツグツと煮えながら肉がおどる。
「三分だけ時間をやろう」カクリコンはロランに満足そうにいう。「はやくしたまえ」
だが、鍋にあまりに顔を近づけすぎているので、沸騰した鍋の肉汁が顔にとんだ。
「目が!目がぁぁ!」カクリコンが床に転がりながら、まるで大気圏で燃え尽きるMSのようにもだえた。

グエンはロランに口移しで肉を食べさせようとしていた。
「さすがグエン!俺達にできないことを平然とやってのける!そこに痺れる!あこがれるぅ!」
イザークが其れをちゃかしてそんなことをいっていた。
スレンダーはその間、顔ナシのように「ア・・ア・・」とうめくだけだった。カクリコンはまだもだえていた。

私は見てて辛くなった。なんなんだろう。こいつらは。頭が僅かに痛くなる。
ため息をついて視線を自分のテーブルに移すと、鍋はほど空にちかかった。
呆れてアムロをみると「水・・くれませんか?」と麦茶を飲み干したコップを出された。私は諦めてコップを掴んで立ちあがる。
材料はまだまだフンダンにあるのだから、そんなに焦って食べることは無い。




だが、私が厨房から戻ってくると、すでにジオンにも連邦にも肉は無かった。
レビルが口一杯に肉を含んで、「ジオンに肉無し!」と演説していたのをみて、私はこれからはずっと手抜きしようと心に誓った。


19 :三月十八日:03/06/18 20:00 ID:???





とまあ、こう言う風に鮮明に彼らの行動を一挙一投足をあげるのはたやすいがヒジョーにメンドクサイので後は省略だ。
なお、事実とは異なっている部分もある。ていうかほぼ違うかもしれない。まぁ、日記だからいいだろう。
べつにどこに提出するわけでもないのだ。
とにかく騒がしい食卓だった。
それとさっき風呂から上がるとこんなもの食堂脇の掲示板に張られていた。
誰が作ったのかはしらないが、中々なので貼っておく。ちなみに私はこんなキャラではないんだがな・・
今日はとても疲れた。寝ることにする。




20 :三月十八日:03/06/18 20:00 ID:???

 
『ある日の食卓の風景』   読み人知らず


管理人"   おい、おまいら!!夕食ができますた。リビングに集合しる
レビル"   詳細キボンヌ
管理人"   今日はすき焼きですが、何か?
レビル"   すき焼きキターーーーーーーーー
カクリコン" キターーーーーーーーーー
アムロ"   すき焼き程度で騒ぐ厨は逝ってヨシ
イザーク"  オマエモナー
アムロ"   --------終了-------
レビル"   --------再開-------

ブライト"  再開すなDQNが!それより肉うぷキボンヌ
ロラン"   しらたきうp
管理人"   ↑誤爆?
スレンダー" 野菜age
ロラン"   どうぞ肉>家族
グエン"   ↑や ら な い か ?
カクリコン" 神降臨!! 肉まいうー!
スレンダー" 野菜age
イザーク"  ageんな!sageろ!
スレンダー" 野菜age
イザーク”  貴様ァ!!
ロラン”   まぁまぁ、お肉どうぞ>イザーク
グエン"   ↑や  ら  な  い か ?
ブライト”  美味そうに焼けたな。撮影を許可するぞ。
アムロ”   撮影してどうするっていうんです!あなたはいつもそうだ!
ブライト”  なんだ貴様!上官に逆らうのか?!
ロラン”   二人ともやめてください!仲良く食べましょう?
グエン"   ↑や  ら  な  い  か  ?
イザーク"  阿部高和uzeeeeeeeeeeee!!
スレンダー” 野菜age
レビル"   ageっていってればあがると思ってる香具師はジオン
トミノ"   イタイ住人がいるのはこの寮ではないかと小生は思うのです。
管理人"   禿げ氏ね
ブライト"  むしろエクソダス
スレンダー" 野菜age
レビル"   ジ  オ  ン  必  死  だ  な (w



(第十八日目終了)


21 :通常の名無しさんの3倍:03/06/18 21:32 ID:???
さりげないトミノにワラタ
賑やかなこの中からまた脱落者が出ていくのは寂しいけれど

22 :通常の名無しさんの3倍:03/06/18 23:02 ID:???
乙彼様です。毎回笑わせてもらってます。

23 :通常の名無しさんの3倍:03/06/19 05:03 ID:???
レビル将軍が地味に存在感あるなぁ
時期はずれですがすき焼き食べたくなりました

24 :通常の名無しさんの3倍:03/06/19 13:49 ID:???
すき焼きマイウーage

25 :通常の名無しさんの3倍:03/06/21 03:29 ID:???
保守ですよ 念の為

26 :通常の名無しさんの3倍:03/06/23 13:53 ID:5Yid+IiR
保守アゲ

27 :三月十八日:03/06/23 21:43 ID:???
なんと言うことだ…。体中が痒くてしょうがない。
この間の肉がどうも、なにかヤバイ肉だったようだ。
連邦テーブル組みはまだ症状が軽い。
だが、ジオンテーブル組みはスレンダー以外の連中は逝ってしまった…。
最後は体中が被れ、爛れ、全身を掻き毟しり、皮膚が腐り、腐臭が漂い、奇声を上げ、
皆、最後は壮絶だった。

スレンダーの手によって、昨夜のうちに中庭に埋められている。
奇妙な連中だと思っていたが、ああいう最後を見てしまうと、同情の念もわかないでもない。

アムロもブライトもレビルの爺さんも体中が腫れ上がっているようだ。

ああ、体中が痒い…。

28 :三月二十一日:03/06/23 21:54 ID:???
相変わらず体中が痒い。痒くてしょうがない…。
昨日の日記に日付を間違えた。どうも注意力がさんまんになって来ている。

そんなことは、どうでもいい、昨日のよる、ジオンテーブルの連中が
とつじょ土の下からよみがえった。所々骨が見えてるのに動き回りやがる。
スレンダーが運悪くイザークだったものに噛み付かれた。
見る間に他の生きる屍どもに押し囲まれ、悲鳴が聞こえた。

私らはその間に部屋に避難し、内側から鍵をしめた。
スレンダー…おまえはそこに残れ…。私らが生き延びるために…。


29 :三月二十二日:03/06/23 21:57 ID:8L4/60fx
かゆみが止まらない。レビルからだじゅうをかきむしり奇声をあげうるさい。
あむろとブライトと強力してだまらせる。

へやの外がうるさい。鉄扉をかきむしる音がきこえる。


30 :三月23にち:03/06/23 21:58 ID:???
カラだ痒い。おなかヘル。れびるうまそう。

31 :3 24:03/06/23 22:00 ID:8L4/60fx
みな、で れびるたべる。うまい。
カラだかゆい。

32 :3 25:03/06/23 22:00 ID:???
カユ ウマ

33 :通常の名無しさんの3倍:03/06/23 22:20 ID:???
随分と懐かしいオチだな。

34 :通常の名無しさんの3倍:03/06/24 15:15 ID:???
え・・・

35 :通常の名無しさんの3倍:03/06/24 15:24 ID:???
終わった! 第三部完っ!

36 :通常の名無しさんの3倍:03/06/24 19:33 ID:???
偽物だろ、どう考えても。
面白かったけど。

37 :通常の名無しさんの3倍:03/06/24 23:23 ID:???
元ネタなんだっけ?

38 :通常の名無しさんの3倍:03/06/24 23:42 ID:???
>>37
バイオハザードってゲームじゃないか?

39 :通常の名無しさんの3倍:03/06/25 01:10 ID:???
>>38 さんくす。
どっかでみた憶えがあったが思い出せんかった。

40 :ほげら〜:03/06/26 00:53 ID:???
昨日久々にバイオハザード1をやったよ。
ゾンビからダッシュで逃げる。
ナイフで刺す。
倒れたゾンビにナイフ上からとどめ。
やっぱ名作だなぁと思ったよ。
あの劣悪と思えた操作性も慣れればどうということはない。
関係ない話でスマソ。
まぁ一応保守するついでってことで。

41 :通常の名無しさんの3倍:03/06/27 18:19 ID:???
保守です

42 ::03/06/28 00:15 ID:???

皆様お久しぶりです。保守ありがとうございます。
バイオハザードの話で盛り上がっているようですが、あれは私ではありません(笑)
非常に面白かったですが・・残念ながらそういった落ちではない予定です。
話はゆっくりと核心に入っていく予定です。まだまだ先は長いですが、マッタリ読んでください。


>>27-32
えー、非常に面白かったです。スレンダーに死体処理とか全てさせるとこがナイスです。
こういう落ちもありかな、と思ってしまった自分がいました。
バイオハザード面白かったですよね。名作です。3以降のは、やってませんけど。




43 ::03/06/28 00:16 ID:???



今日の日記を書くのは気が重い。


打ちきりの発表があったのだ。
そして、其れにはこの寮唯一の良識者と、思われる人物がえらばられた。

私は、これを知ったのはまだ日が昇り始める早朝のことだった。
外は薄暗く、寒さの所為で窓には僅かだが水滴がついていた。外では雨が静かに、まるで砂時計のようにサラサラと降っていた。
すぐに布団をたたみ、服を着替え、ノートパソコンの電源を入れる。いつもと同じように。
メールソフトを起動させる。アンケートの集計は終わり、既に結果は私のパソコンにデータとして送られている。
私は、そのディスプレイをみつめ、ため息をつき、思わず天井を見上げた。天井には古ぼけた電球が、ぼんやりと揺れていた。



長い1日だった。気が滅入り、心が沈み、打ちきりとは実に辛いものだと思い知らされた。
私は、告知するための紙にこう書かねばならない。

「新月到来す」

勘のいい彼ならこれがどういう意味か理解する筈だった。
それを書いた葉書をポケットに入れながら私は、深く息を吐いた。





44 :三月十九日:03/06/28 00:18 ID:???



静かに降っていた雨は、太陽が昇るころになると、曖昧な湿り気を残したままいつのまにか止んでいた。
私は、歯ブラシとタオルを持って外に出る。白の広場。普段と変わらない光景。
柔らかで新鮮な朝の光に包まれている平和な光景。
玄関脇の花壇の花が、雨露を太陽に反射させて光っていた。私は、其れをみて僅かに微笑んだ。
いつみても花というのは、陰鬱な気持ちを慰めてくれるものだ。


顔を上げて、広場の方を見ると、其処にいつものように彼はいた。
水のみ場で、少し腰をかがめて顔を洗っている。私は、ゆっくりと彼の側まで歩く。
足元のアスファルトの感触がやけに固く感じられた。彼は、顔を洗い終えてタオルで水滴を拭っている。
耳の根元の水滴を取っているところらしい。水滴が光に反射する。

私はゆっくりと彼に近づく。足音に気が付いたのか彼がこちらを振り返った。
「あ、おはようございます!今日もいい天気でよかったですね。洗濯物を干すのに最適です。」
彼は、そう嬉しそうに笑いながら言った。無邪気で屈託が無い。
だからこそ、私の心は痛んだ。


君はもう洗濯物を干す必要は無いのだから。




45 :三月十九日:03/06/28 00:20 ID:???


「どうしました?なにか体調でも悪いんですか?」

ロランが私の曖昧な顔色を見て、心配そうにそう尋ねる。
私は黙って、彼の隣にたってすこし錆びている蛇口を勢いよくひねる。水が、勢いよく、出る。
頭をその中に突っ込むと、水は髄まで凍るような冷たく、膜がかっていた私の頭に覚醒を促す。性急に。無慈悲に。
血が循環して、止まっていた思考がゆっくりと歯車のように回転していく。

おい、起きろ。何を悩んでいるんだ。お前はそういう性格じゃないだろう?
あっさりといっちまえばいいだろう。お前は、そんなにセンチメンタルな男だったか?


私の脳はそう指示する。いつものように冷静に。無感情に。そして少しの嘲笑をこめて。
それに私は、五月蝿そうに返事をする。

わかっている。ただ、感傷に浸ってみるフリをしただけさ、と。


顔をあげて、濡れた前髪を手のひらで後ろにオールバックにしてなすりつける。
そして、今度は石鹸を両手で泡立てて顔を丁寧に洗う。目元から、額、頬、最後に顎の付け根。
蛇口にひっかけておいたタオルを掴んで、顔をごしごしと拭く。目をあける。
彼はまだそこにいて、私の方を見つめていた。



46 :三月十九日:03/06/28 00:23 ID:???

其れを無視して歯ブラシをとりだし、歯磨き粉をたっぷりとつけて歯を磨く。丁寧に、前歯から、次第に奥のほうを。
電動なので、そんなに苦労は無い。私は面倒なことは嫌いだ。これは日記の最初の方にもかいたことだが。
だが、今日はスイッチをいれるのも億劫だった。私は不機嫌に機械的に歯を磨く。
彼は、そんな私の態度を疑問に思いながらも、歯を磨き出したようだった。時折こちらの様子をちらちらとみている。
水を含んで口を充分に漱いで、大きく深呼吸をする。朝に雨が降ったせいか、空気はどこかしっとりとして、それでいてとても澄んでいた。
私は言った。
電報で伝えるよりそのほうがいいと思った。タオルを首にかけて、彼の目を見て話す。


「・・・荷物をまとめるんだ。明日の朝、君はここにはいてはいけない。」


とても気持ちのいい朝だった。
空気は高原のように澄んでいて、風は爽やかに私の頬を撫でていく。
太陽は、すべてのものをその両手で優しく包み込むように、慈しむように柔らかい光を浴びせる。
近くの木に止まっている鳥が、朝を祝福するかの如く美しい声でさえずっている。
そんな朝だった。

「そうですか・・わかりました。」

ロランのその声は、小さい声だったけれど、私の耳には判然と届いた。
彼は、私に深く一礼すると、俯きかげんに走って寮に戻っていった。

私は空を見上げた。何度も繰り返すが、とても青く、高く美しい空だった。無地のキャンバスに青の絵の具をなすりつけたようだった。
何度も何度も、油絵を塗るときの技法のように擦りつけたように。原色だけが、持つ鮮烈な青だ。
蛇口をひねって私は水を口に含んだ。喉を通るその液体にすら私は強く青さを感じた。
顔をあげて、白棟の隣にある建物を見る。その暴力的な赤は、太陽の光に負けず、その存在を強固に確立していた。




47 :アンケート結果発表:03/06/28 00:27 ID:???

その後のことを婚期を過ぎた30代の女の日記のようにいちいち細かく書く気は無い。
ロラン君は、部屋の荷物をかたずけたり、どこかに行ったりしていたようだが、何をしていたのか私は知らない。
私は、アンケート結果の集計や公式ページの更新をしなければいけなかったからだ。それは思ったより時間がかかった。

それに、私はこの時こうおもったとか、彼はこのときこうしたとか、夕食のとき、寮の皆がどう反応したかなども書く気は無い。
そういったことは最初のカイとギャバンのときに書いたからだ。だから、この話は、夕食後まで話を飛ばして、その後のことをかく。
だが、取り合えず、先にアンケート結果を載せておく。


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               週刊少年ガンダム第三号アンケート結果  発表!

 総合順位                 一位   二位   三位   人気   アンチ票     総得点
                        (5点)   (3点)   (1点)        (−3点)

  
1  『死 刑 執 行 中 』         1    5    1    1      0         19
 
2  『天空の城 ア・バオア・クー』     4    1    0    2      2         17

3  『魁!連邦塾!1限目である!』    2    2    0    1       0        16 

4  『ジオンクエスト』              1    3    0   0  1        11            
 
5  『ジパング』                 1    1    4    1      1        11

6  『毒男』                    2    0    0    5      1        7

7  『仮面の告白』               0    0    2     1      2       −4
 

終  『∀の意味』                1    0    3     1      5       ー7   


※  なお四位と五位は、参考として使わせてもらい、票数として数えていない。
   しかしとても興味深いデータが取れたので、書いてくれた読者の方々には非常に感謝している。次回に生かしたい。




48 :アンケート結果発表:03/06/28 00:35 ID:???

[ 今回の感想]
  まず言えるのはグエン強し、といったところだろう。シリアス路線の死刑執行中は、新しい読者層を開拓できた。
  ギャグからシリアスまで引き出しの広い作家として、雑誌のなかでの地位を確立した。
  二位につけたカクリコンの「天空の城ア・バオア・クー」を一位に上げた人も多かった。
  この作品には落ちが弱い、いやよかった、などと二つにわかれたところが興味深かった。次週の作品に期待する人もいた。
  『魁!連邦塾!』も熱さが人気出ている。この三つはかなりの接戦だった。
  発想という面では『ジパング』を上げた人も多かった。先が気になるという点ではこれが一番かもしれない。
  あとの下位のほうは、まぁ、普通どうりだといえる。
  ところでスレンダーは、人気がやけに高い。応援されている。もっとも愛されている作家だろう。

  さて、今回打ちきりをくらったロラン・セアックの『∀』シリーズは結局読者の琴線にふれることは無かった。
  どちらかといえば少女系の雑誌に載せた方がよい作品だったので、まぁ、やむを得ない。今回は以上だ。


 【読者の声に答えるコーナー】

>>575 読者からの要望は大歓迎だ。4、5位がわかることによって、結構読者の傾向とか求めるものがよくわかる。
     今後もなにかあったら、遠慮なくいってほしい。

>>576
     生物学的には男であろうと問題ではない。可愛ければよい、か。
     確かに今回の表紙はカワイイとはいえなかったかもしれない。その点は反省しよう。
     次回に期待して欲しい。だけど、表紙って考えるのが思ったより大変なんだ、これが。


>>577 読者は神様だ。あの表紙は綿密なマーケティングの元に作られたものだったのだ。
     決して舐めてなんていない。売る気はある。友達にも勧めて欲しい。マジで。

>>580 休載が多くなるのは極力さけるつもりだが、作家も人間なのでネタがでないこともある。
     そういった時は優しく見守って欲しい。アオリを評価されるのはとても嬉しい。結構、悩むんだこれが。

49 :アンケート結果発表:03/06/28 00:37 ID:???

>>583 これはまた厳しいご意見を頂いたな・・表紙デザイナーと編集は私が兼ねているから、沈むのは私だけだな。
     シャウトする会長のドアップのほうがいい?あぁいったのが好きな読者もいるんだな・・ホ○か?参考になったよ。

>>584 酷評は歓迎だ。時に、一番鋭く心に刺さる。
     スレンダーの話がワンパターンなのは仕方が無い、とおもって欲しい。彼には正直、他にネタがない。
     もともと一発ネタのキャラだからな。膨らませるのはなかなか・・まぁ、スレンダーらしくていいだろう?それともゾンビにでもするか?

>>585 プレゼントか・・そうだな・・それもありだな。何かあればいいが・・これは考慮に値するものだな。
      さっそく何か考えておく。会長が経費を出してくれればいいのだが。貴重なご意見ありがとう。

>>586  表紙を気に入ってくれている人がいた。こんなに嬉しいことはない・・

   
>>587  前回一位だった人か。。けど、それだと表紙に意外性がなくなるだろう?読者に予想されてはつまらない。
      この雑誌はイイ意味で、型破りでなければいけない。ジャン○のマネをしては、乗り越えられないからな。
      けど、表紙がキライだという君の意見は真摯にうけとめさせてもらおう。

>>589  打ちきり希望がスレンダーで、応援してるのもスレンダーか・・君はSか?
      それにしても、スレンダーは今回みんなから色々激励を受けているな・・

>>590  えー、断言しよう。女性作家は投入されない。というかこの雑誌の作家は毎回減少していくから入れないのだよ。
      いつか、読みきりで一回くらいいれるかもしれないがな。ハマーンなども候補に上がっていたみたいだしな。

>>593  表紙の件は、実に不評だな。反省しなければいけないな。
      私の編集者としての技量が試されている。あと、私も馬鹿馬鹿しい作品は好きだ。不条理系とかも好きだがね。


さて・・今回はこういったところだ。雑誌の発行は明日だから、読者の皆様は期待していて欲しい。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


50 :三月十九日:03/06/28 00:44 ID:???
話は夕食後になる。

普通、打ちきりを宣告されたものは、その日の晩、迎えにきた会長と共に寮を去る。
マクベもカイもギャバンもそうだった。
だが、今回は違った。
会長が、車でむかえに来た直後に、玄関でロラン君がこういったのだ。
「すいません・・明日の朝まで時間を頂けませんか?」続けて彼はこういった。約束があるから、と。
会長は、小生としては困るんですよね、みたいなことをいったのだが、最後には渋々認めてくれた。
寮の皆が其れに、賛成して会長に頼んだからだ。

「それじゃ・・明日の早朝七時にまた。」と、会長は言い残して車に乗り込んだ。


その後は、食堂に戻って皆で宴会となった。実にわかりやすい流れだった。
まるで定年退職する同僚に対する職場のように、お別れパーティというやつを催したのだ。
ビール、日本酒、ワイン、ウイスキー、スコッチ・・とストックされていた酒を全て出して、皆で飲んだ。
彼等は酒を浴びるようにのみ、特に率先して飲んでるのはカクリコンとランバラルだったが、他の者もかなりの量を飲んでいた。
急なことだったので、つまみはスルメとピーナツ、それにクラッカーくらいしかなかった。
だが、それで充分だった。既に夕食は食べた後だったし、なにより食べ物をバクバクと食べる気にはならないだろう。ただ酔いたいのだ。
私は、彼らが一人一人ロランに酒を注いで、別れの言葉をいっている様子を眺めながら、スコッチを飲んでいた。
BGMとして、コルトレーンの『マイフェイバリットシングス』のレコードを食堂の隅の蓄音機で流している。
もはや化石のような機械だが、まだ動くらしかった。
彼等はみな、明るくロランの持っているグラスにビールを注いで、乾杯していた。
別れの杯、ということだろう。
ロランは既に何杯飲まされたのかわからないほどに、飲まされていて、顔が赤く酔っているようだった。
今は、相変わらず明るく笑いながら、ブライトと話していた。


私は、皆から少し離れたところで、椅子に座っていた。皆明るく振舞っているようにみえるが、何処か不自然だった。
やはり直接的ではないといえ、彼が落ちたこと、それについて一抹の罪悪感があるのだと思う。
つまりライバルを蹴落としたということだ。そこには、嬉しいという気持ちはなくて、ただ悪いことをした、と思う気持ちが強い。
ロランは特に誰に憎まれるわけでもなかったので、特に今回はその気持ちが残るのだろう。
やりきれない、というやつだ。かといって自分が落ちるわけにもいかない、そういったところで余計に厭なのだろう。
落とさなきゃ落とされる。人気を取らなければ、自分が落ちるのだから。


51 :三月十九日:03/06/28 00:48 ID:???

冷静にそんなことを分析していると、イザークがビール瓶を片手にこちらにやってきた。
普段、雪のように白いその頬は、今は真っ赤になっていて、目も何処か座っていて、かなり酔っていると一目でわかる。
やれやれ、未成年が酒を多量に飲んでもいいことは何もないのにな、と私は思いながら、彼に隣の椅子を勧めた。
イザークは礼も言わずにどっかりと座ると、目の前のクラッカーを、三枚とって口に運んだ。
パリっとくだける音がして、噛み砕いたかと思うと、イザークは、持っていたビール瓶に口をつけてグビグビと飲んだ。

「ロランに・・何もいわないのか?あんた」

口の端からビールを少し垂らしたのを手の甲で拭いながら彼がそう言った。

「何をいう必要がある?」

私はそう答えて、彼の手からビール瓶をとって同じように其れを飲む。麦芽のほどよい苦味が私の喉を通る。
「なにかいうことがあるだろう!」
「なにもないな。考えてみろ。君達とは違い私は編集者だ。打ちきりにした本人とも言える。
同情の言葉をかけても白々しいだけだし、彼も厭だろう。だからここで眺めておくよ。そのほうが彼にもいい」
私は立ちあがって、壁の隅に置いてある蓄音機のレコードを別のに変えた。
ジョージ・ハリスンの『オール・シングス・マスト・パス』、ぴったりの曲だ。全てのものは過ぎ去っていく。
椅子に戻ってイザークに
「それに・・会おうと思えば、会えるだろう?打ちきられたといっても、何も死ぬわけじゃない。」という。
ここに住むということがなくなるだけだ。寧ろ、喜ばしいことじゃないだろうか。
まぁ、仕事を探さなければいけないだろうが、優秀な使用人として彼を雇おうとする人物は多いだろう。
私はごくごく当たり前のことをいったつもりだった。だが、彼の反応は違った。


「あんた・・本当に何もわかっていないんだな!呆れるぜ!」


イザークはそう吐き捨てて、罪人をみるような目でこちらを睨むと、再び向こうの喧騒の中に戻っていった。
ランバラルがそこでは、かつての武勲談などをしているところらしかった。身振り手振りをまじえて愉快そうに何か話している。
私は、グラスの氷を眺めながらスコッチを舐めた。液体は酷く冷たく、まるで鉛のようにどろりと喉を通っていった。


52 :三月十九日:03/06/28 00:56 ID:???




月が綺麗な夜だった。



あたかも、深淵の井戸の闇の中に浮かんでいるように、其の三日月の身体を横たえていた。
風はそれほどないが、肌を切るように寒かった。昨日の暑さがまるで嘘のようで、身体の芯まで冷え切ってしまいそうだ。
私は、酔いを覚ますために、外の広場で、いつものように古ぼけた木のベンチに座っていた。
宴会が始まってから既に四時間は経過している。彼らの底無しのスタミナに付き合うほど私には体力がない。
まるで砂漠に水をまくかのように彼等の酒を飲むスピードは圧倒的だった。私も酒は好きだが、あそこまでは飲めない。
それでここに避難していたというわけだ。


其れにしても空一面に広がる星の数が凄い。闇夜に宝石の如く散りばめられていて、いまにも降ってくるかのようだ。
ここには建物は二つしかないし、広場には中央にランプが切れかかっている電灯が一つしかないので、辺りは真っ暗だ。
電灯の無機質な光は、闇にまったく勝っていなかった。それは敗北しているボクサーのように暗闇にうちのめされていた。
手を伸ばせば闇に飲みこまれそうなほどに、其の色は濃い。黒というよりは、もっと混沌とした色だ。
それでも月の銀色の光が、地上に優しく降り注いでいるので、そこまで闇を意識することは無かった。






53 :三月十九日:03/06/28 01:03 ID:???

月光を浴びながら、私は、考える。
この雑誌の意味を。会長の真意を。いい機会だった。
どうしてこうも打ちきるのか。そこには雑誌の活性化、質の向上とは別の意図があるように思える。
例えば、薔薇などでもそうだが、美しく咲かせるために、周りの余分な蕾は切り取ってしまうことがある。
栄養を無駄にとられないようにするためだ。そうすれば、その薔薇は美しく真っ赤に色をつける。これが間引きだ。
だが、雑誌はそういった単純なメカニズムではない。
本当に雑誌を活性化させるのなら打ちきりをしたあとは、新連載を用意しなければならないし、過度の間引きは悪影響だ。
連載しているものは打ちきりに怯えなければならない。それでは、安心して名作をつくりだせるわけがない。
出版社と作家には、信頼という絆が必要なのだ。それなくして安泰などない。
だが、私が考えるまでもなく会長はそんなことはわかっているはずだ。それなのに敢えてこういったことをしている。その意図はなんだ?
わからない。会長の思考回路はさっぱりだ。



私は苦笑する。会長の考えを理解しようとするのはとうに放棄したはずなのだ。無駄なのだから。
別のことを考える。一番始めに、会長からここに住めと言われた時は気が遠くなったものだ。
もうあれからおよそ20日たつのか・・


初めて彼等に会ったときの挨拶もすごかったな。まさにショックの連続だった。
いや、ちょっと待てよ。あの時、食堂での一番最初の面会の時に、なにか大事なことを聞いた気がする。私は考える。
思い出せない。なんだったかヒドク重要なことを・・・それは当然のことなのだが、とても大事なことのはずだった。
だが、その記憶は、もはや忘却の海の元に深く沈みこんでいて掘り返すことができなかった。
僅か19日ほど前のことなのに、遥か遠い昔のように感じる。

まぁいい。忘れるということはどうせたいしたことじゃない。
そう思った私は、セブンスターを取り出して、口にくわえた。そして火をつけるべくズボンのポケットを探る。




54 :三月十九日:03/06/28 01:21 ID:???



「どうぞ」


そう声がしたかと思うと、ライターをつけた誰かの手が肩越しに出てきた。誰かはすぐにわかったので、私は黙って火をもらう。
肺の奥にまで、煙を入れて、一思いに吐き出す。灰色の煙は、黒に飲みこまれて、飛散してあっという間に消えた。

「皆は、いいのか?」
私はもう一度肺の中までゆっくりと煙を吸い込むと、ようやく声をかけた。自分の声は何故か幾分掠れていた。
「ええ、もうみんなすっかり酔っ払ってリビングで寝ていますよ。」
ロランは、私の隣に座ってクスクス笑いながらそう言った。その顔は、月に照らされていてハッとするほど美しかった。


暫く他愛もない話をした。
キースがどうなっただろうか、すき焼きはちょっと失敗だったなとか、あのゲームは難しかったとかだ。
ロランは楽しそうに相槌を打ち、その間に、私は五本のタバコを吸いながらそう言った会話を続けた。
だが、頭の中では、全く別の考えが私を支配していた。
彼が消えるならば、その前にあらかたのこと、例えば赤棟のことなどを聞いておきたい、と思っていた。
向こうの管理人は何者で、何をしていて、あそこはどういった目的のもとに存在しているのか、其れを聞きたかった。
またと無いチャンスだった。どうも皆のいる前では、こういったことは聞きにくいのだ。
だが、それは余りに冷たいだろう。まるで、用済みといわんばかりの扱いをするのはさすがに心が痛む。
こういったときには、慰めの言葉をかけるのがいいのかもしれなかったが、なんといっていいかわからなかった。
それに・・イザークがさっき私にいった、何もわかっていない、とは一体何をさすのだろうか。



55 :通常の名無しさんの3倍:03/06/28 01:27 ID:???
 

56 :三月十九日:03/06/28 01:29 ID:???

「管理人さん?」

私が黙ってしまったので、不思議に思ったんだろう。そう呼びかける声がした。
私は顔をあげた。ロランの顔は私のすぐ目の前にあった。
「いや、なんでもない。そういえば赤棟の彼とは話をしたのか?」さりげなく、私は話題をかえて聞く。
「え?あぁ・・はい。話しましたよ。今日の昼間に向こうにいって会ってきました。」
ロランは不思議そうにそう言った。
口から漏れる息がかかるくらい近い。息は風邪をひいているかのように熱く、ほのかにアルコールの匂いがした。
かなり飲まされていたから無理もない。
酔いが本格的にまわってきたのだろう、身体が弛緩していて、目も長い睫毛が影を落とすように伏せられていた。
銀色の髪は月の光をつけて相乗的に光沢を増していたし、首筋にかかる髪が色気を増していた。
「キースにもあったのか?」
「はい、その後いってきました。なんとか無事なようでホッとしました。」
「へぇ。無事だったのか。そいつはよかったな。てっきりミンチにでもされてるかと思っていたよ。
それにしてもあそこの店主は不気味だな。味がいいだけに不思議だよ。」
「娘さんがいて、その人が手伝っているかららしいですよ。」ロランがそういってまた笑った。
首もとのペンダントが白くきらきらと輝いて見えた。

それからまた暫く他愛もない話をした。

「そういえばロラン君、好きな女性とかいないのか?」
10本目の煙草を吸いながら私は、ふとそういったことを聞いてみた。そういえばそういったことを聞いたことが無かった。
私自身はセイラマスの姿を思い浮かべた。あの金髪の髪、凛とした姿。瞳。
彼女のことをまだほとんど何もしらないが、それだけに余計惹かれているのかもしれない。謎な女性とはそれだけで魅力がある。
「好きな人・・ですか・・あこがれている人はいます・・よ・・」
酔っているので語尾がどうも断続的に、途切れがちになってきていた。
「そうか、それならココを出れば、会いにいけるな。よかったじゃないか。」
そろそろ戻った方がいい。そう判断して、私は立ちあがる。ロランは、そろそろ寝かせた方がよい。
彼の肩を抱いて、立たせようとしたが、無理だった。もう足に力が入らないらしい。
まるで柳の葉のように、ぐったりとなっていた。
仕方が無いので、彼を背中におぶさっていくことにした。これ以上ここにいたら風邪をひいてしまう。
ロランは恥ずかしがっていたが、まさか置いていくわけにもいかない。強引に背負うと、思った通り彼はそんなに重くなかった。


57 :三月十九日:03/06/28 01:42 ID:???

「いえ、きっともう会えません・・だって・」
ロランが背中でそういうのが耳元に届いた。
「だって・・なんだ?」
私は、慎重に足を進めた。月が出ているとはいっても足元はやはり薄暗いし、ロラン君を抱えているのでこけたら大変だ。
アスファルトの堅い感触をスリッパの下に感じながら、背中にはロラン君の体温を感じた。

「いえ・・なんでもありません」
ロラン君はそういった。風が強く吹いた。
後ろの茂みの方からはカサカサと風に葉が擦れ合う音がしていた。
もう会えない?それはどういう意味なのだろうか。

寮に入る前に、私はロランを背中に背負ったままなんのきなしに月を見た。
途端に、私は激しく心を打たれた。其れは一瞬の私の気の緩みに付けこんで、眠っていた私の官能を揺さぶった。
見るものの魂を奪うかのように美しい弧月がそこに在った。真空の闇の中に鮮明な淡い光を放っているその存在。
それだけではない。さらに其処に、一匹の蝶がひらひらと舞っていた。私の頭上の辺りを。
まばゆい月光を背負って、優雅に舞うその姿は実に幻想的で、光りで其の薄い羽根が透き通っている。
その幻惑的な光景に私は魅入られた。蝶は今この瞬間では、美の象徴ノ如きもので、普段目にする蝶という単語の持つ日常性からは乖離していた。
それはアゲハチョウ、やモンシロチョウといった単語から想起される蝶ではなかった。あたかも別種のモノ。存在。・・・
たとえ様がないが、もしもたとえるなら完全な水晶のような美の純粋性をもっていた。
周りは完全な沈黙に包まれていて、其れは回転している独楽が静止するほんの一瞬にだけ、発生する完全な静止のような。
あの独特の、他に類をみない種類の沈黙。そういったものが確かに蝶と我々の間にあった。
私は微かな眩暈を感じた。

「月光蝶・・」

背中のロランがそう呟いた。蝶はその場で、哀しげにワルツを踊っているかのようにその場で舞っていた。
どこか狂っていて、どこか正気にみえた。私は飽きるともなく、それを見つめた。肩にロランの髪が触れた。
蝶は、やがて月の光から逃れるように、闇の中にその身を沈めて、見えなくなった。
暫くその場で待ってみたが、蝶はそれきり姿をあらわさなかった。
「・・いなくなっちゃいましたね」

ロランが何処かほっとしたようにそういった。

58 :三月十九日:03/06/28 01:45 ID:???



寮に戻ると、そこにはある人物が待っていた。だが、それは私の推測の範囲内だった。
当然といっていい。彼が待っているのは、地球が回転しているのと同じくらい当たり前のことだ。

グエンだ。彼は、満面の笑みで其処で、腕を組んで仁王立ちしていた。私達の様子をみるとその切れ長の目を細めた。


「約束の時が来たようだね。ローラ・・」


私はまるで眼中になく、彼は背中のロラン君だけを見据えてそう言った。顔はこれ以上ないほどに笑っている。
そこには有無をいわせぬ迫力があり、積年の思いを果たせる男の絶えがたい歓喜が含まれていた。
身体が興奮のためか、小刻みに震えている。彼は、そういえば酒を一滴も飲んでなかったような気がする。
苺の話を聞いたのは一昨日だったが、今思うとあれは、これの予兆だったのかもしれない。
四月九日にかわした約束。それを履行してもらうためにグエンは今、私の前にたっていた。

「それじゃ、ローラ・・いこうか?」


彼は私からロランを奪うように、手に抱くと、彼を抱えたまま階段を上り始めた。
私はその後姿に声をかけることも出来ずに、ただ其れを見送った。それは私が口を出せるようなものではなかった。




59 :三月十九日:03/06/28 01:52 ID:???

今日の日記はここで終わりだ。
その後、私は、そのまま部屋に戻って、サイモンアンドガーファンクルを聞きながらこれを書いている。
サウンドオブサイレンス。沈黙が癌のように忍び寄ってくる、という歌だ。私はこの歌が好きだ。
詩がいい。彼の詩には、全体的に忍び寄るものに対する諦めを含んでいる。運命とはそういうものなのだ、と私に教えてくれる。
曲をききながら目を閉じる。闇は私のすぐ側にある。そのまま畳に寝転がる。
ガンではないが、其れに似たものが私達に迫ってきている気がする。なにか取り返しのつかないことだ。
其れは単なる直感に過ぎないが、私は経験上そういった感性を信じることにしている。何かが起きつつあるのだ。
もしくは、既にそれはもう起こっているか、そのどちらかだ。
だが、どちらにしても私がここから離れるという選択肢はない。会長の真意が知りたいのだ。純粋に。
そのためにたとえ取り返しのつかないことが起きるとしても。

ペンを弄びながら、何をするでもなく、ただレコードが回転するのをじっとみながら思う。
レコードの針は、回転盤をなぞりながら終末点まで、掘られている溝に沿って動いていく。終点は決まっている。
針が置かれた瞬間から、既に決まっているのだ。

それでは、この滑稽な連載劇は、何処に向かって回転しているのだろうか。針は降りているのだろうか。
サイモンの甲高い、それでいて何処か脆さを感じさせる美しい歌声を聞きながら、私は、そう思った。
終わりには、何がまっているのだろう。消えていく住人には、何があるのだろう。
それを知ることができるにはまだ時間がかかりそうだ。知りたいような、知りたくないような複雑な気持ちになる。
煙草を新しいのに火を付けながら、そういえば今ごろグエン達はどうなったかな、と考えた。
そして食堂にいる皆を思い出して、明日の原稿は出来ているのか不安になった。

最終的に一人残るのだから、あと七人消えることになる。
消える人数をカウントしていると自分がまるで死神になった気がする。だが、これは下らない感傷だ。
煙草を灰皿に擦りつけて火を消す。自分が苛立っていることに気が付く。それは焦燥感に近いものだ。
立ちあがって電灯の紐を引く。部屋は暗くなる。縁側のガラス戸から僅かに月の残光が入ってくるだけだ。

畳に残る光の線を見ながら、私はふと思った。


一体自分は何を管理しているのだろう。そう思った。
(一九日目終了)

60 :通常の名無しさんの3倍:03/06/28 01:57 ID:???
お疲れ様です
音楽には疎いので曲名を聞いてもぴんときませんが、
努めてタイトルを覚えていつか聴いてみようと思います。

あと7人、、先は長いですね
謎もじっくり楽しませてもらいます

61 :通常の名無しさんの3倍:03/06/28 03:49 ID:???
>>1
週末更新なのか・・・

62 :ほげら〜:03/06/28 06:00 ID:???
>>1
ロラン消えちゃった。
1さんのお気に入りに見えたのに…。

63 :通常の名無しさんの3倍:03/06/28 13:15 ID:???
伏線探しに前スレから読み返した人の数→(1)

64 :通常の名無しさんの3倍:03/06/28 14:47 ID:???
>>63
読み返そうと思ったけど面倒なので止めた人の数→(1)

65 :通常の名無しさんの3倍:03/06/28 17:20 ID:???
もしかして・・・ドナドナの先には黒い展開が待ってるのかな?

66 :通常の名無しさんの3倍:03/06/28 19:28 ID:???
まぁ、カイジ程度の黒い展開なんだろうな。

67 :通常の名無しさんの3倍:03/06/30 19:58 ID:???
伏線探しに前スレから読み返そうとしたら>>63が誤爆しているのに気付いた人の数→(1)

68 :通常の名無しさんの3倍:03/06/30 22:57 ID:???
;゚д゚) <前スレの誤爆は63へのレスであって63自身じゃないらしいよ…



                       Σ(゚Д゚;エーッ! わざわざ主張することか!

69 :通常の名無しさんの3倍:03/07/01 16:11 ID:???
ロランが消えたのにショックを受けている人の数→(1)
けれど、ロランに投票しなかった人の数→(1)

70 :通常の名無しさんの3倍:03/07/02 23:28 ID:???
前スレと1さんに乙。

71 :通常の名無しさんの3倍:03/07/03 15:56 ID:???
このスレってsage進行?俺てきには、適当に上げといたほうがええとおもうんやけど。
てなわけで、勝手にアゲ。

72 :通常の名無しさんの3倍:03/07/03 19:14 ID:???
前スレの打ち切り作品、面白すぎ。

73 :通常の名無しさんの3倍:03/07/03 21:16 ID:???
>>71
sage進行中だよ。
荒らしが来て、1さんが書く気無くされたら大変困るので。
皆に宣伝したい気持ちは解るが、ageんでも良スレの噂は自然
と広がっていくから大丈夫。

74 :通常の名無しさんの3倍:03/07/03 21:23 ID:???
>>72
打ち切り・・・?
今まで打ちきりになった作品はないと思うけど・・・

75 :通常の名無しさんの3倍:03/07/03 22:01 ID:???
>>74
前スレ読んでみ。没作品があるから。

76 :通常の名無しさんの3倍:03/07/03 23:46 ID:???
74ではないが、もょもとワロタ
しかもなにげにハカブサの剣装備だしw

77 :通常の名無しさんの3倍:03/07/08 16:04 ID:???
保守

78 :71:03/07/09 12:00 ID:bJrbmivN
>>73
そうか?けど、5日間も誰も書き込んでないやん。人いんの?
とやかくいういわけじゃねーけど、ageたほうがええと思う。700近いし。
ただ上げるだけじゃつまらんから、点呼でもとってみよーぜ。
まず俺から1。ちなみに第二回の終わりごろに発見していらい読んでるyo


79 :71:03/07/09 16:02 ID:bJrbmivN
ブライトとロランがハァハァしてるころから読んでます。

80 :71:03/07/09 16:03 ID:???
あら?それは1番最初no

81 :通常の名無しさんの3倍:03/07/09 16:16 ID:???
>>71
もちつけ。
ロランとブライトがハァハァしてたのは、1番最初の大会のやつだが?
あと、基本的に>>73のいうとおりsageでいけ。
そーゆー俺は最初の頃からこのスレに潜んでいるが。一応、2ダ。


82 :通常の名無しさんの3倍:03/07/10 09:03 ID:???
名無しが点呼取ることに意味は全くない。
しかもこのスレならある程度の人数がアンケートからわかる。

1さんの続きが読めれば何でもいいんだけどな。

83 :通常の名無しさんの3倍:03/07/12 22:52 ID:???
ほっしゅ

84 :通常の名無しさんの3倍:03/07/13 23:41 ID:???
前スレが落ちても、それでも保守

85 :通常の名無しさんの3倍:03/07/14 22:13 ID:???
もしかしてこのスレは見捨てられたのか

86 :通常の名無しさんの3倍:03/07/15 00:32 ID:???
それはない。1さん、書くペースはスロー気味だから。
しかし、今の調子で行くとまたダーク路線に突入しそうな気がする。

87 :山崎 渉:03/07/15 09:32 ID:???

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

88 :通常の名無しさんの3倍:03/07/16 07:01 ID:???
保守の頃合いがわからんので早めに

89 :1:03/07/16 23:37 ID:???
みなさま、お久しぶりです。保守どうもです。
書くペースが遅くてすいません。。
実は、数日前パソコンが壊れてしまいまして、データがすべて消えちゃいました。
(今もこれは、ネットカフェで書いてます。)

それで前スレのデータがどうしても必要なのですが、落ちてしまったみたいなので
どなたかもっていたらアップしていただけると助かります。
パソコンが直り次第、またマターリ書いていきますのでよろしくお願いします。

90 :通常の名無しさんの3倍:03/07/17 00:35 ID:???
かちゅ〜しゃのdatをうpしてみます。
たぶん他の2chブラウザでも読みこめるかと。

http://nyamco.ath.cx/nyamco/files/1058369434.dat
消えないうちに右クリックで保存してください。
ファイル名変っちゃってるけど、元ファイル名は1047130602です。
(ファイル名意味あんのかな?)

では、1さんが再びマターリと書き始めるのをマターリと待っています。

91 :1:03/07/17 03:03 ID:???
>>90
アップ有難うございます。ほんとに助かりました。
早速フロッピーに保存させていただきました。これで続きができます(泣)

ダーク路線に入るかどうかはともかくとして、
この第三回は、話の筋がかなり複雑に入り組んでいます。
前の二回とはだいぶ違う路線を目指してますので・・最後まで読んでもらえれば幸いです。
早ければ一週間もしないで戻ってこれると思ってます。
それでは・・



92 :通常の名無しさんの3倍:03/07/17 08:29 ID:???
>>91
ゆっくり待たせてもらいますよ

93 :通常の名無しさんの3倍:03/07/18 02:38 ID:???
>>91
1さんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
データ戻って良かったですね!(書きかけは消えちゃったかも知れませんが)またーり待っているのでがんがってくださいね!

94 :通常の名無しさんの3倍:03/07/19 02:04 ID:???
来週末くらいには続き読めるかもという期待とともに保守

95 :通常の名無しさんの3倍:03/07/20 00:02 ID:???
すいませんが下がりすぎなのでageときます

96 :だがね死ね:03/07/20 13:40 ID:???
              γ⌒/^^/^-
               ,ゝ`/~ /~ /~  /⌒ 
           _  〈(_|  | |~  |~  /^ )
            (/~ /~ /~ /~ ~ /~ /^\
           ()/)/~ /~ |~    .|~ |~ |~ /)
           へ^〈,|,,、,,|,,、,,,,,|~,,,,、〈~,, 〈~ /⌒|)\
          |:::::::   ゛  ゛          ,,,,;;::'''''ヽ
          |::::::::      ,,,,;;:::::::::::::::       __ ヽ
          |::: "   __    ::::     <'●, |
         ┌―. - '"-ゞ,●>   ::::::...         |  
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           \\/.                   |
             \_ヽ.        __,-'ニニニヽ .  | 
..                ヽ.        ヾニ二ン"  / ぼくガノタ
                \               /
                 |              |
                 |              /
                 ヽ\             /  
                  l  `ー-::、_       ,,..'|ヽ. 
                 :人      `ー――'''''  / ヽ
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だから
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( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
るんるんらんらん♪

97 :通常の名無しさんの3倍:03/07/21 11:55 ID:???
ほしゅ

98 :通常の名無しさんの3倍:03/07/22 13:39 ID:???
ほしゅぅ

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